2013年6月4日火曜日

 “ふるさと”にこがれる

 

昨日は、
但馬でお仕事でした。

私は神戸生まれですが、
小さい頃、鹿児島にも姫路にもすみました。
小学校からは神戸の垂水区で過ごし、
中学の3年から高校を卒業するまで但馬にいました。

俗にいう青春時代の前半を過ごしたので
思いでもあり「第2のふるさと」と云ったりしていますが、
第1のふるさとはどこか?と考えると
よくわかりません。

昨日の学びの中で
“ふるさと”というキーワードがあったのですが、

生まれたところなのか?

育ったところなのか?

先祖が暮らした土地なのか?

人それぞれの思いがあり、

簡単には言い尽くせないものを感じました。

心の中を考えてみると、
「自分はどこから来て、どこに帰るのか」という
根源的な問いにぶつかるような気もします。

「自分探しの旅」です。
言い換えると「自己実現の道のり」です。

人生のどこかの段階で
(青春時代から青年時代に)
自分自身を確立しないと生きづらいことがあります。
アイデンティティの確立です。
親離れであり、独立です。
経済的な面だけでなく、
精神的な面でも必要な過程です。

何らかの形で
「これが自分なんです」
というものを造り上げないと
他者との関係も気づきにくいし、
自分自身も不安でしょうがないと思います。

高齢となって今まで作り上げてきた
自我の像を変えなければならない壁にぶつかり
苦労する人はたくさんいますが、
若い時代に自我の像を作り損ねた方が
晩年にその課題に取り組むのは大変です。

そういった課題を抱えている方と向き合うには
かなりのパワーと忍耐が必要だと思います。


昨日お世話になった「はちぶせの里」からの風景。
“ふるさと”って感じ。

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