2012年2月29日水曜日

一方向でも、関わりを切らない。

今日は、
一昨日から3日連続の「今日から始める・・・見守り活動講座」Aコースの最終日でした。

対人支援とは、「生活の困りごとを抱えている人の課題を解決してあげること」って、考えてらっしゃる方が多いと思います。でも、課題を解決するのは当人(本人)であって、「当人(本人)が解決できるように支援をする」っていうのが正解だと感じています。

見守り活動の場合は、相手と双方向の関係が結べるとは限りません。
一般的な常識から見ると大変そうに見えても、当人(本人)からすると大丈夫って時です。

当人(本人)が大丈夫だと言っているのに、支援をしようというのは「おせっかい」な話しです。
こういう時は、あちらから関わりを拒絶されても、こちらからのかかわりは切らないことが肝要です。
ここでいう関わりとは、実際にコンタクト(接点・接触)がなくても、「意識を相手側に向けている」という姿勢も含みます。
いざというときに動けるように!

子育てでもそうですが、「見守る」というのは、「手を出さず、信じて、わくわくドキドキしながら待つこと」だと思います。

研修でも、グループワークの成果をわくわくドキドキしながら待つのは、心配でもあり、大変ですが楽しい時間でもあります。

2012年2月28日火曜日

福祉の仕事を目指す方々へ

今日は
午前中、兵庫県社会福祉協議会 福祉人材センターの
「福祉の就職総合フェア」の共催行事「福祉の就職ガイダンス」でお話しさせていただきました。
福祉の仕事を目指す、学生・一般の皆さま向けの講座です。

これからは、ますます専門性が要求される業界です。
どうか専門的な知識・技術を学んでください。
そして、その前提になる福祉の心、価値や倫理を学んでください。
それから、当たり前のことを当たり前にできる力をつけてください。

そうして、支援の必要な高齢者も障がい者も子どもも、
みんなが“いい顔”になるためにともに働きましょう。
現状は厳しいですが、夢を持って福祉の職場にお入りください。

2012年2月27日月曜日

頼りにされる関係って?!

今日は、
宝塚社協参加のお仕事で、
「今日からはじまる・・・見守り活動講座」
阪急電車「売布神社」の近くにある「ぷらざこむ」に行ってました。

見守り活動は、
地域で暮らす連携では非常に重要なものです。
昔は、“地縁”という言葉があったように、
ご近所の関係性が濃いかったので
自然と見守り活動が存在して、
自然と互助機能も作用していたのだと思います。
ただ、その分プライバシーは守られないし、
その地域の中で自分らしさを発揮しづらかったようにも感じます。

現代の地域社会の中では
それぞれの自分らしさを尊重しながら、
お互いに支援しあう関係づくりが求められます。
これはなかなか難しいことだと思っています。

他人との違いを認め合うことが必要になるからです。
「同じだからつながる」のは割と簡単なんですが、
「違う者がつながる」には、
違うものをOKにする意識と努力とが必要だからです。

初めの第一歩は、
第一印象だけでその人を理解したように思わないことです。
相手のことを分かるには、
相手に語ってもらう必要があります。
相手に語ってもらえる関係が「頼りにされる」始まりです。
頼りにされないのに、「お世話しよう!」てのは、
「おせっかい」といいます。

相手の事をいろんな視点で見てみたいものです。
甲山だって、
西宮側から見るのと
「ぷらざこむ」から見るのとでは、ずいぶん趣が違いますよね!

人間だって、
いろいろな見方があるのだと思います。
入り色な見方をするには、
努力が必要です。

2012年2月26日日曜日

ステージという練習・・・

今日は、
三田の郷の音ホールで
関西合唱連盟の
混声合唱フェスティバルでした。

今回は、
歌い手さんのいろいろな都合もあり、
16名というさびしい参加者でしたが、
一所懸命歌いました。

ただ、初めての場所であり、
歌いこなれていない曲であり、
指揮者も振り損ねたこともあり、、、
少々元気のないステージだったかもしれません。

でも、今後の取り組みの課題はいろいろ掴めたように思います。

まず、
歌を覚えること。要するに譜面を外せること。
歌に対する思いを共有すること。
それを表現するために、
歌い回し(ピッチやアインザッツや強弱のタイミング等々)を、
合わせていくこと。それが合唱ですよね。

本番のステージが一番の練習です。
クライアントさんとの本番が
一番の修行ですよ!(^。^)

学んだ技術を実践で使う。

昨日は、
西神戸混声の練習日でした。

先週は、ケアマナジャーの近畿大会で、
稲松はお休みさせていただきましたが、
練習は、ボイストレーナーの附田先生に見ていただきました。
非常に中身の濃いレッスンだったようです。

さて、昨日の練習ですが、
歌い手さんの声の響きも伸びもその前の週と全然違う。
数段にいい!!
先週学んだことをアンサンブルで使えている。
体で覚えて応用するとここまで違ってくるんだ。

ケアマネジャーの実践も
そうありたいと感じました。

2012年2月25日土曜日

“人となり”を知る

昨日は、主任ケアマネジャー研修Aコース9日目でした。
地域のケアマネジャーからの相談を受ける立場、言い換えると支援者支援を行うポジションを担う訳です。
そこで、午前中はスーパービジョンについての講義だったのですが、午後からは再度アセスメントを深める演習でした。
クライアントを支援するにも、バイジーを支援するにしても、クライアントの置かれた状況を理解しなければなりません。
その際に留意しなければならないことは、問題や課題のみに焦点を当てるのではなく、その問題や課題を抱えているクライアント自身を知る必要があるということです。
つまり、「クライアントの“人となり”を知る」ということです。

2012年2月23日木曜日

ポークビーンズ風スープとサラダ     (^0^)

今日は、
午前中は主治医先生のとこに定期受診。
午後からスーパービジョン1本。
連れ合いは、晩にも面接がはいいているので、
久々に夕食作りました。
安い骨付き豚肉と大根、ニンジン、玉ねぎ、マッシュルーム、大豆、
(残り物のもやしも入れちゃえ!)
豚肉をオリーブオイル、塩コショーとガーリック、タイムのパウダーで炒めて、
野菜類を加えて、スープにローリエを入れてコトコトと煮込んで、
火が通ってきたら、荒ごしのトマトとガランマサラ、塩コショーで味整えて出来上がり。

サラダは、レタス、ピーマン、わかめにトマト。
オリーブオイルとお酢、ブラックペッパーで!

あとは、ロールパンとチーズ。
もちろんワイン!!

お腹へってきた・・・(´へ‘)

2012年2月22日水曜日

ケアマネジャーさんの基本的な研修

今日は、
午後から川西市で地域包括支援センターが主催する
ケアマネジャーさんの研修に読んでいただきました。

今回のオファーは、
介護支援専門員協会の会長で、私的には、敬愛する森上さんからのです。
(人間的にも大好きなお姉さんなんです)


基本的な部分はいろんな角度から語れますが、
今日は、インテークを基本に喋りました。

そろそろ本気で基本的な、基礎的な原則等は覚えて、
体に染み込ませて、
意識して実践しませう。

そこからですよ、
我々の仕事は!!!

2012年2月21日火曜日

神戸市社会福祉協議会中期活動計画2015実行戦略会議

今日は、
昨日に引き続き
老人施設職員ゼミナール、2日目でした。
受講生の皆さんは、非常に積極的で
本日も、実り多き時間を共有できたと思います。

晩方は、
表記の会議でした。
社協さんが事業展開するうえでの
中期計画の実施状況の報告を受け、
今野後のビジョン等について話し合う会議です。

課題はいろいろですが、
議論の中から新しい展開が見えてくれば
楽しいなと感じています。
ここでも感じたことはお伝えしたいと思います。
委員の皆さま、事務局の皆さま
よろしくお願いします。

2012年2月20日月曜日

老人福祉施設職員ゼミナール

今日は、
社会福祉研修所で
老人福祉施設職員ゼミナールの初日でした。

この研修は、
現場の主任さんやリーダーさんクラスの職員さん向けの企画なんですが、
新任職員研修や中堅職員研修のように募集規模が多くない。
今回は20名くらいを想定。(実際は23名)
また、全日程5時間×4日間の日程。
要するに非常に濃い研修が可能なのです。
そういう意味で講師にとっても
しんどいけどやりがいのある研修です。

テーマは新人や後輩の育成。
稲松的にはガッツリと
「事例検討を通して、新人の実践力を鍛える」
「主任・リーダーも基本を振り返る」
伝えんとして、
「気づきの事例検討会」の考え方をベースに
相談できる後輩と先輩、部下と上司の関係づくりの
お手伝いができればと考えております。

1日目で午前中は少し固い感じもしましたが、
午後からは、大分ほぐれていいディスカッションができていたように思います。
この調子で明日と3月の2日間を
楽しくて学びの多い時間を共有していきたいと思います。

2012年2月19日日曜日

近畿大会無事終了。地域包括ケアの行方…

昨日から参加していた
「第11回近畿介護支援専門員研究大会滋賀大会」が無事閉幕した。
大会テーマは、
「住み慣れた場所で自分らしく老いることのできる社会の実現を目指して
~地域包括ケアシステムの構築とケアマネジャーの役割~」

大会の本テーマがケアマネジャーの目指すものそのもので、
そのために、
丁寧にアセスメントし、
その結果明るみになったニーズを解決すべく
種々の社会資源を調整する。

種々のサービスコーディネートするうえでは、
チームアプローチは必須であり、
地域の中で連携の素地を作り上げるのは当然である。

この度の介護報酬改定の中で数少ない介護報酬の維持を果たした居宅介護支援。
ケアマネジャーに対する期待はますます大きいのであろう。
その分、チェックも厳しくなるのだろう。
ただ、真っ当なケアマネジメントを行おうと努力しているケアマネジャーのモチベーションを下げるようなことはしてほしくない。法の文言だけにとらわれて重箱の隅をつつくようなことはして欲しくない。
保険者も地域包括ケアシステムを構築する担い手のメンバーであるのだから!!


いい天気でしたが寒かったです。
帰りの車窓から(能登川あたりだったかしら)

近畿介護支援専門員研究大会

昨日から、介護支援専門員の近畿大会で滋賀県に来ています。
写真は交流会での「いしだみつにゃん」とのツーショットです。

2012年2月17日金曜日

久しぶりなこと!

今日は、
主任介護支援専門員研修 Bコース7日目でした。
研修自体は、受講生の皆さんも非常に熱心に、また前向きに取り組まれ内容のあるいい研修だったと感じました。

それより、受講生の中に
大学時代の先輩がおられました。
久しぶりを通り越して、
30年ぶりくらいです。
先輩はあまり覚えておられないようでしたが、
私にとっては非常に懐かしく感じる瞬間でした。

もう一つの久しぶりは、
あまり喜べないのですが、
電車に乗って帰ろうとしたら
西明石構内の踏切で事故があったようで、
JRが神戸・姫路間で運休してました。

阪神と相乗りの山陽で帰ってきましたが、
振替の乗客で超満員!
サラリーマンをやめましたので、
久しぶりの満員電車でした。
疲れました。

明日からは滋賀県米原で
近畿の介護支援専門員研究大会です。
事故の影響はないと思いますが、
雪の影響が心配です。
無事開催され、
素敵な学びの時間となりますように!

2012年2月16日木曜日

久しぶりの但馬(^。^)

今日は、
午後から豊岡でお仕事でした。
保健師さんの但馬ブロックの研修。
テーマは相談面接。
「相手の視点で理解するって難しいですよね!」
という話でした。
心配していた雪ですが、
豊岡につれて結構な残雪もありましたが、
国道は空いているし、青空もあったので快適なドライブでした。

雪の但馬は久しぶりです。
昨年は7月に長寿の郷、
8月に豊岡、10月に生野。
冬に呼んでいただいたの久しぶりです。


この間のどか雪のようになったら大変ですが、
少々の雪なら、一応スタッドレス履いてますので頑張っていきますよ。
でも、今夜あたりから明日にかけてまた降るみたいで、、、
明日の朝は雪明けが大変かもしれないと思うと
雪景色見てテンション上がってたら怒られるかも・・・と反省。
帰りにはどんより曇ってみぞれ交じり、
但馬の冬の空模様。
豊岡の健康福祉施設の駐車場も
よけた雪の置き場がなく
雪の山がたくさんできてました。

次回は、来月
3月26日に豊岡の福祉委員さんの研修にお邪魔します。
よろしくお願いします。

2012年2月15日水曜日

「あんたが決めるんちゃう!!!」

今日は、
午後からスーパービジョンの予定でしたが、
先日、バイジーさんから連絡があり、
日延べとなりました。

タイトルの
「あんたが決めるんちゃう!!!」は、
私の大好きな、朝の連ドラ「カーネーション」の
糸ちゃんのセリフです。

長女がお客さんの相手をしながら、
「どうせ、服を作るなら色んなとこで来てもらえる方がいい。」と判断した時に、
母で師匠である糸子がいうた一言。
「あんたが決めるんちゃう!!!」

日本の多くの対人援助職者が
常に心の中で言わなあかんのでしょうね。
「私が決めるんとちゃう。利用者さんが決めるねん。」って。

初めの第一歩で、一番難しいことかもしれんねぇ!!!

2012年2月14日火曜日

Happy Valenntin’s Day!!

今日は、バレンタインデイ。
お仕事はオフ。

チョコレートねぇ。。。20代の頃はいっぱいもらいましたけどね。
過去の栄光。。。
今年も、
数人のお友達やバイジーさんからいただきました。
遠方の友人からは、
メールをいただいたりしました。
ありがたいお話です。
連れ合いからは
毎年お酒です。

ある年は
ワイン。
違う年は、
日本酒。

今年は日本酒。
ありがたいことです。

老人施設職員ゼミナールの資料も目途がついたので、
美味しくいただけます。

2012年2月13日月曜日

介護保険制度の研修会

今日は、
午前中、こうべ市民福祉交流センターで
「KOBE在宅ケア・ボランティアグループ ほほえみ」さんの研修会でした。
テーマは介護保険について。

なぜ介護保険が始まったのか、
その理念や仕組み
という基本的なお話から、
実際にどう使うのか
といったところまで実際のエピソードも交えて
お話しさせていただきました。

その中で、
「いいケアマネジャーさんは、最初からしっかり話を聴いてくれて、
自分だけでプランを決めない、利用する人やご家族の希望も確認しながら、
一緒に考えてくれる人」とお伝えしました。
そんなケアマネジャーさんに担当してもらえると、
要介護状態になっても少し安心できますよね。

夕方からは、播磨町で
ケアマネジャーさんたちの事例検討会に参加しました。
皆さん、時間をかけて基礎的な学びを積み重ねて、
しっかりと一つの事例を振り返る時間を共有しました。
こうした地道な努力をされているケアマネジャーさんが
介護保険制度を支えているのだと実感します。

どうかこの制度が市民にとって、
分かりやすく、利用しやすい制度になればと願います。

2012年2月12日日曜日

赤穂でダブル講師!

今日は、
赤穂市老人福祉施設協議会さんの研修でした。
ダブル講師というのは、ダブルヘッダーではなく、
ある意味講師仲間で、福祉の仕事では後輩で、私は基本友人と思っている
永井崇史さんと二人で講師でした。

永井さんは、兵庫県社会福祉研修所の老人施設信任職員研修の講師もされています。
実は、永井さんの講師力を見込んで、私が無理やり引きづり込んだ経緯もあり、
二人でやるのは初めてでしたが、
事前に簡単な打ち合わせをしただけで、後はメールのやり取りでやりました。
ダブル講師のいいところは、お互いがフォローし合えるところです。
伝えたいことが共有されれば、助け舟が出せますし、相手に振ることもできます。

私自身、今日の研修は受講生の方たちとの出会いももちろんですが、
永井さんとの共演も楽しかったです。
また、宿直明けにもかかわらず聴講に来てくださった“どんちゃん”にも久しぶりで会えて嬉しかったです。


今日の赤穂はいいお天気でしたが、
寒かったです。

2012年2月11日土曜日

新しい出会いとつながり

今日は、
西神戸混声合唱団の練習日でした。
通常は18:00~20:30なのですが、
祝日と重なったために
会場の都合で13:30~16:00でした。

嬉しかったことは、
見学の方が2人もお見えになったこと。
そのうちのお一人は、
2月1・2日のケアマネの更新研修を受講された方でした。

研修後、
数日たった日にメールをいただいて
歌うことが好きで、合唱に興味をお持ちだったようで、、、
ただ、楽譜をあまり読めないから・・・と、迷っておられたようです。

西神戸の入団条件は「歌うことが好きなこと」です。
見学後、今後一緒に歌ってみようと思われたようです。

研修で新しく出会えた方と合唱で新しくつながります。
嬉しい限りです。\(^O^)/

2012年2月10日金曜日

安全で安心できる場があればこそ!

本日も、
主任ケアマネジャーの研修でした。

昨日の午後から今日にかけて
DVDを使いながら“気づきの事例検討会”を学びました。
この事例検討会はピアグループスーパービジョンの形で事例を振り返るのですが、
そこでは事例提供者に対して終始サポーティブな姿勢を保つことが重要です。

事例提供者が事例を振り返るときに
検討者や司会者が
事例提供者が経験してきた事例に対しての考えや行動を
受容し、非審判的な態度で接することで
事例提供者は臆することなく事例に対して向き合った経験を語ることができます。
そのことで、自らの行動をかえりみて
違う視点からのアプローチについて考えることができます。

受講生の皆さんも、
昨日よりは大分ほぐれて意見交換等ができていたように感じました。


帰り道に振返って兵庫県の公館

2012年2月9日木曜日

今日も寒い!!

今日も寒い一日でした。
昼間は
主任ケアマネジャーの研修でしたが、
寒さのせいか、なんか元気がない感じを受けました。

夜は、
兵庫県介護支援専門員協会の
会員向け相談窓口の委員会でした。
今晩も冷え込んで
委員会の後、メンバーとご飯食べて店を出たら、
骨まで浸みる感じで寒かったです。が、
帰りは、委員会メンバーの方に
お家まで車で送っていただきました。
T.I.様 ありがとうございました。

M.I.様 コメントありがとうございました。
また、コメントだけでなくメールくださいませ!!

2012年2月8日水曜日

宝塚で打合せ…寒っ!!

今日は、
午後から宝塚の売布神社の近くにある“ぷらざこむ1”に行ってきました。

・2月27(月)28(火)29(水)
・3月5(月)6(火)7(水)
A・B2コースで開催される
「今から始める・・・見守り活動講座」の打合せでした。

社協の方々と、
3日間の大まかなコンセプトとこんな感じで進めますね。
みたいな確認をしました。
楽しい講座になりそうです。
受講申し込みされた皆さんと素敵な時間を過ごしたいと思います。


天気は良かったけど、

めちゃくちゃ寒かったです。
ハイッ!!

2012年2月7日火曜日

生活ニーズって?

今日も、
昨日に引き続きケアマネジャーの卵の皆さんの実務研修でした。

生活ニーズからケアプランを立てる演習でしたが、
生活ニーズのとらえ方が難しい方も多かったようで、、、

生活ニーズというのは、
利用者さんが(その利用者さんらしく)暮らしていく、
このように暮らしたいという「暮らし」を実現しようとする時の困りごとです。

以前のように自宅で入浴したいのだが
・脳梗塞の後遺症で左半身に麻痺があり、
・自分では移動することもおぼつかない、
・自宅には同じく高齢で小柄な妻しかおらず、
・介護の経験もない、
・浴室も狭く、風呂桶の淵も高い、
ので、入浴ができずに困っている。

「自宅で入浴したいが、種々の条件のために入浴できないで困る。」
これが生活ニーズです。以前はこのように表現していたのですが、
「できない困る」という表現を使うと、
そこから利用者が主体的に入浴をするために何を行うか。という視点に結び付きにくく、
何か一方的に援助を受ける客体的な存在ととられやすいので、
「自宅で入浴できないで困る」ということは、逆の視点からいえば
「自宅で入浴したい」と言い換えることができる。
最近は、こういう風に表現することが増えてきました。

今日の研修でこのあたりの理解がしづらかった方は、
この「〇◇したい」という表現から、
利用者の「リハビリがしたい」というような表現を生活課題に置き換えてしまったのかもしれません。

「リハビリがしたい」「ヘルパーさんに来てほしい」という表現は、
りよおうしゃの希望ではあっても、その裏に「なぜ」ということが隠れていることを忘れてはいけません。

「なぜリハビリがしたいのか?」「リハビリをしてどのようになりたいのか?」
「なぜヘルパーさんに来て欲しいのか?」「ヘルパーさんに何をしてほしいのか?」

そして「リハビリをしてもっと歩けるようになりたい」と言われたら、、、
「もっと歩けるようになったらいいですね!そうしたらどんなことがしてみたいですか?」
このあたりが、生活ニーズを考えていくポイントだと思います。

2012年2月6日月曜日

白黒はっきりできないこと

今日は、
第14回目のケアマネ試験に合格した方々の
実務研修前期2日目でした。

アセスメントの演習で、
クライアントの情報を今後の支援に関して
プラスに働くのか、マイナスになるのか、
整理する演習がありました。

こういった作業をするときに
どうしても、プラスかマイナス、どちらかに決めたくなります。
要するに白黒はっきりさせたくなるのです。
その方が、確かにすっきりしますから、、、、

ただ、人間ですから状況に応じて同じ情報が
どちらの要素もはらむ場合があります。
例えば、「その利用者さんは社交的でお話し好き」という情報。

今後の生活を考えると社交的な人柄の方が
社会とつながりやすいのでプラスととらえます。
でも、デイサービス等に参加して
周囲を静かに過ごしたい人に囲まれると
この情報は100%プラスとも言えなくなります。

実際は、そのようなことを現場で調整していくのですが、
一つの情報が「100%白」とか「100%黒」
とはいかない場合も結構あるということを
知っておきたいものです。

2012年2月5日日曜日

グループホームのケアマネさん

今日は、
神戸市ケアマネジャー連絡会主催の
グループホームのケアマネジャーさんの集まりに行きました。

研修というより、交流会だったんですが、

自分たちの立ち位置のワイ確認だったり、
そこからの問題点を見つめる作業だったり、
「振返りから、今後の動きを考える。」みたいな感じだったのですが、、、

グループホームのケアマネジャーさんたちの実情が見えて、、、

介護保険の狭間で置き去りにされた施設ケアマネジャーの無念!!
特に、グループホームという空間でケアマネジャーという看板を背負わされてしまった方の苦悩!!

制度の運営をする立場の方々は、
「ケアマネジャーと呼ばれる人たちが、
まっとうにケアマネジメントできる環境を、
利用者(国民)のために整備することが必要だし、
本来の対人援助を考えずに、
形だけで対応している経営者を作り出していることを、
真摯に受け止めていただきたい。」
と感じた研修でした。

でも、
利用者の前では前を向きたい、
受講生の方々に幸あることを願うひと時でした。

2012年2月4日土曜日

聴くということ

今日は、
午後から高砂で仕事でした。
福祉委員さんの研修会です。

地域での福祉に関するような相談を受ける皆さんです。

相談を受けるというと、
困りごとに対して、何か気の利いたアドバイスなどをしたくなりますが、
基本は「聴く」ことです。

相手の気持ちに寄りそって聴くっていうのは結構大変です。
その意識を持つことが初めの第一歩です。

高砂市民ホールの楽屋から加古川と大きな空とが見えました。

2012年2月3日金曜日

Happy Birthday !

今日は、ごちそうです。
昨日が連れ合いの誕生日でした。
が、帰りが遅かったので、、、

本日がパーティーです。


いつも行っているお寿司屋さんに
電話で注文して、

ワイン買って、
シャンペン買って、
ケーキ買って、

誕生日は幾つになってもめでたいです。
それだけ経験を重ねたのですから。

他者を理解すること

今日も、
昨日から引き続きの研修でした。

相手(利用者)を理解するということは、
難しい作業です。

相手の状況を見聞きして、
「こうだろうなぁ、、」と理解するのは想像の域を出ていませ。
相手の状況を、
相手かどのように理解し、感じているか。
そのことを了解することが大切です。

研修では、紙面の利用者と向き合うので、
面接ができません。
実際の、、、現場で、、、
相手を理解することを体感していただければと感じました。
人は、身体と心と、関係性を持っている存在です。(^。^)

但馬など、北部方面から研修に参加された方々は無事帰られたのでしょうか?
大雪のため、列車が止まり往生され、もしかしたら神戸泊された方もおられるかも、、、
ご無事に帰宅されますことをお祈りしております。

2012年2月1日水曜日

視点を変えればプラスにもマイナスにも!

今日は、
介護支援専門員の更新研修B・再研修(実務研修)前期の2日目。

午前中:インテークと面接の講義、アセスメントの講義
午 後:アセスメント情報の視点確認と整理する個人ワークとグループワーク・発表でした。

その中で、利用者や家族の情報をプラス面でとらえるのかマイナス面でとらえるのかで分類整理してもらうえ安修していただいたのですが、
一つの情報を、見方を変えるとプラスにもマイナスにもできるところで、分類に悩んでおられる方がおられました。
例えば、「利用者の夫はリウマチがあり手首等に痛みを感じていますが、介護意欲はあり、できる限り妻の介護を行いたいと考えている。」という部分で、
夫の介護意欲を、家族であり有効な社会資源としてプラス面でとらえる視点と、意欲があるからこそ無理をして痛みを増強し介護力の減退につながるという視点と。。。

この場合は、もちろん、意欲があるのですからプラス面としてとらえたいわけですが、
プラス思考のプランを立てようと考えた場合に、リスクとして
「無理をして介護者の健康が損なわれる可能性がある」ことを考慮します。
だから情報としては両方の側面で分析される必要があります。