大阪市生野区の居宅介護支援事業者連絡会の研修でした。
テーマは「援助関係形成」っていうか、
オファーのメールに
「利用者との良好な関係を作る方法」と書かれてありました。
ふっ、ふっ、ふっ、これは稲松にとって「飛んで火に入る夏の虫」ではありませんか。
あまり好きではない、ハウツーてきな依頼。
援助関係ということは「バイステックの原則」のお話しができる。
ただ、90分と尺がちと短い以外は、
ノリノリの研修お喋りでした。
内容?
「いつもと同じで、面接でこの言葉を使えば、必ず、上手くいきますよってのはないですよ」
「そもそも『良好な関係』って、誰にとって?」
「ケアマネジャーが考える『良好な関係』って、『いうことを聞いてくれるクライアント』?」
「そうだとクライアントにとって『良好な関係』って、『いうことを聞いてくれるケアマネジャー』ってことになりませんか?」
「ただ、いえるのはバステックが援助関係について、
態度と情緒の力動的な相互作用」と述べているように
クライアントの隠された不安をケアマネジャーが察知して
それに態度(多くはコミュニケーションによって)で反応すること
そうするとクライアントもケアマネジャーの感受性に気づいて関係性が深まってくる」
「そういった基本的なことの理解と実践のためのトレーニングなくして良好な関係性なってできないですよ」
「その関係性は、援助という専門性を伴っていますので、また、それは共同作業でもあるので、
クライアントの自立支援において双方にとって良好であることが必要」
というお話しでした。
とりあえず、そして必ず、
「ケースワークの原則[新約改訂版]」:F.P.バイスティック、尾崎・福田・原田 訳,誠信書房,2006
読んでくださいませ!!
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