2017年2月8日水曜日

愚痴を、単なる愚痴で終わらせない


今日は終日、兵庫県介護福祉士会のファーストステップ研修でした。

本日のテーマは「自職場の分析~課題の理解と解決の方法を考える~」


最初の演習は、KJ法の手法を用いて

日頃感じている職場での不満や困っていること愚痴をポストイットに書いて

出し合って分類していきます。

その作業の中で、満や困り事・愚痴の原因は何かを探っていきます。

もちろん、単なる愚痴というのも含まれるのですが

それも大切な「感じ」ですから最初から除外はしません。


原因と考えられる情報は客観的なもの主観的なもの等々

面的に取り上げて、それらがどのように絡んでいるかを考察します。


この困り事や不満の原因を分析することで

初めて対処方法を考えることに繋がります。

具体的には、不満が同友原因で起こっているかを観ることで

どこを、どのようにすれば良いのかが見えてくるからです。

また、課題を明確にすることで、

本当はどのような状態であることが望ましいかが分ります。

それが目標です。


目標ができると、どのように行動をするかを考えて実行するのみです。

この目標に向かってすすむ方法を示すのが計画です。


PDCAの手法は、ケアプランだけでなく、

業務改善等でも考え方は同じです。

後は、実践です。

そこで注意したいのは、

本当に小さな一歩でも実行できることを

具体的に定めることです。

そして、実践を振り返ることです。


愚痴を放置するのではなく、

愚痴からでも仕事を見つめ直すことは可能です。

そして、その取り組みは利用者さんにいいケアを提供するためなのです。

2017年2月7日火曜日

思い込みで勝手に理解しないこと


今日は兵庫県の

新任民生委員児童委員研修の第2弾、

東播磨ブロック:加古川会場でした。

いいお客さんで(って表現はおかしいかもしれんのですが、、、)

真剣に聴いてくださり、笑って欲しいところで笑い、

うなずいて欲しいところでうなずく。

前回の西播磨でもそうだったのですが、

話し手としては、とても喋りやすい。


傾聴の方法をお話して欲しいと言われますが、

傾聴の姿勢とは、そういうものです。って感じ。

できておられます。


後は、理解するプロセスで

思い込みで理解しないことですね。


本当の「傾聴」は相手の意図通りに理解するところまで

と思ったりしているのですが、

敢えてコミュニケーションを分割して考えると

聴いたことを自分勝手に理解するのではなく、

自分が捉えた内容をうまく相手に確認することが必要です。


稲松は、ハンチング帽をかぶったままお話しします。

色々なことを思い込んでおられるようで、

「帽子を脱がないということは、、、そうなんだ。。。」って!

確認してくだされば、

「寝癖を押さえているのですよ」とお教えするのに。

変に気を遣って頂いて恐縮です。が、

髪の毛はたくさんありますから(笑)


クライアントを理解するときには

笑い事ではありませんので、

相手の意図で理解する意識と努力が必要です。

ポジションを担う覚悟


5日の日曜日、

午後から西神戸混声合唱団の特別練習。

帰宅後、自治会の定例会資料の印刷、

ギリギリ間に合って、定例会出席。

終了後、和歌山に移動。22時前にホテル到着。

6日(月)午前午後と和歌山県主任ケアマネジャー研修。

夜帰宅。


今日は、午後から兵庫県新任民生委員児童委員研修

東播磨ブロックです。


色々な役割をいただいてます。

これをそれぞれの関わりの中のポジショニングというのでしょうか。


家族の中では、「夫」であったり「父親」であったり、

合唱団では「指揮者」であったり、

自治会の中では「総務」であったり、

そして、研修会では「講師」であったり。


求められる役割、果たす役割。


主任ケアマネジャーのポジショニングは?

「地域作りの担い手」

「ケアマネジャーという支援者を支援し育成する役割」

等々、、、

主任ケアマネジャーの研修を受けるということは、

そのポジションを担う人になるということを意識し、

まず、覚悟しましょう!

2017年2月5日日曜日

季節のように前進

昨日は、西神戸混声合唱団の練習日。

先日も告知させていだだきましたが、今年は隔年の定期演奏会がある年です。

5月28日が本番。

練習も徐々に気持ちが高まって欲しいと感じながら、、、


2月に入って、インフルエンザが益々猛威を振るっているようで、私のSNSのお友だちやそのご家族も罹患情報をアップしておられます。
お大事に❗️

まだまだ寒いのですが、それでも季節は少しずつでも前進してるようで、ご近所の梅がチラホラと咲き出しました。


季節が巡り花が咲くように、私たちも季節の中で生活しています。

木々が花を咲かせるたびに少しずつ成長するように、私たちも少しずつ成長したいものです。

あわてない、あせらない、あきらめない。
です。

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稲松 真人(いなまつ まこと) 兵庫県対人援助研究所 主宰
〒675-0146 兵庫県加古郡播磨町古田1-3-41
Tel.&Fax.:079-437-9745
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2017年2月3日金曜日

新任民生委員さん、顔晴れ~!


昨年の12月に民生委員児童委員さんの一斉改選がありました。

概ね、1/3ほどの委員さんが入れ替わるようです。

兵庫県(政令市除く)でも、2,700人ほどの方が

新たに民生委員児童委員になられるようです。


本日より、新任民生委員児童委員さんの研修が始まりました。


2月いっぱいかけて、

兵庫県下8カ所(西播磨・東播磨・中播磨・北播磨・淡路・阪神・丹波・但馬(開催順))

で、開催されます。


稲松は、相談支援の基本の気の部分をお話しします。

要は、利用者本位や尊厳の保持、援助関係形成の原則や利用者理解等々です。


年々、民生委員児童委員さんに求められる役割が増えるのに、

逆に、なり手は減少しています。

ぜひ、なられた方は無理はせず、

でも前向きに、地域福祉の担い手となって頂ければと思います。

そして明るい実践をするために、私のお話しが役に立てば幸いです。

目標指向


昨日は、上郡町の心配ごと相談員さんの研修でした。

新しく相談員になられた方もおられるということで、

テーマは「どのような相談員が求められるのか?」


こういう役割を担うと

「何をしなければならないか?」

「どのようにやればいいのか?」

と考えてしまいます。

大切なことではありますが、

個々からスタートすると義務感がさきにたって

活動そのものが楽しくなりやすいです。


どうするのか、

「何を目指すのか?」

「どんな人がいいのか?」

を先に考えます。

そして、

「そのために何をすればよいのか?」を考えます。


いわゆる目標指向型です。

その方がモチベーションにつながりますし、

やってて楽しいように感じます。

2017年2月2日木曜日

教育者は、共感の気持ちを!


昨日は、和歌山県主任ケアマネジャー研修8日目でした。

「アセスメント祭り」と称して、

模擬事例を用いてのアセスメントの思考の流れを丁寧に確認します。

個人ワーク⇒グループワーク⇒発表⇒講師コメント

を基本に9時半~17時50分の長丁場でした。


午後の後半になってくると

受講生さんも、さすがに疲れ気味です。

講師としては、少しでもモチベーションを高めるために

色々と後趣向を凝らしたり、

それでもしんどいですから休憩をこまめに入れたり、

工夫はします。

でも、研修ですから

しんどくても頑張ってもらわなければならないこともあります。


実際にケアマネジャーとして働いているわけですから

11日間の研修に参加するだけでも大変なのに

稲松は、宿題も出します。

冗談半分に「いじめ」と言う人も居ますが、、、

いえいえ、受講生は基本的に自己決定して来てはりますから

自ら選んできています。

それが嫌なら、受講しなければいいと思います。


沖縄の中学生の暴行動画の後悔を観て、

「いじめではない」という見解を聞いて驚きました。

加えて「大きな怪我はなかった」とのコメント。

はぁ~、身体に大きな怪我はなくても、

心にはとてつもなく大きな傷ができていると思います。

あの、校長先生はご自身のお子さん、お孫さんが

同じように殴られ蹴られて、その様子を動画で公開されても

いじめではないというのでしょうか?


あたかもその立場に立ったかのように感じる

これを共感といいます。


今回の事件は「いじめ」であり、「傷害罪」でもあります。

研修の内容について書くつもりでしたが、

気ぃ悪いニュースが飛び込んできたので

後半からの内容になってしまいました。