2014年6月30日月曜日

プロである努力


今日は6月4日~8月11日の間の唯一、

手帳に予定が書かれていない日。


午後から橘茂先生(バリトンのオペラ歌手)の日本歌曲のレッスンが

月に1度の内輪のお披露目会ということでお邪魔してきました。


上手に行くところ、「ご苦労されているところも含めて、

皆さん素敵な歌声でそれぞれ楽しませていただきました。


いっしょに歌うコーナーもあってプチレッスンみたいな感じで

嬉しかったし、お得感満載でした。

何より先制のソロを間近に聴かせていただき、

繊細さ、迫力、丁寧さ、、、感激でした。


終了後、先生とお話ししていて、

これから一人で練習されるとか、、、

「毎日歌わないと声が出なくなえる」って、

やっぱりプロの世界なんだ。

当たり前のことですが、、、


さあ、ケアマネジャーさんやソーシャルワーカーさん、介護職の皆さん、

私たちはプロとして毎日努力しているのでしょうか?

世間から専門性を問われるこの時代に

他の専門職の努力のあり様を見習わねば!!

2014年6月29日日曜日

一番大切なところを外さない


今日は、

兵庫県介護支援専門員協会の

“気づきの事例検討会”推進運営関連の部会と委員会に主席しました。

8月3日に行われる「支部推進員研修」についての話がメインです。


研修会実施に向けて受講予定者からアンケートを取っていたのですが、

「司会のやり方や質問の仕方」が最も希望の多いテーマでした。

とても大切な部分です。

が、なぜ司会のスキルや質問のスキルが必要になるのか?

この部分を外してスキルだけを学んでもダメなんです。


“気づきの事例検討会”では、

そういった対人援助におけるスキルも学べるのが魅力ではあります。

しかし、もっと大切なことは、

そのベースにある理念や価値・倫理といった部分を押さえることです。

だから、はじめて“気づきの事例検討会”に取り組むときに

基礎的な学びから始めるのです。


そこのところを外してしまっては、検討会の意味がほぼなくなってしまいます。

エッセンスだけを抜き取って使っても

期待される効果は見込めないですよ。

2014年6月28日土曜日

あえて地道な方法も試してみる


26日に和歌山県の新宮市でお仕事でした。

25日および27日の仕事の都合で車で移動したのですが、

新宮まではなかなか遠いのです。


それでも紀南は海沿いも山沿いも景色がいいので

田辺・上富田からの道は、

往きは海の道(海沿いをぐるっと串本経由で)、

帰りは山の道(本宮に向かって熊野川沿いを上り富田川沿いを下る)

で移動しました。


長時間の運転になるのでやはり疲れるのは疲れるのですが、

地道を走ると、

「こんなところにクジラウォッチングの船に乗るところが、、、」とか

「ここにも練門を打っている店がある」とか、

「桶を打っているお家」や「こんなところに学校がある」ていう具合に

その土地ならではの光景が見て撮れます。


高速道路では味わえないところです。

本当は、ドラえもんの“どこでもドア”が欲しいのですが、

それこそそこの土地に至る道筋は解らないでしょう。


クライアントの思いをアセスメントするときも

ダイレクトに「なぜ、そんなことをしたのですか?」

と尋ねてもなかなか答えてくれないし

答えてくれたとしても表面的な情報だったりすることがよくあります。

少し違う視点でもその人の趣味や価値観に触れるような話しの中から、

ゆっくりとその人らしさに気づくことの方が

理解しやすいことも多いように思います。

2014年6月26日木曜日

クライアントの言葉に引きずられる


クライアントが発した言葉に「ハッ」とする事があります。

それが自分の価値観と相容れないような表現だとなおさらです。


大切なことは、

そのことに引きずられて情緒的客観性、

つまり援助職者としての距離感を保てなくならないことです。


このことは、

バイステックの原則「統制された情緒的関与」にも通ずることです。


クライアントに向き合うときに

自らの情緒面や価値観を吟味して、

支援の場に立つこと。

このことを常に意識しておきたいものです。

2014年6月24日火曜日

興味のない話を聴く


またまた「傾聴」のお話し。


傾聴するということは、

たとえ相手の話の内容が

自分の興味のない話しでも

聴くということ。


何故か、

相手をより理解したいと思うから。


それができると

「受容」の扉が開きます。

2014年6月23日月曜日

基本を身に付ける努力を!!


稲松は

バイステックの7つの原則のことを

よく言います。


7つが言えるかどうかではなくて、

7つのことを知っていて

実践しようとしているか。

ということです。


色々な場所で、

色々なときに、

何回もいってきましたが、

対人援助の基本的なところは

覚えるのではなく、身に付けることをしないと

実践では使えません。

様々なソーシャルワークの技術も

基本的な理念に基づいているので

基本的なことを身に付けていないと

マスターは困難です。


要は、

意識して実践しているかということです。

2014年6月22日日曜日

「受容」は同じ価値観でなくてもできる


受容=受止めること。受け入れること。

と説明されますが、

「受け止める」とか「受け入れる」とはどういうことでしょう?


「相手の考えや思い、言動を知り、理解する。」

っていうことだと思います。


相手と自分が同じ価値観や思いを抱いていると

理解しやすいです。

「私、納豆が大好きなんです。美味しいですよねぇ」

って云われると、納豆が嫌いな人は、

「えーっ!」となってしまい、なかなか

「あなたは納豆が好物なんですね」ってい言いづらい。


ところが、納豆好きな人は

「私も大好きなんですよ!絶対おいしいですよね」

というふうに自分の思いも疲労してしまう。


受容というのは、

「あなたの考えや思いは、そうなんですね」

「あなたはこういう風にやって来られたんですね」

と理解し、受止めることです。

認めることではありませんし、否定することでもないのです。


受容するといううことにもトレーニングが必要です。