2013年6月27日木曜日

「共感すること」と「援助的距離」


今日は、
「兵庫県手をつなぐ育成会」の相談員さんの研修でした。

県内の知的障がい者の方やご家族の方のお話を聴く立場の方々の
相談援助についての研修です。

相談員の中には社協や行政の相談窓口の方もいらっしゃいますが、
知的障がいの子どもさんを持つ親御さんも多いのです。


ご自身が、障がいを持つ子どもさんと向き合ってきた方々なので

同じように子育てで悩んでいる方への共感力は高いと思われます。


ただ、同じように障害を持つこと向き合っていますが、

ご自身の場合と来談者の場合はやはり別のケース。

ご自身のケースと重ねすぎると、支援の距離感を見失う恐れがあります。


とはいえ、ピアカウンセリング的な他所を考えると

同じように障害を持つ子どもを育ててこられた経験者が

話を聴いてくれ、悩みを打ち明けてくれたりすると

ホッとする(癒されたり、安心したりする)部分はあります。


大切なことは、

その後で、来談者側が向き合う力を強め、

自分たちの歩みを進めていくことを支援できるかだと感じました。

自己決定における自立・自己実現ってところです。


それにしても、今日の受講された皆様の
研修の取り組む姿勢は、
積極的で、私自身が嬉しくなってしまい、パワーをいただきました。

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