2013年6月29日土曜日

寄り添い過ぎに注意。


今日は、
午前中は予定していた面接がキャンセルとなり
少しのんびりしました。

午後から、SV面接が一つ、夕方から西神戸混声の練習でした。


SVでは事例を扱いながら丁寧に振り返りをしてますが、

ケアマネジャーがクライアントを捉えるときに
クライアントの弱さに引きずられると、
道場に似た感情が動くようで、寄り添い過ぎてしまうようです。

クライアントは困りごとを抱えていますので
弱さの部分を受け止めて、理解者となるよう努力することは大切ですが、

強さの部分にも光を当てることを忘れてはいけないと思います。

そして、

強さというのは見えている部分、解っている部分だけではなく、

現状では見えていない、可能性も含めた部分を考えることも重要です。


寄り添い過ぎると、

かえってクライアントの力が見えなくなるのかもしれません。

情報を得る際に、ギアをクライアントの力(内部資源)にシフトすることにも意識したいものです。

2013年6月28日金曜日

疑似体験としてのロールプレイ


今日は、
ケアマネジャーさんの孔子のための研修、
介護支援専門員専門研修Ⅰ・更新研修Aでした。

本日は、対人援助面接を軸に
7時間、ほぼ演習です。
午後の後半にロールプレイをやりました。

ケアマネジャー役
クライアント役
観察者

もちろんケアマネジャー役を観察してもらうことがメインの狙いですが、

クライアント役をすることで
クライアントの立ち位置の「疑似体験を知ってもらうのも一つの目的です。

通常、ケアマネジャーとしてクライアントに向き合う人たちが
クライアント(あくまでもロールですが)として
ケアマネジャーに向き合います。

後の感想で、クライアント役をしてみて、
「相談する不安」と、「聴いてもらえる安心感」の
両方を味わっておられました。

また、
「ケアマネジャーに対してちゃんとまとめて伝えることが難しい」
という感想もありました。

コミュニケーションの専門家であるケアマネジャーが
相談する立場になった時に伝える困難さがあったとすれば、

普段の現場でのクライアントさんは
もっと、バラバラのお話になって当然です。

そうであれば、ケアマネジャーは
クライアントの話を傾聴するだけでなく
要約して内容の確認をすることが重要になってきます。

それぞれの立場を考えながら行うことは重要です。
加えて、観察する機会も得られましたから、
その辺りのことも感じていただけたのなら幸いです。




2013年6月27日木曜日

「共感すること」と「援助的距離」


今日は、
「兵庫県手をつなぐ育成会」の相談員さんの研修でした。

県内の知的障がい者の方やご家族の方のお話を聴く立場の方々の
相談援助についての研修です。

相談員の中には社協や行政の相談窓口の方もいらっしゃいますが、
知的障がいの子どもさんを持つ親御さんも多いのです。


ご自身が、障がいを持つ子どもさんと向き合ってきた方々なので

同じように子育てで悩んでいる方への共感力は高いと思われます。


ただ、同じように障害を持つこと向き合っていますが、

ご自身の場合と来談者の場合はやはり別のケース。

ご自身のケースと重ねすぎると、支援の距離感を見失う恐れがあります。


とはいえ、ピアカウンセリング的な他所を考えると

同じように障害を持つ子どもを育ててこられた経験者が

話を聴いてくれ、悩みを打ち明けてくれたりすると

ホッとする(癒されたり、安心したりする)部分はあります。


大切なことは、

その後で、来談者側が向き合う力を強め、

自分たちの歩みを進めていくことを支援できるかだと感じました。

自己決定における自立・自己実現ってところです。


それにしても、今日の受講された皆様の
研修の取り組む姿勢は、
積極的で、私自身が嬉しくなってしまい、パワーをいただきました。

2013年6月26日水曜日

吾日三省吾身


今日は、
明石の地域包括支援勢センター主催の
事例検討会についての研修会。

“気づきの事例検討会”の入り口の研修会でした。

事例を振り返る意味(重要さ)についてお喋りしました。


表題の
「吾日三省吾身」とは
論語にある孔子のことばです。

「私は日に三回自分自身の言動を省みる」
ということです。


実は、「私が初めて務めた身体障がい者施設の施設長が大切にしておられた言葉です。


「一日に三回」とは言わなくても、
ことある毎に、自身の言動を振り返る。

自身の関わったケースについて振り返る。

「私の行いは、社会貢献につながっていたか?」


そのことで明日の実践につながります。


孔子って、やっぱりすごい人なんや!!

「自立」を促進する


昨日は、
朝一で大学、
午後は3時半から高砂で福祉教育推進会議での講演でした。

福祉教育推事業に取り組んでおられる
小・中・高等学校の担当の先生方にお話です。

一応、レジュメは用意していきましたが、
いつもの通り、来られている方と交流しながら、、、

「何を目標に福祉教育に取り組まれますか?」
と問いかけながら、、、

いつものごとく、

「社会福祉で目指す部分」

「その為に対象者とどのように向き合うのか」

「相手を理解するということは」

等々について熱く語ってしまいました。


要するに、

福祉における「対人援助」も

「教育」も

「子育て」も

「自立」=「自分らしく生きていく」力を促進することなんですよね!!

2013年6月24日月曜日

人生の主役は自分!


今日は、
神戸シルバーカレッジで
午前午後と講義でした。
テーマは「介護保険」

基本的な学習は必要なので
午前中は、
介護保険導入の背景や
目的や意義についてお話ししました。

午後は、
介護保険の利用に関する方法と実際について、

「本当に、いいケアマネジャーは、ちゃんとお話聴いてくれる人なんです。」

「直ぐに、決めつけてケアプラン作ってくるようなんは、信用せん方がよろしい。」

「生活の課題を解決するには、まず自分でどないできるか。次に、家族や友達に頼めるか。最後の最後にヘルパーさんやデイサービス。」

「ようっ介護状態になっても、自分自身のやりたいことをできる限りあきらめない。」

等々

最後に申し上げたことは、

「自分の人生ですから最後まで主人公であり続けてください。

 自分の人生のお客さんに祭り上げられたらおしまいです。

 介護保険やサービスは自分が主役であれうために使う(利用する)ものです。

 制度やサービスに使われたら阿寒のです。」

ということでした。

皆さん、最後まで熱心に聴いてくださり感謝でした。 

祝・兵庫県合唱連盟50周年


昨日は、
兵庫県合唱祭
それも兵庫県合唱連盟50周年の記念演奏会でした。

例年のように各団体の単独ステージではなく、
少年少女合同、中学生合同、高校生合同というように
合同ステージによるリレー演奏会でした。

私は、一般混声の邦人作品ステージで
「水のいのち」から「雨」「川」「海よ」を歌わせていただきました。
400名を超える合唱団で気分良く歌うことができました。

考えてみれば、
私が幼稚園の頃、
父が「コーロ・ポルテニオ」という合唱団でお世話になり、
兄が「星陵高校コーラス部」で阿世話になり、
私が「西神戸混声合唱団」でお世話になった連盟です。

ただただ、素直に50周年をお祝いしたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。

継続は力なりです。

2013年6月23日日曜日

リスタート


昨日は、
午前中、三田市のすずかけ台でお仕事。

夜は、西神戸混声合唱団の総会でした。

先週の日曜日が2年に一度の定期演奏会でした。
西混の役員任期は定期演奏会に合わせてあります。

そこで、

役員も水洗投票により改選されます。

おかげさまで、
次の2年間も指揮者をさせていただくこととなりました。

一つの区切りを経て、
気持ちを新たにスタートです。

今までの活動の上にある
これからの活動です。

今までとは違う未来に一歩踏み出します。

再来年の定期演奏会で
楽しい時間を共有し、
美味しいビールを飲むためにも
これからの歩みも
丁寧に進みたいと思っております。

もちろん本業の方も
数々の出会いを楽しみながら
いつもお伝えしている如く、
あせらずに、あわてずに、あきらめずに、
進んでいきたいと思っております。

そういった意味では、
日々、リスタートかもしれません。

2013年6月22日土曜日

「伝える」ということ

昨日は、
兵庫県介護福祉士会の初任者研修でした。テーマは「コミュニケーション」

自分の思いを伝える。相手が受け取る。その受け取られたものが、自分の意図したものかどうか?

相手が思いを伝えてくれる。自分なりに受け取る。果たして、それは相手が意図したものかどうか?

よく云われることですが、コミュニケーションとは、どう伝えたかではなく、どのように伝わったかが重要だと。

講師という仕事や、アマチュアではあるが指揮者という役割を担うと、日々、考えさせられてしまう。

「伝える」ことは「聴く」ことと同じくらい厳しいことなのだ。

2013年6月21日金曜日

一日電話相談


昨日は、
午後から加東市でケアマネジャーさんの研修。

夜は、兵庫県介護支援専門員教会の相談窓口委員会でした。

7月28日(日)10:00~16:30
ケアマネジャーのための一日電話相談を行います。

詳細は、兵庫県介護支援専門員協会のホームページを観てくださいね。

2013年6月20日木曜日

どのように理解するか


昨日は、
神戸の老人保健施設協会の
看護・介護・リハビリ部会の研修に呼んでいただきました。
テーマは、

「職員間のコミュニケーション~より良いケアにつなげるためのチームワーク~」

でした。

コミュニケーションがベースの研修テーマも良くいただくのですが、

基本的な部分は同じです。

伝えたいと思ったことを

相手が「どのように理解するか」ということです。

こちら側が「話した(伝えた)」ということよりも

相手側が、「理解できた」ことが重要です。


伝えてもらうときも

「話を聴いた」ということだけでは不十分で、

「相手の意図を確認できた」が重要です。


コミュニケーションとは

結構、面倒なことです。

2013年6月19日水曜日

相手の目標を共有する


昨日は、
大学、老人施設連盟の相談員研修、某法人の研修のトリプルヘッダーでした。

老人施設連盟の相談員部会は、
かつて、自分が属していた組織でもあり懐かしい思いでした。

テーマは、
相談援助の基本的なお話し。

今年度、
6月、11月、3月と3回に分けて一年を通じて取り組むこととなりました。

私自身、施設の相談員はソーシャルワーカーである。と認識していますので、
そのことをベースに、いろいろお伝えできればと考えています。


昨日お伝えしたことは、

「対人援助とは、クラインとが主体である人間関係であること」

「そのためには、クライアントを全人的に環境も含めて理解しようとすること」

「また、そのためには信頼関係を醸成すること」

「そして、クライアントの目標を共有すること」

くらいかな。


自分の目標ではなく、

「相手の目標を共有する」というところが味噌です。

そして、目標は与えるのではなく、
共同作業で考え、想像し、クライアントが検定するのです。

2013年6月17日月曜日

重ねること、確認すること


今日は、
何となく、昨日からの心地よい疲れをひきずっていましたが、
晩方にはSV面接をひとっつ。



自分の感情と
クライアントの思い。

クライアントの思いが二転三転、

「私は、試されてる?」


負と、不安になります。


疑うのではなく、

もしかしたら正反対の思いかもしれない、
という、想定もしつつ、、、

信じてみる。

信じていない自分自身を認めながらも、

賭けてみる。


そして、
確認するために、
質問を重ねてみる。

でも、
あせらない。

緊急度だけを押さえたら、
自然のテンポに任せてみる。

そうしたら、
相手が動き出すかも。

丁寧に
相手の思いの真実を知りたいと思い、
ことばを重ねること。

丁寧に、丁寧に。


明日は、大学。
神戸市老施練相談員会の研修。
あぁすの研修。
午前午後、夜トリプルヘッダー。

丁寧に、丁寧に!!

定期無事終了。チームワークへ感謝!!

 

昨日は、
西神戸混声合唱団 第18回定期演奏会でした。
700名を超えるお客様に来ていただき、
超満員も松方ホールで演奏できました。

まず、わざわざホールまで足をお運びくださった、708名の皆さま方お一人お一人に
心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
私たちの演奏が、少しでも心のエネルギーや癒しとなっていたなら
さらなる喜びです。

毎回、客演指揮を快くお受けいただき、
なかなか前に進まない私たちを
決して苛立たず、優しくご指導くださる益子務先生、
本当にありがとうございます。

毎回、益子先生のステージでピアノを弾いてくださる岡田先生、
ありがとうございます。

今回、ドラムス、ベースで盛り上げてくださった
中山さん、藤田さん、心よりお礼申し上げます。

振り付けの桑畑先生、
よくぞあきらめずにご指導くださいました。
ありがとうございます。

今回はお仕事の都合でお越しいただけんませんでしたが、
初めてコーラスをするという新入団員の多い中、
優しく、愉快にヴォイストレーニングして下る附田先生。
素敵な演奏会にすることができました。ありがとうございます。

もう西混に無くてはならない存在、
山田千さんのピアノ無くして西コンハあり得ない。
いつも支えてくださり、本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

ステージマネージャーをしていただいた居島さん、
急な変更にも快く段取りをしていただいた
KISSの皆さま、お世話になりました。
感謝です。

そして、私のつたない指揮を支え、励まし、
真摯に歌ってくださった西混の団員の皆さま、
本番の時の皆さんほど頼もしい仲間はありません。
定演の後、いつも感じることですが、
「この団を降らせてもらえて幸せやなぁ」って!!
歌だけでなく、
日頃の運営をしていただいている役員の皆さま
コンサート委員としてご苦労くださったメンバーの皆さま
それぞれのポジションで役割を担ってくださった皆様
ありがとうございました。

それから、
仕事でもないコーラスに向かう私を
快く送り出し、応援してくれる
連れ合いと娘、息子に心より感謝します。

この演奏会に関わった皆様に、心よりお礼申し上げます。

本日より、再来年の定期演奏会に向けて新たな歩みを続けてまいります。
上手にではなく、丁寧に。あせらず、あわてず、あきらめずに!!


ケアマネジメントと同じくチームワークです。
対人援助を行うときに、関わる全ての人々に
感謝することを忘れてはならないように感じました。

2013年6月15日土曜日

流れを切らない


今日は、
午前中、和歌山の気づきの有志と再度DVD学習をし、
神戸に戻って、午後2時から“のじぎく会館”で神戸市ケアマネジャー連絡会の総会。
晩は、西混の定期演奏会前日練習でした。
4日ぶりに我が家に帰ってきました。


神戸の総会後、記念講演会は
親和女子大学の平尾剛先生の「ラグビーフットボールにおけるとチームプレイ」という講演でした。

平尾先生はコベルコスティーラーズのバックスで
ラグビー元日本代表です。

ラグビーにおけるチームということを題材にお話しされましたが、
ケアマネジャーがクライアントを支援する際のチームアプローチにも通じる部分を感じました。

ただ、
私が一番印象に残ったのは、
「流れを切らない」ということでした。
ラグビーという競技は、根底に流れを切らないというスピリットがあるそうです。

人の支援をする際に、
その人の生活を分断するのではなく、
「生活の流れ、物語の流れを切らない」
という意識が必要ではないでしょうか?


そして、
夜は、明日の本番に向けてほぼ通し稽古でしたが、
ここでも、「音楽の流れを切らない。」
という意識が大切だと感じたのでした。

根付く


昨日は、
和歌山で2年前から取り組んだ
「気づきの事例検討会」の
最初の田辺会場のメンバーと
和歌山会場のメンバーが
初めて合同で事例検討会を行いました。

どちらのメンバーも
最初の学びを終えてから、
定期的に事例検討会を継続しています。

素敵な学びの時間を共有しました。

種を蒔いた活動が
芽をだし、
双葉を開き、
育ってきています。

そして、見えないところで
しっかり根付き、根を広げています。

質問力も、
事例の見立ても、
2年前とは違います。
続け多分
育っています。

これからも
派を伸ばし、蕾をつけ、花開き、実を結んで欲しいと思います。

和歌山県のメンバーの皆さま。
感謝です。

2013年6月13日木曜日

話を聴く

 

今日は、
和歌山でのケアマネジャー専門研修。
対人個別援助技術、、、です。

相変わらず稲松は受講生さんにインタービューしまくります。

利用者さんと信頼関係を作るためには?

受講生さんの回答

「話を聴くこと」

そう、話しを聴いてくれない人なんて信頼できません。


ここで注意したいのは、
こちらが、「聴いていますよ!」って思っても、
相手が、「聴いてくれてるわ!」って感じないと、
聴いてないことになるってこと。

「話を聴く」

対人援助のスタートラインです。

明日は、ロールプレイ。

今日のことが少しでも生かせるでしょうか?

一日、無事に終了しました。
和歌山城も夕焼けです。

またまた和歌山!!

 

昨日から和歌山。
正確には一昨日の晩から和歌山に来てます。

先週も、2泊3日で来ていたのですが、
今週は4泊です。

なぜ2週続けて?

介護支援専門員専門研修Ⅰのおかげです。

介護支援専門員の資格は5年で更新制です。
要するに、うけなければならない研修です。

受講タイミングが重なると、、、希望者がおおくなり、
1回開催で予定していたのが、
2回開催しないといけない状況になったからです。

今週の和歌山は、

昨日が、認知症介護実践者研修(4時間)と南風園での研修(2時間)

今日が、介護支援専門員専門研修Ⅰ対人個別援助技術(7時間)

明日は、介護支援専門員専門研修Ⅰ対人個別援助技術(2時間)と“気づきの事例検討会”(4時間半)と懇親会

ありがたいことでございます。

2013年6月12日水曜日

地域包括支援センターと居宅ケアマネジャーの連携

 

昨日は、
兵庫県介護支援専門員協会
南播磨支部(加古川・高砂・稲美・播磨の2市2町)と
支部地域内の9つの地域包括支援センターの共催研修でした。

テーマは「地域ケア会議とは」でした。

最初に、
地域ケア会議について解説する講義をして、
後半は、模擬事例を使って
アセスメントから支援(介入)方法の検討、資源間の連携について
グループで話し合いました。

最後に(本当に最後の少しの時間)、
そのプロセスの中で
地域包括支援センターと居宅ケアマネジャーが
それぞれどのようなポジションで関わり
連携していくのかを考えていただきました。

皆さん前向きに取り組まれ
結構、濃い時間の中で考えを深められたのではないでしょうか。


国が、ケアマネジメントの機能を
地域包括支援センターと居宅介護支援事業所に2分したことが
連携を取りにくくしている感があり、
その辺り、今後のシステム変更が待たれますが、

現状の仕組みでも、
地域包括支援センターは居宅ケアマネジャーの監視機関や上部組織ではなく、
両者は、地域包括ケアシステムを共に構築する協力者なのです。

何ののために?
地域で暮らし続けたい住民、クライアントのために。

2013年6月11日火曜日

感情、行動、コントロール


今日は、
神戸にある有料老人ホームでの研修でした。

テーマは「施設におけるターミナルケア」

ターミナルケアをどのよjに捉え、
どのように向き合うかについて
お話ししたのですが、

あるターミナルの方が、
感情のままに振舞われ、
スタッフが疲弊しているとのこと。

あるスタッフが
たまりかねて「いつまで続くのか?」=(いつまで生きておられるのか?)
と、頭をかすめたことで、
ふさぎ込んでいるということ。


苦しい状況では、
想定内。

「死んでしまえばいいのに」
「いつまで生きてるの?」
という感情は現れても当然です。

そのような感情が起こることを卑下してはいけません。
真剣に向き合おうとするから腹が立つのです。

真面目に仕事をしようとするから
「いつまで続くのか」という問いが浮かんでくるのです。

感情の部分で、
「もうやってられない!!」
っていうことは、
当然起こります。

しかし、行動で行てしまうこととは別です。

感情を行動に反映するときには、

かならず、伝えて入りましょう!!

2013年6月10日月曜日

初舞台


昨日は、
娘の初舞台を観に大阪に行ってきました。
5月7日のブログで紹介させていただいたやつです。

「自分の娘が出ているから」ということでなく、
面白いお芝居でした。

コミュニケーションの意味や
優しさと弱さ、わがままと強さ、
人は生きていくときに
様々な価値基準の間に挟まれながら、
悩み、苦悶し、他人(異性)に寄りかかり、操作しようと試み、、、
理解しようと努力し、あきらめ、、、
海の中に夢と救いを求め、、、

視点を変えると
色々なことを考えさせてもらえる作品でした。


初舞台でしたが、
東京公演をすでに経験していたので、
本当の意味で初めての舞台ではありませんが、
生もののお芝居ですから
全てが初めて。

親ばかかもしれませんが、
堂々と演じていたと思います。

他のキャスト、スタッフの方に恵まれ、
いい経験が積めたと思います。

一つの通過点を通り、
また次の目標に向かって歩んでもらえればと感じています。

ゆっくりと 前向きに!!


新米を仲間に入れていただき
育んでくださった皆様。
見に来てくださったお客様に
親として心から御礼申し上げます。

2013年6月9日日曜日

理解するのは、受け手


昨日は、
午前中、県の介護支援専門員協会の“気づきの事例検討会”の研究部会。
午後から、コープこうべさんの研修「コミュニケーション」
夜は、西神戸混声の練習。

  
  事例検討会では質問をします。
  質問の仕方も様々で、
  どのように訊くかは重要です。
  でも、「何のために、何を訊くか」の方が重要です。
  もちろんどちらも専門職にとっては必要な部分です。
  順序として「何を知りたいのか。そして、どのように訊くのか」です。
  そのことを伝えようとしていたのに、
  質問のバリエーションの方に意識がいっていたようです。

  私たちは伝えたつもりでも、理解するのは受け手です。
  伝え方を工夫する必要があります。


  ずばり、コミュニケーションはどう伝えたかではなく。
  どう理解したかです。
  そこに確認の重要さがあります。
  
  そして、受け手になった時には、
  受け取った内容、理解の仕方が、
  相手の意図したことと合致しているか、
  確認が必要です。


  合唱の練習中、
  ハーモニーが乱れたので
  「もっとよく聴いて」という意味で
  耳に手を当ててサインを送りました。
  すると、ベースのパートが
  とてつもなくでっかい声で歌いました。
  休憩中にそのことを指摘すると
  「耳に手を当てるから、『聴こえないぞ』といわれてると思った」そうです。

  伝える方法を最初に確認していなかった
  私のミスです。    

2013年6月8日土曜日

「ふりかえる」ということ

 

昨日は、
午前中2時間、一昨日からの続きで和歌山での研修。
相談面接のロールプレイをしました。

午後、3時からは兵庫県の自宅で
個人のスーパーヴィジョン。

晩、7時からは
明石のケアマネジャーさん有志と
“気づきの事例検討会”

ハードな1日でしたが、
充実した一日でした。

研修でもお話ししたんですが、
ロールプレイも
日頃、自分自身が行っている面接を
観察者に見てもらい、
「こういう風なものでしたよ」とフィードバックをもらう。
いわば振り返りです。

スーパーヴィジョンでも
ケースへのかかわりを丁寧に振り返ります。

“気づきの事例検討会”でも
そうです。振り返ることを丁寧にします。

対人援助の仕事のプロセスがどうであったか?
「ふりかえる」ことは、
実践のチェック、そこからの気づき、
そして次の実践への変化。

私たちの仕事の責任の一つであり、
前に進んでいく原動力だと感じています。

2013年6月7日金曜日

面接技術の支えとしての思い


昨日は、
和歌山県での介護支援専門員専門研修でした。

対人個別援助技術(講義及び演習)です。

面接技術がメインとなるのですが、

面接のことを話すとなると

コミュニケーションの基本的なお話は欠かせませんし、

アセスメントのお話も必要です。

また、何のために面接をするのか?
ケアマネジャーという仕事が目指すゴールは何か?
クライアントと向き合う目的は何なのか?
という話しも必要です。

面接は、
目的のある対話です。


われわれは、
どのような思いをもって
クライアントと向き合うのでしょうか?

クライアントが何らかの問題を抱えながらも
その人らしく暮らしていけること。
そうあってほしいという「思い」があるから、
技術が必要になることを忘れてはいけないと思います。

アセスメントによってクライアントを理解していく、
課題をより明確にしていく、

その為に、

何を聴き、訊くのか?

どのように聴き、訊くのか?

それが面接の技術です。

2013年6月5日水曜日

介護、、、快護、、、


今日は、
和歌山県海南市の特養「南風園」
の研修に呼んでいただきました。

皆さん積極的に研修に関わっていただきました。
ありがとうございます。

早速、受講された方から
FBでメッセージと友達のつながりをいただきました。

その中に「快護」という言葉を作って
研修の感想をいただきました。

「介」とは、傍らにいる。寄り添うという意味。
介護とは、そばにいて守ること。

「快」とは心地よいこと
快護とは、利用者の心地よさを守ること。

利用者の「快」とは、
利用者らしい生活、すなわち「自立」

谷さん、
素敵なメッセージありがとうございました。

晴れたり、曇ったり、雨降ったり

 

昨日は、
大学の日でした。

FBにもアップしたのですが、
朝から、気持ちのいい青空が広がり、
気分上々です。

季節は梅雨。
雨もある程度振っていただかないと
作物は大変です。

まわりまわって
野菜の値段が上がるのも困りますし、、、

お天気ですから
晴れの日もあれば、曇りの日もある。
雨だってある。
そんなことぁ、百も承知だけれど、
青空が広がっていたら気持ちがいいし
曇天だと鬱陶しい。


人間だって、
笑顔もあれば、困り顔もある。
泣くことだってある。

対人援助職は
そこに向き合う仕事だから、
困り顔や、泣き顔を受け止める必要がある。

それでも、
笑顔の方が素敵やと感じるなら
自分自身は基本笑顔!

廻りまわって
笑顔。

そんな仕事したいなぁ!!

2013年6月4日火曜日

 “ふるさと”にこがれる

 

昨日は、
但馬でお仕事でした。

私は神戸生まれですが、
小さい頃、鹿児島にも姫路にもすみました。
小学校からは神戸の垂水区で過ごし、
中学の3年から高校を卒業するまで但馬にいました。

俗にいう青春時代の前半を過ごしたので
思いでもあり「第2のふるさと」と云ったりしていますが、
第1のふるさとはどこか?と考えると
よくわかりません。

昨日の学びの中で
“ふるさと”というキーワードがあったのですが、

生まれたところなのか?

育ったところなのか?

先祖が暮らした土地なのか?

人それぞれの思いがあり、

簡単には言い尽くせないものを感じました。

心の中を考えてみると、
「自分はどこから来て、どこに帰るのか」という
根源的な問いにぶつかるような気もします。

「自分探しの旅」です。
言い換えると「自己実現の道のり」です。

人生のどこかの段階で
(青春時代から青年時代に)
自分自身を確立しないと生きづらいことがあります。
アイデンティティの確立です。
親離れであり、独立です。
経済的な面だけでなく、
精神的な面でも必要な過程です。

何らかの形で
「これが自分なんです」
というものを造り上げないと
他者との関係も気づきにくいし、
自分自身も不安でしょうがないと思います。

高齢となって今まで作り上げてきた
自我の像を変えなければならない壁にぶつかり
苦労する人はたくさんいますが、
若い時代に自我の像を作り損ねた方が
晩年にその課題に取り組むのは大変です。

そういった課題を抱えている方と向き合うには
かなりのパワーと忍耐が必要だと思います。


昨日お世話になった「はちぶせの里」からの風景。
“ふるさと”って感じ。

2013年6月3日月曜日

想定してみること

 

昨日は、
西宮にある兵庫県立芸術文化センター
通称「芸文」にいってました。

先日は演奏会を聴きに出したが、
昨日は16日の定期演奏会に向けてミュージカルメドレーステージの練習です。

日頃の練習場所では、本番の松方ホールの広さが取れません。
かといって、ホールを別の日に借りるほどの余裕もありません。
で、芸文のリハーサル室を借りて、
松方ホールの実寸をテープで作って練習をします。

このステージに加わっていただく
ドラムスとベースの合せも初めて行いました。
通常の練習会場では、ドラムをたたく許可がなかなかもらえないのです。

さすがに
本番2週間前、
何とか形にはなってきました。
が、実際のホールの尺に合わせて動くと、
全体のバランスが取れなかったり、
隣の人との距離が詰まりすぎたり、広すぎたり、
思い切ってターンすると反響版を突き抜けていたり、、、

いつもの狭い部屋で感覚と思い込みで練習していたのと差があります。

そう、
入院先から退院してご自宅に戻る際に
病院でできていたことが自宅では困難だったり、
逆に、できないと思っていたことが自宅だとできたり、
本番を想定することは重要です。

想定してみること。
思考してみること。
大切な作業だと感じました。

写真は、ちょっと前に新長田の勤労会館の大会議室のモノです。

2013年6月2日日曜日

アーサー・ホーランドさん

 

昨日は、
兵庫県介護支援専門員協会の総会でした。

記念講演会は
アーサー・ホーランド氏
「あなたは 愛されている」
でした。

アーサーさんは、
アメリカ人を父に、日本人を母に大阪に生まれ、
おばあちゃんとおじいちゃんに大阪ではぐくまれたそうです。

テレビでも取り上げられましたが、
沖縄から、北海道の宗谷岬まで
十字架を担いで歩いた牧師さんです。

90分間、
彼の魂から繰り出されるメッセージ、
(牧師先生というより、、、講釈師のような)

「試練はプラスになる」

「『使命』とは、命を使うってこと。自分がやらなければ誰がやるんだ。」

「自分がやることが、金や名誉のためだけだとしたら、それはいったい何なんや。」

「見えることだけを信じていると、当たり前のことに気づけなくなる。」

「自然(神様の作ったもの)と向き合うと、人間もを取り戻せる。」

「人間として 成長し続ける。」

「感動することが、生きる糧となる。」


アーサー・ホーランドさん
ありがとうございました。
私自身が、あなたのことばに感動し、
生きる糧をいただきました。

っていうたら、
アーサーさんは豪快に笑いながら、
「俺が云うたんやあらへん、神様が云うてはってん!」
て、云わはるんやろうね!

2013年6月1日土曜日

職業倫理


昨日は、
またまたOFF。(オフ、うふふ!)
フリーランスなので、喜んでもいられませんが、
今日からは1か月間、全く何の用事もない日はないので
素直に喜びたいと思います。

和歌山県の某市か研修依頼が来ました。

昨年、施設での虐待事件があったそうで、
詩としても、対策を講じなければならないとのこと。

ということで、対人援助職の価値と倫理について
和歌山県介護支援専門員協会さんのご紹介です。

倫理とは、
私風に開設すると
「価値を守るために、やったらあかんこと、やらなあかんこと」
です。

そしたら、価値とは、
その人にとって快感となること(モノ)。

ある人は、健康。
またある人は、お金。
etc ...

対人援助職者にとっての価値とは、
クライアントがその人らしく暮らせること。
そうして、そのための支援をするのがお仕事。
要するに

自立支援。

利用者さんが、
利用者さんらしく、
イイ顔になること。

その為にやりたいこと、
やりたくないこと。


虐待。

やりたくないですよね。