2015年3月23日月曜日

「その人らしい暮らし」が何故「自立」なのか?


今日は、赤穂浪士で有名な赤穂市の施設の内部研修でした。

いつもながらの基本的なお話し、、、2月18日にも書きましたが、、、


福祉援助の目指すところは利用者の「自立」なんですが、

本の中では「その人らしい暮らしの実現」という風に書かれていることがよくあります。

この「その人らしい」とはどういうことかというと、、、


福祉の世界では、

自分の生活、つまり生き方を自分で決めることが「自立」で、

それは「自立」が、自己決定という原則に基づくものだからです。


自己決定と云えば、「どこで、誰と、どのように暮らすか」の全てです。

例えば、

朝ごはんはパンを食べて、コーヒ-には佐藤は要れないけどミルクは少し居れて、

おかずは目玉焼きがイイかな。サラダとね!

洋服はラフなスタイルがイイ。メガネは最近ないんだけど丸い縁が好き。

休みの日は、家で本を読んで過ごして、、、

これって、全部が自己決定ですよね。

そして、この日常茶飯の中の小さな自己決定の積み重ねが

その人らしさを形作っているのです。


要介護状態の高齢者や障がい者は

そういった意味で、その人らしく暮らせていますか?

高齢者になっても、障がいがあっても

その人らしいくらいができるように支援する

だから福祉援助に求められる目標は「自立」支援なんです。

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