2017年3月10日金曜日

からだ こころ つながり


昨日は、午前中に面接が一つありました。

バイジーさんとクライアントさんの関わりを振り返りながら

支援者としての立ち位置やサポートの妥当性を探ります。


昨日のブログにも「アセスメントのすすめ」と題して書きましたが、

そのおまけ的に、、、

人となりを理解すると書きましたが、

「人」を理解しようとする際に、

「身体的な“人”」「心理的な“人”」「社会的な“人”」とよくいわれます。

当たり前のように言いますが、

他者理解するときに本当に意識しているでしょうか?

この三つの側面は、別個ではないのです。

「身体的側面」「心理的側面」はわかりやすいですよね!

身体が元気じゃないと、おのずと気持ちも元気じゃなくなります。

気持ちが滅入っているときに、身体を動かすと少しスッキリしたりもします。

これは「からだ」⇒「こころ」の方向です。

逆に、気の持ちようをかえることで、

身体が軽くなることもあります。


「社会的側面」はどうでしょう?

身体がだるくて、気持ちも落ち気味の時に

友人似合ったり、サークルに参加すると元気になったり、

楽しみにしていた集まりに行けなくなると、気持ちが落ちて、元気もなくなったり、、、


この三つの要素はホントに影響し合っています。

人を理解しするときには、三つとも意識しながら聴きます。

これも「傾聴」につながるしてんだと考えています。

2017年3月9日木曜日

アセスメントのすすめ


昨日は午前午後と

兵庫県釈迦福祉研修所で

「アセスメントスキル向上研修」でした。

初企画で、

高齢者分野も障がい分野も社会福祉協議会の方も参加されていました。

グループも種別ごとには別けずに混合です。


午前中は、アセスメントについての講義がメインでした。

午後は、もう少しロールプレイや個人・グループを交えての

演習をしたかったのですが、どうしても伝えたいことがたくさんありすぎて、、、、

(いいわけです・・・)


それでも受講生さんたちは和やかな中にも熱心に真摯に取り組まれていました。

問題を捉えるだけではなく、

問題を抱えた人(クライアント)が、どのような人なのか?

アセスメントをするときに

とても大切な視点なんですが、

どうしても「困り事」のみに意識が要ってしまい

直ぐに解決したくなってしまいます。


主役はクライアントですから、

その人らしい生活に近づくためには、

その人の個別性(らしさ)を尊重しなければなりません。

なのでクライアントの人となりを理解したいのです。

バイステックさんは

「クライアントは個別化される権利がある」といっています。


そのことなしに支援するなんてあり得ません。

あっ、緊急介入ケースは別ですよ!

2017年3月7日火曜日

地域ケアシステムとケアマネジャー


今日は午後から奈良県香芝市でケアマネジャーさんの研修でした。

介護保険制度がだんだん変化する中で、今後ケアマネジャーにはなにがもとめられるのか?

地域包括ケアシステムを構築することも求められていますが、最近の動向ではなく制度スタート当初から言われていたことです。


地域の中に包括的なケアシステムを作るということは、それぞれ目的を持ったケア(サポート)が連携してチームを作ることが必要です。

チームになるためには共通の目標が要るのですが、それは「望ましい地域の姿」すなわち「誰もがその人らしく暮らせる」ということでしょう?

それならば先ず行うのは、ひとり一人がその人らしく暮らせる為に、どのような課題があるのかを明確にすることです。

各々の課題を集積して、分析をすることから地域の課題が見えてきます。

見えてきた課題を解決して、望ましい地域の姿に近づいて行くために、
既存の資源がどのように働くのか?
新たにどのような資源が必要なのか?
それらの資源がどのようにつながるのか?
という段取りになるのでしょう。


個々のケースをしっかりと再アセスメント(事例検討して丁寧に振り返る)することから始まるのです。

それが地域ケア会議だと思います。

地域ケア会議を主催する地域包括支援センターとケアマネジャーさんたちが、先ず協働することですよね。

2017年3月6日月曜日

人は理解されたいと思い、話し相手を求める


今日は、京都府の京丹波町というところに始めていきました。

鉄道で言うと山陰線の和知という駅のところにあるセンターで

傾聴ボランティア講座でした。


既に、活動をされている方がほとんどということと、

昨年度は、傾聴のテクニック的な内容だったとのことなので、

今回は「何故、傾聴するのか?」がテーマです。


人は、出会って関係ができると

「理解してもらいたい」「理解したい」という気持ちが起こります。

そのためには、話を聴いてもらわなければ理解してもらえません。


だから傾聴して欲しいのです。

話をしっかり聴いて欲しいのに

その相手がいないと言うことは辛いことです。

そのこと自体が生活ニーズになるのです。


家族だったり、友人だったりが、その役割を担ってくれればいいのですが、

担ってもらえなかったり、そもそもいなかったりすると

対人関係が激減し、社会性が低下します。

物理的にも気持ちの面でも閉じこもっていきます。


話を聴くと言うこと自体が

立派な支援であることをしっかり認識してもらいたいと感じたのでした。





2017年3月5日日曜日

やはり対象者を理解すること


昨日は、奈良県の主任ケアマネジャー研修

事例の振り返りについてですが、

事例を振り返るということは、

再アセスメントを試みることになります。

要するに、クライアントと取り巻く環境がどうなっていたのか?

ということを、振り返るわけです。


そこのところを押さえないで、

どんな支援をしたかの評価はできません。


今日は午後から、神戸市須磨区の自治会連合会の研修

認知症になってもその人らしく暮らすことについてがテーマ。

もちろん認知症という病の理解は要るのですが、

その先、認知症の誰々さんを理解するのではなく、

誰々さんという人を理解する。

その人が認知症を患っている。

という視点が必要です。


ちゃんと関係性を築こうとすれば

対象者自身の人となりを理解したいと思わなければ

関わりの中で支援することは困難だと思います。


そのような関係がはぐkまれている地域は強いのだと思います。

いわゆる地域力だと!!


2017年3月3日金曜日

求められたことに応えること

昨日は遅く帰って来てブログをアップできず、今朝もバタバタとして書けませんでした。

今日は午後から、とある研修の修了レポート審査とコメントのお仕事してました。

40件読ましていただきました。

皆さん、お忙しい中で描いていただいたレポートなので、できる限り通したいと思います。

ただ、こちらが求めているテーマと違うことを書いていると困ってしまいます。


対人援助職の主任ケアマネジャーの研修レポートです。

日々、クライアントの求めるところに応える仕事をしている方々であり、この度はそういう人を育成する立ち位置につく人たちです。


講師が求めている課題について書いて欲しいと思いました。

これって、結構大事なことと思いますよ。


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稲松 真人(いなまつ まこと) 兵庫県対人援助研究所 主宰
〒675-0146 兵庫県加古郡播磨町古田1-3-41
Tel.&Fax.:079-437-9745
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2017年3月1日水曜日

ケアマネジャーの実務研修で、、、


今日と明日は兵庫県の介護支援専門員実務研修

前期の演習指導でした。


一連の介護支援専門員法定研修のカリキュラム変更で

実務研修は44時間だったのが87時間に。

前期だけで8日間あります。


内容的には、今までの前後期に分けてやっていたものを

前期にやってしまう感じです。

なので、カリキュラムの内容面で余裕があるわけではありません。


介護支援専門員の実践力が不足しているという理由で

カリキュラムに手を入れて、時間を長くしているのに、

それぞれの課題に割り振られた時間はタイトなままなのか?


うーん、もっと実践に繋がる演習に時間をかけたいと感じるのは

私だけなのでしょうか?

なんだかなぁ?!って感じるのでした。