公開されてから少し経ちますので
ご覧になられた方もおられるかもしれませんね。
(ほんの少しネタバレ注意です)
人と人間関係、時間軸と空間軸を
非常に深い視点やロジックで描かれている作品だと感じました。
観ている途中でも心の中で「リアリティ・・」とつぶやきました。
その中の一つに、
本来は異次元(違う時間・違う場所)に存在する
男女の高校生(青年と少年の間とお嬢さんと少女の間)が出逢った
終盤のシーンで「名前を忘れないように」と、
お互いの手の平に、それぞれの名前を書くシーンです。
少年は、書き終えるのですが、
少女が書き換えた瞬間、少女は消えてしまいます。
その後のシーンでお互いに少しずつ、名前を忘れてしまいます。
少女が思い出すために手のひらを観てみると、
そこには「すきだ」と書いてある。
この瞬間、認知症の人は名前を覚えることが難しい、
でも、「好き」とか「嫌」とかの感情は残る。
そういった意味で「リアリティ」を感じる作品でした。
これ以上のネタバレは行けませんので書きませんが、
人の関係性や内面についてのリアリティ満載の映画でした。
お奨めです!!!
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