2014年1月12日日曜日

対人援助事業のホールディングス

昨日は、
神戸聖隷福祉事業団の理事会でした。
議事としては任期満了の役員の選出なのですが、その後の懇親会である理事の方から伺った話し。

国が、一施設のみの法人は経営基盤が弱いので合併等により一法人で多施設経営を薦めているのは知っていましたが、その先の話し。

病院を経営する医療法人が、在宅療養診療所を経営する他の医療法人やサ高住を経営する株式会社、福祉施設を経営する社会福祉法人等と緩やかな連携をつくってホールディングス化することで経営の安定化を図る動きがあるそうです。
私が現場にいた頃から、同年代の施設長仲間では同じような話しはしていましたが、形にはなりませんでした。


この動きに関して、経営もそうですが、継続的包括的にクライアントの支援をするにも有効だと思います。
クライアントの状況やニーズに応じて連携内でのサービス調整がしやすくなるからです。
そこにケアマネジャーがいればよりスムーズに支援が可能になると思います。

ただし、ここで重要なことは、対人援助職の倫理観です。悪い意味の囲い込みや、いわゆる貧困ビジネスのようなことが起こる可能性もあるからです。そこのところが担保されれば、このような連携が促進されることは歓迎ですね。

0 件のコメント: