2017年1月21日土曜日

「傾聴」について雑感


昨日は、西脇市社協さんで傾聴ボランティア養成講座。

4回シリーズの最終回でした。

稲松は4回のうち1,2,4回目を担当。

3回目は体験実習。

実際に高齢者施設に行って利用者さんのお話相手を体験しました。


最終回の昨日は、実習にいっての感想からスタート。

プラス反応の感想では、

「利用者の方が、活き活きしていらした」

「思っていたより明るい雰囲気でした」

「ゆったりとした時間だった」

等々、、、。

稲松の感想「やっぱ、施設って暗いイメージなんかなぁ」です。


マイナス反応の方は、

「『耳が聞こえない、目も薄くなってきて、何もいいことはない』って話しを何回もされて・・・」

「食堂で、ぽつんとしていて孤独感が伝わってきて・・・」

など、ネガティブな話を聴いいたことが辛かったようです。


さだまさしさんの歌に「療養所(サナトリウム)」というのがあります。

歌詞に、

「さまざまな人生を 抱いた療養所(サナトリウム)は

 やわらかな陽だまりと かなしい静けさの中」

という部分があります。

生活の場所は自宅だったり、施設だったり、色々ですし、

そこでの暮らしの捉え方も十人十色です。

場所は違えども、その人なりの暮らしがそこにあり、

ばたばたと過ごさずに、ゆったりとした時間を感じると

「生きる」ということを見つめる時間が持てるのではないでしょうか?


お話し相手のボランティアは、

その時間を共有する関わりなのだと感じています。


活き活きと日常を語る人の内面にも 悲しさは存在するかもしれませんし、

悲しい,さみしい、辛い思いを語られる方の内側にも光が潜んでいるかもしれません。

そういったことに思いをはせて、耳を傾けることが「傾聴」なのかしら。

と感じた最終講座でした。

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