2014年7月14日月曜日

クライアントの思いと援助者の思い


インテーク面接で

クライアントの主訴をききます。

その時に忘れてはならないのが、

「思い」も聴くことです。


主訴自体は、

「在宅に戻りたい」とか

「一人でトイレに行きたい」などの

具体的な内容であったとして、

そのことをしっかり受け止めることは重要です。

プラスその状況をどのように感じているのか、

気持ち、感情の部分を表現してもらい

そこまで受止めたいと思うことは重要です。


援助者は、

具体的な援助のために

客観的な情報を重視しがちではないかと感じることがあります。


人が、

今までの自分の考え方や

やり方を改めるときには、

必ずと云って良いと思いますが、

感情が動いています。

そして、

その感情が辛いものであるならば、

表現して、受止めてもらいたい。

少しでも開放して癒されたいと思っています。


そういった思いを援助者は理解しようとすることです。

その過程を経てはじめて、

援助者の思いがクライアントに受け入れられるように思います。

0 件のコメント: