2011年10月30日日曜日

相手の住んでいる世界を理解しようとする。

昨日は、
神戸のシマブンホールで、
薬剤師さんを中心にした研修会でした。
以前、ケアマネ協会や連絡会、認定審査会等で
ご一緒した方にお会いできて嬉しかったです。

テーマは「認知症」です。
認知症は脳の病気で、
記憶が困難になることがメインの症状です。

記憶という機能が崩れてくると
見えている世界が繋がりづらくなり
不安になったり、訳が判らないいら立ちが起こったりします。

認知症でない人から見れば、
つじつまの合わないことを言ったり、
周囲の状況に合わない言動があったり、
感情の起伏が多少激しかったりするのは、

記憶が困難になり、
色々なことが繋がらなくなる、
(認知症の方にとって整合性がつかない)
そういう世界に望んでもいないのに
住まされているとでもいうのでしょうか、
住んでいる方なのです。

自分の慣れ親しんだ世界と、
異なった世界に住む人とが一緒に暮らすには
それなりに努力が必要です。
そこのところに気が付けば、
後は前向きに取り組むのみです。

1 件のコメント:

タコシ さんのコメント...

昨日はありがとうございました。楽しく、また多いに考えさせられた講演でした。これを機会に、今後ともよろしくお願いします。