2013年6月7日金曜日

面接技術の支えとしての思い


昨日は、
和歌山県での介護支援専門員専門研修でした。

対人個別援助技術(講義及び演習)です。

面接技術がメインとなるのですが、

面接のことを話すとなると

コミュニケーションの基本的なお話は欠かせませんし、

アセスメントのお話も必要です。

また、何のために面接をするのか?
ケアマネジャーという仕事が目指すゴールは何か?
クライアントと向き合う目的は何なのか?
という話しも必要です。

面接は、
目的のある対話です。


われわれは、
どのような思いをもって
クライアントと向き合うのでしょうか?

クライアントが何らかの問題を抱えながらも
その人らしく暮らしていけること。
そうあってほしいという「思い」があるから、
技術が必要になることを忘れてはいけないと思います。

アセスメントによってクライアントを理解していく、
課題をより明確にしていく、

その為に、

何を聴き、訊くのか?

どのように聴き、訊くのか?

それが面接の技術です。

2013年6月5日水曜日

介護、、、快護、、、


今日は、
和歌山県海南市の特養「南風園」
の研修に呼んでいただきました。

皆さん積極的に研修に関わっていただきました。
ありがとうございます。

早速、受講された方から
FBでメッセージと友達のつながりをいただきました。

その中に「快護」という言葉を作って
研修の感想をいただきました。

「介」とは、傍らにいる。寄り添うという意味。
介護とは、そばにいて守ること。

「快」とは心地よいこと
快護とは、利用者の心地よさを守ること。

利用者の「快」とは、
利用者らしい生活、すなわち「自立」

谷さん、
素敵なメッセージありがとうございました。

晴れたり、曇ったり、雨降ったり

 

昨日は、
大学の日でした。

FBにもアップしたのですが、
朝から、気持ちのいい青空が広がり、
気分上々です。

季節は梅雨。
雨もある程度振っていただかないと
作物は大変です。

まわりまわって
野菜の値段が上がるのも困りますし、、、

お天気ですから
晴れの日もあれば、曇りの日もある。
雨だってある。
そんなことぁ、百も承知だけれど、
青空が広がっていたら気持ちがいいし
曇天だと鬱陶しい。


人間だって、
笑顔もあれば、困り顔もある。
泣くことだってある。

対人援助職は
そこに向き合う仕事だから、
困り顔や、泣き顔を受け止める必要がある。

それでも、
笑顔の方が素敵やと感じるなら
自分自身は基本笑顔!

廻りまわって
笑顔。

そんな仕事したいなぁ!!

2013年6月4日火曜日

 “ふるさと”にこがれる

 

昨日は、
但馬でお仕事でした。

私は神戸生まれですが、
小さい頃、鹿児島にも姫路にもすみました。
小学校からは神戸の垂水区で過ごし、
中学の3年から高校を卒業するまで但馬にいました。

俗にいう青春時代の前半を過ごしたので
思いでもあり「第2のふるさと」と云ったりしていますが、
第1のふるさとはどこか?と考えると
よくわかりません。

昨日の学びの中で
“ふるさと”というキーワードがあったのですが、

生まれたところなのか?

育ったところなのか?

先祖が暮らした土地なのか?

人それぞれの思いがあり、

簡単には言い尽くせないものを感じました。

心の中を考えてみると、
「自分はどこから来て、どこに帰るのか」という
根源的な問いにぶつかるような気もします。

「自分探しの旅」です。
言い換えると「自己実現の道のり」です。

人生のどこかの段階で
(青春時代から青年時代に)
自分自身を確立しないと生きづらいことがあります。
アイデンティティの確立です。
親離れであり、独立です。
経済的な面だけでなく、
精神的な面でも必要な過程です。

何らかの形で
「これが自分なんです」
というものを造り上げないと
他者との関係も気づきにくいし、
自分自身も不安でしょうがないと思います。

高齢となって今まで作り上げてきた
自我の像を変えなければならない壁にぶつかり
苦労する人はたくさんいますが、
若い時代に自我の像を作り損ねた方が
晩年にその課題に取り組むのは大変です。

そういった課題を抱えている方と向き合うには
かなりのパワーと忍耐が必要だと思います。


昨日お世話になった「はちぶせの里」からの風景。
“ふるさと”って感じ。

2013年6月3日月曜日

想定してみること

 

昨日は、
西宮にある兵庫県立芸術文化センター
通称「芸文」にいってました。

先日は演奏会を聴きに出したが、
昨日は16日の定期演奏会に向けてミュージカルメドレーステージの練習です。

日頃の練習場所では、本番の松方ホールの広さが取れません。
かといって、ホールを別の日に借りるほどの余裕もありません。
で、芸文のリハーサル室を借りて、
松方ホールの実寸をテープで作って練習をします。

このステージに加わっていただく
ドラムスとベースの合せも初めて行いました。
通常の練習会場では、ドラムをたたく許可がなかなかもらえないのです。

さすがに
本番2週間前、
何とか形にはなってきました。
が、実際のホールの尺に合わせて動くと、
全体のバランスが取れなかったり、
隣の人との距離が詰まりすぎたり、広すぎたり、
思い切ってターンすると反響版を突き抜けていたり、、、

いつもの狭い部屋で感覚と思い込みで練習していたのと差があります。

そう、
入院先から退院してご自宅に戻る際に
病院でできていたことが自宅では困難だったり、
逆に、できないと思っていたことが自宅だとできたり、
本番を想定することは重要です。

想定してみること。
思考してみること。
大切な作業だと感じました。

写真は、ちょっと前に新長田の勤労会館の大会議室のモノです。

2013年6月2日日曜日

アーサー・ホーランドさん

 

昨日は、
兵庫県介護支援専門員協会の総会でした。

記念講演会は
アーサー・ホーランド氏
「あなたは 愛されている」
でした。

アーサーさんは、
アメリカ人を父に、日本人を母に大阪に生まれ、
おばあちゃんとおじいちゃんに大阪ではぐくまれたそうです。

テレビでも取り上げられましたが、
沖縄から、北海道の宗谷岬まで
十字架を担いで歩いた牧師さんです。

90分間、
彼の魂から繰り出されるメッセージ、
(牧師先生というより、、、講釈師のような)

「試練はプラスになる」

「『使命』とは、命を使うってこと。自分がやらなければ誰がやるんだ。」

「自分がやることが、金や名誉のためだけだとしたら、それはいったい何なんや。」

「見えることだけを信じていると、当たり前のことに気づけなくなる。」

「自然(神様の作ったもの)と向き合うと、人間もを取り戻せる。」

「人間として 成長し続ける。」

「感動することが、生きる糧となる。」


アーサー・ホーランドさん
ありがとうございました。
私自身が、あなたのことばに感動し、
生きる糧をいただきました。

っていうたら、
アーサーさんは豪快に笑いながら、
「俺が云うたんやあらへん、神様が云うてはってん!」
て、云わはるんやろうね!

2013年6月1日土曜日

職業倫理


昨日は、
またまたOFF。(オフ、うふふ!)
フリーランスなので、喜んでもいられませんが、
今日からは1か月間、全く何の用事もない日はないので
素直に喜びたいと思います。

和歌山県の某市か研修依頼が来ました。

昨年、施設での虐待事件があったそうで、
詩としても、対策を講じなければならないとのこと。

ということで、対人援助職の価値と倫理について
和歌山県介護支援専門員協会さんのご紹介です。

倫理とは、
私風に開設すると
「価値を守るために、やったらあかんこと、やらなあかんこと」
です。

そしたら、価値とは、
その人にとって快感となること(モノ)。

ある人は、健康。
またある人は、お金。
etc ...

対人援助職者にとっての価値とは、
クライアントがその人らしく暮らせること。
そうして、そのための支援をするのがお仕事。
要するに

自立支援。

利用者さんが、
利用者さんらしく、
イイ顔になること。

その為にやりたいこと、
やりたくないこと。


虐待。

やりたくないですよね。