2014年5月28日水曜日

利用者の想い


利用者を主体に。

利用者の想いに寄り添う。

利用者の尊厳。

てなことは、よく耳にしますし、

こういう仕事をしていると普通のことだと思います。


しかし、

ホンマにそうなんでしょうか?

支援者側の都合で

利用者に関わっていないでしょうか?

もっとひどい場合には、

関わることすら避けてないでしょうか?


私たちは

その辺りから振り返る必要があるのではないでしょうか?

この世から姿が消えたとしても

同じ時代に生きたことに対して

敬意と感謝を伝えたいものです。

2014年5月27日火曜日

自らを考える時間


今日は午後から明石で、

“気づきの事例検討会”について

なぜ事例を振り返る必要があるのか?

どうして“気づきの事例検討会”を薦めるのか?

というお話しをしていました。


事例検討かを行う意義はいろいろありますが、

その一つに「自己覚知の機会」というのがあります。

そう、自分自身を知る作業です。


仕事のみならず、

日々の暮らしでもそうですが、

その場面場面で自分がどのように考え、言動したのか。

そのことを振り返るということは、

自分自身について考えるということです。


そういうことをすることで、自分自身のやり方を考えて、

結果、これからどのようにするかということが見えてきます。

自分自身を知るために、自らを振り返り考える時間は重要です。

2014年5月26日月曜日

「良い面を思う」努力をする。


今日はほぼ終日雨でした。

元町にある、県民会館でお仕事だったのですが、

担当の方も「お足元の悪い中・・・」とねぎらってくださいました。


やはり雨の日というのは鬱陶しいものです。

農作物だけでなく、

自然の動植物にとっても、

当然私たち人間にとっても、

大切なものであることは解っています。

それでも鬱陶しいと感じてしまうことが多いように感じます。


しかし

「恵みの雨なのだから」思う努力をしてみると違うかもしれません。

雨が降った時のプラス面を意識して考えることです。

人は、雨が降れば、

「傘をさすのが面倒くさい」とか

「体がぬれるからいやだ」とか

「せっかくの靴が汚れてしまう」というように

悪い面を探してしまいます。


「次に晴れた時の木々の緑がきれいだぞ」とか

「庭の花に水やりをせずにすむ」とか

日頃からそういう癖をつければ

クライアントを見るときにも強さを発見できるのかも


雨に煙るポートタワーもまた良しってか!

本物に近づくにはスパイスが要る


昨日の昼は、

午後の用事が終わって帰宅後食べました。

2時を回っていたので「飛ばすか」とも思ったのですが、

やはりお腹が空いたのでちょこっと食べよかな?!

ってことで台所に行くと、

前の日のシチューが少しだけ残っていました。


あまりにも残り物って感じなので、

ガラムマサラとクミン、秋ウコン、コショー、一味パウダーを足して

冷ご飯を入れて食べると、カレーライスでした。

なかなかおいしかったです。


よくケアマネジャーさんや、相談員さんに

「面接が上手になりたいのですが、、、」

と相談を受けることがあります。

面接が上手な人っていうのは、

要は、基本がしっかりとできている人です。

傾聴であったり、受容であったり、共感であったり、

情報の統合と分析であったり、、、


カレーであればスパイスです。

基本的なスパイスが入ると

本物のカレーに近づきます。

クライアントのことを知りたいと思って、

技術だけではなく、

基本的な態度等を丁寧に実践してみる。

そのことが本物の面接に近づく方法だと感じています。

2014年5月25日日曜日

大きなものの方向を変えるには時間がかかる


24日は、

神戸聖隷福祉事業団の理事会でした。

事業報告・決算理事会だったのですが、

今後の方向性についても話が出ます。


最近の社会福祉法人では、

中長期計画が立てられ、

新たな事業展開や

既存の施設のメンテナンス、それも大規模な修繕などは

ある程度長いスパンの中で見通しを立てて進めていこうというものです。


ある事業の施設を新設するための用地取得や、

人事のあり方を考えるための新しい取り組み等々

今後の邦人の方向性を動かしていく重要なものです。


なぜ中長期に考えるのかというと、

大きな組織は急に転換しにくいからです。

大きな飛行機を旋回するときに

レバーを倒してから実際に期待が旋回を始めるまでに時間がかかります。

組織も大きければ舵を切りはじめてから、

実際に組織全体が方向を変え始めるまでには

タイムラグがあると思います。


そこのとこを「えいっ、やぁー」でやるのがいいのかどうかは、

難しいところです。もちろんケースバイケースでしょうが、

ラディカルに変換しよとするには、

それなりのリスクもあると感じています。

学んだことを試してみる


23日(金)は、夕方から川西の「さぎそう園」での内部研修でした。

7月にもいかせていただきます。

内容は、対人援助の基本的なお話しなのですが、

担当の方から、

「今回、基本的な学びを中心にして、7月に振り返りの応用編を」

というオファーをいただきました。


振り返るためには、実践が必要です。

なので、宿題を出させていただきました。

自分なりに、学んだことについて

一つでいいので意識して実践してもらい、

その実践の様子を記録してもらい、

次回の研修で振り返ろうという計画です。


「研修を受けた時には、

『なるほど・・・』って感じるんだけど、

現場に戻ると、

実践に変化はないのよね」

って話はよく聞きます。


例え、宿題が出なくても、

学んだことは意識して試してみる。

でないと研修受けた時間がもったいないですよ!!

2014年5月22日木曜日

何を見に行ったのだか・・・


本日OFFしまして京都に行ってまいりました。

今日以降、夫婦揃っての何も予定のない休みは、、、

おそらくお盆まで無いようなので、、、

しかも、いつもなら美術館系統か寺社巡りですが、

この度は、初めていくところでした。

・京都水族館

・梅小路蒸気機関車館


どちらも前から行きたかったところなのですが、

どうしても、お寺巡りや美術館といったところに行くため

今日は、固い決心で行きました。


ところが、

平日にもかかわらず

小さいお子さんを連れたファミリーが結構来ていて、

魚を見てはしゃいでいる子どもを見て、満面の笑顔になっている自分。

汽車ぽっぽを見て大喜びの子どもを見て、大喜びしている自分。


いや、もちろん魚も機関車も見ましたよ。

でも、ついつい小さい子どもに愛想を振りまいている自分が、、、

楽しいひと時でありました。

2014年5月21日水曜日

地域支援のマンパワー


見守り推進員:神戸市独自の地域包括支援センター張付けのCSW

LSA:高齢者向け住宅の対応CSW

区社協のコーディネーターやネットワーカー

といった職種の新任研修。

毎年のように呼んでいただいています。

フリーランサーとしてはありがたいお話し。

なんですが、

年2回あるのですが、毎回結構な人数なんです。

ということは、それだけ入れ替わりがあるということですよね。


地域包括ケア―の担い手であることに間違いはありません。

なんせCSW(コミュニティ ソーシャル ワーカー)なんですから!


でも、

地域の住民にとって直接的な相談相手が

ころころ変わられてしまうのは不安もあるだろうし、

繋がっていくときのエネルギーの面からも

それなりの負担があるように感じます。


本当に地域包括ケアシステムを作ろうというなら、

地域のエンパワーメントを行う専門職には

それなりの専門性が必要です。

専門性の高い人材を確保するなら、

続けていけるコストは必要だと思います。


これから、

地域包括ケアや地域ケア会議を実践に移そうと留守ときに、

その下地を耕すところでケチっては、

種を蒔いても目が出にくいし、

ラッキーに芽吹いたとしても

枝葉を広げることは困難だと感じています。


NHKのドラマ「サイレントプア」は、特にクライアント像がリアルです。

そこに関わるCSWの苦労や苦悩もなかなかリアルです。

ただ現場では、一話完結ではないのですから、

生身のワーカーは真剣に向き合うことで魂を削っています。

ドラマのようなケースが1年、2年と継続することを想定してみて欲しいと思います。

介護現場同様、マンパワーの確保は急務です。

2014年5月20日火曜日

無意識の非言語表現の力


コミュニケーションの学びの中で必ず出てくる、

・言語コミュニケーション:文字通り言語、言葉による部分

・準言語コミュニケーション:言葉の発し方、喋り方。大きさやトーン、スピードや間など

・非言語コミュニケーション:上記以外の視線や表情、身振り手振り、態度、服装などなど

それぞれの伝達力は、

・言語は10%まで、

・準言語は30~40%程度

・非言語は50~60%。


そう、非言語表現はコミュニケーションにおける伝達の半分以上を担っているのです。

ところが気づきにくいという特徴があります。


例えば、

自分を変えたいという意識があったとします。

何とか、自分の思うことを相手に伝えられるようになりたい。って!

自分で意識してもなかなか上手く行きません。

ストレートに表現したいけどできない。

って、考えている時に、

すっきり散髪してみたりする。

自分としては、髪が伸びてきたから散髪したのであって、

自己変容とは関係ないって思っている、というよりその意識はない。

でも、人には無意識があるので、

今までの自分を変えるために

スパッと切っちゃうということがあり得るのです。


もし、散髪にそういう意味があったとすれば、

(本人はそう思ってなくても)

古い自分の部分を切りさる。という行為が腑に落ちることもあります。


そういうことが、相手に伝わることもあります。

2014年5月19日月曜日

「包括ケア」の前に「地域」という言葉がある意味


今日は、
兵庫県介護支援専門員協会東播磨エリアの研修会に
和歌山県の崎山賢士さんが来てくださいました。
テーマは「地域ケア会議開催の意義の理解とその展開」
崎山さんは厚生労働省の「地域ケア会議コーディネーター研修企画委員」でもあります。

その資料の中より、


「地域包括ケア」とは

なぜ「包括ケア」の前に「地域」という言葉がついているのか?

・地域包括ケアの目的は「在宅生活」ではなく「地域生活」

・介護保険サービスを利用して「在宅生活」ができること=「地域生活」ではない。

・「地域生活」とは、要介護状態になる以前の地域との「かかわりや信頼関係」を継続できるような生活状態。

・「地域包括ケア」が目指すものとは、「治療とケア」だけではなく、本人の「かかわりや信頼関係」を維持・発展するための「相互間で連携、提携、協力」が必要。

(「平成25年3月山梨県福祉保健部長寿社会課 地域包括ケア推進研究会 地域ケア会議推進のための手引き」 参考)


一番冒頭のスライドにあげられていたこの内容は、

「地域包括ケア」や「地域ケア会議」を論じる以前に

ケアマネジメントにおいても重要な考え方だと思っています。

崎山さん、ありがとうございました。

2014年5月18日日曜日

オペラ「カルメン」

今日は大阪国際交流センターで、オペラ「カルメン」を観劇しました。
大好きなバリトン歌手の方が出演されていたのでなのですが、本格的なオペラは初めての経験でした。
歌い手さんの生の歌声も感動しましたが、オーケストラや合唱、指揮者の方のパフォーマンスもかっこよかったです。

帰りの電車でパンフレットを見ながら、極々当たり前のことを、改めて目の当たりにしました。

一つのオペラを上演するのに、ソリストである歌手の方々、オーケストラ、合唱、指揮者、ダンサー等の演者の方はもちろんですが、訳詞、台本、演出、美術、照明、衣装、振付、舞台監督、演出助手、大道具、ヘアメイク、、、
これぞ多職種連携、チームワークの結晶なんです。

素晴らしいオペラを仕上げるために力を合わせる。
そのことを感じながら、ケアマネジメントや対人援助のことを考えておりました。(^_^;)


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麗しの5月に


麗しの5月に

といえば

シューマンの歌曲集「詩人の恋」

第1曲ですが、、、

本日のブログは今朝のお散歩

兵庫県三木市の協同学園の「いこいの森」


30分ほど歩きました。

 Im wunderschönen Monat Mai 




2014年5月16日金曜日

ふりかえる

自分が歩いてきた道をふりかえる。

それは、

後から来る人に

イヤなモノを落としていないか?

笑顔の種を蒔いていなか?


イヤなモノは拾わなければならないし、

笑顔の種には水をやらなければ枯れてしまうから。

新任研修で1ヶ月半の振り返りと想いを語ってくれた皆さん、

これからも、ことある毎に振り返ることを続けてください!

それが成長の初めの第一歩ですから❗️


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2014年5月15日木曜日

コミュニケーションの技術、、、だけでは、、、


コミュニケーションの講座やセミナーで

コミュニケーション(伝達や情報共有)の仕組みや

一方向のコミュニケーションや双方向のこと、

言語表現と非言語表現、準言語のことなど

基本的なことについて知識として学び、

アテンディングビヘイビア(かかわり行動)や

積極的傾聴、積極的介入等を

面接などのテクニック(技術)として学びます。


実は、そのベースには

相手に受け入れられ、信頼関係を作っていく力が求められます。

前段の知識・技術はもちろん大切なのですが、

コミュニケーションのスキルを上げるためには

コミュニケーションのことだけでなく、

信頼関係を作っていくことや、

自分自身の癖を知っておくこと。


そのためには、相手を非難・批判しない雰囲気づくりや

コミュニケーションのやり取りの中で浮かんでくる

自分自身の感情や思いを

検証・考察する努力も必要となってくることを

知っておく必要があります。

2014年5月14日水曜日

最終決定は、、、


基本的なお話しです。

クライアントさんが居て、

援助者が居て、

アセスメントの結果、

援助者が外部からのサービスの必要性を感じる。

しかし、クライアントは拒否をする。

そんなに珍しい話しで阿¥はありません。


このようなときはどうすればいいでしょう?


ケアプランの最終決定権は、

クライアントのものです。


援助者が感じたサービスの必要性を説明し

合意を得られた時にプランが成立します。

クライアントが了解していないプランは無効です。


ではどうしたらよいでしょうか?

必要だと感じているサポートが入っていないわけですから、

リスクの高いプランになります。


どういったことが起こる可能性が高いのかを検証し、

起こってしまった時の対応を考えておきます。

そのことをクライアントに説明することと

チーム内で共有しておきます。


そう、原則、最終決定はクライアントがするのです。

2014年5月13日火曜日

「折り合い」という選択


NHK朝の連ドラ「花子とアン」

侯爵家の葉山連子さんは、

政略結婚だろう福岡の金持ちと結婚しました。

主人公の花子は、

自分の望む生き方をあきらめて

兄が葉山家を守るために仕込んだ結婚を受け入れた連子を受け入れられません。


ここで大切なキーワードは、

自己決定です。

望んだ形ではない選択にしろ、

現状を考えて、

折り合いをつけて、

自分で決めた生き方かどうかです。


人は、

生きていく中で希望通りにならないことは出てきます。

そんな時に、

希望通りの生活を求めて頑張るのか、

あきらめて身をゆだねるのか、

選択を迫られることがあります。

そういう時に、

自分の意志を持って前向きに

道を選ぶという方法もあると思います。

それがいいとか悪いとかではなく、

前向きにとらえるかどうかみたいな。


「折り合いをつける」

それは、理不尽な運命を前向きに生きるための言葉かもしれません。

2014年5月12日月曜日

バランスという視点で見る


自分の仕事ぶりを見てみると

なんか大したことで来てないように感じることがある。

人様の役に立っているのだろうか?

自己評価、、、低い。

モチベーションが上がらない。

って感じることはあると思います。

「そんなことはない。役に立ってるよね!」

と思おうとすればするほど、大したことないように感じる。


そんな時は、

他者の評価を冷静に観察してみましょう。

周囲の人は、自分のことを案外評価してくれています。

それも、自分のそれとは違って高めの評価を。


自分自身の自信があがらないのは、

他者の評価とのバランスをとっているのではないか?

他者が高めの評価するので、

バランスをとるために自己評価を下げているのではないか。

という考え方。


人って、結構意識していないところで

バランスをとっているように思います。

いかがですか?

2014年5月11日日曜日

想いを伝えるために


今日の西神戸混声合唱団の練習は、

作曲家で指揮者の保科洋(ほしなひろし)先生が来てくださいました。

コーラスの世界では知らない方も多いですが、

器楽、特に吹奏楽の世界では超有名な先生です。


来年の定期演奏会で先生の楽曲を取り上げるのですが、

今年の9月に先生の指揮で演奏できる機会をいただきまして

その曲のお慶顔をつけていただきました。


論理的に曲想や歌い方をご指導いただいたのですが、

曲を大きく演奏するとか、小さくするとか、

早くするとか、遅くするとかではなく、

その音楽でどういう思いを伝えたいかを大切にすること。

そのために理論や基礎があることを教えてくださいました。


対人援助職として人と向き合うときにも

その人とどのように接して、ではなく

その人のことを理解して、

自分の想いをどのように伝えるのか。

そのために、対人援助の基本的な理論や技術が必要となるのではないでしょうか。


練習後の飲み会までお付き合いくださり、

幸せなひと時を過ごせました。

2014年5月10日土曜日

「受容」というゆとりが和を生む


研修会などでグループワークをすると

ときに侃々諤々と意見を戦わせることもありますが、

基本的には、和やかに話し合いが進みます。

自職場でのミーティングなどでは、

侃々諤々はほど遠く、無言で座っているメンバーがいたり、

それなのにムードは重苦しい。


なぜ、そんなことが起こるのだろう???


一つは、同一職場なので「(利害)関係性が継続する」という遠慮。

二つ目は、「どうせ何も変わらない」というあきらめ。

三つ目は、「自分の発言を誰も聴いてくれない」という疎外感。

この辺りが原因ではないでしょうか?


研修などでは、相手を気遣って、、、というか、

最低限相手の話を聴いて理解する(受容する)

という意識があり、努力がなされていると思います。

コミュニケーションをとる際の最低限の礼儀でもあります。


自職場だって同じです。

相手の発言は、とりあえず聴かなければなりません。

「聴く」ということは、相手の言葉を目と耳と心で聴くのです。

相手の話を聞きながら、「今度はこう言ってやろう」と考えながらではできません。

先ずはしっかりと聴いて、受止めて(理解して)、

それから自分の発言をする。

こんな簡単なことですが、ゆとりがないとできないと思うでしょ?

逆転の発想で、聴いて、受容するとゆとりが生まれるのです。

嘘だと思うなら、

とりあえず、1カ月心がけて実践してみてください。

2014年5月8日木曜日

イメージする力とデザインする力


昨日、神戸市立博物館で

「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」

観てきました。

江戸時代の浮世絵師で、89歳まで生きた長命な絵師です。

また、世界一有名な日本人画家で、

「富嶽三十六景」や「北斎漫画」が有名です。


専門家でもないので、単なる感想として聴いていただければなんですが、

絵画の迫力もさることながら、

デザインとしても優れているのではないかと感じました。


有名な「神奈川沖波裏」なんかも

大きな波の輪の中に円形としての富士山があるのですが、

その図柄は絵画というより、デザインとして素晴らしいと感じました。

そこには、北斎のイメージする力とでもいう発想力があると思います。

実際には、大きな波のチューブの中に富士が見えることはないと思います。

しかし、荒々しい波の中奥に富士の秀麗な姿があれば

さぞかし美しく、豪快な図柄になるといことをイメージできたからこそ

作品となり、後世に残る名作が生まれたのだと思います。


波も富士山も実際にあるものです。

その両方をどのように配置するかをイメージし、デザインしたのです。


ケアマネジメントにも同じような力が必要ではないでしょうか。

クライアントや取り巻く人的環境や物的環境、

その関係性から、どのような生活像をイメージし、

そのためにはどのような課題をクリアするのか、

そして、これからの生活をデザインしていく。

まさにイメージとデザインの力が必要な仕事です。


もう一つ付け加えると、

そこには遊び心が大きな助けとなるんだろうということです。

2014年5月7日水曜日

話しを聴いてくれる人を確保する


今朝のNHKの「あさイチ」の特集は

「母の死」がテーマでした。

いわゆるグリーフケアの中でも

母親との死別によるものを取り上げていました。


母親との死別によるグリーフケアが

他のグリーフケアと特別に違うとは思わないのですが、

母性社会である日本人にとって、

母親との関係性は強いことは想像できますし、

その分、死別による悲嘆も強いと考えられます。


そうすれば、グリーフワークに要する時間もエネルギーも沢山必要になりますし、

支えてくれる人の必要性も高いと言えそうです。

その中で、やはり重要なのが「話を聴いてくれる人の存在」です。

励ましやアドバイスよりも

まず、そばにいて話しをしっかりと聴くことです。


グリーフケアが必要な方の支援に関わるときに

意識することも、第一には基本通りのことなのです。

2014年5月6日火曜日

過ぎると、やはりしんどい


ゴールデンウィーク後半、

義父母や妹と一緒に甥っ子も遊びに来ていました。

甥っ子が遊びに来るのは我が家にとっても楽しみです。

甥っ子も楽しみにしてくれていたようで、

ついつい張り切ってしまいます。


昨日のブログでも書きましたが、

楽しくて、嬉しくて、ついつい張り切り過ぎてしまいます。

昨晩、少し食べ過ぎてしんどかったようです。

どんな場合でも、

「過ぎる」というのは、

よほどのことがない限り無理がたたるようです。


仕事も、遊びも、過ぎないことを意識することは大事です。

プロは、「過ぎる」ボーダーを高める努力は必要です。

でも、

もっと重要なことは、過ぎてしまって周囲に迷惑をかけることです。

良いパフォーマンスというのは許容範囲内にあるようです。


その点ピースは人間の歳では90代半ば、達人の域のようです。
私の仕事をしている足元で午睡中。

2014年5月5日月曜日

自分で選ぶ楽しさと責任


今日もゴールデンウィークで

昨日のメンバーで、お買い物と昼食を楽しみました。


お菓子屋さんで自分の好みのスウィーツを選んだり、

ユニクロで好きな服を選んだり、

買い物の楽しみは、買うことより選ぶことにありますよね。


昼食は、ビュッフェスタイルのお店で。

昔風に云うとバイキングスタイル、

いわゆる食べ放題です。


好きなものを好きなだけ食べられる。

こんな幸せなことはありません。

自分で選べるということは、権利ですし。

選択肢が広いということはそれだけ楽しみです。

若い頃は、たくさん食べられることが良かったですが、

今となっては、少ない量でいろいろ食べられる楽しみもあります。


甥っ子は若いのでたくさん食べます。

ただ、あれもこれも食べたくなって、

ついつい取り過ぎて、食べられないくらい取っちゃいます。

残してしまうことになります。


自分で選ぶということには、

自分で選択することへの責任もあります。

ついつい取り過ぎてしまうことはあるのですが、

作った方への礼儀も含め、

自分の選んだ者への責任はあることを自覚することは大切です。


自己決定の意味は結構深いのです。

2014年5月4日日曜日

笑顔でゆとりを作る


ゴールデンウィークということで、

甥っ子と義妹、義父母が遊びに来ています。

本日は、天気も良く

姫路の手柄山にある水族館と温室植物園に行きました。


さすがに連休で、家族ずれで一杯でした。


お父さんやお母さんンも疲れている時に

子どもがぐずると、ついつい笑顔が消えて

子供を怒っている光景にも出くわします。


本当なら、疲れているかからゆっくりと休みたい。

でも、連休だしどこかに連れて行ってあげなければ、

と、家族サービスする。

エネルギー的にも気持ちにもゆとりがなくなるので

ちょっとしたことで怒ってしまう。


稲松の場合は、家族サービスという概念がありません。

自分も楽しむからです。


でも、サービスしなければという気持ちもわかります。

サービスすると決めたなら、

できるだけ意識して笑顔でいましょう。

笑顔でいると、なぜかゆとりが出てきます。


ゆとりがないから笑えないのなら、

逆手にとって、笑顔になることでゆとりを呼び込みましょう!

それすらできないときは、しっかり休みましょう。

2014年5月3日土曜日

リズムは大切


今日から、GW後半の4連休。

テレビでも、ラジオでも、そう云ってます。

私は、午後からコーラスの練習。

3時間のうち2時間半ほど指揮者という立場で

体を動かしました。実は、結構体力使います。

汗をびっしょりかきました。


本業がフリーランスなので、

務めていた頃にくらべれば自由ですが、

逆に、決まった休みがないので

GW明け頃から、用事のない日がなくなってきます。

考えてみれば、務めている時も、

一日家にいる日はほとんどありませんでした。


体力的にも辛いのですが、

ずーっと動いていると、

メリハリがなくなってきます。

実は、ダラダラとは言わないまでも

メリハリがなくことが進んでいくのは結構ストレスフルです。


そういう時に、生活の中にリズムがあると調子を整えるのに役立ちます。

例えば、朝夕の散歩。

うちには愛犬ピースがいますので、

原則、朝夕30分ほど散歩します。

一日のリズムをそこで整えます。

毎週土曜日にはコーラスの練習があります。

一週間のリズムはそこで整えられます。


人によって、リズムは違うのですが

決まったスパンで何かがあると

それに取り組むことでリズムができます。

音楽でも生活でもリズムは大切です。











(写真は、昨年のチャペルコンサートの時の私)







2014年5月2日金曜日

心の充電、命の洗濯を!!


今日はいいお天気でした。

世間はゴールデンウィーク期間。

って、施設で仕事していた時はよく言ってました。

フリーランスになると、仕事がなければ

いつだってゴールデンウィーク。

恐ろしいことです。

仕事があるということはありがたいことですが、

ずーっと仕事ばかりだと、やっぱりしんどいものです。

なので、仕事を入れないようにすれば連休はできます。


息抜きは、仕事の合間でもできますが、

命の洗濯とか、

心の充電は、

少し時間をかけてやったほうが良いようです。


命の洗濯は、

人間が作った観光地や施設に行くよりも

神様が作った大自然の中に行く方ができそうです。

心の充電は、

本当に好きなことや、楽しめることをした方がいいようです。



明日からは暦の上でも4連休。

山笑う季節に、

心から笑顔になれることをして、

充電したいものです。


私は、コーラスの練習もあるし、

甥っ子が遊びに来るのでどこかに出かけようと考え中です。

施設勤務の皆さん、ごめんね!!

2014年5月1日木曜日

研修を受けるのは何故か?


ケアマネジャーは

5年に一度、

資格の更新をしなければなりません。

そのため、更新研修(専門Ⅰ・Ⅱ)等を受講します。


更新のために研修を受ける。

それはそうなんですが、

専門職が研修を受ける意味を考える必要があります。


国が定めた更新研修だから、

更新をすることが目標であってはいけない気がします。


制度を作られたからしょうがなく、研修を受ける。


そやからおもろないんです。


自分を成長させるのが目的。


何で成長させるの?


少しでも高いレベルの支援をするために!


国が求めてるところが違うと感じたら、

ちょっと、おかしいちゃうのん?!?!?

って。云うたらなあかんよ!!

日本協会さん!