2012年11月30日金曜日

家族のアセスメント


今日は、
丹波の森で地域包括・在宅介護支援センター協議会の研修でした。
テーマは
「家族のアセスメント」

クライアント本人のアセスメントにも
環境としての家族のアセスメントは欠かせません。

家族は社会資源としての一面と
クライアントシステムの一部として
プラスに働いたり、マイナスに働いたりします。
また、全く関与せず働かない場合だってあります。

クライアントとの関係性もありますし、
個々の家族の価値観や性格にもよります。

今、現在の家族の考えや価値観にとらわれがちですが、
そのことを押さえつつも、
その考え方やこだわりは、
なぜ形作られたのか?
クライアントとの関係はどのように作られたのかは、
その家族の物語を見てみないとわかりません。

家族の中の構造や機能がどのようになっていたのか、
個々の構成員がどのように考えて関わっていたのか、
などによって、
一見同じような感じに見えても
中身が大きく変わってきます。

虐待等の緊急ケースだってどのような関係性が
という視点は重要です。(ただ、のんびりと構えてられませんが!)

その家族独特の関係性を受け入れながら、
どのようにすれば課題解決のための関係性に向かっていくのかは、
そう簡単なことではありません。
ここでも支援者は丁寧に関わっていく必要があります。

丹波の森の紅葉も見納めって感じでした。
天候は曇天でしたが、
研修は熱心で
事例を使っての振り返りの中で
クライアントと家族の関係について考えました。
いい学びの時間だったと感じています。

0 件のコメント: