新任民生委員児童委員の研修、
全8回が無事終了しました。(ホッ!)
夜は、芦屋でグループスーパービジョンでした。
何でかわからんけど、すっきりしないケース。
そんな時も、丁寧に事例を振り返りながら、
考察を深めることは大切です。
よく、援助者はジレンマを抱えているといいます。
よくあるのが、クライアントへのロイヤリティと
属する事業所へのロイヤリティの狭間で起こるジレンマです。
このことについて私は、
ジレンマですから、努力しても解決しないことも多いと感じています。
人は生きていくときに様々な場面でジレンマを抱えます。
ある女性は、いわゆる良妻賢母を旨として生きてこられました。
年老いて、夫の介護をしながらも、
「妻としては当然のこと」と受け止め尽くしてきました。
それでも心の中で「疲れた、もう限界、施設に入所してもらった方が、、、」と
呟きます。
時として、表に表出されなかった呟きを、
信頼し得たケアマネジャー等にポロッとこぼされるときがあります。
支援者はそれを耳にすると、
介護者のためにサービスを増やし、施設入所に道をつけ、
支援を進めようとします。
ある程度段取りができてきたときに、当の妻が、
「やっぱり自宅で私が見ていきます」と、、、
こういうことは結構起こりますが、
その一つの要因は、
「良妻賢母」という生き方がその人の型であり
そんなに簡単には変えられない、っていうか変えるエネルギーは半端ない。
その型こそが生きるエネルギーを作り出している場合も多いからです。
これはクライアントや家族の抱えるジレンマです。
こういったケースで基本的に心がけることは、
その相容れない気持ちや感情を受け止めながら
共感することだと感じています。
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