2016年12月30日金曜日

ブログの年末年始お休みのお知らせ

今日は、、、今日も、和歌山のお家でのんびりと過ごしました。

ケアマネジャーの雑誌を読んだり、楽譜を見ながら、ステージでの動きを考えで見たり。

年末年始、明日から三が日の間  ブログ  お休みしますね。

2016年12月29日木曜日

基本的なことの繰り返し。

年末の帰省で和歌山市の連れ合いの実家に来ています。

いま、テレビを見ていたら、ジャニーズの平成ジャンプが5歳の男の子に自転車の乗り方を伝えている企画をやっています。
それも直接会って教えるのではなく、自転車の妖精役になって、声だけで❗️

その男の子が素直なこと。
妖精の言う通りに、転んでもあきらめず、繰り返し練習をして、
3時間で、
あっというまに乗れるようになります。

妖精とのお別れの映像に、稲松おじさんは目をウルウルさせてましたが、、、

教えられた基本を繰り返すトレーニングは大切です。あきらめずに、少々失敗しても、繰り返す。
そうするとできるようになるのです。

面接だってそうなんです。
そうなんです❗️

2016年12月28日水曜日

年末年始もお仕事の看護/介護職の皆さん、応援してます。


今日は、28日で官公庁は御用納め。

私は、昨日の面接が本年の仕事納めでした。


施設で仕事をしていた頃は、

年末年始も関係なく、

1年365日ほぼフル稼働でした。


生活施設で仕事をすると言うことは、

土日やお盆、年末年始は関係ありません。

だって、利用者さんの生活は休みがありませんから。

土日やお盆・年末年始だからといって、

食事も食べなければなりませんし、おトイレにも行きます。

介護という仕事はそういうものだと思っていました。


30年前は、休日出勤やサービス残業は当たり前で、

自分自身も当たり前と思っていました。


それも今は昔、

介護の仕事をする人も休息は必要です。

当たり前のことですが、

労働者の権利として、週40時間の労働時間など

他の仕事をする人と条件的には同じはずです。


ただ、実際は色々あって

利用者さんとゆっくりお話ししたければ、

勤務以外の時間になってしまうのは業界の常識だったりもしますが。

本当にしたい「利用者さんに寄り添う」ことをしたければ、

人も時間も圧倒的に足りないからです。

看護や介護は作業ではありませんので、

相手のペースに合わせようとすると

時間では計れないところが大きいのです。

その辺りのことをなかなか分っていただけないようで、、、

現場は、そのことに疲弊している場合が多いのですが。

報酬を上げれば人が来るという問題ではないのですよ。


私は、施設を辞めてから、

年末から和歌山の連合いのご両親おところに行き、

一昨年、父が亡くなったので、

昨年からは、正月早々に鹿児島の母のところに行く感じです。

異動は大変ですが、それなりの年末年始ホリデーです。


看護介護業務に従事しておられる皆さま、

何お力にもなりませんが、応援しています。

いい仕事をしてくださいね。

2016年12月27日火曜日

映画「ビリギャル」に観る、ケアマネジメントの視点



昨日はスマップの特番を見ていて、

裏でやっていた「ビリギャル」は録画していた。

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話し」


公開当時も気にはなっていたけれど

毛曲劇場には行けずじまいで泡っていた。

今日、録画でしっかり観ました。


感動しました。

最近とみに涙腺の弱いおじさんは、

途中から、するするの連続で、、、

やはり劇場に遺憾で良かったかなぁ。。。と思うほどでした。


感想は、「工藤さやかさんの頑張りもすごいけれど、

坪田先生が素晴らしい」


生徒1人1人の個性に合わせた向き合い方。

具体的な目標設定。

徹底したモチベーションサポート。

生徒個々の力を引き出していくやり方。

何よりも、あきらめない姿勢。


これって、

「個別化」「目標指向型マネジメント」

「動機付けの視点」「ストレングスとエンパワメント」

「人は変ることができる」という見方

ケアマネジメントに重なるよね。


そういう視点で観るのもありですよ!!


2016年12月26日月曜日

「投扇興」やはり丁寧を積み重ねることか、、、


今日はOFFでしたが、

10月に連合いが行ったイベントのお疲れさまの会(と称して)、

お友だちが遊びに来てくれました。


昼前から、お喋りしながら昼食を食べ、

シュークリームでお茶をしながらしゃべり、

爆笑しながらの楽しい時間。


そのお友だちが持ってきてくれた遊びが、

「投扇興(とうせんきょう)」

2メートルほど先の台の上に乗った小さな扇の的めがけて、

扇を投げて、その当たり方や最後の扇の状態で得点を競う遊びです。

これが、なかなか難しい。

的の小さい扇の上を通過したり、

勢いよく投げると当たっても投げた扇は先に飛んでいき

高得点にはつながらない。

まっ、私の場合、的に当てるのも一苦労でしたが、、、


一つ感じたことは、

やはり「平常心」で投げないと上手くいかない。

向かい合わせで対戦するのですが、

相手が得点を取ると、

「ようしっ、私だって!」と思うと

手先に妙な力が入って思ったようには投げられない。

そう、上手に投げようと思っても投げられず、

教えてもらった基本通りに丁寧に投げる方が、結果上手くいく。


そして、トレーニング必要と言うこと。

やはり「上手にやろう」ではなく「丁寧にやろう」なのでした。

2016年12月25日日曜日

聖なる夜に思うこと


今日はクリスマス。

朝方に、面接が一つありました。


日本ではクリスマスが年末の一大イベントとなり、

恋人たちにとって、大切な日のようですが、

皆さんご存じのごとく、

イエス・キリストが生まれた日です。


私、クリスチャンホームに生まれたもので、

クリスマスは、やはりイエス様の誕生日というニュアンスが強く、

世間ほどミーハーな気分にはなれません。

ましてや、

キリストは十字架にかかるために

この世に生を受けた。

ということであるので、

ただただ、おめでたいという気分でもないのです。

そう、厳粛に祝う日であると思っています。


これは、私の生活歴の中で、

家族(父・母・兄)とキリスト教との関係性でできあがってきた価値観です。


さて、クライアントがさまざまな訴えをする背景にも

その人なりの生活歴があって、

その中で、その人特有の価値観(「こだわり」といってよい)ができあがっています。

これは、クライアントその人自身が明確に意識している場合もあれば、

知らず知らずのうちに作り上げてきた場合もあります。

支援者は、その人のこだわりを理解しつつ、関わる必要があります。

だからこそ丁寧なアセスメントが必要です。


クリスマスイブやクリスマスの日に、

「メリクリ」って感じで馬鹿騒ぎする気にはなれない稲松を

その手のパーティーに連れて行っても喜ばないのと、

家族との関係をストレートに取り戻せないのは

結構、同じようなロジックがあるのかもです。

2016年12月24日土曜日

音楽は楽しむもの!(フラッシュモブ体験)


今日の予定は、晩のコーラスの練習のみ。

のんびりと過ごしました。

昨日は、午後から神戸三宮にあるホテル、

ケーニヒスクローネという有名な洋菓子屋さんがやってるのですが、

そのホテルのカフェでフラッシュモブに参加してきました。


フラッシュモブというのは、

街中とかお店などで、予告なしに音楽やダンス等を行うもので、

いわばサプライズです。

須磨区で活動しているコールフレンドという合唱団さんの企画でしたが、

希望有志参加で歌ってきました。


私は、Cafeの店員さんのコスチュームで

始まるまでは、普通に接客をしている体です。


ヘンデルのハレルヤコーラスを、

少しずつ歌い手さんが増えながら、

最後には50名を超える大合唱になるという企画でした。


大丈夫かなって思ってましたが、

店内のお客さんが笑顔で聞いてくださっていて

歌っている側も楽しい時間となりました。

そう、音楽は楽しむものなのです。


それでも、トイレに行きづらかったり、

お席がとれなかったりして、辛い思いをした方もおられたようで、

ここは素直に、ごめんなさい。

2016年12月23日金曜日

「向き合う」と「寄り添う」ということ


昨日は午後から、

西脇市の傾聴ボランティア養成講座の後、

晩方は、月1回の芦屋にある居宅介護支援事業所のGSV、

グループスーパビジョンでした。

帰りが遅かったため昨日のブログを書けずにいました。

今朝方には個人スーパービジョンが一つありました。


昨日のGSVは先月に行った事例検討会の振り返り。

事例検討会のやりとりを逐語録で丁寧に思い返します。


昨晩のGSVと今朝方のSVの共通点が二つ。

ターミナルケースという点と、

事例提供者の引っかかりが、

「クライアントやクライアントシステムにどのように向き合い、寄り添うのか?」

という点です。


「向き合う」と言うことはどういうことなのでしょう?

通常、「クライアント等の言動を受け止め、それに対してどのように反応していくのか」

ということでしょうか。

もう一歩踏み込んで考えて見ると、

「相手の言動を受け止めて、どのようにかにているのか」ということになり、

「自分自身は、どのように感じ、考えていて、どういう風に相手を理解するのか」

ということになるではないかと考えます。

要は、「向き合う」対象は「自分自身」ではないかと思うのです。

特にターミナルのようなケースでは、

自身の死生観が問われるために、

支援者としての引っかかりは深く重たいものであるように感じます。


では「寄り添う」とは、どのように捉えれば良いのでしょうか?

ただ単に、「そばに居る」と言うことではないようです。

このことについては、

月刊の「ケアマネジャー」中央法規の2016年の12月号(最新刊)で、

連載中の「事例で考える 相談援助のキーワード17『傾聴』」の中で

八木亜紀子さんが、

「(前略)『寄り添うの』の語源は、at their own pace、

彼ら自身のペースで、という言い回しだと思われます。

利用者のペースを尊重して、支援者はそのペースに合わせるという意味です」
(「ケアマネジャ-」vol.18_no.12 P.63より)

と書かれています。

なるほどと思いました。

と、同時に「実践は、よほどの意識がないと難しいぞ」

と思いました。


「向き合う」とは、自分自身と向き合う。

「寄り添う」とは、相手自身のペースの沿う。

これらの言い回しは、我々が通常考えているほど

簡単なものではなく、対人援助という人間関係の根幹につながっているものなのだ。

ということを、昨日今日の事例から再度学ばせていただいたように感じました。

2016年12月21日水曜日

「逃げ恥」がうける理由の一つ


昨晩、「逃げ恥」が最終回を迎えました。

連合いが「おもしろい」というので一緒に見ていて、

途中からは私自身もはまってみていました。


「逃げる恥だが役に立つ」というドラマ。

社会現象と言ってもいいだろうと思うくらいの人気で、

初回から視聴率も右肩上がりでした。

エンディングの「恋ダンス」も流行っていますが、

家事を労働としてみた場合の契約結婚という設定が

受けたのではないかと思っています。


最近でこそ、家事を当たり前に行う男性も増えては来ましたが、

それでもまだまだ多くの家庭で、女性がメインで担っているように思います。

この連綿と続いてきたジェンダーバイアスの課題の一つ、

介護問題でもまだまだ多くの課題を生んでいるように思います。


実は、介護を抱える家庭での問題でもあるのですが、

ケアマネジャー自身にとっても大きな課題といえます。

何故かというと、ケアマネジャー属性を考えるときに

かなりの割合で30~50代の女性が多く、

家事・育児をこなしながら働いている人が少なくないからです。


今後、「1億総活躍」というのであれば、

根本的にそこを解決する策を考えなければならないと感じています。

「逃げ恥」というドラマは「胸きゅん」で「おもしろい」

だけで流行っているのではないと感じますし、

そういう意味では、現代の必然とも思えます。


男性国会議員のどれくらいの方々が、普段から継続的に、

ルーチンとして家事をされているのか?

そのことも知らずに「女性の活躍できる社会」なんて口にしないでもらいたいものです。

2016年12月20日火曜日

介護支援専門員実務研修新カリについて、、、つぶやき


今日は午後から、

介護支援専門員実務研修前期演習講師説明会でした。


いよいよ年明けから始まるのですが、

実務研修のテキスト模擬事例の内容の繋がりが悪い。

「医療と介護の連携」とか「福祉系ケアマネジャーは医療の勉強を」

とかいう割に、事例の疾患と薬の内容が合わない感じがするし、

認知症の症状と要介護度にも違和感があるし、、、


兵庫県は、介護保険制度が導入されて間もない頃から

介護支援専門員研修のあり方(現:内容)検討委員会があり、

県の担当部局、県社協の研修部局、介護支援専門員協会が関与し、

講義のみならず、演習の内容等も常に話し合い、

綿密なシラバスをたてた上で研修実施をしていました。


今回も、新たなテキストを基に委員会を開かれ、

模擬事例の不整合等もチェックされていたので、

テキスト事例を基に独自に事例を作成し、演習を組まれていました。


以前にも、今回のテキストについて書きましたが、

自分の資料担当以外の部分も見てみると、

細かいところのやり方や、

いわゆるハウツーみたいなところに寄っているような気がして、、、

「それは要らない」とはいいませんが、

もっとケアマネジメントの型を身につけることが求められるように思います。


今後、介護支援専門員の受験要件が厳しくなり

狭き門となるようですが、、、

専門職を育てるのであれば、

大学受験もしかりですが、

入り口は広く、出口を狭くした方が良いのではないかなぁ。

と感じたりするのです。

2016年12月19日月曜日

違和感ボックス


先日、NHK朝一に

大ヒット映画「君の名は」のプロデューサー

川村元気さんが出演されていた。


プロデューサーで作家・絵本作家等の肩書きを持ち、

創作的なことを仕事にしている方である。

その川村氏は、

日頃から「違和感」を大切にされているという。


町中を歩いていたり、電車に乗っていて

他の人のことや、物や風景で「変だな?」

と感じたことを覚えておくそうである。


頭の中に「違和感ボックス」というのが合って

その箱に入れていくそうである。


この「違和感」に気づくと言うことは大切だと思う。


ケアマネジャーがアセスメントをしているときに

クライアントの訴えの語りの中で「引っかかり」を大切にするのと似ている気がする。っ?

「なぜ?」「あれっ?」ということ。

例えば「ヘルパーさんに掃除してもらいたいの」って言う場合に

「はいはい、ヘルパーさんに掃除してもらいたいのね」と

そのまま受け止めずに、

「なぜ、ヘルパーさんに掃除してもらいたいのやろう?」と引っかけることです。


対人援助職者にも「違和感ボックス」は必須アイテムのように感じました。

2016年12月18日日曜日

自分の面接を客観視する大切さ


本日も昨日に引き続き「ふわふわ~、ぼわ~っ」って感じが抜けません。

ずっとではないものの、気持ち悪いものです。

朝一の自治会の大掃除もお休みさせていただきました。(気分↘)


ただ、午前と午後に一つずつSV面接の仕事が入ってました。


おひとりの方が、自身が行った面接の逐語録を持参され、

振り返りをしたいと云うことで一緒に振り返りをしました。


いつものごとく内容は書けないのですが、

逐語録の途中で、バイジーさんの台詞の後に括弧付きで、ている

「(あっ、言ってしまった)」という箇所がありました。

その部分のことを尋ねると、

「さすがに、面接していて『言い過ぎてしまった』と思われた」たとのこと。

そこに続く台詞はクライアントの言動を受容し、

承認し直されていました。

ご自身で自分の面接を少し客観視できている証拠です。

大切なことです。


もちろん、否定的な発言をしないことの方がいいですが、

ネガティブな感情面も心の中に顔を出しますし、

コントロールできないときもあります。

その時に、客観的な自分が自信の面接を感じていると取り返すことが可能です。

そうです、面接はライブなので、

そのときその時で対応することが可能です。

今、テレビでサッカーの試合をしていますが、

一つのパスが通らなくても、違う方法でパスを繋ごうとします。

それと同じです。


次に繋げるには、そういう自身の面接に気づけている自分を認識(意識)することです。

そうすることで、次の時には情緒面を統制できる可能性が高まるからです。


こういったことは、自身の面接を振り返る経験を重ねることで身につきます。

本日のSV面接では、それ以外のところも丁寧に振り返り、

後、2つくらいの点で気づきがもたらされたようです。




過信は禁物


昨日は、

午後から赤穂にて「西播磨市民後見人交流会」

晩方は、西神戸混声合唱団の練習でした。

ところが、数日前から体調不良(ふわふわ感とぼわーっと感)がひどく

朝一で主治医のもとへ、、、

血圧のコントロール不良とのことで、、、

新しい薬を処方されたので、

しばらく様子を見ながら、

養生しながら仕事をこなして参ります。


過信は禁物ですね!



2016年12月16日金曜日

統制された情緒的関与

今日は晩方に大阪市生野区の特養で内部研修でした。

終了後「利用者さんに対して感情的になるのはどんなときですか?」と質問がありました。

施設を離れて6年、最近は利用者さんと言われる人と直接関わることはないのですが、スーパービジョン面接でバイジーさんに感情的になることはありません。(笑)
就職したての若い時には、利用者さんと言い合いしたこともありますが、、、

感情的に対応することはないですが、感情が動いているのを感じることはあります。
その感情がストレートに態度となることはない。と言うのが正確かもしれません。

それでいいと思っています。感情が動くことは制御できません。
できるのは、その感情に気づいてコントロールすることです。

それが統制された情緒的関与に繋がるのだと思います。

少しずつ、でも着実に

昨晩は、宍粟市のケアマネジャーさん有志の勉強会。
渡部律子先生の「『人間行動理解』で磨くケアマネジメント実践力」中央法規  をテキストに一章ずつ学んでます。
今回は「ストレスコーピング理論」

参加者は、毎回一章ずつ読んでレジュメを作成して集まります。
あみだくじで当たった人が講師役で研修します。

その後、分かりにくかった箇所などを「他の参加者がどの様に解説するか?」話し合ったりします。

皆んなが読み込んで来られますので自ずと深い学びにつながるように感じます。

このような着実な学びは大切ですよね❗️

2016年12月14日水曜日

主任ケアマネジャーさんだからこそ基本的なことをしっかり学ぶ。


鶴見区の主任ケアマネジャー連絡会の研修

昨年度から、長いスパンで3回シリーズ。

対人援助の基本の“き”“ほ”“ん”ということで

最終回の「ん」でした。ちなみに

「き」は、理念や価値・倫理、姿勢や原則、目標や立ち位置について。

「ほ」は、アセスメントと利用者理解について。

「ん」は、コミュニケーションと面接について。


3回にわけて学んできましたが、

実践では、同時に用いられる知識・技術です。


まずは、この基本的な知識や技術を徹底して学び、

使えるようになりましょう。


応用するのはそれからです。


基礎の知識や技術を応用するのですから、

基礎の知識・技術が身に付いていなければ、

応用はあり得ません。


主任ケアマネジャーさんは、

その事を、新人のケアマネジャーさんたちに、

事例を通じて伝えていってください。

一緒に考えるスタンスで!!

2016年12月13日火曜日

インテークでの留意点


今日は、面接が3つの予定でしたが

二つがキャンセルとなりまして一つだけでした。

皆さん、風邪の季節です。

インフルエンザも含めてご注意くださいませ。


で、本日1件のお仕事ですが、

初めてSV面接を受けられるということで

緊張されていました。

また、どんなことになるのだろうと不安も感じられていたことでしょう。


ご自身の今までの実践を振り返る意味で来られたとのことで、

現在、支援中の事例をまとめてこられました。


(この後の文章と今日のSVの内容とは

当たり前のことながら全く違います)


インテーク面接では、

初めてSV面接にのぞまれるこの方のように、

クライアントさんも緊張し、不安を感じられているでしょう。

そのことを感じて、受け止め、

クライアントに対して態度でお伝えすることが重要です。


そして、自分が何をする人なのかを

きちんとお伝えすることです。


サービスを調整する人のように伝えてしまうと、

「相談に乗ってくれる人」

「一緒に考えてくれる人」

とは、捉えてもらえない可能性が高くなります。

「あなたのお話を聴かせてもらい、

一緒に考えながら、

今後のことについて

あなたがどうしていくのかを決める

お手伝いをする人」

このことを言葉だけでなく

態度も含めてお伝えする。


「そういうことをさせていただく」ということを了解いただけるから

契約できるのです。

インテークでの契約は、

単なる事務手続きとは違います。

2016年12月12日月曜日

スタンダードがおかしければ、新たなスタンダードを作るのが行政と思うのですが、、、


今日は、午後から神戸市役所へ

神戸市「ケアマネジャーの声を聴く会」


これは神戸市ケアマネジャー連絡会が

発足して間もない頃から続いている意見交換で、

保険者である神戸市からは、

保険福祉局高齢福祉部の部長、担当課長・係長が出席。

ケアマネジャー連絡会からは、

代表・副代表、常任理事、各区の代表理事が出席します。


私の場合は、某常任理事に誘われて久しぶりに

相談役という立位置で出席させていただきました。


ケアマネジャー支援を目的に、

業務の軽減等について要望や相談がケアマネジャー側から出され、

神戸市側が回答する感じです。


今日の議案で暑く論議されたのは

「被保険者の負担限度額の情報を担当(契約している)居宅には知らせて欲しい」

独り住まいや高齢者夫婦世帯では

認定書が送付されても紛失しているケースも結構あり

それを探したり、再交付等をするのに手間取ったり、

思った以上に業務の負担になっているのです。


行政側としては、「個人情報なので情報を通知することは困難」という回答。

まあ、当然と云えば当然なのですが、

たの保険者では可能にしているところもあるのです。


どういった手続きを取れば可能にできるのか?

という話し合いをしたいのですが、

なかなか高い壁のようです。


私がケアマネジャー連絡会の代表をしていたときに、

申請書に非保険者の同意欄、主治医の意見書に医師の同意欄をつけ、

それぞれが了解して同意欄にチェックをつければ、

担当居宅が希望すれば、自動的に主事の意見書が送付されるように対応してもらった経緯があります。


そもそも、個人情報を守るのは当人の福利を守るためです。

当人の福利のためには情報は共有されなければならないとかんがえるのですが、

違うのでしょうか?


市側の答弁の中に「他都市の状況も見ながらスタンダードを考えて・・・」

というような発言があったのですが、

スタンダードが使いづらければ、

新たなスタンダードを作り出していただきたいと思って、

黙っていればいいのに、喋っちゃいました。





2016年12月11日日曜日

お浚い(おさらい)する意味

今日は午前午後と兵庫県主任介護支援専門員の更新研修でのお仕事でした。
晩方(今から)は、いつもの合唱団とは違う団体のお手伝いのため練習です。(お手伝いが足を引っ張らないようにせねば、、、)
「ハレルヤ」という超有名な楽曲で、昔何回か歌っているので大丈夫だろうと思っていたら、中間部分の歌詞が危ういことが判明。急遽、カフェでお勉強(お浚い)しました。

主任介護支援専門員の研修での事例の振り返りも、ベテランだから大丈夫と思っていても「本当に大丈夫?」ってところがあります。

ハレルヤの歌詞も、事例の見立ても、思い込みは禁物です。
出来ている。
わかっている。
が、とんだ勘違いってこともよく起こります。今の私のように。

再度、楽譜とにらめっこしてお浚いするように、自身のバイジーの支援経過をしっかりと丁寧に振り返ってお浚いが必要です。

今日の演習で、
その視点をお伝えできたかしら?!

2016年12月10日土曜日

らーめん屋さんも社会貢献

今日は午前中に面接が一つ。晩方にコーラスの練習。お昼は近所の行きつけのラーメン屋さんでいただきました。

播磨町の「唸屋(うなりや)」ていうお店です。

最近、播州地域のラーメン屋さん10軒で「播州ヌードルズ」という仲間組織を作って情報交換をしたりしてたのですが、、、

何か、らーめんそのものではない社会貢献ができないか?との事で、オリジナルTシャツを作って売り出しています。
売り上げの一部を福祉的な募金として交換しようという取り組みです。

皆さ〜ん、播州ヌードルズのお店で美味しいらーめん食べて、Tシャツ買って、地域貢献しましょう❗️( ◠‿◠ )1着2千円です。

2016年12月9日金曜日

不安があること=悪いとは限らない

今日は午後から須磨区で傾聴ボランティア養成講座の最終回でした。

後半は、体験実習された方の報告も含めてグループでの話し合いをしました。

そんな中で、ご都合が合わず体験実習できなかった方がおられました。

今後、前向きに実践してみたいと思われていますが、「自分なんかができるんだろうか?」と不安になっていおられます。

人は不安を抱えると「こんな事ではダメだ」って感じちゃいます。

不安を感じてもいいのですよ。
むしろ初めてのことにチャレンジするのに、「不安なんて全然ありません」ていう人の方に、私は不安を感じます。

「不安」があってもいいんです。逆に「不安」を大切に抱っこしてあげましょう。首がまだ座ってない赤ちゃんのように。

そして一歩、恐る恐るでも踏み出してみます。

この時に大切なことは「上手に」ではなく「丁寧に」です。

こうしていると、知らないうちに首も座って「不安」が受け止められるようになります。

不思議なことに、しっかり受け止められるようになると「不安」の影は薄くなってきます。

2016年12月8日木曜日

簡単なようで、案外難しいこと


NHK朝の連ドラ「べっぴんさん」を見ていて

先日、このようなナレーション(だったと思う)がありました。

「自分が大切だと思ったことを守り抜く。簡単なことのようで難しい」


昨日の、阪神福祉事業団さんでの研修でもそうですが、

実践現場でクライアントに向き合っている多くの援助者の方々は、

「利用者主体(クライアント中心)」で、

その「福利を優先」して取り組もうとしておられます。


そう、「自分が大切だと思ったこと」です。

このことを守り抜くのは、案外難しい。


なぜでしょう?


もちろん、

経営的なことから充分な選択肢が準備できなかったり、

制度的な制約から思った支援が展開できなかったり、

等々色々考えられます。


ここで一つ忘れないで欲しい視点があります。

援助者としての自分自身が

「実践するための基本的知識や技術を身につけているか」

ということです。


「何故か」というと

基本的な知識、技術こそ

簡単なようで実践に結びつかないからです。

だから、繰り返し云わせてもらいます。

先ず、意識して取り組むことです。

2016年12月7日水曜日

研修を活かすためには、決めて取り組むこと


本日は、阪神福祉事業団さんの

内部研修に呼んでいただきました。

参加人数は16名と少なかったですが、

皆さんとても熱心に取り組んでくださいました。


内容は、対人援助の基本の‟き”

進め方は、個々に質問したり、グループで考えてもらったり、

援助関係のことや目標等々について

基本的なことをしっかり振り返ってもらいました。


参加者の皆さんは、

一つ一つの質問、投げかけに

真摯に取り組み、たとえ答えは出てこなくても

一所懸命、考えてくれました。

この考えるという行為が大切です。

3時間の研修でかなり疲れられたと思います。


それでも最後には、

今日の研修で振り返った基本的な取り組みについて

お一人おひとり、具体的な行動目標を立ててもらい、

それぞれの誓約書に同じグループのメンバーに応援の署名をもらいました。

あとは実践あるのみです。


研修を受けるだけで、行動が変わらないのはもったいないでしょ!!


2016年12月6日火曜日

高齢者虐待の通報義務について


今日は朝から、基本 研修の資料作り。

晩方に神戸老人ホームで「虐待防止研修」のお仕事。

昼間に、愛車の点検がありました。


愛車のステップワゴンは5年半になるのですが、

もうすぐ15万キロに届く感じです。

サラリーマン施設職員のころとは走行距離が違います。


スタッドレスに履き替えさせてもらいました。

これで雪の降る所のお仕事も対応します。


一つ気がかりなことは、

右側のサイドミラーが、たまに開かないことがあります。

この半年の間に2~3回あったので

最近は、駐車してもミラーをたたまないようにしていますが、

それでも、幅の狭い駐車スペースの時には

開きっぱなしというわけにもいかず、

畳んだ後、「ちゃんと開いてね」と拝みます。

この1か月くらいで3回ほどたたみましたが、

事なきを得ています。


ディーラーに相談するのですが、

「悪い状態でないと、何とも言えません。おそらくモータが何らかの接触不良で・・・」

だそうです。

「そうでしょうねぇ」


現行犯でないと対応できないようです。


ただ、要介護施設従事者等の高齢者虐待の場合は、

疑いがあるだけで通報義務がありますのでご注意を!

2016年12月5日月曜日

適切な心理的距離を保つ


本日は午前中に

神戸市手をつなぐ育成会さんの

「見守りTAI」フォローアップ研修でした。


手をつなぐ育成会は主に知的な障がいを持つ人たちの親御さんの会で、

自分の子どもだけでなく、同じ思いをもって育児や生活支援を志す会です。

「見守りTAI」は、他の支援者と連携しながら、

その支援が有効に働いているかを文字通り見守る役割を担う活動です。


身内である人が支援に入ると

「日常の様子」がよくわかっているので

必要な情報を得やすくアセスメントがしやすい反面

「身内意識」が前面に出てくると

支援する者の意見が優先され、自己決定が阻害されやすくなるという

弊害も懸念されます。


そういったことを意識しながら、

やはりバイステックが唱えた7つの原則は有効に働くと思います。

こういった原則を押さえておくと、

心理的な距離を適正に保ちやすくなります。

それは、親子という人間関係でも

ワーカーとクライアントという関係でも

同様のことがいえると感じています。

2016年12月4日日曜日

練習はマジで取り組むこと


今日は朝から自治会の防災避難訓練でした。


あってほしくはないですが、

地震にしろ、それに伴う津波にしろ、

起こることを想定して、どのように逃げて

被害をできる限り小さくするための訓練は必要です。

本番に備えて、トレーニング(連取・お稽古)するということです。



「訓練」といえば、、、

ケアプランによく登場する言葉ですが、

私自身は、「訓練」という言葉があまり好きではなくて、

「練習」「お稽古」や「トレーニング」という言葉を使います。

なんとなく軍事訓練をイメージするからかも・・・

いやいや訓練そのものが目的のように語られている場合もあるからかもしれません。

言葉にとらわれずに。


何らかの本番に備えての練習は大切です。

コーラスの練習も演奏会:本番という目的目標があるからです。

そう考えれば、

ケアマネジャーの研修で行う演習、特にロールプレイは、

本番、すなわちクライアントさんと面接をしたりするための

トレーニングです。

もう少し広くとらえると、

グループワークで話し合うことも

コミュニケーションのトレーニングですし、

カンファレンスやミーティングの練習にもなります。


この手のトレーニングは、

本番を想定して取り組むほうが効果は上がると思います。

ですから、研修の演習はマジで取り組んでください。

防災訓練と同じく、命取りにつながりますよ!!!




仲間とチャレンジ


昨日は朝方に、
兵庫県介護支援専門員協会の
‟気づきの事例検討会”推進運営委員会の研究部会

兵庫県では、この事例検討会に、もう15年近く向き合ってきました。

県内各地でしっかりと事例検討会が根付くように

各支部・エリアに推進委員さんがいて

各地でいろんな取り組みを行い

継続的な活動を展開されています。


昨日の研究部会でテーマの一つが

「効果測定」


自らの実践力を高めたいという目的で

事例検討会を重ねているのですが、

果たして、本当に実践力は高まっているのか?


継続的に関わっている人たちからは、

「しっかりとクライアントと向き合って、
 アセスメントに取り組めるようになった」

「後輩の相談にのるときに、以前ほど感情的にならなくなった」

等々のお声はいただくのですが、、、


客観的に、どのように実践力が高まったのかを

言語化できていないように感じています。

研究部会の他のメンバーもそのように感じています。

実は、以前から部会の中では声はあったのです。

が、主任研修のカリキュラム改定や

主任の更新制度の導入などが重なり

しばらくは棚上げになっていた事案です。


今回は、事業計画にも位置付けて

ゆっくりとでも取り組むことになりました。

とはいえ、これから研究のデザインを考えるという

スタートラインにも立てていない状況ですが。


でも、前向きな仲間と一緒ならできそうな気がします。

2016年12月3日土曜日

和歌山県での主任介護支援専門員研修、担当2日目

昨日は、一昨日に続いて和歌山県の主任ケアマネジャー研修でした。
対人援助者監督指導と個別事例の振り返りがテーマです。
「気づきの事例検討会」の型を学ぶことでエッセンスを伝え、実戦に繋げられることが狙いです。

午前中は、再アセスメントの講義。
事例を振り返るということは、その事例を検証するということ。すなわち、再度アセスメントをに取り組んでみるということに繋がります。

DVD教材を使って、「気づきの事例検討会」の型に入って行く、導入部。
2月まで、じっくりと学んで参りましょう。

2016年12月1日木曜日

実践力を伴ったケアマネジャー育成

今日は午後から、和歌山県の主任ケアマネジャー研修でした。
今日が5日目で、2月の半ばまで後6日間あります。

これからのカリキュラムは「個別事例を通じた介護支援専門員に対する指導・支援の実際」と「対人援助者監督指導」です。

このテーマを「気づきの事例検討会」を通して学んでいきます。

兵庫県ではこれまでも、そうしてきたのですが、和歌山県では今回が初めての取り組みです。

「気づきの事例検討会」は5年前に和歌山で初めて学び、実施して来ました。当然、「気づきの事例検討会」をしたい人が集まりました。

今回は、主任ケアマネジャーになりたい人たちです。

「気づきの事例検討会」をできることが目的ではなく、そのことが主任ケアマネジャーに求められる、視点や方法の学びになること。

そこのところを丁寧にお伝えしたいと思います。

そのためには「型」をしっかりお伝えします。
「型」とは考え方や実施の基本的なところ。基礎です。

この研修の期間だけではなく、即席ではなく、
ジックリと醸成していけるようにもお伝えしたいと考えています。

で、和歌山で「気づきの事例検討会」を継続している方々にも協力していただいて、仲間づくりも狙っていきたいのです。

そう、実践力を高め高めたい専門職を増やしたいと目論んでいます。
稲松の現在のお仕事です。