明石で、12月に行った事例検討会の振り返り学習会でした。
事例だけでなく、対人関係において
相手がどのような人かという、つまり相手を理解しようとするときに
通常は、
主観的理解:自分自身の経験や価値観に準じて理解しようとします。
このことは、別に悪いことではなく当たり前のことですが、
その相手と関わっていくときに、
自分の主観的な理解の方が居座ってしまい、
相手が異なった言動をすると受容しづらくなってきます。
そのときに、相手の言動を受け入れられずに
ややもすると自分の考え方を押し付けてしまいそうになります。
自分を変えなくて済みますから、
その方がある意味楽なのです。
それを防ぐためには、
最初に出会った時の主観的理解を
思い込むのではなく、仮説的に位置づけることです。
「相手は、こういう人かもしれない」って具合に。
仮説ですから、それとは異なる言動がされた場合に、
仮説の修正を行えるからです。
事例を振り返ってみると、
思い込みいから、相手を誘導したくなるケースが結構あります。
また、誘導しないまでも
自分の思い込み、もしくは先入観から
相手の理解が進まないケースもよくあることです。
思い込みと仮説立ては紙一重のようにも思います。
思い込みは避けるべきですが、
仮説立てすることはケース理解に有効です。
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