2014年5月21日水曜日

地域支援のマンパワー


見守り推進員:神戸市独自の地域包括支援センター張付けのCSW

LSA:高齢者向け住宅の対応CSW

区社協のコーディネーターやネットワーカー

といった職種の新任研修。

毎年のように呼んでいただいています。

フリーランサーとしてはありがたいお話し。

なんですが、

年2回あるのですが、毎回結構な人数なんです。

ということは、それだけ入れ替わりがあるということですよね。


地域包括ケア―の担い手であることに間違いはありません。

なんせCSW(コミュニティ ソーシャル ワーカー)なんですから!


でも、

地域の住民にとって直接的な相談相手が

ころころ変わられてしまうのは不安もあるだろうし、

繋がっていくときのエネルギーの面からも

それなりの負担があるように感じます。


本当に地域包括ケアシステムを作ろうというなら、

地域のエンパワーメントを行う専門職には

それなりの専門性が必要です。

専門性の高い人材を確保するなら、

続けていけるコストは必要だと思います。


これから、

地域包括ケアや地域ケア会議を実践に移そうと留守ときに、

その下地を耕すところでケチっては、

種を蒔いても目が出にくいし、

ラッキーに芽吹いたとしても

枝葉を広げることは困難だと感じています。


NHKのドラマ「サイレントプア」は、特にクライアント像がリアルです。

そこに関わるCSWの苦労や苦悩もなかなかリアルです。

ただ現場では、一話完結ではないのですから、

生身のワーカーは真剣に向き合うことで魂を削っています。

ドラマのようなケースが1年、2年と継続することを想定してみて欲しいと思います。

介護現場同様、マンパワーの確保は急務です。

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