2014年8月31日日曜日

元気です!!


随分更新しませんでした。

バタバタしております。


数日前に、大学時代の友人がガンで亡くなりました。

そんなに親しい付き合いをしていたわけではないのですが、

何だか、エネルギーを失ったように感じています。

加えて、愛犬ピースが弱ってきてまして、

あのピースが食事を受け付けないということで、

なんかショックです。


でも、元気です。


本日より、東京・和歌山5連泊の旅です。

皆さん、無事を祈ってください。

2014年8月24日日曜日

人を理解するために、、、


昨日は神戸市北区のケアマネジャー連絡会の研修でした。

テーマは「アセスメント」

専門的には課題分析のことですが、

ベースにあるのは人間理解だと感じています。


よくいわれる「全人的理解」

身体的、心理的、社会的、霊的存在としての人を

理解していくこと。

その過程で、その人の悩み、喜び、力、思い等々が分かってきて

支援者としてどのように関わるのか

ということが見えてくるのだと思います。


さて、

そういう風に人を理解するには

相手に語ってもらえねばなりません。

傾聴といいう作業も

相手が話してくれてこそのものです。


ということは、相手に

「この人になら話してもいい」

と感じてもらえなければならないのです。


人を理解するためには

相手を受け入れる以前に、、同時に、、、

「相手に受け入れられるか」

という段階があることを知っておかねばならないと思います。

2014年8月21日木曜日

ネットワーキングのためには個別援助の視点が必要


今日は午後から

神戸市の地域福祉ネットワーカーさんの事例検討会でした。

はじめての取り組みということで

最初に少し事例検討会についいてお話しをさせていただいて、

検討会に入りました。


ネットワーカーさん方は

社協関連のソーシャルワーカーさんで

しかもベテランさん、中堅さんです。

なので検討会自体はもちろん破綻することもなく

ルールを守りながら進みました。


最期の感想の中で

「ネットワーカーなので個別支援ではなく

地域の資源をどのようにつなぐかという視点が重要・・・

最終的にはそこに辿り着いたので、、、」

のようなコメントがあったのですが、

実際の現場では

ここからはケースワークで

ここからはコミュニティワークのネットワーキングって具合に

線を引くことは困難なケースがたくさんあります。


個別支援をしようとすれば

チーム形成は必須ですし、

チームを作るということは

多職種連携は当然となります。

ネットワーキングの前段にこのプロセスは欠かせません。


個人の生活支援をするときに

個人の生活に関わる多面的な見方が必要になって

そこには当然多くの専門職や地域との繋がりが出てくる。

そういった事例を多く積み重ねてきたときに

組織としてのネットワークが形成されるのです。

この取り組みは一朝一夕にはできないことも

知っておく必要があると思います。

2014年8月20日水曜日

苦情って云うのは事例です。


今日は、

滋賀県社協の運営適正化委員会の事務局の方と打合せでした。

9月にある福祉施設等の第三者委員に関する研修会。

昨年度、奈良で行った研修を滋賀県でもということでした。

今回オファーいただけたのは、

私の

「苦情というのは事例なんです」という発想だそうです。



「苦情」

できるだけ避けたいし、

万が一起こった場合には

できる限り穏便に処理したい。

そう、

苦情処理です。


この際の処理というのは、

苦情を申し立てている人の怒りを鎮めるために

対応(対処)するイメージでしょうか?

それだけでは

また同じような苦情につながるかもしれません。


よく「苦情から学ぶ」ということがいわれますが、

苦情のあったケース(事例)について

振り返る必要があります。

事例検討会です。


苦情が来るということは、

こちら側のケアが相手方の期待するものとズレたからと考えられます。


その事例を振り返ることがケアの向上につながります。

「苦情」が起こっているところは「事例」そのものなのです。

基本を大切に、プロセスを丁寧に。


昨日は、

兵庫県介護支援専門員協会東播磨エリアの

“気づきの事例検討会”オープン研修

チーム気づきの講師メンバーによる公開事例検討会でした。

全体進行と事例検討者として参加させていただいたのですが、

そこで感じたこと。


やはり、

基本的なことを学んでおくことと、

それを大切に実践しようとすること。


事例提出者の方は、

自身の実践を正直に振り返り

オープンに語れること。


事例検討者は、

提出者の方のひっかかりに寄り添いながら

事例の登場人物(殊にクライアントシステムに関係する人)や

流れを丁寧に振り返る作業をいとわないこと。

真摯に事例と事例提出者に向き合い

思い込まずに確認していくこと。

事例提出者の課題を紐解くために、

常に共に考える姿勢を崩さないこと。


司会者は、

会の流れを感じながら

要約し、メンバーが一人として置き去りにされず、

走りすぎる人も作らず、

常に事例提出者に意識の流れに沿った形で

会議を進行していく。


そういったことが、

ルールが守られている検討会だったと思います。

そして、

検討を進めていくプロセスこそが

学びの場であり、時間であることを

再認識した研修会であったと感じています。


ご準備いただいたエリアの推進委員の皆さま、

事例を提出いただいたKさん、

急な使命にもかかわらず司会を快諾くださり

受講生に「これぞ司会」というお手本的な進行をされたKさん、

いっしょに検討に加わったメンバーの皆さま、

本当にありがとうございました。

2014年8月18日月曜日


今日、晩のお仕事でお喋りしながら思ったこと。



何故、

「人を支援する仕事を選んだのか?」

初心、

とても大切なこと。


「今、何を目標に仕事をしているのか?」

もっと大切なこと。


自分は

何処を見据えているのか?

2014年8月17日日曜日

人間の努力の域を超えて、支援はできないことも、、、


昨日に引き続き

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」より

後半の部分


東ニ病気ノコドモアレバ

行ッテ看病シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ

行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ

行ッテコハガラナクテモ

イイトイヒ

北ニケンクワヤソショウガアレバ

ツマラナイカラヤメロトイヒ


ヒデリノトキハ

ナミダヲナガシ

サムサノナツハ

オロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ

( 後略 )


この東西南北でのできごとでは

道具的サポートを試みていますが、

日照りと冷夏に対しては

涙を流すことと

おろおろ歩くことしかできない。


対人援助職者も

この辺りの見極めをしっかりとして、

最終的には

祈ることしかできない場合もあることを

知っておくことは大切だと思います。

2014年8月16日土曜日

サウイフモノニ ワタシハナリタイ


またまた、5日ほど更新しませんでした。

実は、11日の晩に兵庫を出発して

12日の朝に鹿児島に到着。

15日の晩に鹿児島を出て、

今朝方、兵庫に戻る。

両親が鹿児島にいるので

いわゆるお盆の帰省でした。


両親が鹿児島に戻ってから21年、

毎年のことなので、

最近は、あまり観光するわけでもなく

のんびりと過ごします。


今年は、14日の日に

かごしま近代文学館に

特別企画展
「宮沢賢治・詩と絵の宇宙」
~雨ニモマケズの心~
雨ニモマケズ

の詩は、とても有名なもので、

私も大好きなしですが、

特に、さいごの

「サウイフ
     モノニ
 ワタシハ
     ナリタイ」

という部分が好きです。


賢治は、亡くなる数か月前に

手帳にこの詩を書いたと言われています。


自分の目指す自分

最期までそのことを心に描いていたのだと思います。


自分自身が「どういうものになりたいか?」

このことを明確に言語化できる人は

やはり強いと感じます。


われわれは

そのことを言語化しづらい人の

「サウイフモノ」を共に目指す人なんだということを

そして自分自身の「サウイフモン」を目指す「自己実現」ということを

改めて感じた一日でした。


2014年8月11日月曜日

「共にある時間」を感じること


前の更新から5日がたってしまいました。

この間、

木曜と金曜は、

大分県でケアマネジャーの専門研修Ⅰ

「ケアマネジメントプロセス」3時間と

「対人個別援助技術」講義2時間・演習7時間を担当し、


土曜は、

午前中SV面接と晩方に西神戸混声の練習


日曜(昨日)は、

大阪に演劇、真珠座の講演を観に行き、


アクティブに動いておりました。


大分の学びの時間は長いだけでなく

濃いものであったと感じています。

それは、

講師である私もテーマについて、

楽しく学び、実践に結び付くことをイメージしてお伝えしましたが、

それだけでなく、

140名あまりの受講生が前向きに取り組んでいただけたからです。

共にある時間でした。


SV面接でも私はバイジーさんの言葉に耳を傾け

バイージーさんは私の言葉に耳を傾け

お互いがテーマについて真剣に向き合うことのできる時間でした。

共にある時間です。


コーラスの練習も

指揮者である私と歌い手さんが

一つの音楽を作るために向き合う

共にある時間です。


演劇という表現空間も

演じる人と、見る私とがいる

そこのところの関係性であることを感じました。


この共にある時間の質をたためていくことに

プロとしての在り方が問われているように感じました。


対人援助という仕事も

まず、

共にある時間をお互いに感じる

関係性を作ることが重要であると思います。

そのための理念、基本的な知識や理論、専門性であると思います。

2014年8月6日水曜日

資格更新のための研修


昨日は、

和歌山県の専門研修Ⅱ施設コースでした。

開口一番

「更新のための研修ですがモチベーションは高いですか?」

と尋ねると

「・・・・・」ですよねぇ、、、

って感じでした。


でも、

午前中基本的なお話し(本来の目的や目標、ポジション等々)をして、

午後から、演習を通して事例の振り返りを行うと、

受講生の皆さんは結構前向きに取り組み、

グループワークでも活発に意見交換されています。


やっぱり現場で“いい仕事”したいねや!

ケアマネジャーさんは腐ってません。

少なくとも前向きに利用者さんの福利を考えている人もたくさんいます。


資格を更新するための研修と聞いて

一瞬モチベーションが上がらなくても

演習をすれば対人援助職としてのプロの一面が顔を出します。


基本的なことを振り返り、

それを実践の現場で生かすことを意識すれば、

レベルだってまだまだ上がるはずです。


更新の研修だって、研修の機会に変わりはないのですから

生かすも殺すも受講生しだいの部分もあります。

さあ、明日明後日と大分県で専門研修Ⅰです。

楽しく有意義な学びの時間となりますように(祈)

2014年8月4日月曜日

プロとは

つぶやき

プロフェッショナルで大リーガーの上原さんが云ってました。

「プロとは完璧ではなくて、納得して仕事をしているか」
言葉は少し違うかもしれませんが、プロの仕事をある意味、いいつくしています。

最後は、

「できている」と、いえるかです。

そう、有る意味プロとは「自分はできている」と云えることだし、違う意味では、「まだまだです」と云えることなんです。

さあ、どうでしょうか?


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2014年8月3日日曜日

絶対に置き去りにしてはならない人


今日は、

兵庫県介護支援専門員協会の

“気づきの事例検討会”支部推進員研修でした。


午後からの演習で、

事例提供者の課題に寄り添って

事例を振り返るための演習をしました。


事例を振り返って、臨床像を深めていくわけですが、

その際、その事例で何を検討するのかが

明確になってこないと

質問の出来ないわけです。


ところが、

先に自分の視点で質問を考えてしまうのです。

ある意味、検討する側だって専門職ですから

致し方ないのですが、、、


あくまでも

事例提出者のひっかかりに沿って

事例を振り返る必要があるのです。

主役である事例提出者を置き去りにして検討することはあり得ません。


利用者さんの支援をしようとするときに

利用者さんを置き去りにしていないかということと

同じことなんです。

少しできたこと


自分の

少しできたことを

褒めてあげてください。


当たり前のことができたとき

すごいねぇ。って

云ってあげてください。


その積み重ねが

その人の

成長につながります。

だから

褒めてあげてください。


少しできたことでも!

2014年8月1日金曜日

社会資源を調整することは手段


昨日に引き続き、ケアマネジャーさんの更新研修。

本日は、プランニングの講義演習でした。


介護保険制度では

ケアマネジャーが収入を得るためには

ケアプランに介護保険制度の

指定サービスが位置付けられていなければなりません。

ということは、

介護保険制度以外のフォーマルな支援や

インフォーマルなサポートによるプランを立てても

ただ働きということになります。

この仕組み自体は、大きな欠陥だと感じます。


ただ、

だからと云って、

ケアプランを作成するときに

先に社会資源が決まっていることはあり得ません。

なぜなら、

ケアマネジメントが担う役割は

クライアントの課題を解決するための社会資源を調整することだからです。

決して既存の社会資源にクライアントを当てはめるのではありません。


社会資源は、課題を解決して

クライアントの目標とする生活につなげる手段です。

このことを忘れてはならないのです。