2017年1月17日火曜日

今日は、滋賀県老人福祉施設協議会の生活相談員研修でした。

雪景色の山科を通り越し草津まで、10時〜16時半まで。

特養やショートステイ、デイサービスには生活相談員が必置なんですが、詳細な業務については決められていません。

介護支援専門員(ケアマネジャー)は、運営基準の中で事細かにケアプラン作成に係る業務ということで明示されていますが、生活相談員は示されてません。

で、多くの生活相談員が「自分は何をする人で、何を求められているのだろう?」と悩んでしまいます。


ここで、施設長や理事長が明確なビジョンを持っている場合には、とりあえず業務については明確化されますが、ビジョンがない場合やケッタイなビジョンに基づいて指示を出される場合には相談員は頭を抱える状況が生まれます。


では、生活相談員は何をすればよいのでしょう?

「相談員」というくらいですから、相談援助職でしょう。すなわちソーシャルワーカーです。「施設利用者に対してケースワーカーである」これがポジションでしょうね。

ということは、社会福祉援助技術を身につけ、使用して利用者の自立支援を行う人です。
その考え方を基本として、各施設で多少のオプションがついてくるのだと考えられます。


生活相談員さんが働いている事業所で、職責が明確に示されていなければ、自身で仕事を創り出す必要が生じます。

そこで気をつけなければならないことは「対人援助者としての基本的な視点や姿勢を外さないこと」特に「価値と倫理」をしっかり押さえることです。

そして「施設という生活の場でソーシャルワークを実践していただきたい」と、切に願います。

2017年1月16日月曜日

まずは組織内での連携を!!


本日は、神戸市社会福祉協議会の

中期計画の実行戦略会議でした。

戦略会議というと何か勇ましいネーミングですが、

社会福祉協議会の5カ年事業計画の諮問委員会による

「質疑や意見を交える場」のような感じです。


社協の各事業担当の部署からの報告があり、

それに関して質問や意見を述べるのです。


稲松は、ここ4~5年「地域福祉ネットワーカー」の事例検討に関わり、

地域で起こる多聞台の困難ケースに関して

どのようなことが起こっているかの事例検討(再アセスメント)を通して

どのような関係機関が連携し、ネットワーキングすればよいのかを

一緒に考えてきましたので、

どうしてもその部分に関して着眼するのです。


昨今、「連携」という言葉が頻繁に使われ

「医療と介護」「高齢者と障がい者の支援」等々

色々なところの連携、チーム形成がいわれています。

が、本日の報告を聴いていると

「地域福祉ネットワーカー事業」の計画に対する途中経過で

各種の事業との連携が計画され、

課題として連携が進まないことが上がっていました。

それに対して、

他の事業部局の計画の中に

「地域福祉ネットワーク事業」との連携が上がっていません。

それなのに「事業におけるニーズ発見が困難」という課題が観られました。

そのニーズはネットワーカーは把握しているのに。。。


まずは、組織内で情報を共有するシステムを作り

連携して協働する動きが求められると感じました。

もちろん次期中期計画に向けての実践を目指すことを

稲松の意見としてお願いさせていただきました。

2017年1月15日日曜日

地域行事の意味


今日は本当に寒かったですね。

温暖で穏やかな瀬戸内気候の播磨町でも雪が降りました。

それも、古田東自治会のお餅つきだというのに、、、




8時から準備始めて8時半頃にテントやテーブルのセッティングした途端、






吹雪いてきたと思えば、見る見るうちに景色が白くなりました。


でもつき始める頃には、お天気になり

近所の子どもや家族連れがやってきて、

お善哉やきなこ餅、豚汁にお持ちを入れて食べていただきました。


こういった地域行事は、

たまにしか合わないご近所との顔合わせになります。

自治会といっても、子どもが大きくなって

学校、それも義務教育が終わるとつきあいが薄くなり、

自治会行事(大掃除や防災訓練・餅つき等々)でないと

なかなか出逢えません。


お孫さんの手を引いた年輩の女性が、

自治会の50代の役員さんを観て、

「えっ、〇〇ちゃんか? エエおじさんになっとるで分らんかった!」

といっておられました。


地域包括ケア等ということに取り組むためには、

日常からの、こういったつながりを作って行くことが大切なんですよね!

2017年1月14日土曜日

5月の定期演奏会のお知らせ

本日は土曜日、西神戸混声合唱団の定期練習日です。
5月28日の40周年記念 第20回 定期演奏会のチラシができました。

2時開演、神戸新聞 松方ホールです。
いまのうちからご予定ください。

意識して、継続実践することの大切さ


昨日は、午後からSV面接が一つ、

晩方に姫路の社会福祉法人さんのリーダー研修でした。


リーダー研修は昨年の5月に1回目、

9月に2回目、昨晩が3回目です。


1回目のテーマは「どのようなリーダーが求められるのか」

2回目は「後進を育成するために」

3回目は「よりよいチームとは?」

でした。


1回毎に、受講生各自が行動目標を立てて実践する宿題付きです。

昨晩、2回目の宿題の報告もしてもらいました。


あるリーダーさんは「全員に挨拶する」という目標に対して、

「結構ハードルが高くて、全員にはできないことも多かったです。

でも、挨拶できなかったことが意識されるので、

挨拶できなかった人にも留意するようになったように思います」

と報告されました。

素晴らしいですよね。

別のリーダーさんは「『ありがとう』という」を目標に取り組み、

「自分が『ありがとう』ということで、相手や周囲も『ありがとう』といってくれるようになり、

結果、公私ともに会話が増えてきた」ということを話されました。


「素敵な法人さんだなぁ」と感じました。

なぜなら、具体的目標を意識して実践する人たちがリーダーだから。


対人援助に関する知識があっても、

実践しなければ何にもなりません。

そして、さまざまな対人援助の技術は難しいこともありますが、

「挨拶」や「笑顔」のように特別な技術を要しないものもあります。

この特別なことではないことを実践することは簡単なようで、

継続することが超難しいのです。

そのことに取り組むことができるリーダーさんたちは

やっぱり素敵です。


是非宿題の機関だけではなく、

今後も継続して実践してくださいね。

2017年1月12日木曜日

学び続けてくださいね❗️利用者の笑顔のために

今日は午後から、介護支援専門員実務研修Bコース初日。
13:30〜17:50、休憩を省いて4時間。

伝えたいことが沢山あり過ぎて、全然足りません。

本当なら昨年までの「専門研修1:対人個別援助技術の講義2時間+演習7時間=9時間」欲しいなぁ。

受講生の皆さん、今日の内容はエッセンスのエッセンスです。

今後とも学び続けてくださいね❗️

バイステックの、「ケースワークの原則」も是非是非読んでくださいね❗️

皆さんの活躍が、多くの利用者さんやご家族の笑顔を生みますように(祈)


2017年1月11日水曜日

「普通」は人の数だけある?かも!


昨晩は、仕事始めを無事に終え帰宅。

疲れてはいたけれど、体調的には落ち着いていてホッとしました。

ご飯を食べながらテレビ「ちゃちゃいれマンデー」を観てました。

関西(大阪中心に)と他のエリアの色々なことを比べてましたが、


広島のお好み焼きと関西(大阪)のお好み焼きと・・・

どっちも譲るはずがない!

稲松的には、スタンダードはやはり関西風。

でも、広島風も好きなので自宅で広島風も焼くときはあります。
(この辺は、広島の方より広島風を愛してるかも)

どっちも好きです。


熱烈な地元合いの面々は、許せないと思います。

なぜなら、関西圏の人にとってお好み焼きといえば、

細かく刻んだキャベツを生地と混ぜて、その上に具材を並べて焼く。

これがスタンダード。いわゆる「普通」なんです。

広島の人にとっては、

先ず薄い生地を引き、その上にソバ・キャベツ・もやし・豚肉等を乗せていき

返して焼く。これが「普通」なんです。

人は、自分にとっての「普通」は、すなわち価値観なので譲りません。

「関西VS広島」ってやってましたが、

大阪の中でも、

お好み焼きの豚を生地の上にのせて焼く人と

生地の間に挟んで焼く人とがいます。

これまた、それぞれが「普通」を主張します。


そうなんです。

ひとのかずだけ「普通」があると言っても過言ではありません。



本日、昨日に引き続いて介護支援専門員専門研修Ⅱの演習指導に出務しておりました。

事例を振り返るときに、クライアントのこだわりに振り回されて、

家族もケアマネジャーも他の支援者もへろへろになっている様なケースがあります。

これって、

クライアント本人の「普通」とそれぞれの人の「普通」が違うということです。


こういう場合は、基本に立ち返って

「なぜ、この人にとっての『普通』はこれなんやろう?」

というところから理解する努力が必要です。

慎むべきは、こちら側の「普通」を押しつけることです。

対人援助職者の基本姿勢から外れます。

「『普通』は人の数だけある」ということを肝に銘じておきたいものです。