2012年12月2日日曜日

わけを知ること


昨日は、
宝塚の安倉・小浜・美座地区の市民フォーラムでした。
テーマは
「認知症の方を応援する“わ”を広げましょう」
サブタイトルが、
「認知症になっても安心して住み続けるまちづくり」
でした。

認知症の方が地域で暮らすためには
周囲の人々の理解とサポートが必要です。
そのための第一歩は
認知症という病気のことを理解してもらうところです。
なぜ、俳諧が起こるのか?
抑うつ的になるのか?
時として不穏から、暴言等が起こるのか?
全てに理由があると思います。
認知症の方自身が大きな不安を抱えていrことを
理解しようというところから支援はスタートします。

晩は、西神戸混声合唱団の連取でした。
久しぶりに附田恵里子先生のヴォイストレーニング、
いつも基本的な声の出し方をご指導いただきます。
「高い音を出すときには声に対する意識のベクトルを
前後の軸の後ろに持っていくこと。」・・・
難しい表現なんですが、先生はこう続けられます。
「声帯はのどの中に前後方向についていて、
高い声を出すときには2つの筋肉が、
後ろに引っ張られる感じで声を作ります。
だから、意識を後ろに引っ張る感じで持ちます。」
なるほど、、、
そういうわけがあるから、そのような発声をこっころがける。

認知症の方のいろいろな行動にもわけがあります。
声の出し方だって、わけがあります。
そのわけを知らずに、対応することは難しいということです。

認知症でなくても、
クライアントやその家族の言動、
そこにはわけがあると思います。
そのわけを丁寧に知る作業がアセスメントなのかもしれません。




子連れ団員さんも、 子どもたちも
ヴォイストレーニングに参加?
男の子の方は少し退屈??
大きくなって歌いに来てね!!

2 件のコメント:

ぼんて さんのコメント...

久しぶりにコメントします!(^^)!
先週の練習で再確認したのですが、声を出すのにはとても意識付けが必要なんだなと思いました。
若い頃は勝手に声も出ていましたけど(カラオケとかですけど)今は全然出ないんです。それは声だけじゃなく、体力もそうですし。風邪をひきやすかったりとか。
先日、呼吸の事に特化した本を読んだのですけど、肺に呼吸が入ると実際はこれだけ入るっていう絵(肋骨の下までと鎖骨の上まで拡がっていました)と、でもイメージではこれくらいしか入ってないって大抵の人は思っているっていう小さな肺の絵がありました。そのせいで呼吸が浅くなってるというのです。例にもれず私は後者のイメージしか持っていませんでした。
これは万事に通ずることだと思いました。自分のイメージで物事を捉えがちです。そのイメージを覆す働きかけを私たちが仕事でできたらいいなと思います。

macoto さんのコメント...

ぼんて様
コメントありがとうございます。歌うことも意識が必要です。日頃の喋っている声は、歌っている声とは違います。だから意識しないとすぐに喋ってる声で歌ってしまいそうになります。
ケアマネジメントでも、意識していないと自分自身の偏りでクライアントさんを捉えようとしてしまいます。
意識することは大切ですよね!