2012年7月29日日曜日

代弁することの重み

オリンピックが始まって、
テレビの番組でも特番等が放映されだしました。

今朝方、
関口宏さんが司会されている番組のスポーツコーナーで
(例の、解説に出てきた張本さんとゲストの方が“喝っ!”っていうやつ)
元柔道日本代表の山口香さんが出ていらして、
女子48kg級で
残念ながらメダルには手が届かなかった
福見選手に「喝っ」を出していらっしゃいました。
その時に山口さんは、
「この“喝っ”は福見に代わって出したものです」
と、おっしゃっておられました。そして、
「福見自身が自分に出すであろう“喝っ”を私が出した」
というようなコメントを重ねてされていました。

福見選手の悔しさに共感して、
もちろん今後のエールも込めてだと思います。
そうです、代弁するためには共感しなければなりません。
山口さんはご自身の選手・コーチとしての経験から
共感する部分がおありなのだろうと思います。

我々対人援助職者は、
クライアントと同じような経験をしていることは稀です。
そうであれば、そこに共感するために
丁寧な面接が必要ですし、
クライアントとの信頼関係が必要です。

私も簡単に
代弁(アドボカシー)ということを言いますが、
今朝の山口さんのコメントを聴きながら、
改めて代弁することの重みを感じました。

3 件のコメント:

ぼんて さんのコメント...

ケアプランを書面にすることは、クライアントの代弁、その人の気持ちとか生活を文字で表現することだと思いました。
寄り添いながら、客観的に表現するのですから、私たちのしていることはとても高度な事ですね!!

ぼんて さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
macoto さんのコメント...

親愛なる ぼんてさま
コメントありがとうございます。

おっしゃる通りだと思います。