2016年12月7日水曜日

研修を活かすためには、決めて取り組むこと


本日は、阪神福祉事業団さんの

内部研修に呼んでいただきました。

参加人数は16名と少なかったですが、

皆さんとても熱心に取り組んでくださいました。


内容は、対人援助の基本の‟き”

進め方は、個々に質問したり、グループで考えてもらったり、

援助関係のことや目標等々について

基本的なことをしっかり振り返ってもらいました。


参加者の皆さんは、

一つ一つの質問、投げかけに

真摯に取り組み、たとえ答えは出てこなくても

一所懸命、考えてくれました。

この考えるという行為が大切です。

3時間の研修でかなり疲れられたと思います。


それでも最後には、

今日の研修で振り返った基本的な取り組みについて

お一人おひとり、具体的な行動目標を立ててもらい、

それぞれの誓約書に同じグループのメンバーに応援の署名をもらいました。

あとは実践あるのみです。


研修を受けるだけで、行動が変わらないのはもったいないでしょ!!


2016年12月6日火曜日

高齢者虐待の通報義務について


今日は朝から、基本 研修の資料作り。

晩方に神戸老人ホームで「虐待防止研修」のお仕事。

昼間に、愛車の点検がありました。


愛車のステップワゴンは5年半になるのですが、

もうすぐ15万キロに届く感じです。

サラリーマン施設職員のころとは走行距離が違います。


スタッドレスに履き替えさせてもらいました。

これで雪の降る所のお仕事も対応します。


一つ気がかりなことは、

右側のサイドミラーが、たまに開かないことがあります。

この半年の間に2~3回あったので

最近は、駐車してもミラーをたたまないようにしていますが、

それでも、幅の狭い駐車スペースの時には

開きっぱなしというわけにもいかず、

畳んだ後、「ちゃんと開いてね」と拝みます。

この1か月くらいで3回ほどたたみましたが、

事なきを得ています。


ディーラーに相談するのですが、

「悪い状態でないと、何とも言えません。おそらくモータが何らかの接触不良で・・・」

だそうです。

「そうでしょうねぇ」


現行犯でないと対応できないようです。


ただ、要介護施設従事者等の高齢者虐待の場合は、

疑いがあるだけで通報義務がありますのでご注意を!

2016年12月5日月曜日

適切な心理的距離を保つ


本日は午前中に

神戸市手をつなぐ育成会さんの

「見守りTAI」フォローアップ研修でした。


手をつなぐ育成会は主に知的な障がいを持つ人たちの親御さんの会で、

自分の子どもだけでなく、同じ思いをもって育児や生活支援を志す会です。

「見守りTAI」は、他の支援者と連携しながら、

その支援が有効に働いているかを文字通り見守る役割を担う活動です。


身内である人が支援に入ると

「日常の様子」がよくわかっているので

必要な情報を得やすくアセスメントがしやすい反面

「身内意識」が前面に出てくると

支援する者の意見が優先され、自己決定が阻害されやすくなるという

弊害も懸念されます。


そういったことを意識しながら、

やはりバイステックが唱えた7つの原則は有効に働くと思います。

こういった原則を押さえておくと、

心理的な距離を適正に保ちやすくなります。

それは、親子という人間関係でも

ワーカーとクライアントという関係でも

同様のことがいえると感じています。

2016年12月4日日曜日

練習はマジで取り組むこと


今日は朝から自治会の防災避難訓練でした。


あってほしくはないですが、

地震にしろ、それに伴う津波にしろ、

起こることを想定して、どのように逃げて

被害をできる限り小さくするための訓練は必要です。

本番に備えて、トレーニング(連取・お稽古)するということです。



「訓練」といえば、、、

ケアプランによく登場する言葉ですが、

私自身は、「訓練」という言葉があまり好きではなくて、

「練習」「お稽古」や「トレーニング」という言葉を使います。

なんとなく軍事訓練をイメージするからかも・・・

いやいや訓練そのものが目的のように語られている場合もあるからかもしれません。

言葉にとらわれずに。


何らかの本番に備えての練習は大切です。

コーラスの練習も演奏会:本番という目的目標があるからです。

そう考えれば、

ケアマネジャーの研修で行う演習、特にロールプレイは、

本番、すなわちクライアントさんと面接をしたりするための

トレーニングです。

もう少し広くとらえると、

グループワークで話し合うことも

コミュニケーションのトレーニングですし、

カンファレンスやミーティングの練習にもなります。


この手のトレーニングは、

本番を想定して取り組むほうが効果は上がると思います。

ですから、研修の演習はマジで取り組んでください。

防災訓練と同じく、命取りにつながりますよ!!!




仲間とチャレンジ


昨日は朝方に、
兵庫県介護支援専門員協会の
‟気づきの事例検討会”推進運営委員会の研究部会

兵庫県では、この事例検討会に、もう15年近く向き合ってきました。

県内各地でしっかりと事例検討会が根付くように

各支部・エリアに推進委員さんがいて

各地でいろんな取り組みを行い

継続的な活動を展開されています。


昨日の研究部会でテーマの一つが

「効果測定」


自らの実践力を高めたいという目的で

事例検討会を重ねているのですが、

果たして、本当に実践力は高まっているのか?


継続的に関わっている人たちからは、

「しっかりとクライアントと向き合って、
 アセスメントに取り組めるようになった」

「後輩の相談にのるときに、以前ほど感情的にならなくなった」

等々のお声はいただくのですが、、、


客観的に、どのように実践力が高まったのかを

言語化できていないように感じています。

研究部会の他のメンバーもそのように感じています。

実は、以前から部会の中では声はあったのです。

が、主任研修のカリキュラム改定や

主任の更新制度の導入などが重なり

しばらくは棚上げになっていた事案です。


今回は、事業計画にも位置付けて

ゆっくりとでも取り組むことになりました。

とはいえ、これから研究のデザインを考えるという

スタートラインにも立てていない状況ですが。


でも、前向きな仲間と一緒ならできそうな気がします。

2016年12月3日土曜日

和歌山県での主任介護支援専門員研修、担当2日目

昨日は、一昨日に続いて和歌山県の主任ケアマネジャー研修でした。
対人援助者監督指導と個別事例の振り返りがテーマです。
「気づきの事例検討会」の型を学ぶことでエッセンスを伝え、実戦に繋げられることが狙いです。

午前中は、再アセスメントの講義。
事例を振り返るということは、その事例を検証するということ。すなわち、再度アセスメントをに取り組んでみるということに繋がります。

DVD教材を使って、「気づきの事例検討会」の型に入って行く、導入部。
2月まで、じっくりと学んで参りましょう。

2016年12月1日木曜日

実践力を伴ったケアマネジャー育成

今日は午後から、和歌山県の主任ケアマネジャー研修でした。
今日が5日目で、2月の半ばまで後6日間あります。

これからのカリキュラムは「個別事例を通じた介護支援専門員に対する指導・支援の実際」と「対人援助者監督指導」です。

このテーマを「気づきの事例検討会」を通して学んでいきます。

兵庫県ではこれまでも、そうしてきたのですが、和歌山県では今回が初めての取り組みです。

「気づきの事例検討会」は5年前に和歌山で初めて学び、実施して来ました。当然、「気づきの事例検討会」をしたい人が集まりました。

今回は、主任ケアマネジャーになりたい人たちです。

「気づきの事例検討会」をできることが目的ではなく、そのことが主任ケアマネジャーに求められる、視点や方法の学びになること。

そこのところを丁寧にお伝えしたいと思います。

そのためには「型」をしっかりお伝えします。
「型」とは考え方や実施の基本的なところ。基礎です。

この研修の期間だけではなく、即席ではなく、
ジックリと醸成していけるようにもお伝えしたいと考えています。

で、和歌山で「気づきの事例検討会」を継続している方々にも協力していただいて、仲間づくりも狙っていきたいのです。

そう、実践力を高め高めたい専門職を増やしたいと目論んでいます。
稲松の現在のお仕事です。