2017年5月26日金曜日

自分の言葉で語ることの意味


またまたご無沙汰してしまいました。

10日以上、更新しなかったのは久しぶりですね。

ごめんなさい。


この間も、色々と研修でのお仕事をいただいて、

兵庫県の地域包括在宅介護支援センターの新人さんの研修や

いろんな地域で「気づきの事例検討会」、

滋賀県の高齢者施設のリーダー研修 等々


稲松の研修を経験された方は「当てられる」と表現されますが、

確かに個別にたくさん質問します。

その際、多くの人は一所懸命に考えて応えようとされるのですが、

同じくらい大勢の方が、考えずに正解を求めます。

小学生の宿題ドリルの答えのように模範解答ではなく、

自身の言葉で応えて欲しいのですが。。。



研修テーマの切り口は色々ですが、

お喋りしている内容は、

ほぼ「対人援助における基本的な視点・考え方」です。


「認知症ケア」でも「地域包括ケア」でも「事例の振り返り」でも

ベースのところで基本的なこと。

基礎となる考え方や知識・技術が必要になります。


もちろん基本的となる理念や理論・知識や技術だけでは実践は困難です。

が、その部分がなくては、それこそ実践は薄っぺらなものになります。


例えば、バイステックのいう「個別化」とはどういうことでしょうか?

テキストに書いてあるかいせつではなくて、

自信の言葉で説明できるでしょうか?

「QOLの向上」と言いますが、

では、「生活の質」と言うことを自分の言葉で語れるでしょうか?


自分の言葉で語れないことを実践できるのでしょうか?

おそらく無理でしょう!


ぜひ、自分自身の言葉で語れるように努力しましょう。

そして意識して実践しましょう。

でなければ、いくら学んでも実践には結びつきませんし、

力にもならないと思います。

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