2016年12月14日水曜日

主任ケアマネジャーさんだからこそ基本的なことをしっかり学ぶ。


鶴見区の主任ケアマネジャー連絡会の研修

昨年度から、長いスパンで3回シリーズ。

対人援助の基本の“き”“ほ”“ん”ということで

最終回の「ん」でした。ちなみに

「き」は、理念や価値・倫理、姿勢や原則、目標や立ち位置について。

「ほ」は、アセスメントと利用者理解について。

「ん」は、コミュニケーションと面接について。


3回にわけて学んできましたが、

実践では、同時に用いられる知識・技術です。


まずは、この基本的な知識や技術を徹底して学び、

使えるようになりましょう。


応用するのはそれからです。


基礎の知識や技術を応用するのですから、

基礎の知識・技術が身に付いていなければ、

応用はあり得ません。


主任ケアマネジャーさんは、

その事を、新人のケアマネジャーさんたちに、

事例を通じて伝えていってください。

一緒に考えるスタンスで!!

2016年12月13日火曜日

インテークでの留意点


今日は、面接が3つの予定でしたが

二つがキャンセルとなりまして一つだけでした。

皆さん、風邪の季節です。

インフルエンザも含めてご注意くださいませ。


で、本日1件のお仕事ですが、

初めてSV面接を受けられるということで

緊張されていました。

また、どんなことになるのだろうと不安も感じられていたことでしょう。


ご自身の今までの実践を振り返る意味で来られたとのことで、

現在、支援中の事例をまとめてこられました。


(この後の文章と今日のSVの内容とは

当たり前のことながら全く違います)


インテーク面接では、

初めてSV面接にのぞまれるこの方のように、

クライアントさんも緊張し、不安を感じられているでしょう。

そのことを感じて、受け止め、

クライアントに対して態度でお伝えすることが重要です。


そして、自分が何をする人なのかを

きちんとお伝えすることです。


サービスを調整する人のように伝えてしまうと、

「相談に乗ってくれる人」

「一緒に考えてくれる人」

とは、捉えてもらえない可能性が高くなります。

「あなたのお話を聴かせてもらい、

一緒に考えながら、

今後のことについて

あなたがどうしていくのかを決める

お手伝いをする人」

このことを言葉だけでなく

態度も含めてお伝えする。


「そういうことをさせていただく」ということを了解いただけるから

契約できるのです。

インテークでの契約は、

単なる事務手続きとは違います。

2016年12月12日月曜日

スタンダードがおかしければ、新たなスタンダードを作るのが行政と思うのですが、、、


今日は、午後から神戸市役所へ

神戸市「ケアマネジャーの声を聴く会」


これは神戸市ケアマネジャー連絡会が

発足して間もない頃から続いている意見交換で、

保険者である神戸市からは、

保険福祉局高齢福祉部の部長、担当課長・係長が出席。

ケアマネジャー連絡会からは、

代表・副代表、常任理事、各区の代表理事が出席します。


私の場合は、某常任理事に誘われて久しぶりに

相談役という立位置で出席させていただきました。


ケアマネジャー支援を目的に、

業務の軽減等について要望や相談がケアマネジャー側から出され、

神戸市側が回答する感じです。


今日の議案で暑く論議されたのは

「被保険者の負担限度額の情報を担当(契約している)居宅には知らせて欲しい」

独り住まいや高齢者夫婦世帯では

認定書が送付されても紛失しているケースも結構あり

それを探したり、再交付等をするのに手間取ったり、

思った以上に業務の負担になっているのです。


行政側としては、「個人情報なので情報を通知することは困難」という回答。

まあ、当然と云えば当然なのですが、

たの保険者では可能にしているところもあるのです。


どういった手続きを取れば可能にできるのか?

という話し合いをしたいのですが、

なかなか高い壁のようです。


私がケアマネジャー連絡会の代表をしていたときに、

申請書に非保険者の同意欄、主治医の意見書に医師の同意欄をつけ、

それぞれが了解して同意欄にチェックをつければ、

担当居宅が希望すれば、自動的に主事の意見書が送付されるように対応してもらった経緯があります。


そもそも、個人情報を守るのは当人の福利を守るためです。

当人の福利のためには情報は共有されなければならないとかんがえるのですが、

違うのでしょうか?


市側の答弁の中に「他都市の状況も見ながらスタンダードを考えて・・・」

というような発言があったのですが、

スタンダードが使いづらければ、

新たなスタンダードを作り出していただきたいと思って、

黙っていればいいのに、喋っちゃいました。





2016年12月11日日曜日

お浚い(おさらい)する意味

今日は午前午後と兵庫県主任介護支援専門員の更新研修でのお仕事でした。
晩方(今から)は、いつもの合唱団とは違う団体のお手伝いのため練習です。(お手伝いが足を引っ張らないようにせねば、、、)
「ハレルヤ」という超有名な楽曲で、昔何回か歌っているので大丈夫だろうと思っていたら、中間部分の歌詞が危ういことが判明。急遽、カフェでお勉強(お浚い)しました。

主任介護支援専門員の研修での事例の振り返りも、ベテランだから大丈夫と思っていても「本当に大丈夫?」ってところがあります。

ハレルヤの歌詞も、事例の見立ても、思い込みは禁物です。
出来ている。
わかっている。
が、とんだ勘違いってこともよく起こります。今の私のように。

再度、楽譜とにらめっこしてお浚いするように、自身のバイジーの支援経過をしっかりと丁寧に振り返ってお浚いが必要です。

今日の演習で、
その視点をお伝えできたかしら?!

2016年12月10日土曜日

らーめん屋さんも社会貢献

今日は午前中に面接が一つ。晩方にコーラスの練習。お昼は近所の行きつけのラーメン屋さんでいただきました。

播磨町の「唸屋(うなりや)」ていうお店です。

最近、播州地域のラーメン屋さん10軒で「播州ヌードルズ」という仲間組織を作って情報交換をしたりしてたのですが、、、

何か、らーめんそのものではない社会貢献ができないか?との事で、オリジナルTシャツを作って売り出しています。
売り上げの一部を福祉的な募金として交換しようという取り組みです。

皆さ〜ん、播州ヌードルズのお店で美味しいらーめん食べて、Tシャツ買って、地域貢献しましょう❗️( ◠‿◠ )1着2千円です。

2016年12月9日金曜日

不安があること=悪いとは限らない

今日は午後から須磨区で傾聴ボランティア養成講座の最終回でした。

後半は、体験実習された方の報告も含めてグループでの話し合いをしました。

そんな中で、ご都合が合わず体験実習できなかった方がおられました。

今後、前向きに実践してみたいと思われていますが、「自分なんかができるんだろうか?」と不安になっていおられます。

人は不安を抱えると「こんな事ではダメだ」って感じちゃいます。

不安を感じてもいいのですよ。
むしろ初めてのことにチャレンジするのに、「不安なんて全然ありません」ていう人の方に、私は不安を感じます。

「不安」があってもいいんです。逆に「不安」を大切に抱っこしてあげましょう。首がまだ座ってない赤ちゃんのように。

そして一歩、恐る恐るでも踏み出してみます。

この時に大切なことは「上手に」ではなく「丁寧に」です。

こうしていると、知らないうちに首も座って「不安」が受け止められるようになります。

不思議なことに、しっかり受け止められるようになると「不安」の影は薄くなってきます。

2016年12月8日木曜日

簡単なようで、案外難しいこと


NHK朝の連ドラ「べっぴんさん」を見ていて

先日、このようなナレーション(だったと思う)がありました。

「自分が大切だと思ったことを守り抜く。簡単なことのようで難しい」


昨日の、阪神福祉事業団さんでの研修でもそうですが、

実践現場でクライアントに向き合っている多くの援助者の方々は、

「利用者主体(クライアント中心)」で、

その「福利を優先」して取り組もうとしておられます。


そう、「自分が大切だと思ったこと」です。

このことを守り抜くのは、案外難しい。


なぜでしょう?


もちろん、

経営的なことから充分な選択肢が準備できなかったり、

制度的な制約から思った支援が展開できなかったり、

等々色々考えられます。


ここで一つ忘れないで欲しい視点があります。

援助者としての自分自身が

「実践するための基本的知識や技術を身につけているか」

ということです。


「何故か」というと

基本的な知識、技術こそ

簡単なようで実践に結びつかないからです。

だから、繰り返し云わせてもらいます。

先ず、意識して取り組むことです。