2013年1月31日木曜日

「育てる」と「操作する」


昨日は、
大阪市生野区の地域包括で
主任ケアマネジャーさんの研修でした。
「気づきの事例検討会」の導入に関して、
事例検討会とスーパービジョン、人財育成などがテーマです。

世間では、
女子柔道の監督が
選手やコーチから告発されたニュースが流れています。

人を育てたいときには、
対象となる人の行動変容が求められることが多々あります。
というか、
人財育成とは「プラスの行動変容そのもの」をさす場合がほとんどでしょう。

人の行動はなかなか変えられないものですが、
その時に、暴力等で圧力をかけたり、
美味しいお菓子や、、、金品で釣ったりして、
行動を変化させる。
変化した行動を強化していくやり方が昔からあります。

ただ、人財育成の方法としては、もう古いように感じます。
その人自身が力をつけて、
いろいろな局面に対処していく応用力まで育てようとすれば、
その人自身が納得して、
学び、トレーニングする過程が必要ではないでしょうか?

人を育てるということは、
操作することではないことを
よくわかっておかなければならないと感じています。

2013年1月30日水曜日

盗塁だって、アセスメントが大切!!


昨日は、
午後に1本面接がありました。
それ以外は、資料作り、家事、買い物、散歩。

このあいだ、
「頭で走る盗塁論」~駆け引きという名の心理戦」
赤星憲広、朝日新書
を買いました。

赤星さんとは、
一昨年の秋に兵庫県社会福協議会の
福祉人材センターのお仕事で
ご一緒させていただいたことがあります。

もともと阪神ファンでもある私にとっては、
彼の引退はかなりショックな出来事だったりして、
思い入れの強い選手でした。

「頭で走る盗塁論」ときけば、
関西人は、
「頭で走れるかいな、足で走んねんがな!!」
と突っ込みそうですが、
要は、
俊足ということだけでは盗塁は成功しない。
準備が必要と書いておられます。

よく「投手の癖を掴む」みたいなことは
福本さん(元阪急、世界の盗塁王)も云うておられます。
ただ、投手の癖と一口に行っても
「変化球を投げるときに左肩が少し上がる」
みたいなことだけでなく、「このカウントではこんな玉放る」とか、
「今日の傾向は、、、」とか、データ分析が必要。
それ以外にも、赤星さんの本には、
捕手の癖、その時バッターボックスに立つ味方の打者の癖、
風向きなどの天候、、、
あらゆる情報が頭の中で統合分析されて
一つの盗塁に結び付いていることがよくわかります。

「対人援助と全く同じや」と思いました。
クライアントの身体的状況だけでなく、
心理的、社会的な情報をどのように分析するか。
また、家族はどうか。家の構造はどうか。
地域の環境はどうか。。。

そういった情報をえて、
統合分析して、
クライアントとの合議という一手間をかけて、
やっと引っ付の支援が成立するのかもしれません。

野球好きのケアマネジャーさんご一読ください。

2013年1月29日火曜日

ALL FOR ONE.


昨日は、オフでした。
が、19:30に三宮東急ハンズ前に、、、
福井県立大の奥西先生、
神戸親和女子大の平尾先生、
神戸市ケアマネジャー連絡会の伊賀代表、
はじめ、施設ケアマネ研修担当の皆さんや事務局さん。

お鍋でも食べながら、
3月の研修と来年度総会の打合せ
兼 懇親会。
(写真撮るの忘れてました・・・)

実は、神戸親和女子大の平尾先生は、
ラグビー元日本代表のウィング、フルバック。
なぜ、かというと
奥西先生のコーディネーションで
施設ケアマネジャー研修でお話しいただけたらということになりまして、
テーマは「チームワーク」

ラグビーというスポーツのポジションというのは結構明確に分かれていて、
違うポジションの選手が他のポジションの仕事をすることは難しいそうで、
それでも一つのボールをゴールに運んで行くために連携する。
そのことが、
色々な専門職が連携を取って利用者の自立生活を支援していく
施設ケアをコーディネーションするケアマネジャーに役立つのではないか。
ということです。

実際にお話を伺うと、
それぞれのポジションで動こうとするときに
他のポジションの選手がどのような位置にいるかで動きが変わってくる、
スクラムでセンターの選手の位置が5センチ違っても
パスの出方やつなぎ方に変化があるので
ウィングは動き方を考えないといけない。
当たり前といえば当たり前、でも、、、
施設現場で多職種がそのような意識で動けているのだろうか、、、

先生のお話しから多くの学びを得られます。

私より一回り以上お若いのですが、
深い思考・洞察力をお持ちの方、
さわやかなナイスガイって感じの方でした。

ちなみにラグビーの発祥が
ラグビー校のエリス少年伝説というのは誤りだそうです。

2013年1月27日日曜日

自分らしさをあきらめない


今日は、
兵庫県介護支援専門員協会
単位認定研修の生涯研修で、
シンポのコーディネーターでした。

在宅ターミナルを通じて
自立であるとか、
多職種連携wp振り返る機会になったと思います。

その中で、
実際に看取りを経験されたご家族に
ご参加いただき、
ご発言していただけました。

生の声であり、
重たく、また、身に染みるお言葉でした。

色々な学びの中で感じたことは、

「希望」と「あきらめない」ということでした。

亡くなっていくのだから、
希望もなく、人生は潰えた。のではなく、

人生の最後まで自分らしくをあきらめない
前向きな姿勢でした。

決して強いわけではなく、
折れた気持ちを癒し、立ち直らせてくれるのは、
支援者のかかわりであり、連携であることを語られていました。

主治医の先生も、
本人や家族の「希望」を大切にされた居ました。

ご本人や家族も含めて、
支援者全員が、
その人らしさをあきらめずに、
何ができるかを考えた結果、
余命2週間と宣告された方が、
家族で温泉旅行に行き、釣りを楽しまれたのだと思います。

自分来示唆をあきらめない、ということは、
人とのかかわりを、あきらめないことです。

自分らしさとは、他者とのかかわりで生まれる。
福富先生もいっておられましたが、
私も、全くの同感です。

素敵な学びの時間を醸し出してくださった皆様、
ありがとうございました。

2013年1月26日土曜日

本日も自立支援の研修


本日は、
午前中、きょされん兵庫支部の中堅職員研修でした。

テーマは、
「人が人を支援することを考える」
~大切な視点は何か~

支援における関係性や
支援関係の置ける主体とは、
支援の目標は、
援助の専門職者としての立ち位置は、
チームを形成するということ
等々を
いつもの通り、
インタビュー形式に質問しながらのお話でした。

テーマの中でも
「クライアントの自立をどのように捉えるか」
は大きな部分です。


午後からは、
のじぎく会館で、
昨日とは趣向を変えながらも
同じテーマで
自立支援型ケアマネジメント研修
主任介護支援専門員現任研修でした。

講師には、花園大学の
福富先生をお迎えし、
事例を使ってのグループによる話し合いも交えての研修でした。

いつも感じる、
先生の受講生の発表を拾いながらの
纏めの講義は素晴らしいんです。
落としどころにはまっていくというか、、、
はんなりとした福富ワールドを堪能しつつ
学びの多い時間を過ごしました。




自立支援型、、、

昨日は、
「神戸市自立支援型ケアマネジメント研修」でした。全3回コースの初日、福井県立大学の奥西先生に「自立支援」と「多職種連携」についてお話しいただきました。
「自立」というと、まだまだ「自分のことが自分でできる」といった狭義で捉えられがちですが、「自己決定」という基本的な視点と「時間軸」「社会的関係性」を絡めて丁寧にご講義してくださいました。
昨日の講義を受けて2回目、3回目の講義と演習を担当するので、これから内容を詰めていきます。
受講される方々と素敵な学びの時間を共有したいと思います。その時に「自立支援」について一緒に考えましょう。

2013年1月24日木曜日

ボランティアさんの力!!(伊丹の「いちごの会」さん)


今日は、
午後から伊丹市「いきいきプラザ」でお仕事。

傾聴ボランティアをメインに活動しておられる
「いちごの会」というサークルからのご依頼で、
傾聴の事や、、、
ボランティアの事や、、、
援助関係のことについて
お喋りしてきました。

当初、30名程度の参加者とお聞きしていたのですが、
会のメンバーだけでなく、
新たなメンバー確保もできればと
一般の方にも声をかけられたとのことで、、、
なんと、50めいのかたが参加されました。

ボランティア活動をされている方は、
その日々の活動自体が前向きでパワフルな方が結構います。
今日の研修会は、日頃の活動以外に
自らの質を向上させるべく企画されたものです。
そのこと自体も素晴らしいと感じていましたが、
活動の仲間を広げようというところにも
エネルギーを注いでおられます。

こんな仲間が日本中にあるだろうし、
もっともっと増えたらいいなぁ。
と、心から感じました。

ボランティアの力、万歳!!

2013年1月23日水曜日

読み仕事、書き仕事、喋り仕事


今日は、
手帳の上ではスケジュールは入ってません。

喋る仕事は、オフ。

昨年の研修でっ送付いただいていたアンケートを読みました。
よくある研修会のアンケートは、
「よかった」と「悪かった」の間を5つくらいで丸を付けてもらうのが多いのですが、
法人全体とか、事業所全体の研修みたいなのは、
筆記項目が結構あって、読み応えがあります。

同じ話を聴いていても、
受講生によっては全然違う視点から感想を書いてくださっており、
私自身が、全く想定しないような捉え方の方もいて、
これはこれで勉強になります。
反省材料でもあり、新たなネタの展開にも使えます。

午後は、
昨年、ある大学の公開講座みたいなところでお喋りした内容の
抄録を作りました。
はっきり言って、書き仕事は苦手です。
小学校のころから作文が苦手で、
担任の先生から
「稲松君はお喋りするように書けばいいのよ。」
と、よく言われました。

そうはいっても、書いたものは残りますから、
そんな簡単にはいきません。
喋ったことは、その瞬間消えていきますので、
なんとなく気が楽なのかもしれません。
(本当はそんなことないんですが、、、)

2時間ほどかけて仕上げましたが、
やはり自信作とはいい難いかなぁ・・・
でも、文章を書くことで
客観的に自分自身のお喋りを振り返ることが出来ますので
講義というか、話芸と思っている私としては、
これはこれでありがたいことです。

この後、書き仕事がいくつかあります。
修行と思って取り組みますか!!

2013年1月22日火曜日

手打ち蕎麦「とむら」…「出会い」


今日は、
午前中に、兵庫区の主治医のところに定期受診。
午後からは、
西宮の事業団さんの地域包括支援センター研修で、
門戸厄神の近くに。




お昼を挟んで時間できたので、
三ノ宮の北側をウロウロ。
路地を覗いたりしながら、、、

発見。
美味しそうなお蕎麦屋さん。

店構えも
隠れ家風で、、、

手打ち蕎麦 「とむら」

神戸の北野坂を上がりかけてすぐに右に分かれる、、、
そう、時計屋の筋といえば、
「あ~っ、あそこの道。」という人も多いはず。

時計屋をこえて
少し行ったところの
左側に入った北側にあります。




十割そば、二八蕎麦、田舎蕎麦等々、
蕎麦の品書きがありました。

十割の大盛りをば、、、注文

十割なのにつるっとした口当たり。
蕎麦だけを口に入れても、
味のある旨い蕎麦。



蕎麦湯も、
おそらく蕎麦湯として用意されている感じの
とろみのある濃厚なのがでてきました。

また来たくなるお店です。



そう、
偶然に出会ったとしても
またお出会いしたくなる。

援助職者の出会いでも同じではないでしょうか?

「この人にまた相談したい。」と感じてもらえる。
そこんとこが大切なんだと思います。



2013年1月21日月曜日

全体と細かい部分


今日は、
南はりま支部の事例検討会でした。

事例の振り返りは、
いつも、ほぼ必ず何らかの気づきがあります。

ケース(事例)の細かい部分に
焦点を当てると
全体が見えづらく。

全体で把握しようとすると
詳細がぼやけてしまう。

その両方を観ようとする、、、
意識が必要です。

なぜなら、
どちらもが
事例を紐解くときに必要だからです。

自分がどちらかに傾いている時に、
違う方に意識しないといけないのだと思います。

色々な要素が合わさってできる、、、あせらないで前を向く。


昨日は、
午前中は個人のスーパービジョン。

午後は、西神戸混声合唱団の特別練習でした。

合唱の練習。
邦人の曲は、少しずつではありますがまとまってきました。
しかし、
歌詞が聞き取れない個所や、
パートによってタイミングのずれている箇所、
発声がおろそかになっている部分、
明らかに音がずれている・・・ところなど、
(本当にこれで、まとまってきたと言えるのか・・・)

(でも、最初にくらべりゃぁ、随分ましです!!)

歌を歌う、コーラスをするということは
色々な要素に大して、同時に意識しながらやることが必要です。
息をしっかり身体に入れる。
声帯がちゃんと合っているかを感じながら声にする。
身体の支えや軟口蓋が保たれて響きが出来ているか。
正しいピッチの音が捉えられているか。
声の大きさは適切か。
テンポやリズムはあっているか。
他のパートとのバランスはどうか。
もちろん、歌詞やメロディで感じているものを伝えようとしているか。
等々、きりがありません。
が、これを同時にやり遂げなければ完成していきませんし、
歌っていて、「よっしゃ!」という快感は得られません。
当然、聴いている方も心地よくはならないでしょう。

ケアマネジメントも同じです。
利用者の意向はどこにあるのか。
家族の意向は、、、。
どこに生活のしづらさがあるのか。
これらのことを先ず押さえていかなければならない。
しかし、利用者に自分自身が信頼してもらわなければ、
それらの情報は共有させてもらえない。
そのためには、
信頼関係を醸成する原則に意識しながら、
どのような枠組みの中で情報を得、
その情報を、同時に統合分析しながら、
もちろんそのためのコミュニケーションスキルも意識しながら
面接を展開する。
それを行いながら、ケースを見立てていく。
でないと、利用者の生活の質は維持できないでしょう。

長く遠い道。
今日はできなかったけど、
明日は、この次はできるように、
努力は必要。
でもあせらない。
お日さんは沈むけど、必ず明日は来ますから。





2013年1月19日土曜日

頂上を目指す意識と歩み


今日は、
兵庫県介護福祉士会の中堅職員研修でした。
「家族の理解や支援」「地域の理解や支援」
「接遇」に「コミュニケーション」とテーマは盛りだくさんでした。

家族という人間関係・社会をどのように理解するのか
昨日とは、システムとは・・・
地域とは何か、家族システムと地域、個人と地域・・・
えんじょsy億社にとっての接遇とは、、、
コミュニケーションとは、、、

別々に講義をすると
全く違うことを詰め込まれるように感じられるかもしれませんが、

人間関係という部分で家族を捉え、
人間関係の集合体的な意味合いで地域を捉え、
その関係性の中で意識したいマナーがあって、
そのベースにはコミュニケーションというプロセスがあります。
と考えれば、
このテーマは、決してバラバラではないし、
実践の中での意識はトータルのモノとも考えられます。

ただ、
そう考えると実践は至難の業です。
でも、
目指さなければ進みません。

一歩一歩、丁寧に上っていけば
頂上に辿り着くかもしれません。
必ず付くという保証はないかもしれませんが、
歩みを進めないことには絶対につかないのみ事実。

対人援助の仕事をしている以上、
あきらめてはいけないように感じます。



体罰 という 脅し


今日は、
午後の遅めと晩方にスーパービジョン的なお仕事でした。

全然違う話し。

桜ノ宮高校のバスケット部の事件。

おそらくみなさんご存知の
体罰による自死の事件。

その事件を受けて市長は、
その学校の体育科の受験を中止させています。
「受け入れ態勢が整わないと生徒に迷惑がかかる。」という理由で。
今まで努力してきた受験志望者の気持ちは考えているのでしょうか?
「視聴権限で予算の執行を止める。」
戸もおっしゃってます。

体罰は脅しです。
暴力による脅しです。
何の議論もなしに、
予算を出さないよ。っていうのは、
私には、脅しにしか見えません。

こんなやり方は体罰と変わらないように感じてしまいます。

それよりも
桜ノ宮高校のバスケット部が
対外試合に出場できないことは
それこそ、
生徒を無視した行為です。

教育の主体者は
児童・生徒であることを忘れている証拠だと思います。

少しではなく、
怒ってます。

2013年1月18日金曜日

相談すること


昨日は、
兵庫県介護支援専門員協会の相談窓口委員会でした。
来年度の取り組みと、
過去7年間の相談受付状況を分析することについて話し合いました。

140件近い相談が寄せられているのですが、
この数字が多いのか 少ないのかはわかりませんが、
一定のケアマネジャーさん(会員に限っています)にとって、
相談先の一つにしてもらえているのはありがたいことです。

昨年は、初めての試みで電話一日相談も実施しました。

ケアマネジャーは、
職業的には相談を受ける立場です。
ただ、困ったり、悩んだりしたときには、
やはり相談する立場にもなります。

制度についてなどは調べればある程度分かることです。
自助努力で調べることも大切です。が、
医学的な判断や法律の解釈等は、
専門職に相談する方が利用者にとって有益です。
また、ケース対応等についても
第三者(専門職)に相談しながら振り返ることが有益です。

一人で抱え込まずに、相談することも必要です。
相談する経験が、
相談を受ける実践に
役立つことも多いと感じています。

2013年1月17日木曜日

プロとしての自覚


昨日は、
午後からスーパービジョンが一本あって、
晩方、神戸市ケアマネジャー連絡会の理事会に顔を出しました。

それから、昨年12月に長野市に研修でお邪魔した時のアンケート結果が届きました。
受講生の方からの反応は概ね良好で、
「基本を振り返ることが出来た。」
「お話が楽しくて・・・」
「日頃忘れていることを思い出せた。」
「もう一度基礎的なことを意識して…」
等々、ありがたいコメントをたくさんいただきました。

コメントの中に結構な数、
「プロとして・・・」
という表現がありました。
そう、対人援助職のプロとして、
基本的なことをおざなりにはできないことに
気づいていただけたなら長野に行った甲斐がありました。
それ以上に、
「プロ意識」を持ってらっしゃるからこそのコメントだと感じ、
嬉しい気持ちです。

ケアマネジャーで
「対人援助職のプロだ。」
と、云わない・・・云えない人に、
ちょくちょく出会います。
そんな中で「プロとして・・・」というコメントがあるということは、
まず、プロ意識は持っている。
だから、何度でも基本的な学びが必要であること、
日頃の実践を振り返りが必要であることを思い出されたのだと思います。

スーパーバイジーさんも
プロとしての自覚があるからこそ、
定期的に事例をまとめて振り返り、
自らの支援を吟味し、
ここまでの支援ができたことを確認し、
次に進む足がかりを見つけ、
実践に向き合われます。

職能団体関わるのも、
思いを同じくする仲間と、
自らの実践を振り返り、
これからの実践について考え、
プロの支援者の組織として、
どのような活動が有意義で
クライアント、市民の福祉に役立つのかを話し合うわけです。

ケアマネの在り方検討委員会の中間報告が出されましたが、
結構、手厳しいものになっています。
私的には、異論もたくさんあるのですが、
今、ケアマネジャーに投げかけられていることは、
超一流かどうかが優先されるているわけではなく、
ます、プロとしての自覚が問われているのだと思います。

2013年1月15日火曜日

ケアマネジメントの本質

今日は、
東京まで桜美林大学大学院の白澤政和先生のセミナーを聴きに行って来ました。今、帰りの新幹線の中です。
テーマは、「ケアマネジメントの本質を問う」〜ケアマネのあり方検討会・中間報告を交えて〜   でした。
午前中は、主として中間報告から今後の制度の中でのケアマネの求められる(追いやられる?)姿を、先生流に解説されました。
昨今の論調から・アセスメントしてないのではないか・医療ニーズをつかんでいないのてはないか・単品サービスしか提供してない人が多い    などについて、ケアマネジャーの立ち位置を踏まえながら、ケアマネジャーを弁護する視点で解説されました。ただ、ケアマネジャーがおかれている現状が厳しいものであって、決して楽観できないことも仰っておられました。
地域包括ケアにも言及され、本来の個別支援のチームとコミュニティにおける組織の連携に関して、国の路線が少しずつ外れて来ていることねついて危惧されておられました。
午後は、スバリ、ケアマネジメントの本質について丁寧に語られ、制度が動いたとしてもケアマネジメントという支援の本質は変わらないことを、そして利用者が本当の意味で自立していくためにストレングスモデルのケアマネジメントをより強く意識して丁寧な実践を行うことへのエールを贈ってくださいました。
お話しを伺って、日頃、稲松が喋っている内容と大きく違わず、私自身の確認ができ、且つ、伝えていく内容に確信もの持てたように
感じました。

ブラッシュアップ

昨日は、兵庫県介護支援専門員協会関連の"チーム気づきの講師"ブラッシュアップ研修でした。
ブラッシュアップとは文字通りブラシをかけて磨くわけで、ステップアップしていくわけです。
ここで注意して欲しいのは、何でもかんでもゴシゴシとやったらあかんということです。
面接やファシリテーションの技術などは、一気に上達するものではありません。最初の頃はグーっと伸びることはあっても、そこそこできるようねなってからは、そうトントンとは行かないものです。
なかなか前に進まないから、ついついゴシゴシやりたくなりますが、そこは逆に丁寧にそーっとやらなければいけないように感じます。遺跡で壺を掘るように。ある程度までは大胆に掘り進めても、いよいよのときは刷毛で繊細な作業になります。慌てると壺を割ってしまうこともあります。
焦らずに丁寧にブラシをかけて行きましょう。



2013年1月13日日曜日

トレーニング


テレビで小学生の集団行動を観ました。

体育の行進で、隊列を変更しながら歩いたり、
マスゲーム的な要素を取り入れた演技です。

もちろんチームなので連携も必要です。

が、連携するためには
個々のレベルがある程度揃わないとできません。

個人的なレベルを上げるために
一人一人がトレーニングを積み。

全体がそろうために
また、全体がトレーニングをしていました。

お稽古です。
頭でわかったことを体に覚えさせる。
繰り返し繰り返しです。

人と向き合う仕事だって、
繰り返しの部分があると思います。

ただ、相手が一人一人違うので、
応用できるための型を身に付けるトレーニングが必要なんだと思います。

司会というのも、進行役という意味では、
サービス担当者会議や事例検討会の進行と一緒です。
規模が大きくなると全体が広がるだけです。
日頃の司会進行の繰り返しがトレーニングになっていると思います。
っていっても、昨日の疲れが残ってたみたいです。

まだまだ、修行ですよね。

2013年1月12日土曜日

やはり関係性、

今日は「全国校区・小地域福祉活動サミットinKOBE・ひょうご」でした。全体会の司会というポジショニングでした。
基調公演で湯浅誠さんが、「さまざまな支援の前段で、どのように関係性を作るか」という話しをされていました。
地域に入ろうとした精神科医が、その入口に血圧相談をされたのですが、電子血圧計ではなく、手動式を使われたそうです。
手間がかかる分、いろいろお話しができるからだそうです。
人を支援したいと思ったときに、如何に関係性が重要か。ってことです。
国の政策はそちらには向いていないように感じんますが、、、
真っ当な対人援助がしたいなら、関係性を作ることなしには困難だ。っちゅうことを肝に銘じておくことだと思います。

2013年1月11日金曜日

青空


今日はいいお天気でした。

明日の
全国校区・小地域福祉活動サミットの資料に目を通したりしていました。

明日は、全大会の司会をするので原稿を読みながら、
よみがなをつけたり、留意点に色を付けたり、
自分なりの準備作業でした。

明日は素敵なサミットになるだろう、、、なんて考えているところに、、、
電話とメール・・・
今日の午後にアポしていた予定を失念しており、
担当の方からご連絡でした。

お詫びをしながら日程変更していただきました。
こういう仕事をしていて一番してはならないことです。
「しくじる」といいます。

これは本来命取りの出来事です。
少なからず落ち込みながら、
明日の準備作業をしました。

それでも申し訳ないやら、情けないやら、、、

こういう時には深呼吸をして、
空を見ます。
今日のように青空が見られると、
少し前を向けます。

しくじった時には、今後の対応を考えるのが大切です。
それ以外にも、ベクトルを前を向蹴るためには
空、海、山、等々、デッカイものを見るに限ります。

それにしても、本当に申し訳ございませんでした。

どんな支援でも関係性は重要


昨日は、
神戸市社協さんの市民福祉大学
福祉施設中堅職員研修
テーマは
「グリーフケア」

他の対人援助(ケア)と同じく、グリーフケアでも
解決していくのは本人、この場合遺族自身です。
残された人がグリーフワークという大仕事を乗り越えるために
サポートすることがグリーフケアということが出来ます。

実際に何をするのかというと
「よりそう」
近くにいるという意味のみならず味方でいるという感じ。
「傾聴」
とにかく聴く、一所懸命聴く、ただただ聴く。
「受容」
聴いたことを受け止める、否定非難せずに受け止める。
「共感」
相手の感情を大切にし、承認し、返す。
「情報提供」
相手が求めている情報、負担にならない情報を提供する。
この5つくらいです。

この5つのことをしようと思うと
その前段で、また、その過程においても
援助者と本人の間に関係性が出来ていないと困難です。

「あらゆるケアは、援助者とクライアントの間に、
サポート求め、その求めに応え、サポートを受け入れる。
このような関係性がなければ実現しない。」

医療現場でも、
社会福祉の現場でも、
心理臨床の現場でも。

もちろんグリーフケアにおいても。

2013年1月9日水曜日

無事に帰ってきました。


昨日の夕方、
鹿児島の実家を出て、
夜中、ボチボチと運転しながら
途中、下松と福山・瀬戸で
ちょこっとずつ仮眠を取り、




今朝7:30、
無事に帰ってきました。

明姫幹線は渋滞気味で
トロトロとしか進みません。
あと少しで帰れるところでつらかったのですが、
陸橋の上からはきれいな日の出が拝めました。

昨日のブログではありませんが、
買える場所だけでなく、
迎えてくれる存在がいることは
幸せなことです。

家族もそれぞれ
「お帰り」「お疲れさま。」と
声をかけてくれました。が、
一番の熱烈歓迎はピースでした。

ありがたいことです。



2013年1月8日火曜日

帰る場所

日曜日に両親の居る鹿児島に帰っていましたが、今晩から明日にかけて兵庫に帰ります。ちなみに、今、福岡県の古賀のサービスエリアです。σ(^_^;)
実は父親の検査入院に合わせての帰郷だったのですが、本人は年相応に弱りはしてますが看護師さんにしょうもない冗談いうて、付き添うてるのがアホらしなる気もして、、、
一週間ほどで帰る予定です。その頃には浜松の兄が帰郷する予定です。
「帰る場所」といいますが、鹿児島にも帰るといい、兵庫にも帰るという。違ういい方をすれば、「家族のもとに帰る。」とも表現する。
クリスチャンである父は「神のもとに帰る。」という。

帰る場所を持っている人は幸せなんだと感じる。さあ、安全運転でわが家に帰ろう。(^ー^)

2013年1月7日月曜日

近隣のつながり

昨日から鹿児島の実家に来ています。今日は"とんど焼き"がありました。両親も数年前までは顔を出していたようですが、最近はいけてないみたいです。
名代ではなく、珍しいので写真を撮りがてら覗きに行くと、「誰や⁇」となってしまいます。自己紹介して老親のことをお礼して、よろしくお願いします。と、ご挨拶すると、それだけで焼酎がでてきました。
こういった地域行事はやはり地域力なんだなぁ。って、感じました。
世話役の方は、少しずつ高齢化してきます。今後、地域の人が顔を合わせる仕組みをとのようにするか?   前向きに考えていく取り組みがますます重要になってきますよね。
(^_−)−☆

2013年1月6日日曜日

クライアントが喜ぶ

今日は、実家の用事で鹿児島に帰ってきました。(車で朝8時頃、播磨町を出て、18時頃、実家に着きました)
久しぶりに両親と会い、夕食を食べながらテレビを見てました。ビフォーアフターの年間受賞。
これまた久しぶりに番組を観て感じたことは、、、
匠のアセスメント力!
依頼者な生活歴、生きてきた物語りを丁寧に紡ぐ。そこから“住”に対する思い(ニーズ)を明らかにしていく。
そして、少しでもそれに応えようとする。

だから、クライアントが喜ぶ。

考えたら 
当たり前のことですね。(^_−)

2013年1月5日土曜日

研修企画・・・


今日は、
兵庫県介護支援専門員協会 研修単位認定委員会でした。

来年度の
生涯研修の企画について話し合いがありました。
本当は、
基礎研修修了者のための研修なので、
濃い内容の研修を打ちたいのですが、
そうすると人数が集まらず採算が取れない。
皆さんが期待するのは、
いわゆるHOW TO モノですが、
基本的な所をそっちのけでやってもなぁ、、、って感じもする。

悩ましいところです。

また、
研修に来てほしいと思う人は来なくて、
もうそろそろこの手の研修は卒業しても、、、って人が、
毎回やってくる。

研修企画は難しい。
特にソーシャルワークやケアマネジメントのように、
1+1が必ずしも2にはならない、
マニュアルだけで対応できない技術については、
基本的な知識・理論、実践力の上に
スタートの時点から応用力が必要となる。

そうなると
かなり個別の指導やトレーニングが必要となる。

研修気かうは難しい。

でも、
今後しばらくが踏ん張りどころ。
内容のある研修に関わっていきたいと思いました。

2013年1月4日金曜日

ぼちぼちと、、、


今年は、
御用始め。
といっても基本的にはオフ。

それでも
そろそろ仕事にも取り掛からねば、、、

資料読んだり、
資料作ったり、
楽譜の勉強したり、

今年の始動は、
明日の研修単位認定委員会。
夜の西神戸混声合唱団の初練習。
6~9、実家の鹿児島での用事をはさんで、
10日の神戸の市民福祉大学と続きます。

今年はどんな土地でお仕事させていただくのでしょうか?
楽しみです。

6月16日には
西神戸混声合唱団の定期演奏会。

ぼちぼちと
エンジンをかけて、
動きはじめます。

本年もよろしくお願いします。

「自分」ということと「本気」ということ


昨日は、
DVDで映画「キツツキと雨」を見ました。
役所広司さんと小栗旬さんが出ているやつ。

木こり男(林業)のベテラン、役所さん演じるカツさん。
超若手新人映画監督、小栗さん演じる幸一。

おそらく代々山の仕事一筋で考えることもなく熟練者になったカツさん。
父親のビデオカメラをきっかけになんとなく映画の道に入った幸一。

映画監督として自信もなく、俳優やカメラマン、
助監督にまで軽く扱われている監督。
いったんは東京に逃げ帰りそうになる幸一の台本には
「自分」という文字が書かれている。

自分がやりたいことに
どこか胸を張れない幸一。
ひょんなきっかけで撮影の手伝いをすることになったカツさん。

別段気負うこともなく、
それでいて前に進んでいく力を持ったカツさんに
知らず知らずパワーみたいなものをもらい
幸一は「自分」を出していく。
少しずつ前に進みながら「本気」になっていく。

父と息子の人間(存在)関係をもう一つの軸に
ドラマは進みます。

自分の描く「自分」と
そう簡単には進まない現実。
それでも人は
「本気」になったとき
一つの仕事をすることが出来る。
それは決して一人ではできない。

色々なメッセージを感じた作品でした。
おススメです!!

2013年1月3日木曜日

我が家。


昨日、
和歌山から播磨町に戻ってきました。

久しぶりに家族4人そろいました。
連れ合いの実家とは違った
明けましておめでとう。
今年もよろしく!
の乾杯をしました。

乾杯は、
我が家では
一年中、毎晩してますが、
やはり年の初め、
あらたまった感じ、、、も別になく、、、

我が家でした。

2013年1月2日水曜日

新年 明けましておめでとうございます。

今年は元日に初詣に行ってきました。年末年始は和歌山の連れ合いの実家で過ごすので、紀伊の東照宮です。
今年もよろしくお願いします。