2017年3月26日日曜日

共感的理解のためにロールプレイ


今朝方テレビで「がっちりマンデー」というのを見ました。

東京ディズニーリゾートの社長がゲストでした。

皆さんご存じのとおり、

東京ディズニーリゾートのキャスト(スタッフ)教育は素晴らしいです。


その部分も放送されていて、

新人アルバイトさんが、スーパーバイザーからOJTを受けているところがありました。

「流石だなぁ」と思いながら見ていたのですが、


それよりも、本日はじめて知ったのは、

アルバイトスタッフだけが楽しめるよるがあることでした。

キャストがゲスト(お客さん)となってリゾートを満喫できるのです。


でも、キャスト総勢1万6000人が楽しむとなると、

その時のキャストはどうするの?

ということになりますよね。


な、な、何と、社員がキャストを担います。

社長だってお掃除してましたもの!


これってね、一種のロールプレイみたいなものですよね。

キャストがお客さんの役でしょ。

キャストを雇用している人がキャストでしょ。

それぞれの気持ちを感じられますよね。


今日は、午前午後とSV面接がありました。

何か、テーマが重なりますよね。

そう「共感的理解」です。

相手の立場になったときに

どう感じるかです。

そのことを理解したいと思える人は

いい援助者になれる要素が一つあると思っています。

2017年3月23日木曜日

シリーズで学ぶ際の復習のすすめ


昨日は大阪の北浜、

ONE VISIONという会社のケアマネジャー研修会。

昨年の7月から月1回(12月はお休みしましたが)

昨日の会で8回目です。

12回契約ですので、年度またいで7月まであります。


このようなシリーズの研修では、

毎回異なった基本的なテーマを取り上げて

学び進めていきます。


例えば、「価値・倫理」と「援助関係形成とは」とか、

「アセスメントについて」「相談面接」等々


ここでご注意頂きたいことは、

それぞれの回で学ぶ内容は、

学びとしては独立していますが、

実際のケアマネジメントの中では同時進行で、

っていうか、一緒くたに使われていますし、

それぞれのことが絡み合っています。


ですから、

基本的な学びを積み重ねるためには、

前に学んだことを、新たに学ぶことに関連づけながら進む必要があります。

要するに、単発で学んだ事柄を記憶にとどめながら

新たに入ってくる知識・理論と合わせていく作業が必要だということです。


それに加えて、

実践で応用しようとすると、

単に覚えているだけではなく、

意識しての実践を重ねて、身体に染みついていないと

本当の意味で応用ができないと思います。


で、研修前にサーッとでよいので、

前回までのノート見てから来てよね!!

2017年3月21日火曜日

状態が変化すれば、ケアがミスマッチの状態になる


今日は、朝から歯医者さんに行きました。

歯医者さんには3ヶ月に一度、定期的にメンテナンスに要ってます。

3月も初旬に行ったのです。

で、先生が「気になるところはない?」

とおっしゃったので、

「左上の親不知の手前の歯が、虫歯みたいなんですが・・・」

といいましたら。

「わぁ、昔々のかぶせやなぁ。歯と合うてないから被せ直そか」

ってことで、、、本日の受診となりました。


考えて見たら、今の歯医者さんの前の前の歯医者の時かしらん?

ウン十年前の治療の賜物!

被せの大きさは変らないのですが、

土台の歯自体が痩せてきたので、

被せと歯の間に隙間ができて食べ物が挟がっていたのです。


「被せ」というケアのサイズが、

「歯」というクライアントが痩せた(状況が変化した)事によって

合わなくなっていたのです。


そっか、モニタリングの視点やね!!


ケア自体に問題がなくても、

クライアント自体が変化してしまうと

ミスマッチを生じるという典型的な状態でした。


「冷たいものや、熱いものは滲みるかもしれんから?」という

怖い怖いアドバイスも合ったのですが、

事なきを得ております。「ホッ!!!」

2017年3月20日月曜日

「プロセスを大切に」は、日々の積み重ねということ。


先日、無事確定申告をおえたことは報告したところですが、

結構、段取りで苦労するのは、

必要経費の領収書やレシートをまとめて袋に入れてはいるのですが、

整理をしていないもので、、、


月順に並べ替えて、

各月の分を日付順に並べて、

パソコンで明細書に打ち込んで、

台紙に貼っていく。


交通費も、

12月の初めくらいから打ち込んでいない。

ので、手帳を見ながらパソコンの書式に打ち込んでいく。


要は、日頃から積み重ねをしていないから、

いざというときに苦労するのです。


そういえば、

施設現場にいたときや、ケアマネジャーしてた時にも

ケース記録を溜めて苦労した覚えがあります。


日々の積み重ねが、結果に反映する。

日頃、受講生さんやバイジーさんには

「プロセスは大切ですよ!」といっているのに、、、

皆さん、そういうことですよ。

2017年3月17日金曜日

答えは創り出すもので、正解はない。


昨日・一昨日と介護支援専門員実務研修の演習指導でした。

前期の7日目、8日目は前期の最終コーナーで、

プロセス通じてい必要になる「説明と合意について」

「サービス担当者会とチームアプローチについて」

「モニタリングと再アセスメントなど」

についてでした。


それぞれの単元について、

ロールプレイやグループ演習を通して

大切なポイントや留意点などを学んでいきます。

知識について学ぶことはもちろんですが、

実践するための技術としてコミュニケーションスキルも求められます。

模擬事例を使用して進めていくのですが、

各演習で、答えは出していきますが、正解はありません。


バイステックは「ケースワークの原則」の中で、

ケースワークは、対人援助の技術であることを言っていますが、

この技術という言葉にアート(Art)という言葉を用いています。

日本語にすると「技術」というより「芸術」と訳す方が多いと思います。

芸術だとすれば、作品としての形(ある種の答え)はあるのですが、

これのみが正解(1+1=2)というようなものはありません。


受講生の皆さんは、非常にまじめで熱心に取り組んでおられるのですが、

何か、正解を求めてらっしゃるようにも感じました。

試験重視の日本の教育システムの影響もあるのかもしれませんが、

社会福祉援助の場合はあまりそぐわないと感じています。

だからこその面接であり、関係性の醸成であり、

合意作業の繰り返しなのです。


そう、決して先に答えが用意されていて、

それを見つけ出す作業ではありません。

答えを創り出す作業なんです。


答えはあるのですが、唯一の正解はないのです。





2017年3月15日水曜日

意識して繰り返す実践で学習する

2日ほど更新をサボっておりましたが、13日はやっとこさ確定申告に行き、昨晩は宍粟市でのケアマネジャー有志の勉強会ラストでした。

フリーランスになって7年目になりますので、毎年 確定申告には行くのですが、なかなか慣れません。

何せ、年に1回ですから。

申告会場で作業を終えるくらいには「そうやった、そうやった」という感じで思い出すのですが。


宍粟市の勉強会は、天候や稲松の私用で2ヶ月飛んでいたこともあって、受講生さんは1月中旬にはレジュメを作成しておられたようで、、、(ここの勉強会は稲松が講義するわけではなく、受講生の皆さんがテキストを一章ずつ読み込んでレジュメを作り、当日、あみだくじで講師役を決定するやり方です)、、、

2ヶ月も空くと、準備していたにもかかわらず「何をお話しするのか」あやふやになっている感じでした。


何にせよ、繰り返し経験しないと、しかも意識して実践しないと身に付かないということなんでしょうね。

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稲松 真人(いなまつ まこと) 兵庫県対人援助研究所 主宰
〒675-0146 兵庫県加古郡播磨町古田1-3-41
Tel.&Fax.:079-437-9745
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2017年3月12日日曜日

ラグビーから対人援助を考える


昨日と今日の2日間、

介護支援専門員第16回近畿ブロックの研究大会に参加してました。

兵庫大会、新神戸のホテルが会場でした。

昨日の記念講演は、元ラグビー日本代表で親和女子大学准教授の平尾剛先生と

福井県立大学奥西栄介先生の対談という形でした。テーマは

「ボールをつなぐ ケアをとおして心をむすぶ」

 ~ラグビーフットボールに学ぶケアマネジメント~

非常に示唆に富む対談でした。稲松なりの雑感を、、、


先ずラグビーは、楕円形のボールを前に前に進めてゴールに着ける、いわば陣取り合戦。

なのに、前にボールを投げては行けないという理不尽なルールがあります。

これは、ケアマネジメントという対人援助においてもそんなに簡単に前に進まないのと似ている気がしました。

支援を前に進めるときには、時にアセスメント等で過去の経験等を踏まえるようなプロセスが必要だからです。


だから、少しでもそのプロセスを効果的なものにするためにフォーメーションを考え作戦を立てます。

このことは、ケアマネジャーがプランを立て共有するプロセスと重なります。


ここで平尾先生は「フォーメーションの中でプレイするプレーヤー個々の個性があって

ある程度自由な動きが求められる。それぞれのプレーヤーの個性も尊重されないと、

プレイがつながっていかない」と言われたのです。

そして「その積み重ねがゴールにつながる」とも。

ということは、デイサービスやヘルパーさん、訪問看護師さんも

ケアプランの中である程度自由に動く裁量があり、しかも個性があって当然ということです。

それが認められないと支援の継続性が損なわれてゴールには近づかないのかもしれません。

個々のプレーヤー同士が個性も理解し得るから信頼関係が生まれる。

ケアマネジメントチーム内において、それぞれの個性どころか、

下手をすると、個々の専門性の理解にも至っていないケースがあるのではないでしょうか?


ただし、個々の個性が認められる大前提として「ある一定のレベルが必要であること」と

「守らなければならない一線(ルール)があること」は知っておかなければなりません。


クライアントの生活が連続したプレーの積み重ねによるのであれば、

その個性的な連携・プロセスこそ重要になってくると思います。

その個性を認めるためには、個性を理解するためのアセスメントが必要ですし、

自分自身もまたプレーヤーである以上、自分自身の個性もアセスメントして知る「自己覚知」

の必要性が重要であることにつながってきます。


ラグビーはスポーツですから勝負がつきます。

でも、試合が終わるとノーサイドといって敵味方はなくなります。

そこに残るのは勝ち負けではなく「いい試合やったね」というプロセスです。

我々の支援の最後も結果ではなく「いい人生やったね」といってもらえる

プロセスを支えることのように感じました。