2016年4月30日土曜日

自然体の難しさ


今日は土曜日、

西神戸混声合唱団の練習日です。

先週は、藤村先生のヴォイストレーニング。

いかに、肩や首、口の周りの力を抜いて声を出すか。

分かっているけれど、

意識すれば、

その意識で、

また力が入ってしまいます。


そうそう、

座禅をするときに

無意識、、、何も考えないように、、、

そう思うと

「何も考えないように」と意識する。

それににた感じです。


対人援助面接の時にも

面接の流れや言葉の意味に意識をしますと

相手の表情や自分の表情を見落としていたり、

相手の感情に気持ちを寄せていると

客観的に言葉を整理できなかったり、

意識しながら、自然体でやることは結構難しいものです。


そういうときは、

やはり他者の力を借りることがいいようです。


先週の練習でも、

藤村先生のお腹や肩や触らせていただき、

(藤村先生は男性です(笑)

自分の体を藤村先生が触れて確認し、

カラダに覚えさせていく。


面接なら、なかなか生の面接を観てもらうことはできないので

ロールプレイ等を観察してもらいフィードバックをもらう。

自然体を意識する。

難しいのですがトレーニングしかないようです。


さぁ、そろそろ練習に出かけるとしましょう!!

2016年4月29日金曜日

イメージの世界


今日は、

鉛筆画を描いているお友達が個展をされているので、

甲子園の"かふぇ&ぎゃらりーCafeココカラ∞”に行ってきました。

鉛筆だけで書かれているのですが、

奥行きや動き感がすごい!!

"イメージの世界”というのは、

作者である美崎さんの内部のイメージとともに

観る者のイメージ、

そういったイメージの世界なんだと感じました。




対人援助職の人とお話しをしていて、

「クライアントの困りごとをイメージすることができないと支援は難しいだろうなぁ」

って、感じることがよくあります。

イメージ力とでもいうのでしょうか?


人間関係において、

相手の客観的な状況を見て

「この状況からどのような困りごとが起こりえるのだろう」とイメージする

見立てです。

「この状況でこの人はどんな気持ちなんだろう」とイメージする

共感の準備です。

(感情の反射を行う場合に必要になってくると思います)


イメージする力を養うためには、

実践での面接とかだけではなく、

音楽を聴いたり、絵を観たりすることも有効だと思います。

ぜひ、時間があれば覗いてみてください。

5月1日までです。


途中、甲子園球場の歴史館にも寄りまして、

バックスクリーンからダイヤモンドを眺めて

今宵のタイガースの勝利をイメージしてみましたが、

結果やいかに?!


2016年4月28日木曜日

初心に返るということ


今日は、某高齢者施設での虐待防止の研修でした。

稲松が、このテーマでお話しするときには、

前段は、対人援助における基本的なお話、

目標やポジショニング、価値や倫理のお話をします。


今日もそうでしたが、研修の終了後に、

「お話を聞かせていただいて、初心に返りました」

という感想をいただくことが結構あります。

嬉しいことなのですが、、、、


「初心に返る」ということが、

「入り口の基本的なことを思い出しました」

というところから、

「明日から意識して実践します」

なのか、

「思い出した」ということだけなのか、

そこが大きな違いなんです。


「初心に返る」ということは、

「日々の実践の中でおざなりにされてきたことを

 振り返って、
 
 意識して実践を正します」

ということであってほしいと思いました。

2016年4月27日水曜日

思い込みに、気をつけろ!


引き継ぎケース等では、

以前の担当者や事業所から事前に情報をもらいます。


ここでクライアントのいい情報ばっかりで、

難儀な情報を申し送りしてもらえないと(隠されてしまうと)、

実際に担当してから、「騙された」みたいな感じになります。

正直に、前任者が苦労された部分も申し送ってほしいものです。


逆に、苦労したことばかり申し送られると、

会う前から「頑固な人やぞ!」とか、

「きつい人なんや!」「わがままな人なんや」

という具合に、先入観を持ってしまい、

客観的なアセスメントができなくなってしまいます。


その辺のことは、百も承知で意識して向き合おうとしますが、

なかなか一旦インプットされた情報は変更が困難です。

そう思い込んでしまうと修正が利かなくなります。


事前情報から、推測をして仮説を立てたり、

共感するのに波長あわせをしたりすることは重要ですが、

思い込みになってしまっていないか、

常にチェックすることは大切ですよ。

2016年4月26日火曜日

命の大切さを育む視点とクライアント支援


先日の、東播磨カウンセリング研究会総会の記念講演のテーマ

「いのちの教育をどう進めるか」

新見公立大学の住本先生のお話の中から。


「命の大切さ」実感させる教育プログラムの視点について
 
 1.自尊感情を育む

 2.体験活動を充実させる

 3.情報社会の影の部分に対応する

 4.命をまもるためにの知恵と態度を育成する

 5.教員自身が命の意味を問いかける

 以上の5点を上げられ、


 特に、自尊感情をどう育むかという点についてのお話で、

 梶田先生の言葉を引用され、


 自己肯定感について

 1.自分が好きだ

 ということは大切だけれど、それだけではなく

 2.他者との関係性

 3.未来指向型

この3つともが重要だといわれてました。


 このお話は、

 ケアマネジメントを行う際に

 クライアントと向き合って、

 クライアントがポジティブに生活を考えることを支援する際にも

 求められる視点ではないでしょうか?


クライアント自身が、自分自身の存在を肯定的にとらえることへの支援。

そのことが周囲との関係性の中で感じられること。

そのことによって未来に展望が持てること。



支援的に人と向き合う視点は

教育・カウンセリング・社会福祉援助

根底のところで共通するように感じました。



2016年4月25日月曜日

「できること」を見つけ、伝える支援


私は車に乗っているとき

ABCラジオを聴いていることが多いのですが、

ウィークデイの15時から「武田和歌子のぴたっと」という番組があります。

3月の末からメインパーソナリティの和歌子さんが体調不良でお休みでした。

が、本日から復帰されました。


若いお母さんアナウンサーで、

元気いっぱいのお喋りは、こちらも元気がもらえるのです。

本当におめでとうございます。


腰椎?ヘルニアのひどい状態で

我慢できないくらいの激痛だけでなく、

足首から先が麻痺の状態までなっているそうです。

本日の放送の中で、

「この私が食事ができなかったり、

 夜、眠れなかったりするほど、不安を抱えて、

 もう2度と子どもたちと"鬼ごっこ”はできないのだろうか。

 台所に立ってお料理ができるのだろうか、

 本当に、職場復帰できるのだろうか、、、」

 自分ができなくなってしまっていることに落ち込まれていたそうです。

面会ができるようになって

子どもさんがお見舞いに来てくれたとき

「な~んや、お母さん喋れるやん!」

「車いす上手になったなぁ!」

「歩けるやん!!」

と、できていることを次々と投げかけられたとき

気持ちが前向きになられたことをお話しになっていました。


もちろん、子どもさんからのメッセージというのも大きいと思いますが、

モチベーションを支える上で、

ケアマネジャーを含む対人援助職者の基本はここにもあると思いながら聴いていました。

2016年4月24日日曜日

心のエネルギーが減ってきたら


今日は、

東播磨カウンセリング研究会の

平成28年度 総会・記念講演・お食事会でした。


記念講演の講師は、

新見公立大学の幼児教育学科長の住本克美先生。

不登校や学級経営、俗に言う「荒れた学校」の支援等々

教育現場への関わりから実践での経験談を含め

すてきなお話が散りばめられていました。


少し紹介。


心のエネルギーがたまるためには、

1.受け止めてくれる人が居る。

2.好きなことに没頭できる。

3.そもそも人生とは思い通りにはならないのだから、絶えず軌道修正する。

だそうです。


クライアントの支援をするときの

ヒントにできるのではないでしょうか?