2011年10月11日火曜日

実習体験の話を聴いて感じたこと。

今日は、
三田市に行ってました。
民間の組織が実施しているヘルパー2級養成研修です。
担当内容は「介護事例検討」です。

「なぜ事例検討が必要か?」「事例検討の機能は?」「事例検討会の実際は?」等々
受講された方々は、非常に前向きで
質問にも真剣に答えてくださり、意見も積極的にされる
講師としてはありがたい受講生さんでした。

今日の講義は実習に行かれてから初授業だったそうです。
ここの研修での実習は、通常のヘルパー研修より長く、
全部で13日間も実習を組んでおられます。
すばらしいことだと思います。

その分十修正は多くの体験をできます。
多くの学びの中には、
授業で習ってきた介護の在り方とは違った、
現場での実情であったりもします。

流れ作業のような入浴介助だったり、
スタッフの服を引っ張る利用者を
理由も聞かず叱るスタッフだったり、

元施設に勤めていた人間として、
新たに介護の現場を目指す人たちの
夢を積むような実践を反省しなければならないと感じました。

それと同時に感じたもう一つのことは、
そのような介護現場の実情を
制度を作っている方々はどのように捉えているのかということです。
介護者の質をあげれば大丈夫とおっしゃる向きもありますが、
より多くのマンパワーが必要な現場にとって
少人数である程度のサービスが行える人材を
必要人数確保することは望めません。
例え、確保できたとしてもギリギリの状況で継続して勤務することは不可能です。

レベルが高いに越したことはありませんが、
現場では、そうとばかりはいっておれないのです。
病気しても休めない・・・それは税金の無駄というのでしょうか?
人と向き合う時に、ある程度の余裕は必要です。
つぶやき:
多くの支持者を得た議員のすべてがレベルが高い取り組みをされているかといえば、
審議中に居眠りをしている議員が混じってしまうのと同じです
とりとめがなくなってきましたのでやめます。

本日の受講生の皆さんが素敵な介護職になられることを祈っております。

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