2015年3月19日木曜日

ちょっとその気になったらやってみる


昨日は、

午前中、兵庫県年金受給者協会さんの主催で

ボランティアをやりませんか?って云う感じの研修。

午後、稲美町社会福祉協議会さんの企画で

自殺予防キャンペーン:地域での関係性づくりが大切!って感じの研修。


両方の研修でお伝えしたことの一つ

あまり構えてやろうとせずに、

肩の力を抜いて、

「ちょっとやってみよう」

という感じを大切にしてほしいということ。


ボランティア活動って、構えずに

家の前掃除してたら、お隣の家の前にも葉っぱが落ちてたからついでに掃いとこう。

電車の駅で自分の飲んだペットボトルを捨てるついでに、

ベンチに置きざられた殻のペットボトルも捨てときましょか。

こんな感じ。


地域での関係づくりなら、

お顔を合わせたたら、軽く笑顔であいさつする。

ついでに一声、言葉をかける。

「おはようございます。だいぶん温かくなってきましたねぇ!」

「子どもさん、大きゅうなりましたねぇ」とか、

特別な言葉かけでなくて、他愛もないこと。


要は、

ちょっとその気になったら、やってみることです。

やらない理由を探さずに!!

2015年3月16日月曜日

“ガキ夫”にならないために、傾聴・受容・共感


今朝方、NHKの朝一を見てたら、

特集で〝ガキ夫”について話していました。

〝ガキ夫”とは、妻の立場から見て“大人になりきれていない夫”だそうで、

いくら言っても、服はそこらに脱ぎっぱなし、

家事は頼まないとしようとしない、

してももまともにできない、

頼むと嫌な顔する、

指摘するとすねる。

ってことらしいです。


ここでジェンダー論を語る気はありませんが、

家事=家の事、なので家族の誰もがすることでもあります。

ちなみに稲松家では、「家事はやりやすい人がする」という憲法があります。

が、先ずはそういうことについて、話し合う必要があります。


話し合いをするときに、

自分の意見はしっかりと伝えることは大切ですが、

同じくらい重要なことは、相手の意見や考え方をしっかりと聴くことです。

しっかりと聴くということは、相手の立ち位置で理解しようということです。

ここで、傾聴・受容・共感ということが必要になってきます。


対人援助の現場ではもちろんですが、

人間関係をスムーズにするためには、

相手の話を聴き、理解しようと努力し、

意見が違う場合には、合意形成が必要なのです。

そのためにコミュニケーションが必要ですが、

その導入は、やはり傾聴・受容・共感だと思います。

このことは“ガキ妻”にならないためにも同様ということです。



2015年3月15日日曜日

基本は、繰り返し学び、トレーニングする


この一週間、

ケアマネジャーの実務研修

県社協の福祉サービス利用援助j行担当者の研修

県下の老人施設中堅職員研修

但馬の老人施設の現場職員さんの研修

和歌山県那賀(紀ノ川市・岩出市)地区の介護関連職種の研修

と、お仕事しておりました。


テーマは色々と違うのですが、

何を学ぶにしても、

対人援助の基本的な視点

支援のゴールや援助職者の立ち位置

価値や倫理、援助関係形成や自己覚知等々

について学ばねば、

方法論やスキルを学んだとしても

実践で役に立たないでしょう。


ケアマネジャーの入り口でも

中堅職員であっても

ベテランと云われる人たちでも、

基本的な知識や理論の学びと

トレーニング(実践の中で意識して取り組むこと)は

繰り返し繰り返しが必要だと思います。

応用とはその先にあることでしょう。

2015年3月8日日曜日

今度こそ上手く行く!!


昨日は、

兵庫県介護支援専門員協会の

西脇多可支部の“気づきの事例検討会”の導入研修。

午前中に、

「事例検討会の必要性」と

「なぜ“気づきの事例検討会”を推奨するのか」についてお話しをしました。

午後からは、

DVD教材を用いて、実際の型を見ていただくことと

ところどころでDVDを止めてグループ演習しながら学びました。


西脇多可では、過去にも何回か取り組みを始めようとしたのですが、

その都度、絶ち切れになったり、自然消滅したりがあったそうです。

推進委員の皆さんも、トラウマになっているようで、

今度は大丈夫だろうかと、不安になってます。

気持ちはよくわかります。

ここで過去のどこが良くまずかったかの振り返りは必要ですが、

「今度も上手く行かないんじゃないかしら」と考えるよりは、

「今度こそ上手く行く」と思うほうが良くないですか?


今までが思うようにいかなかったから、

次もそうなるとは限りません。

そう、

半年先には、〝気づきの事例検討会”を実施している画像を、

3年先も、継続している画像をイメージしましょう。

そうです。

今度こそ上手く行くのです!!

2015年3月5日木曜日

ただ「聴く」ということのむつかしさ


昨日は、兵庫県北部 但馬の養父市に行ってました。

養父市社協さんのボランタリーな相談員さんが他の研修です。

「“聴く”という支援」がテーマです。


よくいわれることですが、

聴覚に障がいがなければ“聞く”ことは簡単です。

物理的に音を聞き、話を聴くからです。

きわめて受動的な関わりです。


しかし“聴く”ということになると別です。

以前、私のカウンセリングの上での師匠が

「〝傾聴”とは体中の全ての細胞がクライアントに向いているかだ」とおっしゃいました。

要するに意識を集中して相手に向ける。

かなり積極的な作業です。


この積極的に聴いていくれる相手が居てこそ

話したいと思いますし、癒しが生まれます。


難しいのは、

積極的に聴こうとすると

どうしても自分の価値観に影響されて

回答しようとしてしまうことです。

そうではなくて「ただ“聴く”ということ」

これにはかなりのトレーニングが必要だと思います。

2015年3月3日火曜日

解りやすいのが一番


今日も昨日に引き続き、実務研修でした。

昨日は、アセスメントでの情報の整理まででしたが、

今日は、その情報から課題を導き出して目標設定し、

ケアプランを作成しました。


ここで、多くの受講生が言語化するところで悩みます。

課題はなんとなくわかっている、

そこからの目標も、ある程度設定できている。

でも、上手くかけない。


中にはストレートに「どのように書けばいいですか?」と尋ねる受講生もいます。


多くの人が、スマートに格好よく書きたいと考えます。

そのこと自体は悪いことではありませんが、

もっと大切なことは解りやすく書くことです。


利用者や家族に読んでもらってわかりやすい表現を考えることです。

なぜならケアプランはクライアント本人のものですから、

当の本人が解りにくいのは変だと思いませんか?

2015年3月2日月曜日

相談援助の面接のスキルは必要ないのでしょうか?


今日は、

第17回介護支援専門員実務研修 前期2日目の担当でした。

相談援助面接に関しては90分足らずの講義のみです。

しかも「インテーク」と抱き合わせで!


前期が終了すれば、課外実習です。

面接の何たるかを学ばずに、

演習もせずに、実際に面接することなんて不可能です。


28年度からの実務研修は44時間から87時間になりますが、

相談援助面接については、基本的な理解と演習含めてたったの4時間。


私が、個人的に相談面接の基本的な部分と演習を依頼されると

少なくとも6時間は欲しいとお願いします。

それでも、ほんのさわりの部分です。


医療的な基礎知識が25時間増えます。

そのことはひょうご化されることだと思いますが、

医療的な知識があっても

ケースに向き合うためには面接するスキルがないと

ケアマネジメントは成立しないと思います。

それとも面接のスキルなんて必要ないんでしょうか?