2015年3月5日木曜日

ただ「聴く」ということのむつかしさ


昨日は、兵庫県北部 但馬の養父市に行ってました。

養父市社協さんのボランタリーな相談員さんが他の研修です。

「“聴く”という支援」がテーマです。


よくいわれることですが、

聴覚に障がいがなければ“聞く”ことは簡単です。

物理的に音を聞き、話を聴くからです。

きわめて受動的な関わりです。


しかし“聴く”ということになると別です。

以前、私のカウンセリングの上での師匠が

「〝傾聴”とは体中の全ての細胞がクライアントに向いているかだ」とおっしゃいました。

要するに意識を集中して相手に向ける。

かなり積極的な作業です。


この積極的に聴いていくれる相手が居てこそ

話したいと思いますし、癒しが生まれます。


難しいのは、

積極的に聴こうとすると

どうしても自分の価値観に影響されて

回答しようとしてしまうことです。

そうではなくて「ただ“聴く”ということ」

これにはかなりのトレーニングが必要だと思います。

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