2013年1月4日金曜日

「自分」ということと「本気」ということ


昨日は、
DVDで映画「キツツキと雨」を見ました。
役所広司さんと小栗旬さんが出ているやつ。

木こり男(林業)のベテラン、役所さん演じるカツさん。
超若手新人映画監督、小栗さん演じる幸一。

おそらく代々山の仕事一筋で考えることもなく熟練者になったカツさん。
父親のビデオカメラをきっかけになんとなく映画の道に入った幸一。

映画監督として自信もなく、俳優やカメラマン、
助監督にまで軽く扱われている監督。
いったんは東京に逃げ帰りそうになる幸一の台本には
「自分」という文字が書かれている。

自分がやりたいことに
どこか胸を張れない幸一。
ひょんなきっかけで撮影の手伝いをすることになったカツさん。

別段気負うこともなく、
それでいて前に進んでいく力を持ったカツさんに
知らず知らずパワーみたいなものをもらい
幸一は「自分」を出していく。
少しずつ前に進みながら「本気」になっていく。

父と息子の人間(存在)関係をもう一つの軸に
ドラマは進みます。

自分の描く「自分」と
そう簡単には進まない現実。
それでも人は
「本気」になったとき
一つの仕事をすることが出来る。
それは決して一人ではできない。

色々なメッセージを感じた作品でした。
おススメです!!

0 件のコメント: