2013年5月31日金曜日

ブルガリア戦を観て感じたこと


昨日は、
OFFで買い物とピースの散歩以外は家におりました。

晩、サッカーのブルガリア戦を観ていました。
晩ご飯の段取りをしながらだったので
後半の途中くらいしか観れていないのですが、
0-2で負けてました。

観ていて
「面白くないなぁ」と感じたのは、
日本がすぐにボールをバックスに下げてしまうこと。
なかなか相手陣地に進まないことでした。
(素人の私が見ても攻めあぐねている感じ)できるかぎりかいひ

むりやり攻めて行って、
万が一ボールを奪われると
カウンターでピンチになるリスクがある。
だから、慎重にボールを下げて状況を整える。
そういうことだったのかなぁ。。。

テレビ画面の戦いを見ながら、、、

転倒のリスクがあるから
立たないように、歩かないようにする。

徘徊のリスクがあるから
家から出られないようにする。

一度鍋を焦がしたから
ご飯作りはしないようにする。

手を切るかもしれないから
料理をさせないようにする。

高齢者ケアの現場でも、
子育ての現場でも、
人に向き合うところには
リスクはつきものです。

リスクはできる限り回避できる方がいいです。
が、
だからといって、前に進まない。っていうのは違うでしょう。
だって、
生きているのですから!

いきいきと生きるところにはリスクはついてきます。
そのことも解ったうえで、
できる限りリスクを減らして、
前に進むことを考える。

云うのは簡単やけど、
難しいよなぁ・・・
なんてことをサッカー見ながら感じてました。

2013年5月30日木曜日

新任職員研修


昨日は、
兵庫県社会福祉研修所の
老人福祉施設信任職員研修(Aコース)でした。

思い起こせば、
平成18年から関わらせていただいて
今年で8年目。

8年前に、
「今までは接遇マナーとかがテーマですが、内容を変えたいと思って、、、」
ということで、事例をもとに利用者さんにどう関わるのか、みたいな内容に作り替えました。

内容的には、
新任職員だけでなく、
中堅職員でも、ベテラン職員でも通用するものだと感じています。

それは、研修の狙いが「利用者主体」ということを考え、
「基本的なことを意識する」というものだからです。

要は、
本当に大切な基本的なことは
新任のうちに体に染み込ませ、
中堅やベテランになっても
忘れてはならないということです。

「基本的な視点があって
知識と技術を身に付けて、
それらを意識した実践し、
その実践を振り返ることを怠らず、
その上にまた経験を積み重ねる。
そこに経験知がうまれる。」

昨日の受講生の皆さんが
10年後、15年後、20年後に
そうなってますように(祈)

2013年5月29日水曜日

相手との関係性をどのように作るか


昨日は、
朝一で大学でした。
前期の講義「ケアマネジメント論」も8回目、折り返しです。
テーマは「インテーク」

初回面接・受理面接ってやつですが、
クライアントとの初めての出会い
お見合いですから、
第一印象は重要です。

相手に気に入られるというより、
相手に安心してもらえる。
とでもいうのでしょうか。

表情、態度、受け答えも含めた言葉づかい、等々
導入の部分から人間関係が紡ぎはじめられます。

クライアントが「受け止めてもらえる」「ある程度安全で、安心ある」と感じられる対応が求められます。

午後からは、
神戸市での地域見守りスタッフの新任研修でした。

地域の高齢者の中には、
訪問自体を拒否される方もおられます。

それでも人間関係をどのように気付くかは重要です。
「もう来るな!」といわれても、
こちら側は仕事ですからいかないわけにいきません。

あちら側は、
他人の訪問自体に「安全・安心」感じていない人です。
そういった人と関係性を結ぶことは至難の業です。
先ずは、存在を認識してもらわねばなりません。
「こちら側は、(勝手に)応援したいと思うてます」って。

あちら側が「放っておいてくれ」といっても
こちら側としては、「放っておけません」という気持ちを伝える。

ただし、無理やり突入・介入してはいけません。
(時と場合によりますが、、、)

相手の存在を認め、受け止めるところから
関係性はスタートするのだと思います。

2013年5月27日月曜日

若さに媚びない


今日は、
基本、OFFでした。

比較的のんびりと
メールの返信したり、
資料作ったり、でした。

NHK朝の連ドラの後、情報番組「あさいち」を見ておりました。
私くらいの年齢の女性のファッションが話題でしたが、
ゲストで来られていた俳優の内藤剛さんが云われていた言葉です。

「若さに媚びない」
年齢を重ねてきたら、その良さというのがあるのだから
その部分をちゃんと見つけて受止める。
それは決してマイナスではない。
下手に若作りをすると、かえって痛いことになるようです。

また、こんなことも行っておられました。
「おばちゃんというのは、若さにしがみついて変化をしない人」
言葉は少し違うけど、こんなニュアンスだったと思います。

誰しも、今までの自分を変えるのは怖いし、パワーも要ります。
そこをあきらめるところから精神的な老いが加速するのではないでしょうか?

地域のつながりも、挨拶・他愛無い会話から


昨日は、
朝7時から地域の溝掃除でした。

日曜の朝早くから、、、って感じもしましたが、
8時からだと暑くなるし、どっちにしてもゆっくり寝れないのなら
涼しい方がよかったです。

日頃、「地域包括ケア」や「コミュニティワーク」についてお喋りしているくせに
近隣とのつながりはあまり濃くありません。
家にいることが少ない(といってもサラリーマン時代よりずいぶん増えましたが)ですし、
子どもが大きくなり家を出てしまうと、話す機会も減ってしまいます。
犬つながりはありますが。。。

それでも、
朝の散歩のときやゴミ捨てのときに
「おはようございます」というのはやってますし、
「5月やのに暑いですねぇ」とか、
「ええお天気ですねぇ」とか、
ニュートラルな会話もやってます。

そしたら、
たまに溝掃除で時間が取れても話ししやすいですし、
それなりに時間が過ごせます。

地域のつながりを作るのに、
行事や集会などきっかけはありますし、
大事なことです。が、
どうしても形から入る感じになります。
そういった集まりのときでも、日頃顔を合した時でも
大切なのは、挨拶と言葉かけだと思います。
プラスできる限り笑顔で!

2013年5月26日日曜日

ご褒美

 

昨日は、
神戸聖隷福祉事業団の理事会でした。

この時期の理事会は
俗にいう決算理事会で、
主たる議案は
前年度の事業報告と決算報告です。

前年度、邦人の各施設でどのようなことが行われたか、
それに関してお金がどのように動いたのかの報告です。

既に終わったことの報告ですから、
今更、そのことについて根掘り葉掘り聞いても始まりません。
今後の活動にどのように反映するかが重要です。

法人本部の皆さま、各施設の長の皆さまは
さぞほっとされたことだと思います。
私も、昔施設長をしていたころ
決算理事会がすんだら、少なからずホッとしてました。

今日から、
また新たに歩みを進めていくことに変わりはないのですが、
前年度頑張ってきた現場職員にだけでなく
自分自身にも何らかのご褒美を上げて欲しいと思います。

いつもは発泡酒をのっ出る人なら、
今日は、すこしリッチなビールを飲むとか。
そんなささやかなご褒美でいいと思うんです。

自分自身にご褒美を上げることを忘れている人、
結構いるように思います。

2013年5月25日土曜日

基本の基本は繰り返し。


昨日は、
川西市にある「さぎそう苑」という高齢者施設での内部研修でした。
業務終了後の18:15~20:00という直にもかかわらず、
60名以上の方が参加さて言いました。

テーマは「対人援助の基本的なお話し」
援助職者としての基本姿勢や価値・倫理
支援の目標やポジショニングの話でした。

いわゆる基本的な知識や技術の
そのまた基本とでもいうべき部分です。

色々な施設や団体で
面接技術やアセスメントの視点等々の
基本的な知識や技術の研修をされます。

その前提には
昨日のテーマである「基本中の基本」が必要です。

そして、
ここんところは、
繰り返し繰り返し学び、振返って
身体に染み込ませておかないと
真っ当な仕事はできないと感じてます。

2013年5月24日金曜日

生野区での“気づきの事例検討会”



昨日は、
大阪の生野区での“気づきの事例検討会”
1月から基礎的な学びを継続して、
5月、いよいよ事例検討会です。

4カ月かけないと事例検討会はできないのか?
そんなことはありません。

でも、

「なぜ、事例を検討するのか?」

「どのように事例を検討するのか?」

という、
基本的なことを学ばなければ
事例検討会はできません。

2事例の事例検討を行いましたが、
参加された皆さんが、
ルールを守り(意識し)、
丁寧に再アセスメントを行い、
いい振り返り、学びの時間を持つことができました。

生野区の主任ケアマネジャーの皆さん、
ありがとうございました。感謝です。

終了後のお疲れさん懇親会、
本場鶴橋のコリアン料理を堪能し、
体調も少し楽になったかも。

今後の継続開催をお祈りしてます。
あっ、懇親会でなくて、検討会ね。
もちろん、懇親会もやっていただいていいんですが。(笑)

2013年5月23日木曜日

体調管理


昨日は、
午前中にSV面接が1つあっただけです。
家事をちょこちょこしたり、買い物に行ったり、自動車の税金おさs目に行ったり、、、

最近いいお天気なのですが、
先週末辺りから体調がも一つで、
花がムズムズ、くしゃみが出るわ。
喉の奥が腫れぼったい感じがするわ。

お仕事には元気に、行ってるのですが、、、

季節外れの風邪なのか?

いずれにしても
体調管理ができないということは
プロにはあるまじきことで、、、

何とか乗り越えねば。

2013年5月22日水曜日

話し合える関係

 

昨日は、
社会福祉法人「駒どり」さんの職責者研修会でした。

担当者さんからは、
「アイスブレーク的な遊びを取り入れて、、、」ということでしたので、
場を和ませることを中心に、絡めて職場組織ないの人間関係についてお話ししました。

よく
「何でも言い合える関係づくり」
といいますが、
ここに、対人関係の基本があります。

人が、話をするためには
話しができる環境が必要です。
それは、
「和やかな雰囲気、決して責められない安全、聴いてもらえる安心。」
だと思います。

そういうことをみんなが意識していると
そういう組織ができます。
相手がどう思うかは知らんけど、
とりあえず言いたいこというねん!
というのとは違います。

単なる仲良しではありませんので、
まじめさは必要です。
ただ、真面目さと固さは別物です。

2013年5月20日月曜日

ケアマネジメントの本質は変わらない

 

今日は、
奈良県の吉野町に行ってきました。
ケアマネジャーさんを主とした対人援助職の
吉野町と大淀町、下市町の合同研修です。

「個別ケアから地域包括ケアへ」
というテーマなんですが、
国が打ち出す高齢者ケアの方向性ややり方が変わったとしても
ケアマネジメントの中身が変わることはありません。

アセスメントによってクライアントの生活課題を明らかにして
クライアントの選択する生活に近づけるように(自立)、
その課題を解決するために、より適切な社会資源を調整する。
もちろん社会資源とは本人の力やインフォーマルも含む。
それを計画的、継続的に行い、評価していく。
このプロセスや視点はなんら変わりません。

というか、変わってはいけないと感じています。


吉野川にかかる桜橋より西側を望む。
芳野のお土産には桜側のたもとにある「平宗」の柿の葉寿司を!!

スーパーヴィジョン


昨日は、
基本的にお出掛けはありませんでした。
雨だったので、私は助かりましたが、
来られる方は大変だったと思います。

そう、自宅でスーパーヴィジョン面接が3本ありました。
おかげさまで外に出かけてお喋りのお仕事が増えてきたので、
土曜、日曜日に集中してしまいました。

3名3様の課題テーマを持って来られ、
私と対話しながら考えを深めたり、
発想を展開したりしながら、
自身の実践を振り返り、催行したり、
次の方向性を考えたりされています。

私は、
実践で気になったことを確認をしたり、
つまり、質問したり、
すごいと思ったことを伝えたり、
確かな実践に関して承認したりします。

この時間を共有することが
バイジーさんにとって必要なんだということを、
私自身が、本当に大切に思っていると
感じられるようになってきました。

2013年5月19日日曜日

私を待っていてくれる存在のありがたさ

 

一昨日、
3泊4日の紀の国ツアーから戻ったのですが、
戻ってきたときのピースのはしゃぎ様はすごいものがありました。
デッカイ身体の全部を私の上に乗せようとします。

昨日も、
後追いがすごく、
リビングに座っている時も
直ぐ近くに陣取って、
まるで見張っているようです。

和歌山に行っている間、
晩方になると私が帰ってくるのではないかと、
階段の上から玄関の方を覗きこんでいたそうです。
そんなことを聞くとなんだか愛おしくなります。
ありがたいことです。

やっぱり人は関係性の中で生きていることを実家します。
自分の存在を待っていてくれる存在が確認できると
前を向ける力が湧いてきます。

大げさな言い方をすると
自分の存在価値を感じる瞬間であり、
人がモチベーションを高める要因です。

ピースだけでなく、
私自身のことを真っていいてくれる人。
必要としてくれる存在がある。
ってことが私の歩む糧なのかもしれません。

2013年5月18日土曜日

スタートライン

 

昨晩、
“気づきの事例検討会”in紀の国とでもいう感じの3日間を終え帰宅しました。

15日新宮、16日田辺、17日和歌山市で、
13:30~17:302事例ずつ。
2月から基礎的な研修に取り組んで、
全員が事例も書き、
ようやく実際の事例検討会を開催しました。
非常に学びの多い時間を共有できました。
それは、参加されたメンバーお一人お一人が、
ルールや基本的な視点を大切にされ、
丁寧に事例に向き合おうとされた賜物だと思います。
思うように質問が出来ずにコメントになりかかったり、
沈黙に耐えられずに先を急ごうとしたり、
細かいところでは色々ありましたが、
“気づきの事例検討会”の型は概ね守られていました。

今回の事例検討会が、実はスタートラインです。
神社の鳥居をくぐったところです。

継続的に事例検討会を開催し、
事例を振り返ることによって学びを深め、
一歩一歩、一段一段石段を上ってください。

いつか社に辿り着きます。
それがゴールではなくて、
一回のお参りが終われば、
また次にお参りするわけです。

対人援助のお仕事の道のりは、
そういった意味では、ゴールがないのかもしれません。

2013年5月17日金曜日

経験と優しさは、ときとしてアセスメントを遮る

 

昨日は、
“気づきの事例検討会”in紀の国の中日、田辺会場でした。

これまた、素敵な学びの時間でした。

“気づきの事例検討会”では、
事例提出者の課題(提出理由)と事例の概要等を聴いた後、
丁寧に、再アセスメント作業を行います。
事例提出者を通して、クライアント(クライアントシステム)を再度アセスメントしようとします。
要するに、「提出者がクライアント(クライアントシステム)をどのように捉えているか」です。

ある程度、経験を積んだケアマネジャーは、
事例を聴いたときに、自分の中に仮説が生じます。
それは、大切なことですが、
仮説ならば、検証・確認しなければなりません。
そのことが事例検討会での質問につながります。

ところが、
「この事例は、このようにすればいいのではないか?」
「提出者は困っているからアドバイスしてあげよう!」
という思いが、優しさの中から湧き上ってきます。

そして、その思いが強まってくると、
「その事例がどういう事例であったのか?」
という、再アセスメントの過程をとばして、
解決策の提案という介入が起こってしまいます。

悪気はないのです。が、事例を振り返る作業は止まってしまいます。
ある程度、経験と積んだ人は、そこのところを意識しておく必要があると感じています。

「この魚たちは気持ちよさそうだなぁ。。。」と感じるのはいいのですが、
本当に気持ち良いかどうかは、魚に訊いてみるプロセスが必要なのです。
それが、アセスメントです。
(ちょっと強引だったかしら)

2013年5月16日木曜日

気づきの事例検討会in新宮(和歌山)


昨日は、
朝から昼にかけて、
田辺から新宮に移動しまして、、、途中、ちゃっかり熊野本宮大社を観光して、、、

新宮の参加メンバー1は5名。
皆さん
決して安くない研修費払って、
2月から基礎的な学びを継続して重ね、
全員事例をシートにまとめて、
やっとこさ事例検討会の開催にこぎつけました。

「事例検討会ってそんなたいそうなモノなの?」
という声も聞こえてきそうですが、
やり方を知っておくという意味では
ちゃんと学んでいないと
有意義な検討会にはならない場合が往々にしてあるように感じます。

今回の検討会は、
そういった意味で、
(もちろん事例も検討しますが、)
気づきの事例検討会の型を確認する作業でもあります。

参加された皆さんは
前半と後半、検討会をするグループと観察するグループに分かれ
事例検討会の流れを意識しながら検討会を進めました。
初めての検討会でしたが、
皆さんルールを守って、
検討者の課題に向き合っておられました。
ぜひ、継続してくださいね!

さぁ、今日は田辺です。

2013年5月15日水曜日

バタバタの日


昨日は、
朝、一限の大学の講義、
11:30から松方ホールで演奏会の打合せ、
14:00から自宅でSV面接、
その後、和歌山県田辺市に移動。
でした。
が、
大学の講義を終え、
ハーバーランドに着き、
少し時間があったので、
アンパンマンの石像を写真に撮ろうと思ったら
携帯がない。

そう、大学の教室に忘れてきたみたい!!
打合せ終了後、マッハで大学に寄り、無事形態をゲットし、
何とか事なきを得ました。

大したことないと思いつつ、
スケジュールと一緒に
心もバタバタしていたのだと思います。

用心、用心、

こういうチョンボが、
どえらいチョンボにつながるのよね。

気持ちを入れ替えて
またまた、ゆっくりと前進です。

2013年5月14日火曜日

あらためて 職能団体


昨日は、
兵庫県介護支援専門員協会 南はりま支部総会でした。
200名ほどの会員数です。
どの職能団体も組織率が気になるところですが、
介護支援専門員の場合はあまり高くないのが現状です。
基礎資格の職種があるため専門職としての自覚が弱い?

私の場合、
専門職のアイデンティティとして
職能団体に属する。
という風に考えています。が、
「その会に入って、なんの得があるの?」
と聞かれる方も結構あります。

いつも申し上げるのですが、
職の団体に加入するだけで何か得する?
そんなわけはありません。
自ら積極的に関わって初めて
自分に対して何かがあるわけです。

職能団体において
専門職としての倫理綱領を持ち、
自らの力量を高める仕組みを作り、
社会に対して貢献し、認められる活動を行う。
このことが私たちの仕事を担保します。

「そんなん、めんどくさい。」
と考えているあなた。
タイ自然薯職者として、
前を向いて歩いてますか?

2013年5月13日月曜日

発散することで表現する

 

昨日は、
西神戸混声合唱団の日。
といっても別に記念日ではなく、
朝の10時から役員会、13:30~16:30が特別練習、
しかも六甲道だったので、ほぼ一日西混の日だったのです。

役員会では、6月の定期演奏会後の
運営体制等について話し合われていますが、
前向きな意見を提案される方。
その提案を聴いて感想を述べる方。
色々と話し合われたわけです。

無理やりにこじつけると、
会議の場は、ある意味表現の場です。
議題について自分の考えを表現する。
他者の意見について自分の感想、意見を表現する。
昨日の場合、組織運営のための個々の意見を表し調整する場です。

午後の練習は、合唱を通して自分たちの思いを聴衆に向かって表現する。
そのためのお稽古です。

人は、色々な場面で自分を表現しながら生きているのです。

役員会と練習の間に食事をして時間があり、
お天気も良かったのであったので、
六甲道の駅の外に出ると
お祭りをしていました。

やっさ(但馬の竹田では祭り屋台のことをこう呼ぶ)が、何台か出ていて、
「だんじり」と呼んだ方がいいのか、若者が屋根の上に乗り踊っていました。
非常にいききとしていて、躍動感あふれ、
「俺は、生きてんねんで!!」と表現していました。
若いエネルギーの発散を観ました。
こういった若さを表現する機会が祭りなのかもしれません。
こういった行事がコミュニティにあることは
ある意味すごく健全なのかもしれません。

2013年5月12日日曜日

思いによる行動をコントロールする


昨日は、
コープこうべさんの福祉事業部の研修、第1回目でした。
テーマ「コミュニケーション」

自分の思いを相手に伝えたり、
相手の思いを受け取ったり、
そのことを繰り返しながら意思疎通を図ります。

本音と建前があって、
「思いは違うんだけど、こういう風に振舞おう。」とか、
感情のままに、言動することをコントロールしながら
コミュニケーションを図ります。
そこにテクニックが加わってくると、
相手に伝わりやすくなったり、
質問というテクニックがついてくると
相手を理解安くなったりします。
ただ、なかなか難しいもので、、、

晩はコーラスの練習でした。
パレストりーナのミサブレビスを通して歌ったときに
「サンクトゥス」という曲に入るとき、
一瞬、心の中で「厳かに」とつぶやきました。
すると、振り始めた手のテンポが
自分の思っていた店舗より随分遅い。
練習なので止めてやり直してもいいのですが、
それをすると通して練習する意味合いが半減するし、
結局、トローリとしたテンポで、
厳かというより、まったりとした「サンクトゥス」が出来上がってしまいました。

思いによる行動をコントロールすることは難しいことです。
どうしたらいいのでしょうか?
一つ言えることは、
思いに対する感情で動き出さないこと。
一旦、思考のプロセスを作ることだと感じています。
が、なかなかできませんよね。
修行です。

2013年5月11日土曜日

学びの機会

 

昨日は、
但馬(兵庫県の北部)の養父市、
旧関宮町の「はちぶせの里」という高齢者施設に行きました。
内部研修の講師です。

いただいたテーマは、
「ケアマネジメント外観とアセスメント」
ケアマネジャーさんが対象というわけではなく、
介護職の方も、しかも経験年数や受講動機も違ったメンバー。

ケアマネジメントという対人援助の方法を通して、
人が人に向き合うことについて、
共に考える時間が持てたように思います。

学びの機会とは、
そこに「考える」という行為が必要です。
ただ、教えられたことを記憶するのではなく、
新しく入ってきた情報を
今までの自分にどのように位置づけるのか
それも、ポジティブに。

今まで知らなかったこと、
日常の中で忘れていたこと
そういったことに出会ったときに、
それを、どのように受止め、
自分の中に取り込んでいくかという作業は、
ポジティブなパワーを必要とします。

そういった学びの機会を
日常の中にどのように見つけていくかが、
プロとしての一つの姿であるようにも感じます。

2013年5月10日金曜日

寒暖の差にやられる


昨日は、
基本オフ。
午後から、兵庫県立芸術文化センター、通称「芸文」に
ロッシーニの小荘厳ミサを聴きに行ってきました。

それはさておき、
日替わりで暖かかったり、涼しい委の通り越して肌寒かったり、
朝の気温と昼間の気温の差が大き過ぎたり、
身体がついていけません。
(若い頃は大丈夫やったのに・・・)

要するに、環境のブレに弱くなっているのです。
気温であれ、何であれ環境は、
ある程度コンスタント差がある方が安心できますし、楽です。

これは人間関係という環境でも同じで、
気分の差が大きく出る人とのお付き合いはしんどいものです。
ましてや、対人援助職者がブレブレだと
クライアントはたまったものではありません。

自己覚知、自己覚知、、、

2013年5月9日木曜日

事例を読みながら


昨日は、
基本、OFF。といってもお家仕事でした。

そう、5月の15~17の「気づきの事例検討会inわかやま3rd~5th」(新宮・田辺・和歌山市)3連戦。
2月の講義、DVD視聴研修、3月・4月の自主学習会および発表会を経て、実際に事例検討会を行います。

先日、その参加者全員(一会場、平均参加者15名×3会場)分の事例シートが届きまして、
午前午後と目を通しておりました。

残念ながら、タイトルがなかったり、逐語録が書けていなかったり、未完成のものもありましたが、
真摯に事例に向き合い、過去のご自身の支援について振り返られているのが感じられました。

何とか、各会場、2事例ずつ、計6事例を選定して事務局にメールでお伝えすることができました。
事例を読みながら、
まず、基本的なこととしてプライバシーの配慮について、イニシャルも特定できなくていいですよ!ってこと。
例えば、稲松だったら「I氏」でなくて、名前が何であれ「A氏、B氏・・・」という風にしてもらえればいいです。
それと、人の氏名についてはイニシャル化してるんだけれど、医療機関名や施設の名前がそのままだったり、
家族の住所地が実名記載されていたりします。ご注意を!!
内容的には、
クライアントご本人の情報より、家族の情報(特に思いとか、、、)の方が多いかなぁ。。。
支援者や周囲の人たちの価値観が前面に押し出されていたりして。

事例を読んでみると、
自分自身のケースとの関わりをどうしても考えてしまい、
「どうやって、支援者の意見を取り入れてもらおう」と悩んでいた自分が思い出されて、
恥ずかしい懐かしさを感じてました。

来週、素敵な検討会の時間を共有したいと思いますので、
よろしくお願いします。

2013年5月8日水曜日

多様な価値観を持つ

 

昨日は、
朝一限目が大学。
午後から、スーパービジョンが一本ありました。

大学の「ケアマネジメント論」前期15回も、もう5回目です。
昨日のテーマは、「ケアマネジメントの対象」です。
日本では、介護保険制度のもとでケアマネジメントということが広まったので、
対象者:クライアントといえば「要援護高齢者」というイメージですが、
ケアマネジメントという対人援助手法の対象者は、
障がい者、日虐待児童、等々様々です。

学生に「障害者のイメージ」を尋ねたところ、
「車いす」や「不自由」という言葉に次いで
「価値がひくい」という答えがありました。
「どうして?」ときくと、
「なんとなく・・・」という回答。

確かに「スピード」「効率」「生産性」等々のキーワードでイメージすると
価値が低いのかもしれません。
仕事の「丁寧さ」「精度」「誠意」等々がキーワードとなると、
価値は変化してきます。

午後のスーパービジョンでも、
足のふらつきがあり店頭のリスクがあるクライアント。
援助者は、手すりをつけて安全を確保したい。
クライアントは、手すり付けるなんてみっともない。
ここにも価値観の相違があります。

自分の価値観を持つことは大切です。
ただ、そこに縛られる必要はありませんし、
ことなった価値観を持つ人もOKにすることが「受容」につながります。
自分と違った価値観も認める。
「それもありかぁ。。。」という視点を持つ。
そこに生き方の広がりが出てくるように感じます。

2013年5月7日火曜日

表現するということ

 

昨日は、
午前中、加古川総合文化センターに
「坂本七海男 鉛筆画 第四回 受講生作品展」
文字通り、鉛筆のみで描かれている作品ですが、
結構、表現力があって
モノトーンの世界の中に、広がりや深さ、
息遣いや体温、空気の動きなどを感じる作品もあって
いい感じで時間を過ごしました。

夜、甥っ子を大阪に送っていった後、
わが娘を三宮に送りました。
夜行バスで東京に!
正確には川崎の息子の家に向かいます。

大学を卒業してから
アルバイトしながら、
演技やダンスを学んでおりましたが、
初めて舞台のお仕事にお声かけいただいたようで、、、

作・演出 保木本佳子
ケムリノケムリ
「女かくし(めかくし)」

東京公演が、
5月30(木)19:30
   31(金)15:00、19:30
6月 1(土)15:00、18:30
    2(日)15:00
会場:atelier SENTIO(豊島区池袋本町4-29-10-1F)
¥2,500- 全席自由・日時指定

大阪公演が、
6月 8日(土)14:00、18:00
    9日(日)15:00
会場:自由表現空間シアターカフェNyan(西区北堀江2丁目8番9号)
¥2,500- 全席自由・日時指定

芝居にかぎらず、ダンス、写真、絵、イラスト、、、、
表現するということに取り組んできた娘にとっては
初めてのお仕事です。

私自身は、
「表現するということ」は、
「生活する(生きる)ことだ」と感じています。

      

2013年5月6日月曜日

家族サービスって何?!

 

昨日は、
甥っ子とともに姫路セントラルパークのサファリに行っていきました。

甥っ子も私も動物大好きです。

私の子供が小さかった頃も
色んな所に出かけましたが、
俗にいう「家族サービス」っていう言葉は好きではありません。

だって、自分へのサービスでもあるからです。
自分は我慢して、他の家族に尽くすみたいなイメージがあるからです。
気持ちが一方通行では楽しいはずありません。
「せっかくの休みに、連れて行ってやってる」
という発想が上から目線で楽しくない。

「一緒に楽しむ」
これが大切です。

2013年5月5日日曜日

スローフード

 

3日から、和歌山から連れ合いのご両親と
大阪から連れ合いの妹とその子(甥っ子)が遊びに来てくれています。

昨晩は、デッキでバーベキュー。
炭をいこして、
季節の野菜やソーセージ、肉・魚、、、、
ゆっくり時間をかけて炙っていきます。

電気コンロやガスとは違う、
炭が香ばしさが調味料に加わります。
ゆっくり作って、ゆっくりと味わう。

日頃の腹ごしらえは、
あわただしく味わえていないことも多いのかもしれません。
何でもスピーディに動くことがいいわけではありません。
おそらく人生も、生き急ぐと見逃すことも多いのではないでしょうか?

このパセリの花のように!

2013年5月4日土曜日

かならず上手くいく、“魔弾”?!

 

昨日は、
橘茂のひとりオペラ“魔弾の射手”に行ってきました。
むちゃむちゃ楽しく、素敵な時間を過ごしました。
橘先生のステージは本当に楽しくて、
「音楽って、楽しいものなんだ!」ということを
いつも思い起こさせていただけます。

今回の作品“魔弾の射手”ですが、
ウェーバーというドイツの作曲家のもので
狩人のマックスという主人公が
望んだ的に必ず的中する“魔弾”を手に入れて
射撃大会にのぞむという話しです。
(本当は、恋人アガーテや狩人のカスパール、魔王ザミエル、森林官クーのなどと色々な関係の中で物語は進むのですが、、、)
ただし、7発ある魔弾ですが、最後の一発は魔王の意図するものに当たります。
また、魔弾を手に入れた者は、代償として3年後命を差し出します。3年の間に新しい魔弾の契約者を見つければ代償から逃れられます。

望んだ的に必ず的中させる、それも魔弾の力を借りて。
表面的にはかなり魅力的な話です。
しかし、そこには恐ろしい代償が伴います。
クライアントの生活を、支援者の思い通りに作っていければ、、、
何の努力もなしに。これまた一見魅力的かもしれません。
要するに、自己決定も、利用者主体も、尊厳も無視して、ってことになります。
そこには、クライアントの生活をのっとってしまう代償が伴います。
本当なら、のっとってしまったクライアントの生活をしょい込む義務が出てきますが、
この義務を放棄してしまうと、抜け殻となったクライアントが置き去りにされます。
そう、代償の付けをクライアントがしょい込むことになります。

「かならず上手くいくこと」
なんて、そうあるわけではありません。
人と人が向き合うのですから、
対話し、意見を擦りあわせることで少しずつ前に進むことができるのです。
“魔弾”なんてものは滅多に出会えませんし、
出会ったとしても使うことが本当の幸せにつながるかは考え物です。
対人援助の倫理とは、この弱い心の囁きに対峙していく気持ちなのかもしれません。

2013年5月3日金曜日

「倫理」に関する研修


昨日は、
兵庫県介護支援専門員協会の研修単位認定の委員会でした。
今年度も、生涯学習研修を3回打ちますが、
第1回目は、6月30日(日)の午後、明石にて開催されます。

対談+進行役という形で、
弁護士で協会顧問でもある小林先生、
特養施設長で社会福祉士の山内さんの対談を
これまた施設長で社会福祉士の中野さんがまとめながら、
実際の事例をもとに倫理について考える時間となる予定です。

今年度から、生涯学習手帳を持っていない方も
介護支援専門員であれば受講可能となります。
専門職としての倫理というテーマは非常に重要な課題です。

ことあるごとに意識して学びのときを持ちたいものです。

兵庫県のケアマネジャーさんは、
ぜひぜひこの機会に受講ください。

2013年5月2日木曜日

思い通りにならないもの


昨日から5月です。

シューマンの歌曲に
「麗しの5月に」というのがあります。
確かに、新緑の緑が鮮やかで、
風薫る季節です。

でも、昨日は寒すぎです。
こないだまで暖かい日が続いていたと思えば、
裏切るかのように寒くなる。
体調だって悪くなりゃぁ、精神的にも不安定になるわ!
って季節なんですよね。もともと!

枝雀さんの落語の枕で、
「お天気は、人間がこの世に出てくるずっと前からお天気をしてはるから、
 人間の思い通りにはならない。」って話しをされてたことを思い出します。
そう、私たちが日頃意識するよりもっとたくさんありますよね。
「思い通りにならないもの」

思い通りにならないものと
どうやって付き合っていくかが
毎日の生活なのかもしれませんし、
その積み重ねが人生かもしれません。

2013年5月1日水曜日

自分のことばで表現してみる


昨日は、
大学の日でした。
前の週に、今季初めてレポート課題を出したのですが、
その提出期限(期限を過ぎても受理しますし、採点もしますが)の日です。

基本、メール添付の形で提出。
ペーパーでも受け取りますが、
メールで出してくれた学生には
コメントを返すようにしてます。

「ケアマネジメントの目標とプロセス」というテーマで、
自分の言葉で説明せよ。問課題です。

学生さんには、
「つたない文章でも構わないので、文献を映して書くのではなく
自分のことばで説明することに挑戦してください。」といってます。

丸写しの作業は、考えることをしません。
自分の言葉で伝えようとするときには知的作業を伴います。
私は、そのプロセスが大切だと感じています。

授業でも、一方的に話すのではなく、
質問、インタビューをします。
それも、考える作業を通して
自分のことばで表現して欲しいからです。