年末の特番で上方落語のこの一年を振り替える内容。
今年7月30日に亡くなった笑福亭松喬さんの落語「花筏」の後、
弟子の三喬さん、生喬さん、風喬さんと
落語作家の小佐田定雄さんとが思い出話をされていた。
その中で、三喬さんが言われていた話し
「落語というものは演者によって少し変えてやったりすることがあります。
そんな時に師匠に変えても叱られないところと
変えたら叱られる部分があるんです。
先人たちが語ってきた思いを受け継いで
その思いを理解して、その思いを継いで語られるときは大丈夫ですが、
その思いを無視して面白くしようとして表面上の言葉や話だけを変えると
叱られたんやと思います。」
そのような内容やったと思います。
おそらく松喬さんがおっしゃりたかったのは
心(しん)のことやったんやと思います。
対人援助で変えてはいけない部分は何か。
クライアントの福利が優先されること、
このことを忘れて仕事をしてはいけません。
下関の居宅介護支援事業所が指定の取り消し処分のニュース。
利用者から「ケアマネジャーが訪問してくれない」という相談があり発覚、
情けない話しです。
指定取り消しということは、この世界から出て行けということです。
松喬師匠なら破門でしょう。
松喬師匠からスーパーバイズを受けたお弟子さん方は
幸せやったんやろうなぁ。とも感じました。
それは、変えていい部分と、行けない部分を
しっかりと伝えてもらえているからです。
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