2017年1月31日火曜日

できないと決めつけない!


和歌山県の主任介護支援専門員研修、7日目。

今年から「気づきの事例検討会」を学ぶことで、

個別の事例検討・研究や対人援助者監督指導を学びます。


本日は、DVD教材で型を学びました。

所々でDVDを止めながら、演習を繰り返して行き、

ポイントやエッセンスを学んでいくのですが、

教材の中の事例検討者や司会者は

上手に質問するし、まとめたりもします。

だって教材ですから!


ところが受講生さんは、

「あんな上手にできない」といって尻込みする方もおられます。

上手にできなくて当たり前です。

やったことないのですから。


まずは丁寧に繰り返すことです。

少なくとも、やる前からできないと決めつけないことです。

2017年1月30日月曜日

丁寧なトレーニング

昨日一昨日と泊りがけの指揮法の勉強に行っていました。

講師の保科先生は「拍子を振るのではなく、リズムを振る。次の拍に音がない、もしくは音をのばしてある時には(棒を)止める。テンポ(慣性)はプレイヤーが持っているのでやたらと振らない」といわれます。

以前にも教えていただいており、昔々に比べると随分振らなくなっているつもりでしたが、DVDで録画したものを観ると、色々とやらかしていて穴があったら入りたい。

他の受講生さんも、なかなか自分の癖が抜けず苦労しておられました。


今朝のNHK朝イチで、「ムダな努力よ、サヨナラ」ということで、家事などが大変で身体が疲れやすいという女性に、合気道の達人が「つま先立ちを5〜6回繰り返すことを指導して、加えて「指先から動く」ことを伝えていた。
要は、身体を一体のものとして使うのだそうです。日頃はバラバラでパーツを使っているから疲れやすいそうな。
登場した女性は、一週間すると肩凝りや疲労感が随分軽減したそうです。

ムダな努力は要らないが、必要な努力はやはり必要なのです。
それも、繰り返し。
それをトレーニングと言うのでしょう。


明日は和歌山の主任ケアマネジャー研修。事例の振り返りのトレーニングの仕方を学びます。
ムダな努力をしないために、丁寧な学びが必要だと感じています。

--
****************************************************************************
稲松 真人(いなまつ まこと) 兵庫県対人援助研究所 主宰
〒675-0146 兵庫県加古郡播磨町古田1-3-41
Tel.&Fax.:079-437-9745
****************************************************************************

2017年1月28日土曜日

やはり、「わかる」と「できる」は違う

今日明日と、指揮者の勉強会  合宿です。
直接指導の選には漏れたのですが、聴講生もワンポイントレッスンがあり、手を挙げてチャレンジしました。

夜の飲み会セミナーで、DVDで振り返り。

思っていた以上に、力んでいて恥ずかしい限り❗️

やはり、「わかる」と「できる」は大違いでした。

--
****************************************************************************
稲松 真人(いなまつ まこと) 兵庫県対人援助研究所 主宰
〒675-0146 兵庫県加古郡播磨町古田1-3-41
Tel.&Fax.:079-437-9745
****************************************************************************

2017年1月27日金曜日

表層だけでは分らない魅力


今日は午後から、大阪生野区の主任ケアマネジャーさんの「気づきの事例検討会」でした。

生野区の「気づきの事例検討会」の学びも4年になります。


今日の参加者の中には、観察者として初めて「気づきの事例検討会」を見た方もおられました。

終了後、感想を伺うと「1つの事例を
ここまで深めていくのを見て、凄いなぁ」と感じられたとのこと。


このことで稲松が感じたことは、忙しい日常の中では、事例の表層を見て支援(支援といえるのか悩みますが)を行い、モニタリングで振り返る際にも表層的な結果で評価してるのだろうなぁ。ってこと。

それは、そのような視点で評価されているからだとも。


人は単に「できる」「できない」だけで評価されるものではないと思うし、してはいけないと思います。

クライアントとケアマネジャーの関係性の中で何が起こって、どうなったのか。プロセスがあっての結果なんです。

稲松はよく「生活とは、結果ではなくプロセスです」といいます。

だから簡単に結果や見えることだけで評価してはいけないと考えます。


だから対人援助の仕事はおもろいのです。


今、対人援助の業界に、特に介護業界に人材が来ない、育たないのは、この辺りの影響の方が大きく、単にお給料のことだけではないと思います。

事例検討会を行なって、対人援助の魅力を再認識しましょう。

2017年1月26日木曜日

いよいよボランティアにも求められる専門性

今日は午後から、神戸市の生活支援介護予防サポーター養成研修でした。

各市町(保険者)が、総合事業開始もあり、インフォーマルでボランタリーな社会資源を育成すべく「◯◯サポーター」とか「◯◯支援員」などの養成研修を開催しています。

稲松としてはお仕事がいただけるので嬉しいのですが、、、


インフォーマルの近隣のボランタリーな活動なので、直接的な介護等は行わない想定なので緩めの養成研修内容で促成栽培な感じです。

が、一人のクライアントの支援に関わるとき、支援チームのメンバーになるわけで、手技のような専門性は問われなくても、社会福祉援助の基本的な視点や価値・倫理等の理解が求められます。守秘義務も然りてす。

本日の研修で私の次に登壇されていた講師の問いかけ「『新品同様の古着があって、私は着られへんから貰ってくれる?』と言われたらどうしますか?」に対して、

「ヘルパーさんはプロやからあかんけど、私たちはご近所同士の延長での支援やから・・・」と呟きながら回答されてました。

これを聴きながら「日本でもボランティアに専門性が求められ始める」と思いました。


欧米では個人が明確に区分されますので、プライバシーや守秘義務、金品の授受について厳格な対応はボランティアであっても求められます」

傾聴ボランティアであっても、個人情報を本人の了解なしに他言すれば活動できなくなりますし、ボランティアの価値観を押し付けようとしてしまったことでサークルから退会になったりということがあります。


◯◯サポーターと言われる人は、隣の気の良いおばちゃんが惣菜を分けてくれるのとは区別して考えた方が賢明です。

--
****************************************************************************
稲松 真人(いなまつ まこと) 兵庫県対人援助研究所 主宰
〒675-0146 兵庫県加古郡播磨町古田1-3-41
Tel.&Fax.:079-437-9745
****************************************************************************

2017年1月25日水曜日

援助の具体的行為としての面接

今日は、株式会社One Visionのケアマネジャー勉強会でした。

月に一度の開催で、系統立てて基本的な学びを重ねております。

価値と倫理や援助関係形成・自己覚知。アセスメントと事例検討など学んできました。

本日はコミュニケーションと面接についての3時間でした。

これまで学んできたことを実際に行うとき、
どうやってやるのかといえば、
「コミュニケーションという手段、面接という技術を用いて行います」

コミュニケーションの意味、目的、仕組み、種類、レベル、方法等々。

非言語による技術と言語バリエーション、質問などの具体的な技術。

これらを、「分かる」だけでなく「できる」ようになって、援助関係形成もアセスメントま可能になるのです。

来月は、振り返りとロールプレイです。
楽しみ、楽しみ。

これまでの学びから今月と来月で、その後の面接が1つ進化することが目的です。
ということは、間接的にクライアントさんが助かるはずですよね。
--

2017年1月24日火曜日

対人援助を実践する人に必要な部分


今日は、神戸市での市民後見人の養成講座でのお仕事。

対人関係とコミュニケーション・記録についてのお話しをさせていただきました。


成年後見人を担う人材の育成なので

法律的な根拠の部分、成年後見制度とはどういうものか?

財産管理とは?

基本的人権についての法令の理解等々

学ぶことはたくさんあります。


その中で、

何故、支援が必要なのか?

支援の目標は何か?

そのためにどのような立位置、関係性が必要で

どのように実践するのか?


いくら人権の考え方や知識を学んでも、

クライアントとの関係性が築けなければ、

支援はできないのです。


援助関係性を形成し、よりよい実践するためには

バイステックのような原則やアセスメントに関する知識・技術

実践するためのスキルとしてのコミュニケーション技術

面接の力は必須です。


現在、ケアマネジャーも含めて

対人援助職者の育成カリキュラムで

面接やカンファレンスに関するコミュニケーションのトレーニング、

重要であるのに、薄い取り組みになっているように感じるのは

私だけでしょうか?

2017年1月23日月曜日

職場の対人関係を考えて見たら


今日は、兵庫県老人施設協議会阪神ブロック介護職部会

中堅職員研修でした。

お題は「対人関係」


非常に広いというか、ざっくりとしたテーマで2時間弱。

何からお話ししたらよいかなぁ、、

冒頭、どんな人間関係に悩むかを質問させていただいたら、

「対 クライアント」よりは、「対 仕事仲間」という回答。

そっかぁ、俗に言う職場の人間関係なんだ。


じゃぁ、まずは仕事でのつきあいという視点での対人関係。

言い換えれば、専門職同士のつきあい方であり、

チームメイトとしてのあり方です。

何故なら、福祉施設という利用者の自立支援を目指している

組織内のメンバー同士ということでしょう。

それならば、チームが機能するようなつきあいをするための

条件を確認する必要があります。

1.共通の目標を持っていますか?
2.情報を共有していますか?
3.各々が専門性を発揮できていますか?
4.お互いに信頼していますか?

これらのことを確認する必要があります。

このことによって自分自身が属する組織のミッションを確認し、

そのために各セクションがどのようなミッションを担い、

またそのために、各自がこなすべきミッションは何か、

ということが明確化されなければなりません。


そして個々の人間が関係性をつくり深めていくためには、

援助関係ではないにしろ、バイステックの原則を

適応してみてはいかがでしょうか?

日頃のやりとりの中で、

受容する、ジャッジをしない。

自身は感情的にならず、

相手の感情は受け止めるように心がける。

相手の決定権を尊重する。

もちろん個々人としての付合いをし、秘密は守る。

対人関係が変化すると思いますよ!

もちろん職場だけでなく、例えば家族でも・・・


どこから手をつけるかといえば、

やっぱり「笑顔で、挨拶」することからでしょうね!!

2017年1月22日日曜日

利用者主体ということ


今日は、午前中と午後からと1つずつ面接がありました。

担当しているケースについて、

自身の関わり方がどうであったかを

一緒に振り返ってみます。


一生懸命に利用者さんのことを考えて支援を行っていても

、、、一生懸命だからこそ、自身の支援に対して、

ふと不安を抱えてしまうことはあります。


そんなときには、先ず

「不安になることは悪いことじゃないよ」

と言ってあげましょう。


それから、丁寧に

利用者さんのことをどのように理解したかを振り返ります。

そして、利用者さんの目線で起こった出来事を見つめてみます。

その次に、利用者さんがどのように感じていたかを考えます。


こういう思考を持ち続けることが

利用者主体であり、

寄り添うということだと思います。


自分の思いを押しつけそうになったり、

解決を急ぎそうに感じたりするときには

「利用者さんは・・・・」って考えて見てください。

仕事が向いているかどうか悩むとき


昨日は、西神戸混声合唱団の練習日。

今年は、2年に1度の定期演奏会開催年です。

先日も告知しましたとおり5月28日の日曜日ですからね!


稲松は指揮者をさせていただいております。


楽曲に関して、色々な想いや、気持ちやイメージが湧いてきます。

それを歌い手さんに伝えて音楽を作って行きます。

音楽を作るためには、歌い手さんに伝わらなければなりません。

また、稲松の想いだけでなく、

歌い手さん1人1人が抱く、曲に対する想いが出てくる必要があります。


アマチュアの音楽家ですから、

「音楽が、歌が好き」

「この曲は、こんな風に歌いたい」

っていう思いがなければ、そしてそれがモチベーションです。

そのためには、発声ができた方がいいし、

音やリズムも正確な方がいいし、ピッチも正しい方がいいに決まってます。


プロは、それが必須です。

が、アマチュアは想いが先にあって

技術が追っついていなくても許されると思います。

稲松的には、想いがないのは許されませんが。


対人援助職の場合も、もちろんプロとして。

想いがなければ!!

「多くの人が幸せに暮らせればいいのに」

「自分が担当するクライアントが、その人らしく暮らせるようになって欲しい」

「笑顔が観られるようになって欲しい」

そして、

それを専門的に実践するための知識や技術が要ります。

音楽家もプロであれば必須であるように、

対人援助職者もプロであれば必須です。


その仕事が向いているかどうかは、

想いが持てるかどうかだと思います。

仕事として成り立つかは、知識・技術の習得です。

足りなければ、努力するしかありません。


その仕事が向いているかどうかは、

その辺りのことを、振り返る機会を持って、

内省することが必要です。

2017年1月21日土曜日

「傾聴」について雑感


昨日は、西脇市社協さんで傾聴ボランティア養成講座。

4回シリーズの最終回でした。

稲松は4回のうち1,2,4回目を担当。

3回目は体験実習。

実際に高齢者施設に行って利用者さんのお話相手を体験しました。


最終回の昨日は、実習にいっての感想からスタート。

プラス反応の感想では、

「利用者の方が、活き活きしていらした」

「思っていたより明るい雰囲気でした」

「ゆったりとした時間だった」

等々、、、。

稲松の感想「やっぱ、施設って暗いイメージなんかなぁ」です。


マイナス反応の方は、

「『耳が聞こえない、目も薄くなってきて、何もいいことはない』って話しを何回もされて・・・」

「食堂で、ぽつんとしていて孤独感が伝わってきて・・・」

など、ネガティブな話を聴いいたことが辛かったようです。


さだまさしさんの歌に「療養所(サナトリウム)」というのがあります。

歌詞に、

「さまざまな人生を 抱いた療養所(サナトリウム)は

 やわらかな陽だまりと かなしい静けさの中」

という部分があります。

生活の場所は自宅だったり、施設だったり、色々ですし、

そこでの暮らしの捉え方も十人十色です。

場所は違えども、その人なりの暮らしがそこにあり、

ばたばたと過ごさずに、ゆったりとした時間を感じると

「生きる」ということを見つめる時間が持てるのではないでしょうか?


お話し相手のボランティアは、

その時間を共有する関わりなのだと感じています。


活き活きと日常を語る人の内面にも 悲しさは存在するかもしれませんし、

悲しい,さみしい、辛い思いを語られる方の内側にも光が潜んでいるかもしれません。

そういったことに思いをはせて、耳を傾けることが「傾聴」なのかしら。

と感じた最終講座でした。

2017年1月19日木曜日

人材育成をする前に、自分は?


今日は午前午後とたつの市にある「赤とんぼ荘」にいました。

兵庫県老施協の西播磨ブロックの中間管理職研修。

俗に、「主任さん」とか「リーダーさん」と呼ばれている方が対象。

テーマは「人材育成」

現場のワーカーさんを直接指導する立場の人です。


入り口は、

「どのような人材を育てたいですか?」

ということ。

一人前のワーカーに育って欲しいですよね。


一人前って?


教えられたことができるっていうことではなく、

自分の判断でケアやケースワークができる人。


そのためには、自分で考えるための

理念があって、基本的な知識もあり、実践する技術が身についている人。


ということは、主任さんやリーダーさんは、

当然、基本的なことが分るだけでなく、できる人。


さあ、あなたはどうですか?

2017年1月18日水曜日

お散歩のすすめ


今日は、晩方に面接が一つありました。

が、日中は予定を入れませんでした。

年末から、体調が今ひとつだったこともあったことと、

2月いっぱい、、、3月3日まで、

全く何の用事もない日がないことに気づいたので、

ゆとりの日を作りたかったからです。


施設に勤めていたサラリーマン時代なら、

こういう日は、8時頃までは寝かせてもらったりしていましたが、

最近は、休日でも基本的には6時過ぎには起きます。

何故か、お散歩に行くからです。

愛犬が存命中は、タスクでありましたが、

なくなった後も、習慣として散歩をしているのです。


前の晩が、少々遅くても

朝、散歩に行くとそこでリセットされます。

生活の中にリズムが生まれます。

何かするときには、リズムは大切です。

皆さんにもお奨めです。

2017年1月17日火曜日

今日は、滋賀県老人福祉施設協議会の生活相談員研修でした。

雪景色の山科を通り越し草津まで、10時〜16時半まで。

特養やショートステイ、デイサービスには生活相談員が必置なんですが、詳細な業務については決められていません。

介護支援専門員(ケアマネジャー)は、運営基準の中で事細かにケアプラン作成に係る業務ということで明示されていますが、生活相談員は示されてません。

で、多くの生活相談員が「自分は何をする人で、何を求められているのだろう?」と悩んでしまいます。


ここで、施設長や理事長が明確なビジョンを持っている場合には、とりあえず業務については明確化されますが、ビジョンがない場合やケッタイなビジョンに基づいて指示を出される場合には相談員は頭を抱える状況が生まれます。


では、生活相談員は何をすればよいのでしょう?

「相談員」というくらいですから、相談援助職でしょう。すなわちソーシャルワーカーです。「施設利用者に対してケースワーカーである」これがポジションでしょうね。

ということは、社会福祉援助技術を身につけ、使用して利用者の自立支援を行う人です。
その考え方を基本として、各施設で多少のオプションがついてくるのだと考えられます。


生活相談員さんが働いている事業所で、職責が明確に示されていなければ、自身で仕事を創り出す必要が生じます。

そこで気をつけなければならないことは「対人援助者としての基本的な視点や姿勢を外さないこと」特に「価値と倫理」をしっかり押さえることです。

そして「施設という生活の場でソーシャルワークを実践していただきたい」と、切に願います。

2017年1月16日月曜日

まずは組織内での連携を!!


本日は、神戸市社会福祉協議会の

中期計画の実行戦略会議でした。

戦略会議というと何か勇ましいネーミングですが、

社会福祉協議会の5カ年事業計画の諮問委員会による

「質疑や意見を交える場」のような感じです。


社協の各事業担当の部署からの報告があり、

それに関して質問や意見を述べるのです。


稲松は、ここ4~5年「地域福祉ネットワーカー」の事例検討に関わり、

地域で起こる多聞台の困難ケースに関して

どのようなことが起こっているかの事例検討(再アセスメント)を通して

どのような関係機関が連携し、ネットワーキングすればよいのかを

一緒に考えてきましたので、

どうしてもその部分に関して着眼するのです。


昨今、「連携」という言葉が頻繁に使われ

「医療と介護」「高齢者と障がい者の支援」等々

色々なところの連携、チーム形成がいわれています。

が、本日の報告を聴いていると

「地域福祉ネットワーカー事業」の計画に対する途中経過で

各種の事業との連携が計画され、

課題として連携が進まないことが上がっていました。

それに対して、

他の事業部局の計画の中に

「地域福祉ネットワーク事業」との連携が上がっていません。

それなのに「事業におけるニーズ発見が困難」という課題が観られました。

そのニーズはネットワーカーは把握しているのに。。。


まずは、組織内で情報を共有するシステムを作り

連携して協働する動きが求められると感じました。

もちろん次期中期計画に向けての実践を目指すことを

稲松の意見としてお願いさせていただきました。

2017年1月15日日曜日

地域行事の意味


今日は本当に寒かったですね。

温暖で穏やかな瀬戸内気候の播磨町でも雪が降りました。

それも、古田東自治会のお餅つきだというのに、、、




8時から準備始めて8時半頃にテントやテーブルのセッティングした途端、






吹雪いてきたと思えば、見る見るうちに景色が白くなりました。


でもつき始める頃には、お天気になり

近所の子どもや家族連れがやってきて、

お善哉やきなこ餅、豚汁にお持ちを入れて食べていただきました。


こういった地域行事は、

たまにしか合わないご近所との顔合わせになります。

自治会といっても、子どもが大きくなって

学校、それも義務教育が終わるとつきあいが薄くなり、

自治会行事(大掃除や防災訓練・餅つき等々)でないと

なかなか出逢えません。


お孫さんの手を引いた年輩の女性が、

自治会の50代の役員さんを観て、

「えっ、〇〇ちゃんか? エエおじさんになっとるで分らんかった!」

といっておられました。


地域包括ケア等ということに取り組むためには、

日常からの、こういったつながりを作って行くことが大切なんですよね!

2017年1月14日土曜日

5月の定期演奏会のお知らせ

本日は土曜日、西神戸混声合唱団の定期練習日です。
5月28日の40周年記念 第20回 定期演奏会のチラシができました。

2時開演、神戸新聞 松方ホールです。
いまのうちからご予定ください。

意識して、継続実践することの大切さ


昨日は、午後からSV面接が一つ、

晩方に姫路の社会福祉法人さんのリーダー研修でした。


リーダー研修は昨年の5月に1回目、

9月に2回目、昨晩が3回目です。


1回目のテーマは「どのようなリーダーが求められるのか」

2回目は「後進を育成するために」

3回目は「よりよいチームとは?」

でした。


1回毎に、受講生各自が行動目標を立てて実践する宿題付きです。

昨晩、2回目の宿題の報告もしてもらいました。


あるリーダーさんは「全員に挨拶する」という目標に対して、

「結構ハードルが高くて、全員にはできないことも多かったです。

でも、挨拶できなかったことが意識されるので、

挨拶できなかった人にも留意するようになったように思います」

と報告されました。

素晴らしいですよね。

別のリーダーさんは「『ありがとう』という」を目標に取り組み、

「自分が『ありがとう』ということで、相手や周囲も『ありがとう』といってくれるようになり、

結果、公私ともに会話が増えてきた」ということを話されました。


「素敵な法人さんだなぁ」と感じました。

なぜなら、具体的目標を意識して実践する人たちがリーダーだから。


対人援助に関する知識があっても、

実践しなければ何にもなりません。

そして、さまざまな対人援助の技術は難しいこともありますが、

「挨拶」や「笑顔」のように特別な技術を要しないものもあります。

この特別なことではないことを実践することは簡単なようで、

継続することが超難しいのです。

そのことに取り組むことができるリーダーさんたちは

やっぱり素敵です。


是非宿題の機関だけではなく、

今後も継続して実践してくださいね。

2017年1月12日木曜日

学び続けてくださいね❗️利用者の笑顔のために

今日は午後から、介護支援専門員実務研修Bコース初日。
13:30〜17:50、休憩を省いて4時間。

伝えたいことが沢山あり過ぎて、全然足りません。

本当なら昨年までの「専門研修1:対人個別援助技術の講義2時間+演習7時間=9時間」欲しいなぁ。

受講生の皆さん、今日の内容はエッセンスのエッセンスです。

今後とも学び続けてくださいね❗️

バイステックの、「ケースワークの原則」も是非是非読んでくださいね❗️

皆さんの活躍が、多くの利用者さんやご家族の笑顔を生みますように(祈)


2017年1月11日水曜日

「普通」は人の数だけある?かも!


昨晩は、仕事始めを無事に終え帰宅。

疲れてはいたけれど、体調的には落ち着いていてホッとしました。

ご飯を食べながらテレビ「ちゃちゃいれマンデー」を観てました。

関西(大阪中心に)と他のエリアの色々なことを比べてましたが、


広島のお好み焼きと関西(大阪)のお好み焼きと・・・

どっちも譲るはずがない!

稲松的には、スタンダードはやはり関西風。

でも、広島風も好きなので自宅で広島風も焼くときはあります。
(この辺は、広島の方より広島風を愛してるかも)

どっちも好きです。


熱烈な地元合いの面々は、許せないと思います。

なぜなら、関西圏の人にとってお好み焼きといえば、

細かく刻んだキャベツを生地と混ぜて、その上に具材を並べて焼く。

これがスタンダード。いわゆる「普通」なんです。

広島の人にとっては、

先ず薄い生地を引き、その上にソバ・キャベツ・もやし・豚肉等を乗せていき

返して焼く。これが「普通」なんです。

人は、自分にとっての「普通」は、すなわち価値観なので譲りません。

「関西VS広島」ってやってましたが、

大阪の中でも、

お好み焼きの豚を生地の上にのせて焼く人と

生地の間に挟んで焼く人とがいます。

これまた、それぞれが「普通」を主張します。


そうなんです。

ひとのかずだけ「普通」があると言っても過言ではありません。



本日、昨日に引き続いて介護支援専門員専門研修Ⅱの演習指導に出務しておりました。

事例を振り返るときに、クライアントのこだわりに振り回されて、

家族もケアマネジャーも他の支援者もへろへろになっている様なケースがあります。

これって、

クライアント本人の「普通」とそれぞれの人の「普通」が違うということです。


こういう場合は、基本に立ち返って

「なぜ、この人にとっての『普通』はこれなんやろう?」

というところから理解する努力が必要です。

慎むべきは、こちら側の「普通」を押しつけることです。

対人援助職者の基本姿勢から外れます。

「『普通』は人の数だけある」ということを肝に銘じておきたいものです。

2017年1月10日火曜日

待つことに使うエネルギーが必要!


昨晩、テレビで「初めてのお遣い」を観て、

うるうるになっていたのですが、

この番組観てていつも「子どもの力ってすごいねぇ」って思います。

泣きながら、何回も戻ってきても、チャレンジして、ミッションを成し遂げます。


昨夜のも、大人の人とお話しするのが苦手な女の子が

ちゃんと道を尋ね、欲しい商品を伝え、

帰りに予定にはないバルーンアートの人形も

ちゃんと自分でアピールしてもらっていました。


大人が目標を与えて、期待して、信頼していると

子どもはちゃんと応えてくれます。


大人同士になると、こういう関係がなくなってくるように感じました。

まぁ、コーチングの手法ではこういうことを行いますが、、、



今日、介護支援専門員の専門研修Ⅱの演習でした。

事例を振り返りながら、ケースの研究を行おうという内容ですが、

利用者の力を見ようとしないケースが多いこと。

目標があっても、クライアントに期待しない、加えて信頼が薄い。

これでは、クライアントのエンパワメントなんて無理ですよ。


「何でかな?」と考えた。

一つひらめいた。

初めてのお遣いでは、親もエネルギーを使っている。

だって、4歳や5歳の子どもを1人で大人の世界に掘り出すのだから、

気が気じゃないはらはら、どきどき、その心労たるや半端ない。

でも、そうして耐えて、待つから子どもは成長(行動変容)する。

クライアントの支援者は、その部分のエネルギーをけちっているのかもしれない。


対人援助を考えるときに、自立を目指すのであれば

エネルギーをめいっぱい使って待つことはとても大事なことのように思いました。

2017年1月9日月曜日

裾野を広げること


本日は、基本的に予定は入っていなかったのですが、

合唱関係のお友達と会う約束が入り、

午前中はお出かけしてました。が、

午後からはテレビで全日本総合バスケットボールの決勝を観ました。

同じ時間に、高校サッカーと大学ラグビーの決勝もあり、

スポーツ観戦が好きな私にとっては、

「何でやねん!?」と突っ込んでしまう状況でしたが、

小5~高1までバスケット少年であった稲松としてはバスケを優先ということで。


今日の決勝は昔からの大会で高校や大学でも

出場は可能な大会ですが、

さすがに決勝はプロチームの川崎と千葉が上がってきました。

結果は千葉が初優勝したのですが、

プロ化したこともあって、かっこよさが半端ないと感じました。


野球は昔からプロがあって、私でも小学校の低学年の頃は野球選手はあこがれでした。

サッカーもJリーグができて明らかにレベルは上がりましたし、

ラグビーも、ワールドカップで人気がでてちびっ子でやり始める人が増えたと聞きます。

バスケットも、プロ化してミニバスケットなんかがもっと盛んになり、

裾野が広がれば、オリンピックでも活躍できると思います。


そう考えると、福祉業界の裾野はどうなんでしょう?

一時、福祉教育や福祉学習、ボランティア体験などしきりに叫ばれましたが、

今は声を潜めている感があります。

学業優秀な高校生が、「介護の仕事がしたい」というと

親や先生までもが「もったいないから止めた方がいい」という、

実際に聞く話です。


そんな状況の中で、

介護職員の報酬を月額1万円程度上げたところで

福祉や介護の業界に人は集まりません。

仕事のモチベーションは報酬だけではない。

むしろ違う部分にやりがいがあるという研究結果はあまたあります。


子どもがなりたい職業ランキングで

博士・学者が上位に入りました。

ノーベル賞受賞者が毎年出てくることで

モチベーションが上がっているという報告がありました。


今朝の朝日新聞の投書欄「声」で、

岡山の高校生が「広い世界を知る授業をもっと」と訴えていますが、

福祉の専門家を育てるためには、

専門学校や大学の専門教育もさることながら

子どもの頃から「福祉」そのものを学ぶ機会が必要だと思います。

それは「人権」であり、「人間関係」であり、

その中にいる「自分創り」だと思います。


昨今、「防災」を切り口に福祉やボランティアが取り上げられていますが、

非常時はだけでなく、日々の生活の中での「福祉の視点」を

身につけることが必要であると感じているのです。

















今年の年賀状にも「福祉学習」について触れました。

2017年1月8日日曜日

やっぱり振り返ってチェック!


今日は午前中に予定していた面接が日延べになりました。

昨晩の、コーラスの練習:歌い初めの録音を聴きました。

練習の時にも、「まだまだ、できていないなぁ」と感じているところや、

「ここは随分まとまってきたなぁ」と思うところを再度チェックします。


それよりも聴きたい、確かめたいところは

昨夜の練習では、揃っている様に感じた箇所がずれていたり、

流れているように思っていた箇所がギクシャクしていたり、

よく聴くと音が少し届いていなかったり、、、

優れた指揮者なら、その場で気づくところでしょうが、

稲松には、細かい部分では、聴き直してみないと気づかない箇所がたくさん出てきます。

その部分を、次の練習の機会に修正していくのです。


事例検討やロールプレイといった演習は、

練習の録音を聴く作業に似ています。


自分自身の支援のプロセスで

どこが良かったのか、どこが好ましくなかったのかをチェックできるからです。

特に、自身の面接は本番がほとんどです。

コーラスのように楽譜があって、練習を繰り返すこともできません。

であるならば、なおさら事例を客観的に振り返る機会や、

模擬演習の機会は重要です。


ぜひ、そういう機会を大切にしてください。

すすんでトライしてください。

急に変らなくても(昨日書いたように)、

一歩一歩、歩むことで

面接は上達します。

そのために丁寧に実践し、丁寧に振り返りましょう。






2017年1月7日土曜日

一歩一歩進めばいつか頂上に立てる


今日も朝からNHKを観ていた。

土曜日なので「あさイチ」ではなく、

昨秋亡くなった、登山家の田部井淳子さん、

最後の登山ドキュメント。


故郷である福島で被災した高校生に呼びかけて

富士山に登る企画である。

すでにガン末期だった田部井さんは、

富士山の7合目で一緒に昇っている夫に

「エベレストの時よりも辛い」というようなことを口にしていた。


が、山道を登ってくる高校生たちには

「とまって、雲海を観てね。雲の上にいるよ」

等の言葉をかける。

秀逸は、

「どんなに苦しくても一歩一歩進めば、

 必ず頂上に立てる」という言葉だ。


この言葉は、おそらく

田部井さんご自身にも語りかけていたに違いない。

そして、被災した高校生たちにたいする

先輩としての語りかけであったに違いない。


この言葉を、自分自身にも

ケアマネジャーや相談員、介護の仕事など

社会福祉の仕事に携わる人たちに

かけ続けたいと思いました。



2017年1月6日金曜日

聴き上手 と 話し上手

今朝方、NHKのあさイチにジャーナリストの池上彰さんが出ていた。

池上さんといえば何と言っても、難しい事を「やさしく、分かりやすく」話してくれるというところだと思います。

その池上さんが著書の中で、あさイチ出演者  V6のイノッチこと井ノ原さんを聴き上手として紹介されているそうです。
井ノ原さんについては、我が家でも「質問上手やねぇ」って度々話題に登っていて、やっぱりって感じでした。
何せ、「聴かせて、教えて、知りたい」オーラが半端ないてすから。
スキルとしての繰り返しや言い換え、促し等を用いた質問も素晴らしいです。
ケアマネさん必見だと思います。

今朝の番組で「どうしたら、話し上手になれるのか」という話題になったとき、三つのコツというか、気をつけたい事を話しておられました。
写真のとおりなんですが、私も日頃のお仕事の中で気にしていることを非常に端的に纏めておられると感じました。

ケアマネジャーの研修カリキュラムが変わって、時間数が増えた関係で新しく演習等の講師を引き受ける方がいらっしゃいます。
先ずは、池上さんのおっしゃることを意識して伝える。
相手のお話しは、井ノ原さんのように聴く。
私自身も含めて、「人と接し、伝える仕事をする方」は、心がけて見る必要があるように思いました。

2017年1月5日木曜日

お気に入りの情景をイメージする

無事に帰ってきました。
朝7時過ぎに鹿児島の実家を出て、18時前に兵庫県の自宅に戻りました。

連れ合いと交代しながら運転するので随分ましですが、疲れないかといえば、やっぱり疲れます。

身体が疲れた場合は、休息するのが一番です。

心や気持ちが疲れた時にも休息がいいのですが、心の場合は身体をジッとしていても頭が考えてみたり、気になる事を意識してしまうと休息できません。

禅や瞑想でも「無」を目指して何も考えない事を目指しますが、「考えんとこう」と思うと「考えてしまう」のが俗人です。

そんな時には、別のことに意識を持っていきましょう。
それも、出来る限り自分にとって快適なことや楽しいこと。素敵な景色もでもいいし、子どもの笑顔でも構いません。

ひたすら、お気に入りをイメージします。

これもトレーニングがいるかもしれません。
絵はがきなどの写真を利用するのもありです。

今回の鹿児島帰省でのお気に入りの光景。


こんなのを眺めながら瞑想、妄想、ボーッとしましょう。

2017年1月4日水曜日

チームワーク、駅伝見てて感じたこと

世間は今日から仕事初め。ですが、稲松は鹿児島で休暇中です。

昨日は箱根大学駅伝の復路を見ながら、年賀状のいただいたのに出せていない方のお返事を書いたりしていました。

それにしても青山学院は強かったですね。

見事なチームワークでした。

メンバーそれぞれの特性に合わせて出走順を組んでいるんだそうで(当たり前のことですが)、ありふれた言い方ですが「適材適所」は重要です。

加えて、監督のタイムリーなかけ声も重要だそうで、今朝のテレビで選手の性格にも配慮しているようで「こいつは、煽てたらなるタイプなんで」みたいな事をおっしゃってました。
これって選手の一人ひとりをどれだけ信頼しているかだし、選手同士も同じ感じです。

また、チームメイトが体調を崩してタイムが落ちたとしても、監督からオンタイムで情報が入り、次の走者がきっちりカバーする。理想的なリカバリーでした。

ただ、ペース配分を間違うとそれだけで落ちていくし、他のメンバーにも影響します。


よく、講演等で「チームワークには、『共通の目標』『情報の共有』『専門性の発揮』そして『信頼』の四つの要素が必須」みたいな事をいうのですが、それを具体的な形にして見せてもらったように感じました。

明日、1日かけて兵庫に戻り日常に戻ります。

今年は、ペース配分を考えながら、ぼちぼちやりたいとおもいますので、リカバリーのほどよろしくお願いします。(^_^;)