2014年2月28日金曜日

専門職と地域の方々、、、


今日は、

今日との向日市でお仕事でした。

テーマは「専門職と地域の連携」

ボランタリーに地域活動をされている方々と

地域包括支援センターの方、

ケアマネジャーさんたちの研修です。


人が地域で暮らし続けるためには

色んな方々のご協力があってこそです。

そんなことは、もともと地域が自前でやっていたのです。

あと、社協が主体になって支援をしていたのです。

ケアマネジャーや地域包括が抱え込むことではないのです。

本来は!!


でも、

地域にその力がなくなってきて、

そうではない現実があるときに

どのように、そこんとこを考えるかですよね。


上手にやろう作ろうではなく

どんな形を目指して、

どのようにやろうかです。


それが分かっての

専門職と地域の方々との連携は

楽しいと思います。

2014年2月27日木曜日

福祉施設の管理者さん


今日は、

大阪府社協で障がい者施設の管理者さんの研修でした。


管理者としての、、、研修ですが、

対人援助の基本的なお話し。

(リスクマネジメントのお話しもリクエストされていたのですが、、、)

(そこまで行きませんでした、、、ごめんなさい)


障がい者の福祉施策も

介護保険ほどでないにしろ

事業の運営は楽ではありません。

管理者さんは経営も視野に入れなければなりませんので、

ややもすると事業運営優先となります。

が、利用者の自立支援のために

個別支援を行う。

このことを忘れては本末転倒です。


そこのところを意識しないと

利用者の福利を優先できなくなります。

そうなってくると、志のある現場のスタッフは、

モチベーションが保てなくなります。


そこを意識しながら

対人援助の基本的な視点を

事業の運営・経営につなげる視点に持っていく必要があります。

稲松は、途中でリタイアしてますので

本来は偉そうなことは言えませんけどね!!

クライアントのジレンマに付き合う


昨日の篠山会場で

新任民生委員児童委員の研修、

全8回が無事終了しました。(ホッ!)


夜は、芦屋でグループスーパービジョンでした。


何でかわからんけど、すっきりしないケース。

そんな時も、丁寧に事例を振り返りながら、

考察を深めることは大切です。


よく、援助者はジレンマを抱えているといいます。

よくあるのが、クライアントへのロイヤリティと

属する事業所へのロイヤリティの狭間で起こるジレンマです。

このことについて私は、

ジレンマですから、努力しても解決しないことも多いと感じています。


人は生きていくときに様々な場面でジレンマを抱えます。


ある女性は、いわゆる良妻賢母を旨として生きてこられました。

年老いて、夫の介護をしながらも、

「妻としては当然のこと」と受け止め尽くしてきました。

それでも心の中で「疲れた、もう限界、施設に入所してもらった方が、、、」と

呟きます。

時として、表に表出されなかった呟きを、

信頼し得たケアマネジャー等にポロッとこぼされるときがあります。


支援者はそれを耳にすると、

介護者のためにサービスを増やし、施設入所に道をつけ、

支援を進めようとします。

ある程度段取りができてきたときに、当の妻が、

「やっぱり自宅で私が見ていきます」と、、、


こういうことは結構起こりますが、

その一つの要因は、

「良妻賢母」という生き方がその人の型であり

そんなに簡単には変えられない、っていうか変えるエネルギーは半端ない。

その型こそが生きるエネルギーを作り出している場合も多いからです。

これはクライアントや家族の抱えるジレンマです。


こういったケースで基本的に心がけることは、

その相容れない気持ちや感情を受け止めながら

共感することだと感じています。



2014年2月25日火曜日

1日の終わりに感謝してみる


今日は、

午前中は姫路で、午後は神戸の北区で、晩は神戸市社協さんで

トリプルヘッダーでした。


さすがに疲れますが、

色々な人に出会えましたし、

こうやってお仕事いただいて、

一日を過ごし、

暮らしていけることに、

ただ、毛材的に稼げてるというだけではなく、

活かされていることに感謝です。


一日の終わりに感謝してみる。

大切なことだと思います。

2014年2月24日月曜日

木を見て森を見ずといいますが、、、


今日は、

新任民生委員さんの研修も7か所目。

ずっと同じ内容でお話しですが、

人をどのように理解するのか。ということがテーマの一つです。


目で見て、話を聴いて、理解していきますが、

その入ってきた情報を処理して

理解という作業が完結します。


この時に、

心の距離が近すぎると

見誤るというか、はっきりとわからないことがあります。

近すぎて焦点化ができないですし、

細かいところは見えても全体とのバランスで

どのようになっているかが理解しづらいからです。


人という存在は、

大きな森のように大きく深いので

よく見ようと近寄りすぎると

かえって理解ができなくなります。

入り込みすぎると

迷い込んで出てくるのに苦労します。

不用意に踏み込むと出てこられなくなる場合もあります。

2014年2月23日日曜日

一つの素材の中に固いところも柔らかいところも必要


今日、

朝のTVで「がっちりマンデー」を見ていたら、

新日鉄住友が取り上げられていました。


その中で、鉄道の車輪を作っているところを放映されていました。

全国シェア100%にも驚きましたが、

鉄道の車輪で、線路に接する部部は固く鍛えられていて、

内側(車輪の中心に近い)部分は柔らかいままにしているそうです。


素人考えで、強度のことを考えると、

全体を固くした方が良いように感じるのですが、

全体を固くしてしまうと、衝撃等の力を逃すことができず

壊れてしまうそうです。

内側の部分が柔らかいことで緩衝剤の役割をしているとのことでした。


人も同じようなことが言えそうです。

固い(融通性のない)考えだけで生きていこうとすると、

様々な外部刺激によるストレスに対応できずに、

心が壊れそうになり、

やがて体にも影響が出るようになります。


だからといって、譲れない部分まで譲ってしまうと

自分らしさが失われます。

この辺りのバランスが難しいのだと思います。


新日鉄住友の技術者が試行錯誤を繰り返されたように、

生きていく中で、試行錯誤を繰り返すしかないのかもしれません。

自分たちの実践を発表すること


昨日は、

神戸聖隷福祉事業団の

「総合職員研修研究発表会」があり、

途中まででしたが発表を聴かせていただきました。


研究発表というよりは、

自施設の取り組みの成果を報告する内容が多いのですが、

それでも、個々の利用者のケア改善の取り組みや

職場の環境改善の取り組みなど

利用者のケアを向上させる取り組みの工夫が発表されていました。


こういった実践発表の意義は、

まず、自分たちの業務を見直す機会が持てること。

自分たちの業務を見直すためには、

現状の把握・分析が必要となります。

また、望ましい業務の在り方を明確にして

そこに向かうゴール設定ができ、チーム間で共有できること。

そして、自分たちが計画して取り組んだ実践(業務)の評価ができること。

他にも、波及効果であったり、効率化であったり、

いろいろあるのでしょうが、上記の3点に集約できると思います。


こういった取り組みを発表することで、

第3者からのフィードバックが得られ、

日頃の実践を客観的に振り返ることができます。

こういった取り組みが外部での発表につながりますし、

法人内でこのような取り組みを行うことの意義も大きいと思います。