2013年5月8日水曜日

多様な価値観を持つ

 

昨日は、
朝一限目が大学。
午後から、スーパービジョンが一本ありました。

大学の「ケアマネジメント論」前期15回も、もう5回目です。
昨日のテーマは、「ケアマネジメントの対象」です。
日本では、介護保険制度のもとでケアマネジメントということが広まったので、
対象者:クライアントといえば「要援護高齢者」というイメージですが、
ケアマネジメントという対人援助手法の対象者は、
障がい者、日虐待児童、等々様々です。

学生に「障害者のイメージ」を尋ねたところ、
「車いす」や「不自由」という言葉に次いで
「価値がひくい」という答えがありました。
「どうして?」ときくと、
「なんとなく・・・」という回答。

確かに「スピード」「効率」「生産性」等々のキーワードでイメージすると
価値が低いのかもしれません。
仕事の「丁寧さ」「精度」「誠意」等々がキーワードとなると、
価値は変化してきます。

午後のスーパービジョンでも、
足のふらつきがあり店頭のリスクがあるクライアント。
援助者は、手すりをつけて安全を確保したい。
クライアントは、手すり付けるなんてみっともない。
ここにも価値観の相違があります。

自分の価値観を持つことは大切です。
ただ、そこに縛られる必要はありませんし、
ことなった価値観を持つ人もOKにすることが「受容」につながります。
自分と違った価値観も認める。
「それもありかぁ。。。」という視点を持つ。
そこに生き方の広がりが出てくるように感じます。

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