2014年1月24日金曜日

人生の下り道のケア


今日は、

神戸市の自立型ケアマネジメント研修1日目。

講師ではなく、聴講。

2日目、3日目の演習指導に当たるので、

福井県立大学の奥西先生の講義を聴いてまいりました。


その中で、

「高齢者ケアは、人生のピークを過ぎて

下り坂に入った部分のケア。

山にたとえると

登山時ではなく、下山時にあたります。」


山の事故は、

登山時は30%、下山時に70%だそうです。

それだけ、リスクが高いということです。


だからといって、人生という登山を始めた以上辞めるわけには行きませんし、

ターミナルに至るまで、歩ききらねばなりません。

この下山の行程を、いかにその人らしく歩み、

ソフトランディングしていただけるか。

その考え方が必要だとのお話し。

リスクの回避ばかり考えていては、

その帆とらしさがなくなります。

かといって、リスキーな方がいいということでもありません。


だから自立生活の支援は簡単ではないのです。

全くその通りだと思います。

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