2013年12月31日火曜日

家族の会話


大晦日の今日、

関東に住む息子、宝塚の娘、

それぞれ和歌山に集結しました。


駅まで迎えに行った車の中から

会話が弾みます。


稲松家では

家族間で喋ることはごく普通のことです。

今は、居間の方から

義理の母と息子、娘との話し声と

笑い声が聞こえてきます。


歳を重ねると

自然と空間的距離ができ、

それと共に会話も減ってきます。

相手を思うことを意識すれば、

久しぶりでも話しは面白いし

何となく分かり合えます。


ぜひ、家族での会話を

新年の目標に!!

良いお年を!!!

挨拶をすること


和歌山には愛犬ピースも一緒に来てます。

散歩にもいくわけですが、

朝夕、同じように犬の散歩をしている人は和歌山にもおられます。


播磨町でもしているように、

散歩で出会った人には

「おはようございます」

と、挨拶します。


すると、

少しびっくりする人はいますが、

「おはようございます」

と返してくださいます。

少し嬉しくなります。

返してもらえないと

少し残念な気分です。


挨拶ひとつで

人は嬉しくもなるし、

残念な気分にもなります。


そう、

挨拶は人間関係の

入り口、インテークなのです。

2013年12月29日日曜日

割烹着


今日は、

午後から和歌山市内の連れ合いの実家に帰省してきました。

新年3日まで滞在予定です。


のんびり過ごす予定ですが、

明日が買い出し、

明日・明後日でお節の準備です。


そこで、

あまり戦力にはならないのですが、、、

前から欲しかった割烹着を買いました。


白のイメージしかなかったのですが

色々な柄のがあって、

フリーサイズもありました。

2013年12月28日土曜日

祝1000回、御用納め


本日は、

晩方におでかけSV面接。

これで年内のお仕事はすべて終了。

仕事納めです。


そして、

何が祝1000回かといえば、

このブログの投稿が、

本日で調度1000回となりました。


毎日とはいかないのですが、

ほぼ毎日ということで、、、、

帰省のときなどは

日に数回投稿したりもしてますが、、、

一応千日続きました。


つたない文書に

お付き合いくださる方もおられ

まことにありがたいことでございます。


今後ともよろしくお付き合いのほど

お願いいたします。


明日からは、

連れ合いの実家があります和歌山に行きますので

不定期となります。(笑)

ご容赦ください。

2013年12月27日金曜日

変えていい部分、いけない部分


今日、NHKで上方落語の番組をやっていた。

年末の特番で上方落語のこの一年を振り替える内容。


今年7月30日に亡くなった笑福亭松喬さんの落語「花筏」の後、

弟子の三喬さん、生喬さん、風喬さんと

落語作家の小佐田定雄さんとが思い出話をされていた。

その中で、三喬さんが言われていた話し

「落語というものは演者によって少し変えてやったりすることがあります。

そんな時に師匠に変えても叱られないところと

変えたら叱られる部分があるんです。

先人たちが語ってきた思いを受け継いで

その思いを理解して、その思いを継いで語られるときは大丈夫ですが、

その思いを無視して面白くしようとして表面上の言葉や話だけを変えると

叱られたんやと思います。」

そのような内容やったと思います。


おそらく松喬さんがおっしゃりたかったのは

心(しん)のことやったんやと思います。

対人援助で変えてはいけない部分は何か。

クライアントの福利が優先されること、

このことを忘れて仕事をしてはいけません。

下関の居宅介護支援事業所が指定の取り消し処分のニュース。

利用者から「ケアマネジャーが訪問してくれない」という相談があり発覚、

情けない話しです。


指定取り消しということは、この世界から出て行けということです。

松喬師匠なら破門でしょう。

松喬師匠からスーパーバイズを受けたお弟子さん方は

幸せやったんやろうなぁ。とも感じました。

それは、変えていい部分と、行けない部分を

しっかりと伝えてもらえているからです。



仲間


昨日は、

神戸市ケアマネジャー連絡会

常任理事会のメンバーの忘年会でした。


神戸市ケアマネジャー連絡会が

任意団体として発足した当時の中核メンバーもおられるので

私としては、仲間というイメージの強いメンバーです。


介護保険制度がスタートして、

ケアマネジャーという資格ができて、

何とか利用者のために働きやすい環境をつくるために

集まった仲間。

今も、昔私がそうであったように、

そのあり方を熱く語る伊賀代表がいます。


制度が少しずつ変わっていく中で

この仲間の思いは変わらないのが

嬉しい限りです。

新しい年もこの思いを胸に

歩みを進めていただければと思います。


そうそう、このメンバーは大切な飲み仲間でもあります!

2013年12月25日水曜日

丁寧さで挽回する


今日は、

基本的にオフ。家でゴソゴソと

パソコン内の整理作業等をしておりましたが、、、


昼ごはんの時に「笑っていいとも」を観ていて

女性のアナウンサーのあるあ、みたいなことをクイズにしているコーナーで、

「アナウンスで噛みそうになった時には、ゆっくりと呼んで挽回する」そうです。


言い換えれば、

より丁寧に読んで、噛みそうになった部分をきちんと伝えることで、

「噛んでなんかいませんでしたよねぇ」とアピールするのだそうだ。


それを聴きながら、

いつも面接の研修などでお伝えしている

面接の運び方で「失敗したなぁ」って感じた時には

そこからより丁寧に面接することで組み立てなおせばいい。

というのと似ている感じがしました。


上手くやってやろうより、丁寧に取り組もうの方がいいみたいです。

フレンドリーさについて


昨日は、

クリスマスイブということで外食に、、、

本来はそういう日ではありませんが、、、


連れ合いと二人で予約していたお寿司屋さんへ、

ご指定のカウンター席に行くと

クリスマスケーキがある。

お客さんからの差し入れのお裾分けだそうで、

そのお客さんが、カウンターのお隣のご夫婦。

67歳の男性と59歳のお連れ合い。

男声は既に上機嫌。

席に着こうとすると

私に握手を求め「メリークリスマス、お久しぶり!」

「いやいや、初めまして!!」そして、

私の連れ合いの椅子を自分の方へ近づける(笑)


既に酔って、出来上がり気味のおじさん、

なぜか鬱陶しい感じがない。

心の底から楽しんでいる。

その楽しさを分かち合いたいのが伝わってくる。

私たちの話しも聴いて、その話題にも絡んでくる。


そう、コミュニケーションが双方向なのです。

一方的に自分の話をするだけではなくて、

聴くことも自然とできている。(おそらく、覚えていないだろうが)

やたらと自分の話を押し付けてくるのとは違う

フレンドリーさを感じるのは、

そういうことがあるのかもしれません。

2013年12月23日月曜日

ピースの我慢


今日は、

午前に1件、午後に3件面接がありました。

基本的に自宅での仕事です。

リビングと同じフロアの自室で行います。

1階のカウンセリングルームで行うこともありますが、

連れ合いの仕事と重なるときなどは

自室の簡単なテーブルと椅子のスペースで行います。

ケアマネジメントや関連の書籍等があるので

便利な場合もあります。


ただし、きっちりとドアを閉めていないと

愛犬ピースがやって来ます。


面接をしていないときには

ドアを開けているので、

パソコン仕事等をしている時には

入って来て、足元で寝そべったりしています。


ずっと家にいるのに

入れない部屋にことに多少なりとも不満のようで、

バイジーの来所時には吠えたりするのですが、

我慢できるようになってきました。

それでも時々、

思い出したりして部屋のドアの向こう側まで

代有留を伺いに来ている気配はあるのですが、

あきらめてリビングで寝て待つようです。


来年の6月には13歳になるお嬢様です。

来年度に向けて


昨日は、

兵庫県介護支援専門員協会の委員会ヒヤリングに

オブザーバーで出席しました。


協会執行部が各委員会の代表から

今年度の活動の振り返りと次年度の活動の計画について伺い、

次年度の事業計画を考えていく大事なヒヤリングです。


介護保険制度が様変わりを続ける中で

ケアマネジャーに求められる姿を見据えながら、

ただし、流されていくだけではなく

利用者の自立支援のためにどうあるべきかも考えながら、

職能団体としてどのような活動をするのか。


来年度に向けてと言いながら、

平成30年度改正に向けての話し合いも盛り込まれ

興味深いやり取りがなされました。


相談役という立場でお話を聴くのですが、

介護の現場から離れて3年、

私にとっては刺激的な学びの場でもあります。

2013年12月21日土曜日

納会

今日はバタバタの日でした。

朝一で、自治会の大掃除で溝掃除、、、ドブさらい。廃品回収。SV面接。
午後から、芦屋で気づきの事例検討会。
晩は
西神戸混声の練習と納会。
納会っていう忘年会、

乾杯して、お喋りして、挨拶を聴いて、コメントして、

お決まりのことですが、
練習して、いろいろお願いしたり、

要は注文付けたりして自分なりに曲を作っていく、

そのわがままに付き合っていただいている。

・・・・・
納会、この一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。って会なんだ。

妙に納得したのです。

2013年12月20日金曜日

一人前の仕事について


今日は、

久しぶり(11月5日ぶり)に何の予定もない日でした。
(やらんなん箏は沢山あってごそごそと作業はしてましたが、、、)

午前中、テレビで隣の国宝さんを観てました。

例の円広志さんや月亭八光さんが

街をぶらぶらしながらお店とか覗いて

一般の人と話するコーナー。

今回は京都の清水五條あたりでした。


ある金具職人さんのところで

オヤジさんと息子さん、

息子さんが40代後半くらいかなぁ?

オヤジさんに弟子入りして3~4年もたつと

25~6歳くらいの頃。


一通り仕事も覚えて、

息子さん自身は一人前の気分でいてはったそうです。


突然、親父さんが入院することになったそうです。

それでも、もう一人前やし大丈夫と思て仕事受けはった。

品物が仕上がって、ふと

「これでええかいなぁ?」と聞こうと思うたら

オヤジが居てない。


急に不安に名宛来て、

入院先の病院に品物を見せに行ったそうです。


この話を聴きながら、

「一人前の仕事って、こういうことなんやなぁ。」って感じました。


スーパービジョンの果たす役割の大切さを思った瞬間でした。

新任の民生委員・児童委員さんの研修・・・打合せ


昨日は午後から、

兵庫県社協にて来年2月にある研修の打合せでした。

今年の12月1日で民生委員・児童委員の改選があり、

約4割の方々が新しく選任されたそうです。


そこで、来年2月に県下8か所で新任研修を開催されるそうで、

しかも、

今回からカリキュラムの中に

傾聴技法や相談援助についてのコマが新設されるとのことで、

稲松がお喋りさせていただけるようです。


正直、「今まではなかったんや」という思いと

「ついに地域包括ケアのために民生委員・児童委員さんも

専門的な立ち位置が求められてきたんや」という思いと

両方あるのですが、

ここは前向きに社会資源の質の向上を目指して

微力ながら関わらせていただこうと思っております。


とはいえ、稲松のことですので、

朝からの行政による「民生委員・児童委員とは、、、」

という話しが続く中、

午後のひと時をいかに楽しく学んでいただくかを目標に

顔晴利たいと思います。

2013年12月18日水曜日

自分の人生を自分らしく生きるために


今日は、

午前中に兵庫県立伊川谷北高校にお喋りに行きました。

全校生840人と教職員のみなさんに

対人関係をベースに自立とコミュニケーションについてお話ししました。


皆さん、おとなしく?聴いてくださいました。

ただ、稲松は840人の中でもワイヤレスマイクを片手に

インタビューに回るので、当てられた人は大変だったかも、、、

体育館の壁際におられた先生にもインタビューしましたし。。。


いつもお話しするように

自立とは自分で自分の生き方を決めていくこと。

だから自分らしい暮らしが出来上がる。

それは、一人ではできないことで

家族や友人も含めた仲間と共働することも必要だし、

依存することも手段としては必要になります。


そう自分の人生を自分らしいものにするためには、

どんなふうに行きたいかを考えることと、

そのために自分が何をできるかを考えること、

そして、誰とどのように連携し、

どのように頼むのかも自分の人生に入れ込むこと。


人は一人っきりでは生きていけないのです。

他の人がいるからこそ自分らしさも解るのです。


2013年12月17日火曜日

相手が防衛的にならないですむ雰囲気づくり


今日は、

兵庫県社会福祉研修所の

老人福祉施設リーダーゼミナールの4日目、

最終日でした。

4カ月にわたり学びを重ねてきて、

今日は実際に事例の検討を行いました。


“気づきの事例検討会”のかたちで

ルールを守ってサポーティヴな姿勢を大切に行えました。


このゼミナールは、

施設でのリーダー的な立ち位置の職員さん向けですので、

部下や後輩の育成に当たる人が対象です。

その中で、「後進の実践りょっくの向上にどう取り組むか」テーマです。


自分自身の実践をオープンに振り返る中で

自身のかかわりを考え、

違う視点を見つけた時に、

今までとは違う実践に取り組んでみようとする。

そうすることで、経験値を増やしていく。

その過程を丁寧に学びました。


受講生の最期のまとめで、

「職場に帰った時に、まず防衛的にならないですむ雰囲気づくりが大切」

といってもらえたこと嬉しい限りでした。

2013年12月16日月曜日

同じ内容でも違うネタ、違う内容でも同じ手法


今日は、

お家仕事。午前中と夕方から面接。


昨日の晩、テレビで「THE MANZAI」を観てました。


決勝の3組ともそれぞれおもしろかったのですが、、、

千鳥はなぜか、決勝で何かやらかすのです。

私としてはノンスタイルが揃えて来たなぁ。って感じたのですが、

ウーマンラッシュアワーが優勝しました。


ウーマンラッシュアワーも面白かったのですが、

予選の時と、ネタの手法が同じだったので

新鮮もにかけたのが残念でした。


と、いいながら、

私も人前でお喋りをする仕事。

それも対人援助の基本的なことをお伝えするので、

毎回同じようなお話しが多くなります。


同じ内容のことをお伝えするときにでも

違うネタでお伝えしようとしたり、

違う内容をお伝えするときに

同じ手法を使ったり、

色々と考えます。


その時に

ふっと思うのは

古典落語です。

ネタも同じ、話も同じ、

でも、名人の落語は何度聞いても面白い。

落語や漫才と講師が喋るのは違いますが、

聴く人がいて成り立っているというところは同じですから、

その点は留意してお伝え(お喋り)したいものです。

2013年12月15日日曜日

認知症ケアも基本ラインは一緒


今日は、

午後から宍粟市社協の職員研修に呼んでいただきました。

テーマは認知症の方とのコミュニケーション。

ケアマネジャーさんやヘルパーさん、

デイサービスのワーカーさんの訪問入浴のスタッフ、

介護予防の担当者まで様々な方々が参加されました。


認知症の方に向き合うときに

知的な理解が難しくなっても

感情の部分は保たれているというか

もしかすると鋭くなっているかも、、、

ってことはよく言われます。


ご自身の記憶が途切れているわけですから、

不安が起こるし、焦燥感もあるかもしれません。

認知症の方にかぎらず

クライアントと呼ばれる方には

不安はつきものです。

先ず第一に考えることは

その不安を理解したいと思うことです。


認知症の方に向き合うコツは

色々あるのかもしれません。

でも、基本は一人一人違う人間と向き合う姿勢だと思うし、

認知症の方と向き合うというより

クライアントと向き合ったら認知症という病気だった。

という考え方がいいんだと思う。


これって、基本ですよね!

相手を理解したいと思うことって大切です。

2013年12月14日土曜日

その気になると伸びる


今日は、

朝、面接が1件。

午後から、合唱団の役員会と夕方から定期練習いう日でした。


今日の練習は、久しぶりに日本語の曲でした。

歌い手さんの表情も少しほぐれているようでした。

先週、フランス語の曲でしたので、、、

日本人なので日本語の方が得意に決まっています。

歌詞の意味も解りますから、気持ちも入れやすいですし、

その気になります。


その気になると、勢いが付くし

伸びます。


対人援助の職者の育成も、

その気になると伸びます。

いくら丁寧に育てようとしても、

当人にその気がないと育ちません。

そういった場合には、

その気にさせるところから取り組まないと、、、


これがまた難しいのですが、

なんせ、他人と過去は変えられませんので!!

2013年12月13日金曜日

人権という視点


今日は、

午前中、加古川北公民館の山手寿大学さんでお仕事。

テーマは「人権研修」


社会福祉での対人援助に関わっていますと

「人権」というと価値とか倫理のなかでお話しされます。

人が人として生きる権利。人間らしく生きる権利。

もっと突き詰めて、個人が個人らしく生きる権利です。


このことは、自己決定の原則とも深くかかわります。


例えば、自分ではベッドから車いすに移乗できず、車椅子の自走もできない。

その人は、それでも排泄はトイレで行いたいと思う。

それが、この人の自己決定だし、その人らしさですよね。

ただ、自分の力だけではトイレに行くことができません。

だから、コールを押してワーカーを読んでお願いします。

「トイレに連れて行って!」って。

すると、駆けつけたワーカーが、

「オムツしてるから、してもらって大丈夫ですよ!」

これが人権が守られていないということです。


憲法でも言ってます。

公共の福祉に反しない限り

この権利は守られなければならないって。


「人権」って?

このことを意識することは

とても大切です。

2013年12月12日木曜日

聴くことと理解すること


今日は、

瀬戸大橋を渡って“うどん県”の高松市へ行ってきました。

高松市社会福祉協議会さんの

心配ごと相談員さんの研修で

テーマは「話を聴くこと~相手を理解しようとするコミュニケーション~」でした。


よく傾聴といいますが、

人の話すことを一所懸命聴くことです。

ただ聞くのではなく、

聴くという場合は、

かなり積極的な姿勢として聴くことだと思います。


この積極的にというところが、

相手を理解したいと思って聴くことだと考えています。


そして、

相手を理解するときに

自分間手に分かってしまうのではなくて

相手の立ち位置で理解しようとする。

この意識こそが傾聴だと感じています。


皆さん、非常に年神に聴いてくださり、

それこそ傾聴いただいて

素晴らしい学びの時間を共有させていただきました。

2013年12月11日水曜日

どのようにきくか


今日は、

明石市医師会地域包括支援センターの職員内部研修に呼んでいただきました。

テーマはアセスメントなんですが、

例の稲松パワーポイント処女作を用いての演習も行いました。


アセスメント面接で

どのようにきくかは重要です。

「きく」は「聴く」と「訊く」の両方です。


両方ともに共通するのは、

対象者を理解したいと思う心です。


アセスメントは課題分析ですから、

対象者の主訴から、課題を明確にし、

解決のための情報収集と分析です。


しかし、客観的な状況のみを捉えて

理解したつもりになっていては、

支援策が受け入れられない場合が多いのではないでしょうか?


「聴く」はよく言われるように、

耳だけでなく目も必要。これは非言語表現をキャッチすること。

非言語で表現されやすいのは特に感情や情緒面です。

だから、「聴く」には心も必要なのです。


その同じ心を持って「訊く」のです。

質問力の一つの視点、「どのようにきくのか」は、

テクニック以前に理解したいという思いが重要です。

2013年12月10日火曜日

お互いに場を作る意識が必要


今日は、

宝塚市社協のケアマネジャーさんの研修。

3週連続講座の最終回でした。


事例検討会をしました。

事例提供者の方が

防衛的にならずに

とてもオープンに語られていたのが素敵でした。


それは、

検討者の方々が

とても丁寧に質問をされていたし、

提供者の語りを聴こうとされていたからだと思います。


人間関係は、

相互作用があるために

オープンになって欲しいと思えば

そうできる雰囲気を作らなければならないし、

オープンに事例を振り返ろう(見つめなおし考えよう)とすれば

素直に質問をしてくれる人が必要です。


相手のことを思い

質問し、

応えようとして

語る。


そのためには、

お互いにその場を作る意識が必要です。

これは、事例検討会だけでなく。

職場や家庭でも同様だと思います。

2013年12月9日月曜日

学ぶ姿勢


今日は、

兵庫県老人福祉事業協会の阪神ブロック中堅職員さんの研修でした。


最初は、固い雰囲気でしたが

講師の意図を汲み取ってくれて

最期のプチロールプレイの頃は

結構声も出ていました。


私は、講義の時でも

一方的に話すのではなく

ワイヤレスマイクを片手に

研修会場をウロウロしながら

受講生の方にインタビューします。

受講生の方は「当てられる」といいますが、

インタビューです。


なぜそうするかといえば

「考える」ということをして欲しいからです。

受動的に「聴いて」学ぶだけではなく、

能動的に「聴いて」欲しいから、

インタビューするのです。

盛会を応えてもらうのではなく、

考えたことを言語化して欲しいのです。


学ぶ姿勢とは積極的かつ能動的である感じています。

2013年12月8日日曜日

実践の前に目的やルールを振り返る


今日は、

兵庫県介護支援専門員協会指導者養成研修4期生3年次の担当でした。

「気づきの事例検討会」の基本的な視点を振り返る演習です。

具体的には、1年次の最初の頃学んだことを思い出して再確認するものです。


実は、来年1月に事例検討会を行います。

受講メンバーの中には

地域などで気づきの事例検討会に継続的に参加している人もいますが、

様々な事情で参加できていない人もいます。

参加メンバーの基本的な視点などを擦りあわせておく必要があるための

準備的なカリキュラムです。


野球やサッカーでも楽しむためにはルールが必要です。

それだけでなく、実際にプレイするための知識や技術が必要です。

ただ単に勝つためにルールを守らずにしても面白くありませんし、

ゲーム自体が無茶苦茶になってしまいます。


「気づきの事例検討会」でも

安心して事例を振り返り、学びと実践力をつけるためには

一定のルールを学ぶことが必要ですし、

基本的な知識やある程度の技術も必要です。


検討会だけでなく、

支援の現場でももちろん必要な部分ですよね。

2013年12月7日土曜日

当たり前の事


今日は、

福祉法人の理事会や、

主任ケアマネジャーの研修、

合唱団の練習と、

バタバタした日でした。


神戸にいた頃に体育の先生で

きびしい方がおられました。

F先生です。


その頃は、男子生徒は丸刈りでした。

その先生は、体育の教師だけではなく

生徒指導の先生でもありましたので、

男子生徒の髪を指で挟んで

はみ出ていたらバリカンでやられました。


今から思えば、

規則なのでしょうがないのですが、

当時は、ただただ怖い先生でした。


今、いろりろ考えてみると

「その頃の」という但し書きが付くのかもしれませんが、

「当たり前のことを、当たり前にやれ。」

って、言われてた気がします。


青春時代の、跳ねっ帰りたい頃に

「基本的なことは解っとけ!」

ってことを、言われたように

今になっては思うのです。


神戸の垂水中学時代のF先生と、

和田山中学に転向したときのF先生に

同じように思います。


当たり前のことを教えてくれる人に

出会えることは大切やと感じてます。

2013年12月6日金曜日

個人情報を使うのも、保護するのも


今日は、

夕方から播磨町社会福祉協議会の内部研修で呼んでいただきました。

テーマは個人情報について。

先週、保護制度やガイドライン的な学びはされたとのことで、

私は、対人援助の基本的な視点からの個人情報についてお話ししました。


対人援助の倫理に「利用者の福利の優先」というのがあります。

要するに利用者の自立支援のための取り組みが大切にされるということです。

ですから、個人情報も

利用者の福利:自立支援のために

必要なときには利用者の了解のもとで使う。

そうでないときには保護する。


利用者の権利を守るというのは

ただ闇雲に保護すればよいのではなく、

利用者の福利のために

使うことも

保護することも

両方の視点が必要であると思います。

「苦情」と向き合う


昨日は、

奈良県社会福祉協議会運営適正化委員会主催の

福祉サービスの第三者委員に関する研修会でした。


第三者委員は、義務付けられてはいないのですが、

制度がつくられ、可能な限り活用されるようjに求められています。

が、実際は積極的な取組みがされていない現状があります。


第三者委員の方、施設の苦情受付窓口担当者、苦情解決責任者の方が対象でした。


「苦情」は、はっきり言って嫌なものです。

一生懸命ケアしているつもりが、

利用されている方からクレームがあるわけですから。

これは、利用者側が求めているケアと

提供者側が提供しているケアとのミスマッチが起こっているのです。

解決するには、ミスマッチを修正する必要があります。

それも、できる限り迅速に。


ミスマッチを修正するには、

利用者側の期待値を下げていただくか、

提供する側のケアの水準を上げるか、

いずれかだと考えられます。

その調整作業を行うのが苦情受付担当者であり、

ミスマッチの修正に責任を持つのが解決責任者といえます。

第三者委員は、

ミスマッチ修正のための双方の意見を聴きながら

公正中立な立場で一緒に考えてくれる人です。


苦情と向き合うには、

自分の立場だけで考えたところで

相手方との修正作業は困難なので

中立な立ち位置の人が話を聴いてくれるだけでも力になります。

そして、できる限り双方が納得したうえで解決を図ります。


そこで大変重要なことは、

解決されたので「めでたし、めでたし」にするのではなく。

その「苦情」を事例として取り上げ、

振り返りを行うことです。

そうすることで、ケアの質をあげ、引出しを増やしていくのです。

「苦情」と向き合うということは、

すなわち「事例」を振り返ることだと思います。

2013年12月4日水曜日

アセスメントは単なる作業ではない


今日は、

加東市でケアマネジャーさんの研修でした。

テーマはアセスメント:

情報をいかに収集するかがいただいたお題です。


アセスメントは

クライアントの課題を明確にするために

情報を収集する作業と

得た情報を統合分析する作業が必要です。


ただし、忘れてはいけないのは

クライアントとの共同作業であり

常に、関係づくりを意識しておかないと

支援者の独りよがりになってしまうということです。


単に、情報がたくさん収集できていることがすぐれているのではなく、

その中で、クライアントとの関係を作り上げることが大切です。

そのことを考えずに、

作業として情報を得、分析することは慎むべきと考えます。

2013年12月3日火曜日

下手くそってか、不器用でもいいので、丁寧に!!


今日は、

先週からの続きで

宝塚市社協のケアマネジャーさんの研修

DVDで事例検討会を観て学んでもらいました。


DVDは視聴覚教材として作られているので

その中の司会者の人は

上手に要約や参加者のフォロー

進行も行います。


それを観ていると

「とてもじゃないけど、あんな上手いことようせんわ!」

ってことになるんですが、

よく考えてみてください。

最初から上手にはできません。

自転車に乗るのだって、

転んで膝小僧すりむいたりしながら載れるようになるのです。


事例検討会の司会だって、

検討者の質問だって

最初っから上手になんてできなくて当たり前なんです。

大体上手な質問って何?

そんなことより、

司会者なら司会者に求められる役割を

検討者なら検討者に求められる役割を

丁寧に行うことを心がけてください。


このことは、

結句いろんなケースに当てはまるように感じています。

2013年12月2日月曜日

師走・・・言訳です。


今日は、

夕方に面接が一本ありましたが、

それまでは、今週来週の研修資料作りでした。


おかげさまで、

年内もクリスマス辺りまでは

ほぼ何らかの仕事が入っております。


師走。

走りまわるためには

準備も必要となります。


最近、

資料作りと研修が

自転車操業状態で、、、


事務局の皆さん

ご迷惑をおかけしとりますが

ご寛容くださいませませ。

2013年12月1日日曜日

事例を振り返る第一歩


今日は、

主任ケアマネジャー研修の9日目でした。

午前中に3時間、

スーパービジョンについてお話しして、

その中で、

バイザーとして、バイジーの事例を振り返る際の「実際や留意点について触れました。


事例を振り返るということは、

バイジーが関わったケースを見つめなおす作業です。

直ぐに介入方法や社会資源に目が向きがちですが、

まずは、バイジーがどのようにアセスメントをしたかを知ることが重要です。


つまり、

クライアント並びにクライアントシステムをどのように捉えたか、

その際にどのように感じたか、

などを丁寧に振り返ることが重要になってきます。

特に、クライアントとの最初の接点である

インテーク面接を振り返ることは大切です。

クライアント理解の入り口であり、

クラインとの第一印象が生まれ、主訴を聴き、

支援の方向性を導き出す部分であるからです。


事例を振り返る第一歩は、

その部分(インテーク・アセスメント)からバイジーと共に行う

振り返り作業なのです。

そこには、まだ評価もアドバイスもありません。

講師やファシリテーターを担う人材


昨日は、

兵庫県介護支援専門員協会が

兵庫県からの委託で開催してきた

「チームケア推進リーダー養成研修(全5日)」の最終日でした。


この研修は、ターミナルケアをベースにしながら

自立支援のケアマネジメントを

チームケアという視点で展開できるケアマネジャーを育成するために

各地域でリーダー的に活躍できるケアマネジャーを養成する者です。

修了者には、県知事名で修了証が発行されます。


また、終了した皆さんは、チームを組んで、

来年1月~3月に県下7か所で開催される

「チームケア推進研修」の講師として活動いただきます。

講師経験までがセットの企画です。


座学や演習を通じて学んだことを

次は、受講者に伝える役割を担います。

このような取り組みは、

兵庫県介護支援専門員協会では、

平成15年から指導者養成研修として3年コースで実施してきました。

その実績の元、新たな取り組みとして今回の研修が実施できたことは

新たな講師やファシリテーターを担う人財を作り出すために

非常に重要であったと感じています。


修了生の皆さま、

今後は、お仲間として共に顔晴理ましょう!!
研修の最期に、ターミナルケアや自立支援型ケアマネジメントについて

伝達するためのポイントをグループワークで深め発表しました。

事例の振り返りで人を育てる


昨日(11月29日)は、

神戸聖隷福祉事業団の課長研修でした。


中間管理職という視点ではなく、

スーパーバイザーとしての視点で研修をしました。


その時に意識して欲しいのは、

対人援助職者としての視点です。


事例検討会といえば、

上手くいかない事例を

そのように解決するか?落ちう視点で捉えられやすいのですが、

それだけではなく、むしろ

対人援助職者を支援する視点

が必要。

しかも、応用力を身に付けた人財。


その時には、

新狩りと丁寧に事例を向き合うこと、、、、、


要するに、

事例で困難さを見つけたときに、

今後の方向性、支援の具体等々

の話は大事ですが、

現時点で有効に働くのでしょう???


今後ともよいく!!