2012年1月23日月曜日

施設にとってのボランティア

今日は、
夕方から伊丹にある
「JAオアシス千歳」という施設の研修に呼んでいただきました。
テーマは「施設にとってのボランティア」です。

ボランティアの話しをするにしても、基本的な社会福祉施設の仕事の目的が解っていないと施設ボランティアの話しはできません。

施設の仕事は「利用者さんの自立支援」です。その実践の中で、施設内部の社会資源だけでケアが困難な場合、外部の資源が必要になります。これが施設のニーズとなります。その部分を外部の資源としてボランティアさんに担っていただけると利用者さんの望む暮らし(大きな意味での自立)が促進されます。

ここで注意しなければならないのは、ボランティアは自発的な活動なので、施設のニーズを何でもお願いできるわけではないということです。「ボランティアさんがどの様な活動を希望しているのか?」ということを解っていないとミスマッチが生じてしまうのです。

このコーディネートを丁寧にやればボランティアさんは施設のチームの一員となります。
そして、ケアの人材が圧倒的に少ない日本において、利用者さんの自立支援にはボランティアとの連携が、欧米以上に必要なのかもしれません。

0 件のコメント: