2016年10月31日月曜日

「態度」とはコミュニケーションで表現される


今日は、晩方に面接が一つありました。

明るい間は、レジュメを作ったり、買い物に行ったり、、、


レジュメを作るといっても、

全てを一から作ることは少なくて、

以前使ったものに少し手を入れたり、

複数のレジュメの内容を入れ替えたり、

切り貼りしたり、、、


どうしてそれが可能かというと、

リクエストいただく内容が

「基本的な理論」や「基礎的な知識・技術」が多いことと、

応用する場合にも、基本的なところは当然必要になるからです。


そんな中でも「ケースワーク(バイステック)の原則」は、

必ずと言ってもいいほど登場します。


その中でも私は、

「援助関係とは、ケースワーカーとクライエントの間で生まれる態度と情緒の力動的な相互作用である(後略)」
(「ケースワークの原則[新約改訂版]」:F.P.バイステック、尾崎・福田・原田 訳,誠信書房,2006,P.17)

というところが好きです。


ワーカーはクライアントの情緒を感知して、

態度として、それに反応するコトが求められているのですが、

ここで、いつも思うことは

「『態度』というのは非言語コミュニケーションですよ」ってコトです。

なぜか、

「バイステックの7つの原則を知ってますよ」という人で、

意識して実践しようという人になかなか出会えないからです。

意識して実践しようとすれば「コミュニケーションの基本的な知識」必須です。


「試験勉強のようにバイステックの原則を7つ答えられたとしても、

実践の中で意識されていなければ援助関係は醸成されません」

ということが言いたいからです。

2016年10月30日日曜日

人財育成と地域づくり

本日は、奈良県主任介護支援専門員更新研修でした。
今日が最終、8日目です。
「状態に応じた多様なサービスの活用に関する事例」をテーマに演習です。
最終日ですので、最後に全体のまとめのミニ講義もします。

主任介護支援専門員に求められる「人財育成」と「地域づくり」について、

地域課題を探るためには、個々の事例を振り返り検討 分析が必要です。
それを行うのが「地域ケア会議」です。
そして、それは同時にケアマネジャー支援になり、人財育成に繋がるのです。
その際、個々の事例特性を考慮するのですが、
その具体的な項目が、今回の7つの科目というか項目に整理されたと考えられます。
もちろん個々のテーマがそれぞれ独立してある訳ではなく、実際には複数の課題が複雑に絡まっているのですが。

それらの特性を持った事例が抱える課題を検討して、結果の集積がされた時、
地域の状況、課題が明確になるのではないでしょうか?
課題の先には「望ましい地域の状態像」という目標があるので、
その目標を達成するために、どのような社会資源を結びつけてネットワーク化するるのか?
どのような社会資源を新たに作る必要があるのか?

そういったことを実現するための、実践そのものが主任介護支援専門員に求められていると感じました。
受講された皆さま、本当にお疲れ様でした。

タイミングと覚悟

昨日は、土曜日。
西神戸混声混声合唱団の定期練習日でした。

練習を終えて21:20頃に帰宅。

まだ野球をやっています。
日本シリーズ。
広島vs日本ハム  第6戦、7回の表 4対4。
広島がいい感じです。う〜ん7回は両チーム無得点。

ところが8回の裏、広島のピッチャー  ジャクソンが調子が崩れました。
ストライクが入らない。
あっと言うの間に満塁。
ピッチャー替え時だよねー、と思いきや緒方監督は動かない。
押し出しで、決勝点。
その後も続投。
アレヨアレヨの6点。

8回裏のジャクソンの立ち上がりは、素人の私が見ていてもおかしかった。
ピッチャー交代のタイミングを逃してしまった感が否めません。


タイミングというのは、何をするにも重要です。
ケアマネジメントにおいても同様。
ターミナルケアでの退院 帰宅の時期や在宅から施設入所の時期。
タイミングを逃すと状況が変わることなくズルズルと進んでいく。

タイミングを見定めるのもアセスメントという根拠があってこそです。しっかりと情報を集め、情報と情報の関係性を統合 分析して動きます。
もちろん他の専門職とも相談も大切です。

が、最後の決断は自分をかけることが必要です。
自分で考えて、決断し、行動する。責任は自分で負う。
自分をかけることなく打って出ることはできないように感じます。
その覚悟が、タイミングを見誤らないことに繋がるように感じます。

2016年10月29日土曜日

傾聴サミット「仲間作り」

昨日は、第2回ひょうご傾聴サミットでした。

兵庫県下、但馬から猪名川からと大勢の方々集まってくださいました。

連れ合いが関わっている「傾聴ボランティア養成講座」がいくつかあるのですが、活動をされ始めて何年も経ったグループもあり、情報交換を兼ねて、昨年第1回を開催したところご好評いただいたので第2回の運びとなりました。

前半は、カウンセラーいなまつゆか氏による講演「人間関係の疲れを解消!魔法の癒し術」
後半は、お菓子をつまみながらの交流会。

いろんな困難なことや、新たに何か始めたい時には不安が湧いてきます。

そんな時に、前を向く方法の一つが「仲間作り」です。

ぜひ、後ろを振り返るだけでなく、一緒に前を向く仲間作りを始めましょう。

2016年10月27日木曜日

専門的な知識と技術もさることながら

本日は名古屋で「見守り電話ボランティア フォローアップ研修」でした。

主催は名古屋市と名古屋市社協の共催。

地域包括ケアの推進と地域のインフォーマルサポートの活用が相まって、こういう研修が増えてきたように感じます。

電話による安否確認と話し相手のボランティア養成

民生委員と協力して活動する地域福祉の担い手の育成


総合支援事業への変換 移行もあって、沢山の方々に活動のチャンスがあります。

ただ、こういった活動に興味がある人にはチャンスですが、そのような活動に参加する意思がなくても半ば動員される形で引っ張りだされる方もあるようです。

「地域福祉の活動を担う方が嫌々取り組む仕組みはいががなものか」と思う反面、活動の入口は嫌々でも やっているうちに前向きに関わる方もおられるので一概にダメ出しもできないとも思います。


今日の研修はフォローアップ研修で、すでに活動をされている方が対象で、強制的なものではないために、受講されている方はモチベーションも高く、熱心な方がとても多いと感じました。

コミュニケーションの基本的な部分(仕組みや種類、レベルのお話)と、それらの知識と技術が実際の面接に技術としてどのように絡むのかをお伝えしました。

もとよりモチベーションの高い方々ですので、知識や技術の習得にも貪欲な人たちとも言えます。が、そこで強調してお伝えするのは「知識や技術」よりも「何故、そのような知識や技術が必要なのか」ということ。

自分たちがやっている活動の目的や目標。そのための関係性、、、関係作り。利用者理解というようなところを暑く語り、お伝えしたいのです。

そういった「福祉の心」や「理念」がなければ、知識と技術があっても真っ当な活動にはならないと考えるからです。

2016年10月26日水曜日

対人関係のストレス

昨日今日と、、、ここ数日、日中は暑い、それも蒸し暑い日が続きました。

その前は朝晩をして結構涼しくて、肌寒く感じる日もありました。

季節は変わりますから仕方がないことですが、暑いと思ってたら急に寒くなり、そう思っていたらまたまた暑くなって、、、身体は順応するのに大変です。

ストレスは刺激に対する順応が大元ですから、季節の変わり目はストレスフルな時期なのです。

ですから、この季節は脱ぎ着が容易なジャケットやカーディガン等が重宝します。一種のストレスマネジメントです。


対人関係におけるストレスに対して対応できるジャケットやカーディガンはないのでしょうか?

暑いと思えば涼しくなって、と思えば暑くなる。季節も人も一筋縄では行かないっていうことは変わりがないかも知れません。

暑い寒いだけではなく、季節への対応が湿度や日照等も影響するように、人間関係の方も立場や体調、環境にも影響を受けます。

できる限り、色々な状況を想定して対応の仕方を準備しておくことが、おそらくジャケットやカーディガンになるのでしょう。

それも、状況はかなり多種多様ですので、場合によってはジャンパーやダウンジャケット、パーカーやジャージなども必要かも知れません。

洋服はそんなに持って歩けませんが、対人の方法は態度と情緒に対する知識と技術で考えていけますので、そこのところを学び、トレーニングしておけばストレスマネジメントできるのです。

誰ですか?
「それがストレスやぁ」っていうてる人は(^。^)

染みこむ


橿原にお泊まりしたとき、

基本、朝のお散歩は橿原神宮にお参りです。

お参りの前に手水で手を洗うのですが、

作法が書いてあります。

最初の頃は、読みながらやっていたのですが、

この頃は覚えたので見ないでできます。


右手にひしゃくを持って水をすくい、

左手を洗い、左手に持ち替えて右手を洗い、

再度、右手に持ち替えて左手に水を入れて口をすすぎ、

最期に、残った水で柄杓の柄をすすぐのです。

読みながらではないのですが、

頭の中で所作を確認しながら行います。


お参りを終えて、手水のところを通ると

白装束の、どう見ても神社の方が手を洗っています。

見ていると、(当たり前のことですが、)

考えているとか、確認している風ではなく、

息をするように、一つ一つの所作をこなされます。

「あぁー、繰り返していることが身体に染みこむってコトやなぁ」と



昨晩は芦屋での月1度の学びの時間。

最近は、事例検討会を行う月と、

その逐語録を用いて振返りを行う月と、

交互にやっています。


実際に検討会の中でどんなことを喋っているかを客観的に振返り、

何を聞こうとしているのか、

どういう風に聞いているか、

その質問(やりとり)で何が明確になったのか、

等々を見ていきます。


もう何年も継続しているメンバー、

それもモチベーションの高い人たち、

逐語録の中には

繰り返しや、言い換え、といったスキルが

当たり前のように散りばめられています。


新しいメンバーは、なかなか難しかったりするみたいです。

でも、意識して繰り返していれば大丈夫。

からだに染みこんできて、身についてきます。

2016年10月25日火曜日

傾聴と沈黙

昨晩は奈良の大和高田で3回シリーズ勉強会の最終回でした。

テーマは「コミュニケーション」

言語と非言語の話しもするのですが、準言語の話しもします。

「言語と非言語は知ってるけど、準言語は聞いたことない」と言われる方も結構いらっしゃいます。

非言語の中に含めていることが多いのでそうなるのだと思いますが、要は「喋り方」です。

音声言語を記号とするコミュニケーションでの、声の大きさやトーン(高低)、かすれ具合、スピード等々です。

「間(ま)」や沈黙も入ると思います。


ケアマネジャーさんの中には「沈黙」が苦手と言われる方もちょくちょくお出会いします。

気まずい感じがして、思わず喋ったりします。

「思わず喋る」のですから、真っ当な会話にはなり辛いように感じます。

それよりも「沈黙」も非言語・準言語表現なのだから、「何を表現しようとしているのか」を考えて見てはいかがでしょう?

そうすれば気まずさも減じるし、案外と待てるものです。


取り敢えず「沈黙」で焦らなくなります。

そうしたら、おそらく相手がお話しされますので、傾聴すればいいのです。

そう「傾聴」ですから「沈黙」も聴くのですよ!

2016年10月23日日曜日

「聴く」ということ


今日は午前午後と自宅で面接のお仕事。


「話を聴く」ということが半分以上の仕事になります。


人材育成を目的に、

目標を決めて面接をする場合には、

質問をして「考えてもらう」ということが増えますが、

それでも「答え」を「聴く」ということがキッチリできないと

次の「思考」につながりませんから、

やはり「聴く」という行為が非常に重要になります。


コミュニケーションということを考えて見ると

「伝える」ということですから、

(稲松は「情報を教諭するプロセス、及び方法」と定義しています)

重要なのは、「聴き手がどのように理解したか」です。


自分が話し手の時には、

「相手(聴き手)にどのように伝わったか」が重要ということですが、

聴き手の時には、

「相手(話し手)が意図したとおりに理解できているか」が重要になるということです。

相手(話し手)の、行動、意識、情緒等、伝えたいことを、

言葉、声、態度の全てから聴き取ろうします。


同時に、自分の情緒や価値観も意識しながら、

もしそれが相手(話し手)の理解に邪魔になりそうなときには、

少し横っちょに置くことをしながら聴きます。


だから人の話を聴くということは疲れるのです。

それだけエネルギーを使う作業だからです。

だから人の話を聴くときにはあらかじめ

そういうことを覚悟しておいた方が賢明です。

研修では、積極的にやってみる


昨日は土曜日、西神戸混声合唱団の定期練習日です。


歌っていて自信が無いところになるとこえが小さくなります。

指揮をしていて、直ぐに分ります。

「ここの箇所は自信が無いんだな」って。


そういったときには、歌うのを止めて、

パート事や、時によっては数人ずつ、歌ってもらいます。
(昨日は、一人ずつも・・・)

ますます声が小さくなったりします。

そうすると、ちゃんと歌えているのかどうかも分らなくなります。

しっかりとした声で歌うと、どこの音がとれていないのかが

より明確になり、修正もできます。

当たり前ですが、練習ですから、間違ったって構いません。

むしろ練習で間違って、修正してもらい

本番ではちゃんと自身もって歌って欲しいですよね。


ケアマネジャーさんの研修でもそうです。

グループワークやロールプレイでは

しっかりアウトプットしてください。

そのことで学んでいくのです。

研修は試験ではありませんから、

失敗したって構いません。

そういう気持ちで研修に臨まれた方が

学びは大きいと思います。

2016年10月21日金曜日

本日の昼食、某そば屋にて。(’へ`)!


今日は午後からJR北伊丹が最寄りの施設にて

兵庫県老人福祉施設協会 阪神ブロック相談員部会の研修でした。


尼崎で途中下車してお昼をいただきました。

当然、麺類を食する私。本日はお蕎麦に。


ショッピングセンター4階のレストランエリア。

結構広いお店です。

覗いてみると空席も目立つため入ろうとすると

「名前を書いてお待ちください」とのこと。


名前を書いてから店内の様子を観察。

店長っぽい男性とパートかしらんという女性が2人の計3名でホールを回している。

印象、とりあえずバタバタしている印象。

バタバタしている割に、声は小さく覇気(元気)が無い。

笑顔も少ない。


視野が狭いのかなぁ???

空席もあるのに、客を待たせているので

ぱっと見た感じ、充分3人で対応可能だと感じるのだが、、、

「今は忙しいのだから、バタバタして当然」と思っているのかしらん。


そばを食べ終えてそば湯を注文。

案の定、無愛想な対応で「そば湯ですね」と。

そこから待つこと5分以上、、、

パートのお姉さんに申し送れば、対応可能にも思うのだが

「〇番さんに、そば湯一つ」という声もないので、

自分で行くのかと思いきや、テーブルを片付けている。

が、そこに客を通すわけでもない。

やっと持ってきたと思えば、「お待たせしました」の言葉は事務的、

アイコンタクトがない、無造作に置き去りにされたそば湯。


私は、基本、お店では文句は言わない、

でも、腹に据えかねる(プロ意識のかけらも感じない)と

ブログやSNSで、こうして愚痴るのです。

ある意味たちが悪い?


でも、

「忙しいか時間帯だからバタバタしても当然」という認知のゆがみ

「チームが形成されていないと客が待たされる」

「やはり非言語コミュニケーションはすごい」

「接遇マナーとしては、客を不安・不快にさせる見本」といった

研修で使えるエピソードトークのネタをいただけたので、

感謝もしているのです。

周辺領域の参考書を手元に。


昨日は、晩方に宍粟市のケアマネジャーさんの勉強会。

「『人間行動理解』で磨くケアマネジメント実践力」渡部律子,中央法規,2013

をテキストに、参加者はその会の部分(章)を読み込んでレジュメを作成して参加します。

あみだくじで当たった人が講師役でレクチャーします。

昨晩は、認知・行動療法の11章でした。


毎月、参加させていただいて感じることは、

「心理学の基本的な知識をサーッとでも学ぶ読んでいた方がいいな」

ということです。


例えば、「この考え方は『学習理論』に基づいています」

みたいな記述があると「学習理論」がどういうものかを知らないと理解ができません。

「パーソナリティ」という言葉も数回前の勉強会で引っかかりました。


かといって、心理学の専門書をたくさん手に入れるのには

お金もかかるし、読み解いて行くには時間も必要です。


で、お奨めするのは「心理学」とか「心理学入門」とか「心理学概論」とかいう本を

参考書的に1冊手元に置くことです。

そうすれば、心理学系の分らない言葉が出てきたときに

関連章を読めば、おおよそ理解できます。

そういう使い方も有りだと思います。

そういった書籍の中でも参考文献等の紹介がされていますので、

これは、と思ったときには手元に取り寄せられればいいと思います。


避けたいことは、分らない言葉を"勘”でニュアンスだけで読み解く、

もしくは放置するコトだと思います。

2016年10月19日水曜日

クライアントとの良好な関係性?


本日は午後より、

大阪市生野区の居宅介護支援事業者連絡会の研修でした。

テーマは「援助関係形成」っていうか、

オファーのメールに

「利用者との良好な関係を作る方法」と書かれてありました。


ふっ、ふっ、ふっ、これは稲松にとって「飛んで火に入る夏の虫」ではありませんか。

あまり好きではない、ハウツーてきな依頼。

援助関係ということは「バイステックの原則」のお話しができる。

ただ、90分と尺がちと短い以外は、

ノリノリの研修お喋りでした。


内容?

「いつもと同じで、面接でこの言葉を使えば、必ず、上手くいきますよってのはないですよ」

「そもそも『良好な関係』って、誰にとって?」

「ケアマネジャーが考える『良好な関係』って、『いうことを聞いてくれるクライアント』?」

「そうだとクライアントにとって『良好な関係』って、『いうことを聞いてくれるケアマネジャー』ってことになりませんか?」

「ただ、いえるのはバステックが援助関係について、

態度と情緒の力動的な相互作用」と述べているように

クライアントの隠された不安をケアマネジャーが察知して

それに態度(多くはコミュニケーションによって)で反応すること

そうするとクライアントもケアマネジャーの感受性に気づいて関係性が深まってくる」

「そういった基本的なことの理解と実践のためのトレーニングなくして良好な関係性なってできないですよ」

「その関係性は、援助という専門性を伴っていますので、また、それは共同作業でもあるので、

クライアントの自立支援において双方にとって良好であることが必要」

というお話しでした。


とりあえず、そして必ず、

「ケースワークの原則[新約改訂版]」:F.P.バイスティック、尾崎・福田・原田 訳,誠信書房,2006


読んでくださいませ!!

皆さん、買ってくださいませm(._.)m

昨日は、神戸市ケアマネジャー連絡会の自立支援型ケアマネジメント研修でした。

でも、研修の話ではなく、、、

研修に合わせて中央法規出版さんが書籍販売に来られてまして、、、

中央法規さんには珍しい絵本「くまモンとブルービーのなかまたち」文・葉山祥鼎、絵・ハヤマテイジ

熊本の復興支援金になるチャリティー絵本。

もちろん内容も「友だちっていう人間関係、友情、、、」素敵な絵本です。

買って欲しいんだモン❗️

2016年10月17日月曜日

援助的な関係性を形成するためには


今日は、午前中に東灘区ボランティアセンターで

高齢者施設のボランティア担当者連絡会でお喋り。

晩方に、面接一つ。


その間に、県立がんセンターに入院している

友人の見舞いをして、、、買い物して。


メールでは職場内の異動に関して

「相談したいのですが、、、」と、問い合わせ。


連絡会での研修後のボランティアに関する質問(相談)。

入院している友人のお見舞いでの会話。

職場内異動についての相談依頼。

カウンセリング面接。


全然違う相談事で、内容はもとより、それぞれの人の気持ちも違います。

ただ、聴く側の姿勢として一つ共通することは、

相手が「いかに不安なのか」ということに意識することです。

そのことを理解したいために「傾聴」します。

もちろん、客観的にどういうことが起こったのかということも重要ですが、

そのことだけの確認では関係性は作り得ません。


その関係性ができないと相手は話してくれなくなるのです。

2016年10月16日日曜日

基本の基本、、、の“き”


今日は、お家でゴソゴソと雑用や家事、

レジュメを作ったりしていました。


ボチボチと年末や来年のお仕事の

オファーもいただいています。


テーマで多いのは、

「対人援助の基本的な部分」

「価値・倫理や目的・目標」

「援助関係形成」「コミュニケーション」等々・・・


どれも大切なことで、繰り返し、繰り返し、学ぶことが必要です。

ただ、学んだとしても実践で活かさなければ何にもなりません。


何度でも云わしていただきます。

「意識して行動・実践しましょう」

そして

「相手にとってどうなのか」

を、まず意識しましょう。


例えば、コミュニケーションにおいて伝えるときに、

自分の伝えたい気持ちを優先せずに

相手にどのように伝わるか、どうすれば伝わるか、が重要になることです。

相手のコトを優先する。

基本の基本です。

心のバランスを取るのは、自身のリスクマネジメント


昨日は、午後から合唱団の日でした。

14時から指揮者とパートリーダーのミーティング、

15時から役員会、

18時から定期練習。


実は、3日くらい前から風邪っぽくて、

身体が何となくダル重い感じの日が続いていました。

仕事でお喋りしているときは、忘れているのですが、

会場を出て帰路につくと、どっと疲れが意識される感じでした。


昨日も、しんどかったのですが、

ミーティングも役員会も外せませんし、、、

練習は、客演指揮者の先生の日ですし、、、

20:30、練習が終わって帰路につくとき、

少し身体が軽いのです。ほんの少しですが、、、、


疲れているところに、活動をするので

エネルギーを消費してもっとしんどくなるはずです。

が、少し楽になった感じがするのは何故でしょうか?


それは物理的なエネルギーだけでなく、

心のエネルギーのことを考えて見ると、

仕事に向けて消費する心のエネルギーと

コーラスに向けて消費するエネルギーの

方向が違うのです。

どういうことかというと、例えば、

仕事のエネルギーの向きが「右」、コーラスは「左」を向いているとします。

仕事、仕事、仕事、、、となると、エネルギーが「右」によってしまい

心はバランスを崩します。

そこに、コーラスをすると、エネルギーが左に寄せられますので、

心のバランスが多少なりとも保てるのです。


風邪気味でなく体調が良いと、仕事が続いても取り戻せるのですが、

体調が悪いことと重なってくると、バランスを取るのが難しくなります。

心のバランスを取るものを持っておくことは自分自身のリスクマネジメントです。

ただし、エネルギーそのものが欠乏し始めたときには

休息することをお奨めします。

2016年10月15日土曜日

施設ケアマネジャー・・・


昨日は午前午後と

兵庫県老人保健施設協会のケアマネジャー部会の研修でした。

テーマは「施設ケアマネジャーの立ち位置とは?」


マジな話、「施設ケアマネジャーはどうなのか?」

ということは、いろいろな学識の先生方は、

このようにあるべきなど、その存在意義について示唆頂いていますが、

国は、運営基準に書いていること以外、通知・Q&Aくらいで

どうあるべきかは放ったらかしという感じです。

そもそも、居宅のケアマネジャーと同じことを求めていて、

「100人に一人で兼務が可能」ってあり得ないですよ。


でも、こういうテーマで学ぶとすると、

利用者が、その人らしい暮らしに近づくための支援者ですから、

援助関係を作りながら、アセスメントして

利用者の力、周辺の人的・物的環境の力ををあわせて

その人らしい暮らしに近づいていく。

それに尽きます。


そのためにできることから、

少しずつ前に進むことです。

2016年10月13日木曜日

スーパービジョンの第一歩?

今日は、堺市南区で主任ケアマネジャーさんの研修でした。

お題は「スーパービジョンへの第一歩」


第一歩といっても色々考えられますが、

もちろん、ビジョンできるだけの力量は問われます。

そこのところがハードルとなって、ケアマネジャーさんの相談に乗らない主任ケアマネジャーさんがいることは問題です。

それならば「スーパービジョン」と言わずに、「ケースの相談」とでもいって向き合えばいいと思います。

スーパービジョンを軽んずるのではなく、真摯に主任ケアマネジャーに求められているミッションに前向きに取り組むことをお勧めしているのです。

だから主任ケアマネジャーの研修が終了してもスーパービジョンについて学び続ける必要がありますし、トレーニングが必要です。

そのトレーニングが、実際にケアマネジャーさんの事例の相談に乗ることと自らも事例の振り返りを継続することです。

そういう基盤を持って、保持しつつ。


第一歩として、バイジーさんであるケアマネジャーさんとの関係作りです。

そして、その関係作りのための自身の基本を磨くこと。この繰り返しだと思います。


2016年10月12日水曜日

人材育成しようとする人も、成長せねば


今日は午前午後と、スミレ会さんの主任リーダー対象の研修。

テーマは、「人材育成」。

先月に続いての2回シリーズ。


前回は、スーパービジョンやコーチングのお話がメインでした。

今日は、実際に辞令の振り返りをしていただきました。

もちろん、

前回から今日までに、宿題で

「自身が後輩や部下の指導した事例」を

まとめていただき提出してもらい、

それをもとに3人一組で事例について振り返る演習を3回行いました。


振り返りについては、サポーティブで再アセスメントを丁寧に行い

ルールにのっとって丁寧にされていたのですが、

午前中のレクチャーの途中で少し引っかかったことは、

「宿題は大変だったけど、まとめることでいくらかでも気づける部分があった」のに、

「また、事例書きますか?」と尋ねると「書かないと」の答え。

どうして書かないのかと問えば、

「しんどい」「面倒くさい」「時間がない」

・・・・・


はいはい、多少は成長できるかもしれないけど

しんどいからやらないのですね!!

しんどいから自ら成長しなくていいんですね!!

「自分は成長しなくても、後進は成長してほしい」

それって無理ですよ。

後輩を指導する立場の人が、身をもって成長を拒んでいるのに、

その先輩の姿を見て、後輩はモデルにするでしょうか?

人材育成しようとする人は、自身も学び続けねばあかんのですよ。


真っ当なお仕事がリスクマネジメント


昨日は、大阪市の福祉施設(主任・リーダークラス)職員の

リスクマネジメント研修。


午前中、基本的なことの確認。

リスクとは、損失(ロス)の可能性。

損失(ロス)が起きるちうことは、

直接的な原因(ペリル)があり、

ペリルが起こるのには、ロスの間接的要因(ハザード)ある。


そして、大事故が1つ起きるということは、

その陰に、小さな事故が29回はあり、

それまでに300の事故に入ららないけれど

通常の状態ではないエピソード(ヒヤリハット)が隠れている。

という、ハインリッヒの法則。


だから、ロスの可能性を減らすために

ヒヤリハットを集めて分析して、対策をすることが重要。

てな話をしました。


ごごからは、リスクマネジメントの視点から、

どのような組織が有効で、逆にどんな場合がまずいのかを

グループワークで考えます。

それをもとに、自身の組織で何が起こればリスクマネジメントが

有効に働くようになるのか、それを発信するということを

確認しました。


一つ伝えていないことがあります。

当たり前のことなので落としていましたが、

それは、真っ当な仕事をすること

少なくともコンプライアンスを守ることです。

実地指導や監査でごまかさなくてもいいように仕事をすること。

これも重要なリスクマネジメントです。

条件を満たしていなければ、莫大な報酬の返還が待っているのですから。

2016年10月10日月曜日

受け取る側も積極的に関わる姿勢



今日は、、、今日も、

決まった予定はなく、レジュメの作成日でした。

日からは、またお仕事が入っています。


研修の講師をしていて感じることに

「受講生は、研修を楽しんでいるのだろうか?」

ということ。

自ら応募してお金を払って受ける研修は、

モチベーションも高く、前向きに取り組む姿勢。

表現は極めて稲松的ですが、「楽しもう!」という感じです。


法定の義務研修のような場合、

「いやでも受けなければ」って感じで、

見るからにモチベーション低い人も見受けられます。

絶対に、身につけて持って帰る部分が少ないように思い、

「もったいないなぁ」と感じます。


また、学ぶ姿勢がない人をいくら指導しても、

その人に、その気がないのだから学んで帰ってもらうことは困難と思います。

それでも、楽しい研修にしたいと思うし、

私は、講師を「楽しんで」いたいと思います。













コーラスでは、舞台上の歌い手さんが楽しそうでなければ、

聴いているお客さんは、まず楽しくは聞けません。

出す側と、受け取る側とが、ともに前向きなことが必要だと思います。


先日のチャペルコンサートでは、

お客さんは少なかったのですが、とても積極的な聴衆でいたので

楽しい時間が作られたように感じました。


研修も、こうありたいと思っています。

2016年10月9日日曜日

映画「君の名は」を観て


今日は、映画「君の名は」を観ました。

公開されてから少し経ちますので

ご覧になられた方もおられるかもしれませんね。

(ほんの少しネタバレ注意です)


人と人間関係、時間軸と空間軸を

非常に深い視点やロジックで描かれている作品だと感じました。

観ている途中でも心の中で「リアリティ・・」とつぶやきました。


その中の一つに、

本来は異次元(違う時間・違う場所)に存在する

男女の高校生(青年と少年の間とお嬢さんと少女の間)が出逢った

終盤のシーンで「名前を忘れないように」と、

お互いの手の平に、それぞれの名前を書くシーンです。

少年は、書き終えるのですが、

少女が書き換えた瞬間、少女は消えてしまいます。


その後のシーンでお互いに少しずつ、名前を忘れてしまいます。

少女が思い出すために手のひらを観てみると、

そこには「すきだ」と書いてある。


この瞬間、認知症の人は名前を覚えることが難しい、

でも、「好き」とか「嫌」とかの感情は残る。

そういった意味で「リアリティ」を感じる作品でした。

これ以上のネタバレは行けませんので書きませんが、

人の関係性や内面についてのリアリティ満載の映画でした。

お奨めです!!!

楽しい時間

昨夜は、石川県から連休利用して阪神間に戻ってきた、優れものソーシャルワーカーのスミレさんを迎えて、阪神間のこれまた優れもののソーシャルワーカーさんが集まりました。私は幹事でございます。
で、久しぶりの午前様でした。
で、昨日分のブログはこれにて失礼します。

2016年10月7日金曜日

個人でも、地域でも、社会資源を考えるにはニーズが優先されます。


今日は、

神戸市社会福祉協議会の研修部局

こうべ市民福祉大学のヒューマンサービスコース

スキルアップ研修で「地域の課題を探り、解決する方法を学ぼう!」

でした。


受講者は11名と少々淋しい感じでしたが、

少数精鋭、皆さん前向きに、真剣に受講されてました。


お伝えしたことは、

地域の課題とは、そもそも個人の課題に起因すること。

個の課題に対して、解決のために何が必要で、

解決のためのサポートが、地域にある資源で対応できるのか。

できない場合には、どのようにするのか?


個の課題が複数集まってきて、

共通する部分があるときに、それに対して対応可能な状況か?

地域の中の人的資源、物的資源、システム的な資源等々が求められるのです。


そう地域の資源でも、基本的にはニーズが優先されるのです。

この基本的な思考の流れは同じだと考えて構わないと思っています。

2016年10月6日木曜日

援助者自身のメンタルケアの必要性


今日は、神戸市の

「生活支援・介護予防サポーター養成研修」でした。

私の、担当は「コミュニケーションや接遇マナー等」の部分です。

なんだか、昨日の介護従事者初級研修とタイトルは同じです。

が、昨日は9:30~17:00の6時間半。

今日は、質疑含めて70分。そう充分な学びの時間では全くありません。

それで、サポーターに実践していただこうというわけです。


互助機能の強化策ですから、致し方ない部分もあるのですが。。。


受講生の方から、早速、メールをいただきました。

内容は、サポーター自身のメンタルケアについてでした。


専門性の高い専門職であれ、

同じような知識技術を求められるインフォーマルサポーターであれ、

感情労働と言われる活動を行うわけですから、

サポーター自身のメンタルケアは必須です。


色々な養成研修やケアマネジャーの法廷研修のカリキュラムを見ても

ほとんど見受けられない科目です。


スーパービジョンが受けられると

初動の部分ではカバーできる部分もありますが、

継続的な事例検討会などが損機能を担うかもしれません。


いずれにせよ、

様々なソーシャルサポーターの養成課程の中に

セルフメンテナンスやメンタルケアの科目を位置づけることが必要だと考えます。

2016年10月5日水曜日

心を込めて、一つ一つのことを繰り返すことが、上達の道


今週からNHKの朝の連ドラが

「とと姉ちゃん」から「べっぴんさん」に変りました。

「とと姉ちゃん」は雑誌「暮しの手帖」が元になっていましたが、

今回は、神戸の子ども服メーカー「ファミリア」が元になっています。


主人公の「すみれ」はまだ子ども(子役)ですが、

手芸(刺繍)に目覚めて、

病床の母親に自ら刺繍をしたハンカチを持っていくのですが、

うまくできず「スミレやユリの花」を誰もわかってくれません。

母親だけは分るのですが、すみれは納得できずに立ち去ります。

その後、

上手になりたいという一心で、練習しますが思うようには行きません。

そんな折に、姉や父親の手作りの靴は

針と糸で丁寧に作られていると言うことを聞き

刺繍の上達につながると思ったすみれは

出入りの靴職人(市村正親氏の演ずる)麻田さんの店に行きます。
(本当は、この下りが結構色々ごちゃごちゃとあるんですが割愛して)

そこで麻田に「何故、靴を作るところを見たいのか」尋ねられたすみれは、

正直に「上手になりたい」ことを告げます。

すると麻田は「上手でなくても心を込めてその人のために作ることが大切、

そうすれば、思いは届きます。誰でも最初から上手な人は居ません。

一つ一つ丁寧に心を込めて作ることを繰り返していると、

いつの間にかうまくできるようになっている。そんなものです」

と語りかけます。


これって、「対人援助面接も同じやなぁ」って思うて。

上手にやろうと思わずに、心を込めて利用者のために

丁寧に関わっていく、面接していく。意識しながらそれを繰り返していく打ちに

気づけば、少しましな面接ができるようになってる。

基本や繰り返しはやはり大切なんですよ。

2016年10月4日火曜日

接遇・マナーのできてない援助職者は、面接もできない!


今日は終日、兵庫県介護福祉士会のオファーで、

介護福祉士初級研修の講師でした。

テーマは「コミュニケーションと接遇マナー」


稲松的発想、

「接遇・マナー」=「相手を不安・不快にさせない対応」

=「言語・非言語のコミュニケーションスキルの応用」


人から教えてもらった、

「電話の取り方・応対」「お辞儀の仕方」「名刺の受け取り方・渡し方」等々

知っておいた方がいいと思います。

ただし、「何で、そういう風にするの?」に答えられず、

「こうするように言われたから」では、対人援助職者としては悲しい気がするのです。


「どうすれば、相手方が不安にならなくてすむだろう?」

「不快にならないですむだろう?」

ということを意識することで対応できると思っています。

「行儀・作法」から少し外れても、

「相手が安心して居れる。気分を害さない」ことがライブにあわせてできる。


考えて見てください。

「相談援助面接」と同じなんですよ。ベースは!


「マナーの悪い援助職者は面接が下手だと思います」

当たり前か!!

2016年10月3日月曜日

事例検討会はダメ出しのための会ではない❗️

今日は、福岡県。

福祉サービス利用援助事業の市町社協の専門員さんの研修でした。

3月に、対人援助の基本的視点ということで「支援のゴールや役割の理解、価値・倫理」について学びました。

今回のテーマは「事例検討会」

それも問題解決のために急いで介入する方法を探すためのカンファレンスではなく、じっくりと事例を振り返る、つまり参加者全員で再アセスメントを丁寧に行ない何が起こっていたのかをサポーティブに検証していくやり方を学びました。

そうです。「気づきの事例検討会」の考え方や方法について午前午後とを使って講義と演習、DVD教材で学んだのです。

受講された皆さんの感想としては、「こういう方法を知れたこと自体が良かった」や「相談して来られた時に、こういう意識が必要だと思った」等々。

少なくとも「事例検討会」が「ダメ出しをされて、凹まされる会ではない」といことを理解していただけたようです。

もちろん、単なる慰めの会ではありません。が、事例提供者に配慮することもなく傷つける会では決してありません。

2016年10月2日日曜日

ちゃんと自分を伝えないとあ関係性はできないのです。

今日は、義従姉妹の結婚式に出席しました。
 
そういう立場なのに、何故か乾杯の発声を頼まれてまして、つとめそせていただきました。

「おめでとうございます、乾杯」でもいいと思いながら、そんなわけにもいかず。

お祝いの言葉も、、、

「合唱団の指揮者をしていますが、綺麗なハーモニーができると幸せで、ハーモニーを求めています。
ただ、メロディーというか曲の流れの中では常に綺麗なハモリとはいかず、必然としてぶつかり合う音の配置も出て来ます。その時にしっかりぶつからないと次の綺麗なハーモニーはできません。夫婦と言えども、違う意見があるときにはしっかりぶつかり合って話し合わないと、次の美しいハーモニーは生まれません」

みたいなことをお話ししました。

これは、もちろん夫婦に限った話ではないありませんよね!


終わりですか?

「車や家のローンと乾杯の挨拶は短い方が喜ばれますので」とくくって乾杯いたしました。

末長くお幸せに❗️

2016年10月1日土曜日

お手本を真似てみることからやってみる。


本日は、

神戸市ケアマネジャー連絡会の「自立支援型ケアマネジメント研修」

3回シリーズの1回目でした。

花園大学の福富先生を講師にお迎えして、

「自立支援のために本人の自己決定を支えること」

「そのためには、面接で信頼関係を醸成しつつ

 クライアントの困り事だけでなく、気持ちの部分も受け止めながら

 一つの情報から、取り巻く状況の広がりや

 その情報から掘り下げ足りすることの重要性を、
 
 ロールプレイも通して学んでいきました」


残念だったことは、ロールプレイに選ばれた人が

外れくじのようなリアクションだったこと。


もっと残念だったことは、福富先生が台詞の実例も示して

繰り返しでの質問や確認のやり方を解説されたのに

真似しようとするひ人が少なかったこと。


学ぶということは、真似るということから始まります。

先生が示してくださったのなら、一つのロールモデルとして挑戦すればいいのです。


いきなり生のクライアントさんで挑戦するのはハードルが高いでしょうが、

研修でのロールプレイですから、真似して失敗しても大丈夫です。


積極的にやってみて、うまくいかなければ次に工夫するだろうし、

丁寧にしようと思いますよね。

だから、面接が上達するのだと思います。