2016年12月21日水曜日

「逃げ恥」がうける理由の一つ


昨晩、「逃げ恥」が最終回を迎えました。

連合いが「おもしろい」というので一緒に見ていて、

途中からは私自身もはまってみていました。


「逃げる恥だが役に立つ」というドラマ。

社会現象と言ってもいいだろうと思うくらいの人気で、

初回から視聴率も右肩上がりでした。

エンディングの「恋ダンス」も流行っていますが、

家事を労働としてみた場合の契約結婚という設定が

受けたのではないかと思っています。


最近でこそ、家事を当たり前に行う男性も増えては来ましたが、

それでもまだまだ多くの家庭で、女性がメインで担っているように思います。

この連綿と続いてきたジェンダーバイアスの課題の一つ、

介護問題でもまだまだ多くの課題を生んでいるように思います。


実は、介護を抱える家庭での問題でもあるのですが、

ケアマネジャー自身にとっても大きな課題といえます。

何故かというと、ケアマネジャー属性を考えるときに

かなりの割合で30~50代の女性が多く、

家事・育児をこなしながら働いている人が少なくないからです。


今後、「1億総活躍」というのであれば、

根本的にそこを解決する策を考えなければならないと感じています。

「逃げ恥」というドラマは「胸きゅん」で「おもしろい」

だけで流行っているのではないと感じますし、

そういう意味では、現代の必然とも思えます。


男性国会議員のどれくらいの方々が、普段から継続的に、

ルーチンとして家事をされているのか?

そのことも知らずに「女性の活躍できる社会」なんて口にしないでもらいたいものです。

2016年12月20日火曜日

介護支援専門員実務研修新カリについて、、、つぶやき


今日は午後から、

介護支援専門員実務研修前期演習講師説明会でした。


いよいよ年明けから始まるのですが、

実務研修のテキスト模擬事例の内容の繋がりが悪い。

「医療と介護の連携」とか「福祉系ケアマネジャーは医療の勉強を」

とかいう割に、事例の疾患と薬の内容が合わない感じがするし、

認知症の症状と要介護度にも違和感があるし、、、


兵庫県は、介護保険制度が導入されて間もない頃から

介護支援専門員研修のあり方(現:内容)検討委員会があり、

県の担当部局、県社協の研修部局、介護支援専門員協会が関与し、

講義のみならず、演習の内容等も常に話し合い、

綿密なシラバスをたてた上で研修実施をしていました。


今回も、新たなテキストを基に委員会を開かれ、

模擬事例の不整合等もチェックされていたので、

テキスト事例を基に独自に事例を作成し、演習を組まれていました。


以前にも、今回のテキストについて書きましたが、

自分の資料担当以外の部分も見てみると、

細かいところのやり方や、

いわゆるハウツーみたいなところに寄っているような気がして、、、

「それは要らない」とはいいませんが、

もっとケアマネジメントの型を身につけることが求められるように思います。


今後、介護支援専門員の受験要件が厳しくなり

狭き門となるようですが、、、

専門職を育てるのであれば、

大学受験もしかりですが、

入り口は広く、出口を狭くした方が良いのではないかなぁ。

と感じたりするのです。

2016年12月19日月曜日

違和感ボックス


先日、NHK朝一に

大ヒット映画「君の名は」のプロデューサー

川村元気さんが出演されていた。


プロデューサーで作家・絵本作家等の肩書きを持ち、

創作的なことを仕事にしている方である。

その川村氏は、

日頃から「違和感」を大切にされているという。


町中を歩いていたり、電車に乗っていて

他の人のことや、物や風景で「変だな?」

と感じたことを覚えておくそうである。


頭の中に「違和感ボックス」というのが合って

その箱に入れていくそうである。


この「違和感」に気づくと言うことは大切だと思う。


ケアマネジャーがアセスメントをしているときに

クライアントの訴えの語りの中で「引っかかり」を大切にするのと似ている気がする。っ?

「なぜ?」「あれっ?」ということ。

例えば「ヘルパーさんに掃除してもらいたいの」って言う場合に

「はいはい、ヘルパーさんに掃除してもらいたいのね」と

そのまま受け止めずに、

「なぜ、ヘルパーさんに掃除してもらいたいのやろう?」と引っかけることです。


対人援助職者にも「違和感ボックス」は必須アイテムのように感じました。

2016年12月18日日曜日

自分の面接を客観視する大切さ


本日も昨日に引き続き「ふわふわ~、ぼわ~っ」って感じが抜けません。

ずっとではないものの、気持ち悪いものです。

朝一の自治会の大掃除もお休みさせていただきました。(気分↘)


ただ、午前と午後に一つずつSV面接の仕事が入ってました。


おひとりの方が、自身が行った面接の逐語録を持参され、

振り返りをしたいと云うことで一緒に振り返りをしました。


いつものごとく内容は書けないのですが、

逐語録の途中で、バイジーさんの台詞の後に括弧付きで、ている

「(あっ、言ってしまった)」という箇所がありました。

その部分のことを尋ねると、

「さすがに、面接していて『言い過ぎてしまった』と思われた」たとのこと。

そこに続く台詞はクライアントの言動を受容し、

承認し直されていました。

ご自身で自分の面接を少し客観視できている証拠です。

大切なことです。


もちろん、否定的な発言をしないことの方がいいですが、

ネガティブな感情面も心の中に顔を出しますし、

コントロールできないときもあります。

その時に、客観的な自分が自信の面接を感じていると取り返すことが可能です。

そうです、面接はライブなので、

そのときその時で対応することが可能です。

今、テレビでサッカーの試合をしていますが、

一つのパスが通らなくても、違う方法でパスを繋ごうとします。

それと同じです。


次に繋げるには、そういう自身の面接に気づけている自分を認識(意識)することです。

そうすることで、次の時には情緒面を統制できる可能性が高まるからです。


こういったことは、自身の面接を振り返る経験を重ねることで身につきます。

本日のSV面接では、それ以外のところも丁寧に振り返り、

後、2つくらいの点で気づきがもたらされたようです。




過信は禁物


昨日は、

午後から赤穂にて「西播磨市民後見人交流会」

晩方は、西神戸混声合唱団の練習でした。

ところが、数日前から体調不良(ふわふわ感とぼわーっと感)がひどく

朝一で主治医のもとへ、、、

血圧のコントロール不良とのことで、、、

新しい薬を処方されたので、

しばらく様子を見ながら、

養生しながら仕事をこなして参ります。


過信は禁物ですね!



2016年12月16日金曜日

統制された情緒的関与

今日は晩方に大阪市生野区の特養で内部研修でした。

終了後「利用者さんに対して感情的になるのはどんなときですか?」と質問がありました。

施設を離れて6年、最近は利用者さんと言われる人と直接関わることはないのですが、スーパービジョン面接でバイジーさんに感情的になることはありません。(笑)
就職したての若い時には、利用者さんと言い合いしたこともありますが、、、

感情的に対応することはないですが、感情が動いているのを感じることはあります。
その感情がストレートに態度となることはない。と言うのが正確かもしれません。

それでいいと思っています。感情が動くことは制御できません。
できるのは、その感情に気づいてコントロールすることです。

それが統制された情緒的関与に繋がるのだと思います。

少しずつ、でも着実に

昨晩は、宍粟市のケアマネジャーさん有志の勉強会。
渡部律子先生の「『人間行動理解』で磨くケアマネジメント実践力」中央法規  をテキストに一章ずつ学んでます。
今回は「ストレスコーピング理論」

参加者は、毎回一章ずつ読んでレジュメを作成して集まります。
あみだくじで当たった人が講師役で研修します。

その後、分かりにくかった箇所などを「他の参加者がどの様に解説するか?」話し合ったりします。

皆んなが読み込んで来られますので自ずと深い学びにつながるように感じます。

このような着実な学びは大切ですよね❗️