2014年1月11日土曜日

思い込みと仮説


昨晩は、

明石で、12月に行った事例検討会の振り返り学習会でした。


事例だけでなく、対人関係において

相手がどのような人かという、つまり相手を理解しようとするときに

通常は、

主観的理解:自分自身の経験や価値観に準じて理解しようとします。

このことは、別に悪いことではなく当たり前のことですが、

その相手と関わっていくときに、

自分の主観的な理解の方が居座ってしまい、

相手が異なった言動をすると受容しづらくなってきます。

そのときに、相手の言動を受け入れられずに

ややもすると自分の考え方を押し付けてしまいそうになります。

自分を変えなくて済みますから、

その方がある意味楽なのです。


それを防ぐためには、

最初に出会った時の主観的理解を

思い込むのではなく、仮説的に位置づけることです。

「相手は、こういう人かもしれない」って具合に。

仮説ですから、それとは異なる言動がされた場合に、

仮説の修正を行えるからです。


事例を振り返ってみると、

思い込みいから、相手を誘導したくなるケースが結構あります。

また、誘導しないまでも

自分の思い込み、もしくは先入観から

相手の理解が進まないケースもよくあることです。


思い込みと仮説立ては紙一重のようにも思います。

思い込みは避けるべきですが、

仮説立てすることはケース理解に有効です。

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