2015年3月22日日曜日

人材を育成するには、先ず人が来なくてはなりません。


ある会議の席上で「虐待」の話が出ました。

ある出席者が、

「人材を必要数確保する努力をしないと

虐待はなくならないので、その点に力を入れることが大切。

先ずそこを考えないと、研修みたいな小手先のことをやってもダメ」

といった内容の発言をされました。


確かに、福祉現場の人材の確保を危機的状況です。

人が来ないことには育成も困難です。


その同じ方は、

「人材を確保するためにわが社では、

すごく丁寧に企業理念等を説明して、

そのことを理解できる人を採用する。

人財が必要だからと云って、

誰でも採用するようなことをしていてはダメ」

というようなこともおっしゃっておられました。


まず、人材が福祉の世界には来ない現状があります。

すごく丁寧に施設の理念をしたくても人が来ないのです。

いくらお金をかけて人を集めても

仕事に見合った給料が見込めない世界に人は来ません。

そこを解決しなければ、、、

もちろん、各法人、施設も努力は必要です。


しかし、

社会が必要としているところにお金を咲かない状況でしょう。

国の赤字が社会保障費の膨張だけのように言われますが、

それ以前に、借金は膨大な額になっていたではありませんか。

そこを、社会保障費だけのせいにされてはかないません。


そこんところを、しっかりしてもらいませんと

憲法の13条を守ることは不可能です。

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