2017年4月2日日曜日

明るい実践を心がけてください!!


昨日から平成29年度に入りました。

社会福祉法人神戸聖隷福祉事業団との関わりも、

「理事・評議員」から「評議員」となります。

社会福祉法が変ったことによりますが、、、

新規採用職員と昇任人事の辞令交付式に出席してきました。


今年度は、25名の方々が新規採用となりました。

介護人材が集まらない昨今、

とても嬉しいことです。

その席上、(一応)来賓の祝辞コメントということで

少しだけお話しさせて頂きました。



「明るい実践を心がけてください」

これは、社会福祉学会名誉会員の秋山智久先生から

40年以上前に、

まだ先生が四国学院大学におられた頃に聴いたお話しです。


神戸聖隷福祉事業団の第1号施設の恵生園は

42年前に兵庫県の北部、和田山町に開園しました。

私の父親は設立当時のメンバーであり、

恵生園が開設したときに神戸から和田山に移り住んだ関係で

私も中学3年の時に但馬に住みました。

新しくオープンした障がい者施設に

社会福祉系の大学からワークキャンプということで

ボランティア実習の学生さんたちが来られていました。

秋山先生もゼミ生を連れられてこられていました。


中3の私も、ボランティアのような形で施設の裏山の整備や、

椎茸の菌打ちなどを手伝っていた関係で、

ボランティアの大学生の方々に可愛がっていただきました。

その時に、秋山先生が学生さんたちにお話しされていたのを

生意気に聴かせていただいた時のことと記憶しています。

(記憶がいい加減で、語句等は違うと思うのですが、、、)


「福祉の現状は暗いんです。

障害を持たれた方が就労したくても非常にむつかしいし、

結婚だってそう。

高齢者の方が在宅に居たいと思っても叶わない。

そういう風に利用者の方々の状況は決して明るいものではありません。

で、そこに関わる私たちの実践が暗かったら

利用者の生活は決して明るくならないでしょう。

だから皆さんは明るい実践を心がけてください。」

というような内容であったと思います。

(少なくとも、そう記憶していて、私の福祉実践の動機付けの一つです)


新たに福祉実践・対人援助の世界に来られる皆さん、

「明るい実践を心がけてください」

そのために、学び、努力してください。

そして、昇任されて新人の方を指導する方々は、

「より一層、明るい実践を心がけてください」

でないと、明るい実践ができる人が育たないからです。


昨日、フレッシュな方たちに、

そんなことをお話ししたのでした。

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