「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」
観てきました。
江戸時代の浮世絵師で、89歳まで生きた長命な絵師です。
また、世界一有名な日本人画家で、
「富嶽三十六景」や「北斎漫画」が有名です。
専門家でもないので、単なる感想として聴いていただければなんですが、
絵画の迫力もさることながら、
デザインとしても優れているのではないかと感じました。
有名な「神奈川沖波裏」なんかも
大きな波の輪の中に円形としての富士山があるのですが、
その図柄は絵画というより、デザインとして素晴らしいと感じました。
そこには、北斎のイメージする力とでもいう発想力があると思います。
実際には、大きな波のチューブの中に富士が見えることはないと思います。
しかし、荒々しい波の中奥に富士の秀麗な姿があれば
さぞかし美しく、豪快な図柄になるといことをイメージできたからこそ
作品となり、後世に残る名作が生まれたのだと思います。
波も富士山も実際にあるものです。
その両方をどのように配置するかをイメージし、デザインしたのです。
ケアマネジメントにも同じような力が必要ではないでしょうか。
クライアントや取り巻く人的環境や物的環境、
その関係性から、どのような生活像をイメージし、
そのためにはどのような課題をクリアするのか、
そして、これからの生活をデザインしていく。
まさにイメージとデザインの力が必要な仕事です。
もう一つ付け加えると、
そこには遊び心が大きな助けとなるんだろうということです。
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