2017年1月9日月曜日

裾野を広げること


本日は、基本的に予定は入っていなかったのですが、

合唱関係のお友達と会う約束が入り、

午前中はお出かけしてました。が、

午後からはテレビで全日本総合バスケットボールの決勝を観ました。

同じ時間に、高校サッカーと大学ラグビーの決勝もあり、

スポーツ観戦が好きな私にとっては、

「何でやねん!?」と突っ込んでしまう状況でしたが、

小5~高1までバスケット少年であった稲松としてはバスケを優先ということで。


今日の決勝は昔からの大会で高校や大学でも

出場は可能な大会ですが、

さすがに決勝はプロチームの川崎と千葉が上がってきました。

結果は千葉が初優勝したのですが、

プロ化したこともあって、かっこよさが半端ないと感じました。


野球は昔からプロがあって、私でも小学校の低学年の頃は野球選手はあこがれでした。

サッカーもJリーグができて明らかにレベルは上がりましたし、

ラグビーも、ワールドカップで人気がでてちびっ子でやり始める人が増えたと聞きます。

バスケットも、プロ化してミニバスケットなんかがもっと盛んになり、

裾野が広がれば、オリンピックでも活躍できると思います。


そう考えると、福祉業界の裾野はどうなんでしょう?

一時、福祉教育や福祉学習、ボランティア体験などしきりに叫ばれましたが、

今は声を潜めている感があります。

学業優秀な高校生が、「介護の仕事がしたい」というと

親や先生までもが「もったいないから止めた方がいい」という、

実際に聞く話です。


そんな状況の中で、

介護職員の報酬を月額1万円程度上げたところで

福祉や介護の業界に人は集まりません。

仕事のモチベーションは報酬だけではない。

むしろ違う部分にやりがいがあるという研究結果はあまたあります。


子どもがなりたい職業ランキングで

博士・学者が上位に入りました。

ノーベル賞受賞者が毎年出てくることで

モチベーションが上がっているという報告がありました。


今朝の朝日新聞の投書欄「声」で、

岡山の高校生が「広い世界を知る授業をもっと」と訴えていますが、

福祉の専門家を育てるためには、

専門学校や大学の専門教育もさることながら

子どもの頃から「福祉」そのものを学ぶ機会が必要だと思います。

それは「人権」であり、「人間関係」であり、

その中にいる「自分創り」だと思います。


昨今、「防災」を切り口に福祉やボランティアが取り上げられていますが、

非常時はだけでなく、日々の生活の中での「福祉の視点」を

身につけることが必要であると感じているのです。

















今年の年賀状にも「福祉学習」について触れました。

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