2013年6月27日木曜日

「共感すること」と「援助的距離」


今日は、
「兵庫県手をつなぐ育成会」の相談員さんの研修でした。

県内の知的障がい者の方やご家族の方のお話を聴く立場の方々の
相談援助についての研修です。

相談員の中には社協や行政の相談窓口の方もいらっしゃいますが、
知的障がいの子どもさんを持つ親御さんも多いのです。


ご自身が、障がいを持つ子どもさんと向き合ってきた方々なので

同じように子育てで悩んでいる方への共感力は高いと思われます。


ただ、同じように障害を持つこと向き合っていますが、

ご自身の場合と来談者の場合はやはり別のケース。

ご自身のケースと重ねすぎると、支援の距離感を見失う恐れがあります。


とはいえ、ピアカウンセリング的な他所を考えると

同じように障害を持つ子どもを育ててこられた経験者が

話を聴いてくれ、悩みを打ち明けてくれたりすると

ホッとする(癒されたり、安心したりする)部分はあります。


大切なことは、

その後で、来談者側が向き合う力を強め、

自分たちの歩みを進めていくことを支援できるかだと感じました。

自己決定における自立・自己実現ってところです。


それにしても、今日の受講された皆様の
研修の取り組む姿勢は、
積極的で、私自身が嬉しくなってしまい、パワーをいただきました。

2013年6月26日水曜日

吾日三省吾身


今日は、
明石の地域包括支援勢センター主催の
事例検討会についての研修会。

“気づきの事例検討会”の入り口の研修会でした。

事例を振り返る意味(重要さ)についてお喋りしました。


表題の
「吾日三省吾身」とは
論語にある孔子のことばです。

「私は日に三回自分自身の言動を省みる」
ということです。


実は、「私が初めて務めた身体障がい者施設の施設長が大切にしておられた言葉です。


「一日に三回」とは言わなくても、
ことある毎に、自身の言動を振り返る。

自身の関わったケースについて振り返る。

「私の行いは、社会貢献につながっていたか?」


そのことで明日の実践につながります。


孔子って、やっぱりすごい人なんや!!

「自立」を促進する


昨日は、
朝一で大学、
午後は3時半から高砂で福祉教育推進会議での講演でした。

福祉教育推事業に取り組んでおられる
小・中・高等学校の担当の先生方にお話です。

一応、レジュメは用意していきましたが、
いつもの通り、来られている方と交流しながら、、、

「何を目標に福祉教育に取り組まれますか?」
と問いかけながら、、、

いつものごとく、

「社会福祉で目指す部分」

「その為に対象者とどのように向き合うのか」

「相手を理解するということは」

等々について熱く語ってしまいました。


要するに、

福祉における「対人援助」も

「教育」も

「子育て」も

「自立」=「自分らしく生きていく」力を促進することなんですよね!!

2013年6月24日月曜日

人生の主役は自分!


今日は、
神戸シルバーカレッジで
午前午後と講義でした。
テーマは「介護保険」

基本的な学習は必要なので
午前中は、
介護保険導入の背景や
目的や意義についてお話ししました。

午後は、
介護保険の利用に関する方法と実際について、

「本当に、いいケアマネジャーは、ちゃんとお話聴いてくれる人なんです。」

「直ぐに、決めつけてケアプラン作ってくるようなんは、信用せん方がよろしい。」

「生活の課題を解決するには、まず自分でどないできるか。次に、家族や友達に頼めるか。最後の最後にヘルパーさんやデイサービス。」

「ようっ介護状態になっても、自分自身のやりたいことをできる限りあきらめない。」

等々

最後に申し上げたことは、

「自分の人生ですから最後まで主人公であり続けてください。

 自分の人生のお客さんに祭り上げられたらおしまいです。

 介護保険やサービスは自分が主役であれうために使う(利用する)ものです。

 制度やサービスに使われたら阿寒のです。」

ということでした。

皆さん、最後まで熱心に聴いてくださり感謝でした。 

祝・兵庫県合唱連盟50周年


昨日は、
兵庫県合唱祭
それも兵庫県合唱連盟50周年の記念演奏会でした。

例年のように各団体の単独ステージではなく、
少年少女合同、中学生合同、高校生合同というように
合同ステージによるリレー演奏会でした。

私は、一般混声の邦人作品ステージで
「水のいのち」から「雨」「川」「海よ」を歌わせていただきました。
400名を超える合唱団で気分良く歌うことができました。

考えてみれば、
私が幼稚園の頃、
父が「コーロ・ポルテニオ」という合唱団でお世話になり、
兄が「星陵高校コーラス部」で阿世話になり、
私が「西神戸混声合唱団」でお世話になった連盟です。

ただただ、素直に50周年をお祝いしたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。

継続は力なりです。

2013年6月23日日曜日

リスタート


昨日は、
午前中、三田市のすずかけ台でお仕事。

夜は、西神戸混声合唱団の総会でした。

先週の日曜日が2年に一度の定期演奏会でした。
西混の役員任期は定期演奏会に合わせてあります。

そこで、

役員も水洗投票により改選されます。

おかげさまで、
次の2年間も指揮者をさせていただくこととなりました。

一つの区切りを経て、
気持ちを新たにスタートです。

今までの活動の上にある
これからの活動です。

今までとは違う未来に一歩踏み出します。

再来年の定期演奏会で
楽しい時間を共有し、
美味しいビールを飲むためにも
これからの歩みも
丁寧に進みたいと思っております。

もちろん本業の方も
数々の出会いを楽しみながら
いつもお伝えしている如く、
あせらずに、あわてずに、あきらめずに、
進んでいきたいと思っております。

そういった意味では、
日々、リスタートかもしれません。

2013年6月22日土曜日

「伝える」ということ

昨日は、
兵庫県介護福祉士会の初任者研修でした。テーマは「コミュニケーション」

自分の思いを伝える。相手が受け取る。その受け取られたものが、自分の意図したものかどうか?

相手が思いを伝えてくれる。自分なりに受け取る。果たして、それは相手が意図したものかどうか?

よく云われることですが、コミュニケーションとは、どう伝えたかではなく、どのように伝わったかが重要だと。

講師という仕事や、アマチュアではあるが指揮者という役割を担うと、日々、考えさせられてしまう。

「伝える」ことは「聴く」ことと同じくらい厳しいことなのだ。